お前が阿部で俺がノンケで。   作:あおはる

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阿部さん「や ら な い か」
一同逃げる
たけし「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ」

そんなお話です。
今回も例によって僕の想像により書いています。
ご了承ください。


壱話♂ 奇妙な館でや ら な い か

歩き続けて数100キロ。

奇妙な館が見えてきた。

見た目は普通の大きな屋敷、だけど人気がなく静まり返っている。

なにより、こんな山奥に館を立てるなんておかしくないか?

 

「なかにもドラゴナスはいないな」

「そういわず探そうぜ」

 

ホント、なんか変な雰囲気だな。

なんというか、気味が悪い。

 

「おい、早く探して帰ろうぜこんなところーー」

 

俺がそう言いかけた時、台所の方で何かが割れたような大きな音がした。

 

「!!」

 

こういうところ、ほんとに俺は弱虫だ。

おそらく一番驚いたのは俺だな。

確認にも行きたくない、怖すぎる。

 

「誰か確認しにいけよ」

 

ホント弱虫だな。

チ○ンだな。

 

「じゃあしかたない、俺が行くよ」

 

言い出したのはダーエロだった。

この勇気、自信、羨ましい。

ザ主人公って感じだな。

ホント腹が立ーー

そう思っている間にもダーエロはいなくなっていた。

 

はぁ、ホントすごい勇気だな。

さすが、だな。

 

「さて、その間にどう探すか計画でも練るか」

「そうだな、それがいい」

「そうとう広いからな。幾つかにわかれて探すか」

 

順調に練っていく。

おおかた決まった。だがダーエロが戻ってこない。

どうしたんだろう。

確認だけのはずなのに。

 

「シッ! 誰か来る」

 

コト……コト……コト……

誰かが近づいてくる音がする。

ちょうどいい、色々と話を聞こう。

 

現れたのは三十代前後の若いいい漢だった。

なんだか良い人そうだ。

まずは話を聞こうとニンニンが口を開いた。

 

「突然すまないでござる。拙者たちは探し人をしていてなーー」

「や ら な いか」

「!!」

 

瞬間、背筋が凍った。

なにか、こう、男として生きる上での危機を感じた。

これはやばいと、本能が感じ取った。

 

「やばい、逃げろ!」

 

五世の叫ぶ声がひびく。

その声が消えるよりも早く逃げ出す三人。

このときもやっぱり最初に逃げたのは俺だった。

どうなんだろうな、俺は。

 

「よかったのかい、ホイホイついてきて。

俺はノンケだって構わず食っちまうような男なんだぜ」

「あいつ、まだおってくるでござるよ!」

「このままだと埒が明かないぞ」

「階段を登ってバラバラに別れるでござるよ!」

「わ、わかった」

 

全力で階段を登る。

登り終え、咄嗟に俺は正面の部屋、五世は階段を周り反対側の寝室へ、ニンニンは一階の倉庫へと逃げていった。

 

ーー五分ほどたった。

俺は恐ろしくて部屋の奥にあるタンスに隠れたままいる。

なんなんだろうあれは。

一言で言うと怖い。

怖い。怖い。

考えるだけで異常なほど体が震える。

何なんだろう、あの男に飢えた目は。

だめだ、あれは。

捕まると喰われる。というか、掘られる。

もうドラゴナスとかダーエロとかどうでもいい。

帰りたい。帰りたい。帰ってドラクエの続きをしたい。

 

さらに五分ほどたった。

誰かが廊下をうろついている。

次第に足音が大きくなる。

この部屋に近づいてくる。

やばい、怖い、怖すぎる。

もう漏れそうだ。

 

ーーガタッ

 

ドアが開けられた。

勢い良く。

やべぇ、少し漏れた。

俺は心臓がとまった、気がした。

 

「ムシャ、ムシャ!」

 

声はダーエロだった。

それがわかったら余計に震えだした。

もう口が開かない。言葉がでない。

 

「おい、ムシャ」

「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ」

「おい、大丈夫か」

「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ 」

 

ダーエロの言葉もみみに入らない。

ーー後にこれがたけしマナーモードの伝説を呼ぶことになるーー

そんな俺をおいてダーエロは行ってしまった。

それから俺が正気を取り戻したのは10分後のことだった。




以上、たけしのマナーモード伝説の回です。
いかがだったでしょうか
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