またミス等ありましたらお教えください。
十代とのデュエルが終わりいざ帰ろうとしたら視線を感じる。
振り返ると2人の生徒と視線が合う。
確か、ラーイエローの三沢大地と同じブルー女子の天上院明日香だ。
目をつけられたかぁと内心ため息を吐きブルー女子寮へと戻る。
それを見た三沢と明日香も軽く挨拶を交わしそれぞれ帰路に着く。
寮の自室に着いた遊里はベッドにダイブして寝転がる。
同時に霊体化していた精霊達が実体化していく。
「疲れた・・・いきなり主人公からデュエル申し込まれるとかどんだけデュエルバカなの・・・」
「主様、お召し物をお預かりします」
「ありがとうアリアンナ・・・」
「主ー!疲れた時は甘い物だよー!」
「アリアーヌもありがとう。頂くわ」
2人のメイド、アリアンナが遊里の服とデュエルディスクを預かりアリアーヌが持ってきたドーナツを食べる
家事などは基本的にアリアスとこの双子メイドが担当している。
ドーナツを食べながら彼女はスマホを起動、遊戯王ニューロンを起動する。
「前世からお世話になってたけどなんでコレが使えるんだろう。ご丁寧にスマホも一緒だし」
「良いじゃ無いいつでもデッキレシピ弄れるんだから」
「そう簡単に言うけどねラビュリンス。この時代のカードパワーに合わせて考えないといけないな大分キツイんだよ?私の世界だと10年以上前のカードばかりだしまともに強い通常罠も少ないし・・・」
「・・・それでもなんとかするのよ。幸いウィルスカードはこの時代でも存在しているから何とかなるわね」
「まともな通常罠を使わせてぇ・・・」
「パニッシュメントは大丈夫ね・・・コラッ!どさくさに紛れて覇王龍の魂を入れようとしない!」
※覇王龍の魂
ライフ半分をコストに覇王龍ズァークを召喚条件を無視してEXデッキから呼び出すカード。それだけでも強力なカードだが魔法カードを相手が使った時に場のズァークと一緒に除外する事でデッキ、EXデッキ、墓地からペンデュラム、フュージョン、シンクロ、エクシーズと名がついたドラゴン達を呼び出せる。
暫くラビュリンス達とあーだこーだ言いながらデッキを弄っていると不意にドアからコンコンッと叩かれる。
慌ててニューロンを切りスマホを仕舞う。
「はーい、どなたー?」
『天上院明日香だけど・・・いま大丈夫かしら?』
「(皆、急いで霊体化)大丈夫だけど・・・どうかしましたか?」
『オベリスクブルー新入生の歓迎会があるのだけど・・・貴方は参加するかしら?』
「・・・折角なら参加しようかな。ちょっと準備してから行くから先に行ってて欲しい」
『分かったわ』
そう返事を返し明日香が部屋から離れたのを霊体化したアリアスが確認したのを聞き遊里はデッキを組み上げる。
使わなかったパーツと残りのデッキは金庫に仕舞い込み歓迎会へと急ぐ。
会場はブルー寮の無駄に広い庭で行われており美味しそうな料理が並べられ周りではデュエルをしているのか少々騒がしい。
自分の姿を見た生徒は何やらヒソヒソと話している。
それを聴きながらバイキング形式になっている料理を皿によそって食べる遊里。
(おいアイツ・・・確か・・・)
(クロノス先生をワンターンキルした子よ)
(ハッ、どうせマグレだろ)
(けど試験の日とデッキが違うらしいぞ)
「(言いたい事あるなら堂々言いにくれば良いのに)」
「あら、来たわね藤乃さん」
「お待たせしたわね天上院さん」
「いえ、大丈夫よ。それより貴方に聞きたい事があるのだけど」
「・・・何かしら?」
ローストビーフを食べつつ答える遊里。
彼女が聴きたい事は大体検討がついていた。
恐らくデッキの事だろう。
ラビュリンスが入学試験の際に丸藤亮と共にこちらを見ていたのに気付き後で教えてくれていた。
「貴方、入学試験の際は機械族のデッキを使っていたわよね?なのに今日のデュエルは絵札の剣士を中心とした戦士族のデッキを使っていた、貴方にはデッキへの愛情が無いの?」
「・・・何か勘違いしてるみたいだけど私は特定のデッキに拘りはあまり無いわ。勝つ為なら凡ゆるデッキを使う、それだけよ」
愛情が無いわけでは無いけどね、と付け加えて遊里は食事の続きを楽しむ。
明日香はまだ何か言いたそうだったがそこに割り込む様にブルー男子生徒が鼻息荒く話しかけてきた。
「お前か!入学試験でクロノス先生を倒した奴は!」
「・・・そうだけど」
「俺とデュエルしろ!」
「嫌よ、お腹空いてるもの」
「はん、マグレで勝ったから負けるのが怖いんだろ!どうせ今持ってるそのデッキも弱いんだろうなぁ!」
「・・・は?」
この言葉に遊里はカチンッと来た。
自分だけならまだ良い。
しかし前世からずっとシンクロンと共に愛用してきたこのデッキをバカにされる事だけは許さなかった。
「・・・良いわ、相手してあげる。私の相棒達をバカにした事、後悔させてあげる」
「へっ、その強気な態度がいつまで保つかなぁ?」
「・・・天上院さん」
「何かしら?」
「貴方、先程私にデッキに愛情が無い。そう言ったわね」
「え、えぇ・・・」
「見せてあげる、私の本気」
「「デュエル!」」
遊里
LP4000
ブルー男子
LP4000
「先攻は俺だ!ドロー!俺はゴブリン突撃部隊を召喚!」
フィールドに複数の武装したゴブリンが現れる
ゴブリン突撃部隊
星4・ATK2300
「さらに装備魔法デーモンの斧を装備!さらに黒いペンダントを装備!これでターンエンドだ!」
「そのターンエンド前のメインフェイズ終了時に手札から白銀の城の執事アリアスの効果発動」
「な、何!?相手ターン中に手札からモンスター効果だと!?」
「手札からアリアスを墓地に送る事で発動。手札から通常罠、もしくはラビュリンスモンスター1体を特殊召喚出来る。私は白銀の城の召使いアリアンナを特殊召喚!」
相手ターン中に発動するという見たこともないカードの登場に響めく観衆達。
その騒ぎを他所にメイド服に緑色の飾りを付けたメイドだ遊里のフィールドに現れる。
白銀城の召使いアリアンナ
星4・ATK1600
ゴブリン突撃部隊
星4・ATK2300→3800
『参りました主様』
「今日も頼むわねアリアンナ。特殊召喚に成功したアリアンナの効果発動。デッキからアリアンナ以外のラビュリンスカードを手札に加える。私は白銀の迷宮城を手札に加えるわ。さ、貴方のターンの続きをどうぞ?」
遊里
手札:4枚(1枚白銀の迷宮城)
場:白銀の城の召使いアリアンナ
「あ、ああ。俺はターンエンドだ・・・。けど俺の場には攻撃力3800の突撃部隊がいる!そんな攻撃力じゃ倒せないぜ!」
ブルー男子
手札:3枚
場:ゴブリン突撃部隊(デーモンの斧と黒いペンダント装備)
「私のターン、ドロー。手札の白銀の城の火吹炉の効果発動。このカードと手札を1枚墓地に送る事で手札、デッキからラビュリンス魔法、罠を1枚セットする。私はストービーとラビュリンス・セッティングを墓地に送りデッキからウェルカム・ラビュリンスをセット。さらにフィールド魔法白銀の迷宮城を発動!」
フィールドに白銀に輝く城が現れる。
この城こそラビュリンス達の住まう城。
彼女達の戦う場所。
迷宮城、ラビュリンス・ラビリンス。
「カードを2枚セット、アリアンナを守備表示にしてターンエンドよ」
白銀の城の召使いアリアンナ
星4・DEF2100
遊里
手札:0
場:アリアンナ(守備表示)白銀の迷宮城
伏せ:3枚(1枚ウェルカム・ラビュリンス)
「へ、へへっ・・・何がくるか警戒したが結局ただカードを伏せただけじゃないか!俺の勝ちだ!ドロー!装備魔法ビッグバン・シュートと一角獣のホーンを突撃部隊に装備!これで攻撃力は4900!貫通効果を得たぜ!」
「ただ攻撃力を上げただけじゃね・・・。リバースカードオープン、ビッグウェルカム・ラビュリンス発動。デッキから現れよ!この迷宮城の主!」
遊里のフィールドに展開する迷宮城、彼女が立つその後ろにある迷宮城のエントランスの階段に人影が現れる。
片手に巨大な斧を握り締め、白銀のドレスに身を包んだ城主、その名はラビュリンス。
白銀の城のラビュリンス
星8・ATK2900
「白銀の城のラビュリンス!降臨!」
『オーッホッホッホッ!満を持してワタクシ、降臨ですわー!』
「ビッグウェルカムの効果でアリアンナを手札に戻すわ。お待たせ、ラビュリンス」
『待たせ過ぎよ全く』
「だ、だがソイツの攻撃力は2900!突撃部隊の敵じゃねぇ!」
「あら、フィールドをよく確認しなさいな」
「何を言って・・・あ、アレ?俺のゴブリン突撃部隊は?」
「迷宮城の効果、私が「ウェルカム・ラビュリンス」罠カードを発動した時追加効果を与える」
「こ、効果を与える・・・?」
「「フィールドのカードを1枚選んで破壊する」効果を与える。それによりビッグバン・シュートは破壊され、ビッグバン・シュートのデメリット効果により突撃部隊は除外されたわ」
「んな・・・なんだよそのカード・・・」
「黒いペンダントの効果で私は500ポイントダメージを受けるわね」
遊里
LP4000→3500
「さあ、どうする?」
「お、俺はターンエンドだ・・・」
ブルー男子
手札:2枚
場:無し
「私のターン、ドロー。強欲な壺を発動。2枚ドロー」
ドローしたカードを確認する遊里。
引いたカードは
・刻の封印
・白銀の城の召使いアリアーヌ
十分だ。
「私は手札から白銀の城の召使いアリアーヌを召喚」
フィールドに現れる先程手札に戻ったアリアンナと似た少女。
しかし彼女とは違い明るく、活発な雰囲気である
『アリアーヌさんじょー!』
「行くわよアリアーヌ。私はアリアーヌの効果を発動。手札から通常罠、刻の封印を墓地に送りデッキからアリアーヌ以外のレベル4以下の悪魔族モンスターを特殊召喚するわ。再び現れよ、アリアンナ!」
『出番再び』
『行くよーアリアンナ!』
『ええ、参りましょうアリアーヌ』
「アリアンナの効果によりデッキからビッグウェルカムをサーチ。このままバトル!」
「あ、あぁ・・・」
「蹂躙しなさい、ラビュリンス達!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ブルー男子
LP4000→1800-1600-2900=-2300
「ブイッ」
『いえーい!』
『勝ちました』
勝利した遊里を見て歓声を上げる観客達。
しかし、1人のブルー生徒が声を上げる。
「お、思い出した!アンタ「白銀のトラップマスター」だろ!」
「うげっ、何でそれを・・・」
「お、俺の兄貴がやられたんだ!当時俺の憧れだった兄貴はアンタに負けてデュエリストを引退寸前になったんだ!」
「そういえば聞いたことある・・・」
「やたら強い罠使いの女デュエリスト・・・」
「それが彼女・・・?」
ザワザワと騒ぎ出すブルー生徒達を見てため息を吐く遊里。
遅かれ早かれこうなるとは思っていたが想像以上に早く気付かれてしまった。
どうするか悩んでいるとある男が現れ状況が一変する。
「どうした?何かあったのか?」
「・・・!?(うげっ!?な、何でここに・・・!?)」
『か、カイザー・・・』
そこに現れたのはカイザーと呼ばれるアカデミア最強である男、丸藤亮であった。
幻想魔族と罪宝合わせたデッキとかこの作品で普通に使えるギリギリのパワーラインな気がするけど新規が普通に強くて悩んでます。