ニューダンガンロンパ リマジネーション ぼくらのコロシアイ新生活 作:りょうぴー(創作論破書き)
学級裁判 再開
星野「……」
結弦「あ、ありえないよ…蒼空が犯人なんて…」
大山「え、えっとさ…本当に伊吹が犯人なの?あたし、信じられないんだけど…」
金型「結弦さんが容疑者から外れたというのなら、計画の全容を知っていて尚且つ凶器をセッティングできるのは伊吹さんになる、と考えれば分からなくは無いが…」
三条「いや、でも伊吹だよ!?結弦と一緒にいて、黒幕の正体を暴き出そうとしてたんだし、彼女に限ってそんなことをするとは思えないよ…」
久留米「あ、あのさ…ホッシー、根拠があるの?」
星野(根拠…さっき伊吹が言ってた通りだ。アイツは自分が刺された毒の効能のことを…)
1.知っていた←
2.瞬時に判別した
3.勘で当てた
星野「そうか!」
星野「予め、アイツが知ってたんだとしたら…どうだ?」
黒馬「し、知っていた…!?では、毒針がシャープペンシルの中に残っていることを承知で、伊吹様は指に毒を受けられたというのですか…!?」
星野「あぁ。そういうこった。アイツはそれを自分で証明しちまったんだよ…何故かは分からねぇけどな。」
星野(多分時谷が殺された時に使われた毒針も、伊吹が受けた毒針も、使われてる毒は同じだろうな。一応、毒瓶のラベルを確認しておくか…)
星野(『モノクマ特製毒瓶 タイプ:麻痺毒』、呼吸器や血管に刺せば血液の流れや酸素の循環を止めることが出来る、一撃必殺の毒です!体の肉に刺してももちろん絶命!少量でも一時的に筋組織が麻痺して、暫く動かなくなります。)
星野(この情報は覚えとかなくちゃな。いざ結弦あたりが反論してきた時に示して、証明してみるか。)
コトダマゲット!
【毒の効能】
星野「どうだ伊吹、反論があるなら言ってくれねーか?」
伊吹「……」
舞鶴「そ、蒼空ちゃん…どうしたんですか?」
結弦「ほ、ほら、何かいいなよ!星野は今蒼空を疑ってるんだよ!?」
伊吹「………」
星野(だよな…言い逃れできないって、お前自身は分かってるんだろうな…)
星野(変な話だけどオレは、本当はお前に反論して欲しいって思ってるんだよ…)
星野(お前の口から違う、本当に私はやってないって聞けたら…まだ気が楽になれた。)
星野(何より認めてる相手を追い詰めるのより、犯人じゃないって足掻いてくれる方が、追い詰めるのにまだ躊躇しなくて済むんだ…)
星野「…認めて、くれるのか?」
舞鶴「ま、待ってください!!まだ議論しなくちゃいけないがあります!」
伊吹「ひ、姫乃…ちゃん?」
桐絵「おいおい…犯人もほとんど決まりかけてるってのにまだ反論するつもりか?」
舞鶴「と、当然です!蒼空ちゃんが犯人だなんて、やっぱり納得いきません!!」
結弦「うん…そうだよね。アタシも…ヒメと同じ意見だよ。」
甘粕「じゃあ、もうちょい議論続けますー?」
大山「そうだね…辛いけど、納得してもらわなきゃ進まないし…かといって、まだ伊吹が犯人なのかも怪しいからね…」
田原「俺は構わん。どの道奴らの詭弁にすぎんことだろうがな。」
桐絵「めんどくせぇな。かばいたいなら勝手にすりゃいいが、それで話を引き伸ばすんじゃねぇよ…」
夢里「桐絵氏、人の心どっかに置いてきました?」
柊「と、とにかく!まずは意見を聞かなくちゃ何も始まんないよ。ユイアヤ、マイヒメ、柊さんは君たちの意見も尊重するよ。」
旭「うん…じゃあ、議論再開だね…心苦しいけど。」
ノンストップ議論
結弦「蒼空は犯人なんかじゃないよ!!」
三条「と言っても、証拠も出ちゃってるみたいだし…」
結弦「いんや、まだ明らかになってないことがあるじゃん!」
大山「あ、明らかになってないこと?」
結弦「ほら、もしかしたら…」
結弦「蒼空とは別のクロが別の入口から現れたんだよ。」
結弦「それから時谷を殺したあと…''通気口のところまで逃げた''んだ!!」
舞鶴「そ、それは…そうですね!」
甘粕「やっぱり、伊吹ちゃんは犯人じゃない感じですー?」
金型「いやいやいや!!どう考えても怪しいだろう!!」
伊吹「………」
''通気口のところまで逃げた''←【粘着テープ】
星野「それは違うぞ!」
BREAK!!
星野「待てよ結弦、お前は自分で仕掛けた罠のことを忘れたのか?」
結弦「わ、罠?」
星野「お前か伊吹かが仕掛けた粘着テープだよ…あれは通気口の傍に設置されていただろ?」
結弦「あっ…!!」
舞鶴「そ、そういえば…確かにあれは通気口の近くにありましたが…」
久留米「あの粘着テープってさー…どれくらい強力なの?」
黒馬「私の指が糊の部分にくっついて、剥がすのに一苦労する程でしたね。体に力を相当込めないと剥がれなさそうです。」
三条「じゃあ強引に脱出したなんてのは考えられないな…」
柊「運良くひっぺがせたとしても足音とかペタペタ残るかもしれないもんねー…」
伊吹「…」
星野「…これで、納得してくれたか?正直いうと、オレも信じらんねーよ。けど…これが…紛れもない…オレの導き出した真実だ…」
結弦「…」
舞鶴「そ、その…待ってください!!」
金型「ま、まだ何かあるのかい…?」
舞鶴「わ、私は…彩ちゃんや蒼空ちゃんが直接罠をしかけたりする所は見てませんが…それでも、凶器を含めた道具の持ち運びは…蒼空ちゃんに出来たんですか…?」
夢里「ど、道具の持ち運びですと…?」
桐絵「今更、そんなの大した問題じゃねぇだろ。」
舞鶴「よくありません!!良くないから今こうして話そうとしてるんです!!」
ノンストップ議論
黒馬「道具の運搬手段ですか…」
柊「当たり前だけど、柊さんには心当たりないなぁ…」
旭「''何かに入れて''持ち運んだとか考えられない?」
旭「や、オレには心当たりはないけど…」
舞鶴「ほら、やっぱり…今の話を聞く限り。」
舞鶴「蒼空ちゃんには''持っていく手段はありません''!!」
''何かに入れて''→【何かに入れて】
''持っていく手段はありません''←【何かに入れて】
星野「それは違うぞ!」
BREAK!!
星野「なぁ…もうやめにしねーか…?これ以上庇っても、伊吹も辛くなるだけだろ…」
星野「伊吹には凶器の道具を持ち運ぶ手段はちゃんとあるんだ!あいつの持ち物がそれを証明してんだよ!」
舞鶴「も、持ち物…ですか?」
星野(アイツは事件の前の時もアレを持ち歩いていた。普段使いしてるやつなんだろうけど、今回犯行を起こす時も、これを使ってものの持ち運びをしたんだ…)
閃きアナグラム
か ば ん
星野「よし、分かったぜ!」
BREAK!!
星野「伊吹は背中に鞄をしょってるよな?結弦も罠用の道具を調達する時に、アイツが鞄を持ってるのを見たことがあるはずだぜ。」
結弦「それは…そうだけど…!」
〜〜
ここが倉庫ですね…文房具やカメラ、スポーツ用具といったありふれた道具から少し危険な薬品に凶器になりうる武器まで…色々なものがずらりと並んでいますね。
結弦「足りない分は後で別に調達するとして、まずはカ必要な分だけ持ってこうか。」
伊吹「うん!ワナの構想はある程度固まってるから、先に必要な分だけ持ってくね。そうだ、ノートやペンも持ってかなきゃ!」
私はそう言うとカバンの中にものを手当たり次第に詰め込みました。
結弦「あんまり重たくしすぎないでよ?カバンが破れても知らないからね。」
伊吹「はーい、よし。こんな所かな?じゃあ図書室に行こう!」
結弦「待った!」
伊吹「え?」
結弦「図書室だと他に来る人もいるしそこでバレたらまずいじゃん?だから罠作りとかセッティングの前準備だけはアタシの部屋でやろっか。」
伊吹「彩乃ちゃんの部屋に?上がっていいの?」
結弦「なーに言ってんの!アタシと蒼空の仲じゃん!」
伊吹「じゃあ遠慮なくお邪魔しまーす!」
彩乃ちゃんと私は道具を手に取ってから早速彩乃ちゃんの部屋に行くことにしました。
〜〜
久留米「あの〜、それってもしかして…」
星野「あぁ。あくまでオレの推測だけど…あの時伊吹は、鞄の中に凶器のシャーペンも詰め込んでたんだろうな。」
舞鶴「そんな…じゃあ、やっぱり蒼空ちゃんが…」
結弦「…違う…違うよ…!」
結弦「アタシは信じられない!!蒼空が犯人だなんて信じらんないし、信じたくない!!星野のバカッ!!どうして蒼空を犯人扱いするの!?」
伊吹「彩乃…ちゃん…」
結弦「ねぇ、どうして!?蒼空もなんとか言ってよ!!アタシ、信じたくない…せっかく出来た友達が、人殺しをしてたなんて…そんなの…」
大山「結弦…」
星野(あいつの気持ちを考えると…オレも、心が痛むな。オレだって、やっぱり信じられないのは今も同じだ。)
星野(けど、アイツは自分が生き残るチャンスを捨てて、オレに後を託してくれたんだ。伊吹のためにも…オレはやらなくちゃならねーんだ。)
星野「結弦、悪いがオレは…伊吹が犯人だって答えを曲げるつもりはねーよ。ここで間違えたら、オレたちは一環の終わりだ…」
星野「お前が伊吹を大事に思ってるように、オレも伊吹の命を背負わされてんだ。だからオレは、この裁判にケリをつけてやる!!時谷のためにも、お前らのためにも、オレのためにも、伊吹のためにもだ!!」
パニックトークアクション
結弦「うっさい!!」
結弦「証拠はあんの!?」
結弦「いい加減にして!!」
結弦「そんなの、聞きたくない!!」
結弦「どうしてそんなこと言うの!?」
結弦「もう…やめてよ!!」
結弦「星野のバカァッ!!」
【トドメをさせ!】
結弦「蒼空が刺された毒針と時谷を殺した凶器に何の関係があるって言うの!?」
〇毒×薬の△効□能
星野「終わらせてやる!!」
結弦「きゃあぁっ…!!」
BREAK!!
星野「なぁ結弦、お前は『そもそも伊吹を刺した毒と時谷の死因の毒は同じだとは限らない』って可能性を考えてるんだろ?」
結弦「そ、そうだけど…」
星野「なら、伊吹。お前の左手の所がちゃんと動くか確認させてくれ。」
星野「もし左手がちゃんと動くなら…犯人じゃないって可能性があるかもしれねーからな…」
伊吹「……」
結弦「ど、どしたの蒼空?左手、ちゃんと動くんだよね?ねぇ、蒼空!お願い…なんとか言ってよ!?」
伊吹「ごめん…彩乃ちゃん。」
伊吹「これで、分かったでしょ?私を刺した毒と、時谷さんを殺した毒は同じ種類…」
伊吹「だから…その事を知ってた私が…犯人…なんだ。」
結弦「う…そ…」
星野「…これで、分かっただろ。」
星野「犯人はそいつだ…お前が大事にしていた友達の…伊吹蒼空なんだよっ…!!」ギリッ
伊吹「…」
伊吹「ありがとう、彩乃ちゃん。私を庇ってくれたの、すっごく嬉しかった。でもね、やっぱり犯人は私。私が時谷さんをこの手で殺した事実は…やっぱり変わらないよ。」
結弦「…違うよ、蒼空…アタシのせいだ…アタシが黒幕を倒すなんて馬鹿なことを口走ったから…そのせいで蒼空を先走らせて、時谷を死なせて、星野に濡れ衣を着せて…!!全部、アタシの…!!」
伊吹「ううん…彩乃ちゃんは悪くないよ…なんにも…なんにも、ね…」
甘粕「…やりきれないですねー。」
三条「うん、本当だね…悔しいよ、俺…」
大山「どこかで歯車がズレて、最悪の形で……すれ違っちゃったのかな…」
旭「オレらが早いところ話を聞けば結末は変わったのかな?」
柊「うーん…どうだろ。」
久留米「そうだね…ソラちもあややも思いとどまってくれたはずなんだろうけど…」
黒馬「いえ…彼女たちを止めたところでどの道、遅かれ早かれ誰かしらが行動に走っていたでしょう。残酷な話ですが…」
金型「そ、それがたまたま、伊吹さんだったというのかい?残酷すぎるよ…」
舞鶴「あ…彩、ちゃん…!!ぐすっ…!」
田原「フン……」
桐絵「……」
星野(バーカ、伊吹だけじゃねー…オレは、誰のせいにするつもりなんかねーよ…オレも、結弦を…お前を…誰を責める資格なんかねーし、誰も悪くねーんだ…)
伊吹「星野さん…最後に一つだけお願いしてもいいですか?」
伊吹「星野さんの手で、今回の事件をまとめて、幕引きしてください…」
星野「あぁ…分かってるよ。お前のせめてもの頼みだ。叶えねー訳にはいかねぇだろ。」
星野「最後に今回の事件の流れを振り返って、それで決着をつけてやる!!オレたちの明日のためにも、オレはやってやる!!」
星野「これが…事件の真実だ!!」
クライマックス推理
Act.1
今回の事件が起きる前、オレたちはモノクマから動機を発表された。オレは一瞬心がゆらぎかけたが、その時説得されて思いとどまって、改めてコロシアイに対してどう動くか、各自で思い思いの行動を取っていたんだ。
その時、犯人はとある協力者と一緒に、「コロシアイ学園生活」の黒幕にあたる存在を暴いて、謎を浮き彫りにするために手を組んで行動していたんだ。その時に協力者になったのが結弦彩乃…ってより、結弦の方から犯人を誘って協力するように頼み込んだって感じだけどな。
Act.2
結弦は黒幕の謎が隠されているかもしれないという隠し部屋にたどり着いて、そこで犯人と一緒にこの扉に対して試行錯誤してた。その時結弦は、黒幕をおびき出す作戦としてドア付近に捕獲用の罠を張り巡らせて、何かしらの罠にかかった所を捕まえるっていう難儀な計画を思いついた。
倉庫から道具を持ってきた犯人と結弦は、そこで罠を仕掛けて黒幕を捉えようと意気込んでいたんだが、更にモノクマの追加の動機でタイムリミットが設けられた。急いだ結弦は、夢里に頼んで改造カメラを準備してもらい、図書室に取り付けた…
Act.3
けど、結弦がカメラを用意して罠の準備を進めていると同じくらいに、オレも時谷に誘われて、オレの記憶と本当の超高校級の才能を取り戻すためにあの隠し扉の先に何か手がかりがないかを探していたんだ。
お互いに何をするつもりなのか、何を考えているのか分かってなかったのもあるが、犯人はオレを黒幕に関係する怪しい人間だって睨んでたのかは分からねーが…これを機に、誰かしら殺さなくちゃならないって考えるようになったんだろうな…
Act.4
タイムリミットが迫った目前、オレと時谷はオレに眠る記憶と才能を呼び覚ますためにあの隠し部屋にたどり着いた。その前日に罠を組み立て終わった中に、殺人用の凶器が紛れ込んでるとも知らずにな…
時谷に言われてオレはひとりで読書しながら待つことになったが…今思えばあの時、時谷の傍にいてやるべきだったかもしんねーな…オレが目を離している隙をつかれて、時谷は喉元に毒針を受けて、殺されたんだから…
そして、時谷がもたついてるのに痺れを切らしたオレは急いで時谷の元に駆け寄ったが、その時にはもうアイツは事切れていた。もちろん犯人も当然、その場に駆け寄ったが…その時犯人が何を考えていたのかは分からねーが、オレは犯人を責めるつもりはねーよ。犯人も犯人で、結弦と約束してた黒幕の解明って目的があったんだろうな…
けど、教えてくれよ…どうして人を殺さなくちゃならなかったんだ…?『超高校級の歌い手』伊吹 蒼空!!
COMPLETE!!
星野「……これが、事件の全容だ…!」
結弦「なんで…そんな早まった真似なんか……」
結弦「蒼空のバカッ…!!」
伊吹「……」
舞鶴「うぅ…蒼空…ちゃん…!!」
星野「伊吹…お前にどんな事情があったのかはオレは分かんねーよ。」
星野「でもお前はモノクマの動機に心を揺り動かされたから殺人に走ったのは…紛れもない事実なんだよな…?」
舞鶴「違います…!蒼空ちゃんは、そんな人じゃありません…!」
桐絵「落ち着けよ、星野が言うモノクマの動機っていうのは別にコロシアイのクリア特典とダブルアップボーナスみてぇな利益のことだけを指してるんじゃねぇだろ。」
旭「そっか…2日後に全員死ぬ…そのペナルティが動機になった可能性も考えられるんだね。」
久留米「で、どーなの…?どれが正解なの、ソラち…?」
伊吹「ここまで分かっちゃったのなら…正直に言いますね。」
伊吹「星野さんの推測は多分どれも合ってます。ここから出たい、好きな願いを叶えられる、友達を助けたい、皆を死なせたくない。」
伊吹「私って、こう見えて欲張りだから…どの願いも叶えたくなって…だからこうして、殺人みたいな汚い真似に走ったんです。」
星野「そっか…それを聞けて安心した。」
星野「オレも一瞬、記憶を取り戻したいって欲望に駆られて先走ろうとしちまった。けど、お前が励ましてくれたおかげで、オレは思いとどまることができた。」
星野「なぁ伊吹、お前があの時話しかけたのは…オレの気持ちが分かったからなのか?」
伊吹「…どう、なんでしょうか…?あの時は…星野さんを助けたくて、精一杯でしたから…ごめんなさい、覚えてません…」
星野「はは、そうかよ…」
モノクマ「コラコラ!!何急に終わったムード出してるの!?」
モノタロウ「議論の結論が出たっぽいということは…お待ちかねの投票タイムだね!」
モノファニー「キサマラ、お手元のスイッチを押してクロだと思う誰かに投票してね。」
モノスケ「必ず誰かに投票せなあかんで。さもないと押さなかったアホウの命が減るだけやからな。」
モノクマ「それでは、シロとクロの運命を分ける…」
モノクマ、モノクマーズ「投票ターイム!!!!!!」
【VERDICT】
伊吹 蒼空
CONGRATULATIONS!!!!
学級裁判 閉廷