通路を進む一団は、元は『ゴールドラッシュ』と呼ばれていたドーザーの小規模組織、その目指す先は『RaD』を支える食料プラントだ。
その頭目は周囲に装甲板を追加した重四脚MTに乗り、他のMT20機ほどがその前を行く。
ここを抜ければ食料プラントというところでホールに出た一団は、食料プラントへ続くゲートの前に立つACの存在に気付いた。
『はんっ、お出迎えはAC1機だけかよ!』
『カーラのやつはよっぽどのバカらしいな!』
『そんな戦力しか揃えられないんだろうよ!』
たった1機のAC対MT20機……彼らの中でこの戦力比では勝敗は明らかで、下品な声でゲラゲラと笑う。そのACが何よりも危険で獰猛な猟犬だと知らないまま……。
『お前らやっちまえ! たった1人で出てきたバカをハチの巣にしてやれ!!』
『『『おおおぉぉぉぉぉ!!』』』
頭目の号令に、20機のMTが殺到していく。しかし、殺到された側であるナコは愛機である『撫子』の中で薄く嗤った。
そして異変が始まる。
ピンッ! ズドン!!
何かが空中に飛び上がり爆発する。
『な、なんだ!?』
『罠だ! 対MT用地雷が仕掛けてあるぞ!!』
『スキャンして安全な道を行け!』
そして進路を変えたMT群。その時、ナコの『撫子』が発砲した。しかし、発射されたレーザーハンドガンは的外れな天井へと向かって放たれる。
『バカが、狙いもつけられねぇ素人かよ』
『!? 待て、天井に!?』
ナコの狙っていたのは天井につり下がった巨大な燃料タンク、その支えだ。支えを失った燃料タンクが次々にMT群へと降ってくる。
『ぎゃぁぁぁぁぁ!!』
『火、火がぁぁぁぁ!!』
そのままタンクに押しつぶされるものもいれば、ぶちまけられた燃料に引火した炎に焼かれるものも出る。逃げようとすれば、そこに仕掛けられていた対MT用地雷の罠が牙を剥いた。
そんな地獄のような様相のMT群に、いつの間にか空中に飛び上がった『撫子』がレーザーハンドガンを連射し、光の雨を降らせていく。
無慈悲な破壊の光は正確に生き残っていたMTたちの命運を刈っていった。
そして……。
『ば、バカな……』
気がつけば元『ゴールドラッシュ』の頭目は1人だけになっていた。絶対的な数の差がこうも容易に崩される……そのあり得ない光景を受け入れるのを脳が拒否する中、通信機から女の……しかもまだ若い、少女の声が響いた。
「……ねぇ、どんな気持ち?
絶対勝てると思っていたらいつの間にか取り巻きは全滅……裸の王様になって今どんな気持ち?」
相手は目の前のACだ。その煽る言葉に思わず怒鳴り散らそうとするが、取り巻きを失ったのは事実。そして彼だけでこのACの相手は無理だ。
しかしこの元頭目、運だけは良かった。
『ハイヨー、シルバー!!』
その声とともにアサルトブーストでやってくるACが1機。そのACを認めた元頭目は、自分の運はまだ終わっていないことに嬉しそうに声を上げる。
『オディオ、待ってたぜ!!』
「……それがあなたの切り札?」
『うちの用心棒よ! これでテメェも終わりだ!』
『町を荒らす悪党どもめ。 そんな奴らにゃ俺と『シェリフスター』の二丁拳銃が黙っちゃいねぇぜ!!』
……なるほど、相手はコーラルドラッグをキメてトリップしているらしい。
古典で見たが、アレはカウボーイやガンマンといったアメリカ西部開拓時代の西部劇の内容だろう。彼の中では自分は町を守る正義の
器用にもACで両手のハンドガンをクルクルと回すと、その銃口をこちらに向けてくる。
フレーム構成はベイラムの傑作、メランダーの改造型のメランダーC3モデルの腕と脚部。コアは堅牢さで有名な大豊製重装甲コア、頭部はアーキバスの重装甲タイプ。
武装は両手のハンドガンに右肩にガトリングキャノン、左肩はレーザーダガーを装備している。
実弾兵器とエネルギー兵器との差はあれど、『撫子』と同じような構成だ。それが分かり、ナコも『撫子』で器用にレーザーハンドガンをクルクルと回して構える。
『俺と二丁拳銃対決をしようってのかい、悪党。 いいぜ、来いよ!』
「……」
そして2機の交戦が始まった。
互いにメインウェポンはハンドガン系、必然的に交戦距離は短い接近戦になる……はずだったが、ナコは距離をとった。
『待ちやがれ、悪党!』
当然、オディオの『シェリフスター』は追ってくるが、通常のブースト速度はナコの『撫子』の方が上だ。しかも地の利もある。
思うように距離によれずに苛立ったオディオがハンドガンの射撃を開始、しかし性能保証距離外から放たれたハンドガンの弾丸は、『撫子』の重装甲コアの前にむなしく弾かれた。そうしているうちにハンドガンのマガジンを撃ち尽くし、『シェリフスター』はリロードに入った。
「好機……」
その瞬間に、ナコは反撃を開始した。先ほどの逃げとは一転、アサルトブーストを起動させ一気に急接近するとレーザーハンドガンとパルスキャノンの射撃を開始した。
本来、レーザーハンドガンとパルスキャノンはそれほど火力があるものではなく、手数で勝負をする武装である。しかし『撫子』に搭載されたエネルギー兵器適性が最大値であるジェネレータによって火力が引き上げられたこれらは、なかなかに侮れないものとなる。結果、手数と火力を兼ね備えた凶悪な武装となって、それが『シェリフスター』に襲いかかった。しかもオディオにとって悪いことに、構成しているフレームの関係上、『シェリフスター』の対エネルギー兵器防御力はそこまで高くないのだ。
『うぉぉっ!?』
その砲火にさらされ、思わず声を上げるオディオ。
オディオも肩のガトリングキャノンで反撃するが、そうかからずにガトリングキャノンは強制冷却に入り、あまり『撫子』にダメージを与えられていない。やがて『シェリフスター』のハンドガンのリロードが完了し反撃を開始、先手を取られたところを取り戻そうとするオディオ。
近距離でのお互いのハンドガンが火を吹くが、オディオのハンドガンは『撫子』の動きに翻弄され数発は確かに当たるものの、スタッガー状態には至らない。
ハンドガンという武器は連続して当ててこそ意味のある武器だ。攻撃力こそ低いものの、高い衝撃力によって手早く相手をスタッガー状態に陥らせて他の武装、オディオの場合はガトリングキャノンとレーザーダガーで大きくダメージを稼ぐという具合である。それが出来ないのであれば、ハンドガンはただの攻撃力の劣る劣化アサルトライフルと化す。
その特性を理解しているナコは致命的なスタッガー状態にならないようにハンドガンを小刻みに回避、自身はレーザーハンドガンの冷却を考えながら確実にAPを削り取っていく。無論オディオとて回避はしているものの、弾速の速いレーザーハンドガンの回避は難しく、ダメージが蓄積されていく。
『バカな! 悪党に、俺の正義の二丁拳銃が効かないってのか!?』
近距離射撃戦で明らかに負けている事実に、オディオが驚愕する。これは完全にパイロットの経験と技量の差だ。
ドーザー組織の用心棒として主に回避力の低いMTばかりを相手にして自分の思い描く理想的な戦いをし続けてきたオディオと、高度に訓練された企業部隊や惑星封鎖機構の機体といった高機動な敵と戦い続け、しかも毎日のように同等以上の技量を持つ姉妹たちと訓練に明け暮れるナコの、経験と技量の差が結果に如実に現れている。
『くそっ!』
流れを変えようとしたのかガトリングキャノンを連射しながら接近、レーザーダガーでの格闘戦を仕掛けてくる。
「……今ここでそれは悪手」
しかしナコはレーザーダガーを冷静に回避すると、チャージした左手のレーザーハンドガンを叩き込んだ。ジェネレータのエネルギー兵器適性によってチャージ時間まで短縮された強力な一撃が『シェリフスター』に突き刺さる。同時に武装を持ち替えたパルスブレードの光刃で斬り付けられ、『シェリフスター』は壁に叩きつけられた。
『俺が……正義の
「……何言ってるの?
私が言えることじゃないけど、今の悪党は『RaD』に暮らす人たちに襲いかかってきたあなた。
あなたは正義に討伐される側よ」
『な……に……?』
「もっとも、私は正義じゃないけど」というナコの言葉はオディオの耳には入っていない。コーラルドラッグのキマった脳にも響く衝撃的な言葉だった。
オディオは元々、子供のころに古典で見た正義のガンマンたちに憧れて、強い正義感と正しい倫理観の持ち主だった。それもあり、あの『レッドガン』の前身となったベイラム治安維持部隊に所属、あの『
そんな彼は除隊後独立傭兵となり、今一番独立傭兵が儲かるだろうこのルビコン3にベイラム当時のコネを使って安全にやってきた。しかしルビコン3は彼の思ったよりも何倍も過酷な世界だった。
金が尽き、飢えて死ぬ……ベイラム時代には考えもしなかった末路を本気で危惧するまで追い詰められた彼を救ったのは、気まぐれを起こした元『ゴールドラッシュ』の頭目だった。飯をもらい命を繋げたまではよかったのだが、その後彼に勧められるままコーラルドラッグをやったのがマズかった。
脳に染み渡ったコーラルドラッグは、それまでオディオの培ってきた正義感も倫理観も溶かし尽くし、自分を子供のころに憧れた『正義の
『そんな……。 俺は……正義の……』
相手のアイデンティティが崩壊しかかっているのを感じたナコは得も言われぬ愉悦を感じ、『撫子』の中で薄く嗤いながらとどめとなるだろう言葉を吐く。
「自分が何者かも分からないなんて、まるでドンキホーテね。 哀れで滑稽で……すごく笑える」
『う、うるさい! 俺は
悪党なんかじゃない!!』
激昂したオディオがハンドガンとガトリングキャノンを連射しながら『撫子』に接近する。しかし、技量で溝を空けられ、さらに精神状態が揺らいでいる状態の攻撃など、ナコには脅威たり得ない。
「アサルトアーマー、起動……」
『ッ!?』
巻き起こるパルス爆発、それにもろに巻き込まれた『シェリフスター』が大きく揺らぐ。そこに間髪入れずにパルスブレードの斬撃が叩き込まれ、『シェリフスター』がスタッガー状態に陥った。
そんな『シェリフスター』にトドメを刺すべく、『撫子』がレーザーハンドガンとパルスキャノンを構える。
「悪徳
システム復旧で動けない『シェリフスター』に苛烈なエネルギー兵器の猛攻が叩き込まれる。そしてそれに耐えきれるだけのAPは、すでに『シェリフスター』には残っていなかった。
『俺は正義の
最後はそのつぶやきを繰り返しながら、オディオはその妄想とともに愛機『シェリフスター』とともに爆発四散する。
それを確認し、ナコは残った敵……元『ゴールドラッシュ』の頭目の乗る装甲追加型の重四脚MTへと向き直る。
「さて……」
『ひ、ひぃぃ! 待ってくれ!
俺の負けだ! 降伏、降伏する!』
頼りの用心棒を撃破され己の命運を悟った男は命乞いをするが……。
「残念だけどカーラさんから、『きっちりケジメをつけろ』って言われてるの。
食料プラントが壊されたらどうなるか……足りない頭でも分かるよね。これだけのことをしようとしたケジメは……しっかり命で支払ってもらわないと。
お祈りは済んだ? コックピットの隅でガタガタ震えながら命乞いもしてもらったし、そろそろ逝こうか?」
『ひ、ひぃぃぃ!!』
ナコは何の感慨も無く、作業として重四脚MTを処理する。これでこの区画の防衛は成功、残敵はない。そうなれば次の目標に向かわなければ。
……それにしても。
「さっきの敵……」
哀れで滑稽で……とても愉快だった。そんな胸の内に湧き上がったものに、いつの間にかほの暗い嗤いをこぼしながら、ナコはほかの姉妹たちを助けるべく、道を急ぐのだった……。
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ここは『RaD』の中枢、コントロールセンター。カーラとウォルターはそこで戦況を見ていた。
「ボス、工場ブロックと食料プラントへ侵攻してきた敵は壊滅した。 防衛は成功だ」
「よし! 他はどうだい!」
チャティの報告にカーラはそのまま他所の戦況を聞く。
「もっとも敵が多い居住ブロックへの正面通路の戦況は良くない。
アマゾネス隊やラミー、そしてアオイが頑張っているが……戦力比が1:5以上の状態。 遅滞戦術で相手を削りながら、ジリジリと後退しているのが現状だ、ボス」
「ちっ……敵の中核は『アラクニッド』かい。 あの女……けち臭いくせに戦いに関してはなかなかのもんだね。
アオイがあの女を始末してくれれば何とか戦況は変わりそうだけど……ダメだね、攻撃が激しすぎてあの女までの道が出来ていない。
もっと敵の数を減らさないとアオイもあの女のところにはいけないか」
『こちらヒナタだ。 仕掛けられていたハッキングドローンと敵の戦力の撃破に成功した。
エアがいてくれたからハッキングドローンの無力化は楽だったよ』
≪電子戦には自信がありますので、任せてください≫
舞い込んだ朗報にカーラも顔がほころぶが、次の瞬間には再び顔つきが変わった。
「ボス、別ルートから向かってくるACを確認した。
これは……『レッドガン』のAC、数は2機だ。
目標はこのコントロールセンター、警備の無人MTを撃破しながら接近してくる」
「『レッドガン』が『ジャンカー=コヨーテス』に雇われたってのかい!?」
「……『617』と『621』に対処させよう」
「……そうだね。
センカ、レイ、出撃だ! 『ジャンカー=コヨーテス』に雇われたバカどもを丁重にもてなしてやりな!!」
『『了解……』』
「代わりにミスター出世払いは戻って補給、次の場所に投入するまで待ってな」
『了解した』
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ウォルターたちがウォッチポイントを襲撃した際のコーラルの逆流現象は大量のコーラルを大気中に飛散させた。そしてコーラルの特性として、コーラルはより多くのコーラルへ合流しようとする。そして大気中に放出されたコーラルの流れは一様に西を……アーレア海を越えた先、不毛の極寒地帯である中央氷原を目指していた。
かくして各企業は海を越えようとその準備に追われており、戦力回復中ということもあり実働部隊である『レッドガン』は暇になっていた。
ヴォルタとイグアスの2人は『
そんな『レッドガン』をやめる気の2人にとって金はいくらあっても困るものでは無い。そこで修理が完了し、機体構成も若干変更したヴォルタとイグアスの悪友コンビは小遣い稼ぎのつもりで、『ジャンカー=コヨーテス』の依頼を受けた。
どうせ戦い方もまともに知らないようなコーラルで頭のラリった無法者ども同士の小競り合い……そんなつもりの2人の前に、見知ったACが姿を現す。
『お、おい、イグアス!』
『ああ、間違いねぇ! あのメス犬だ!!』
ガリア多重ダムで自分たちを完膚なきまでに叩き潰した猟犬、センカとレイの操る『鳳仙花』と『桜花』である。
楽な仕事だと思っていたら、どうやらとんだ大外れを引いていたらしい。2人の実力を身に染みて知っているヴォルタはどうやって被害を減らしてイグアスと一緒に逃げ延びるかの算段を立て始めるが、相棒のイグアスはすでにレイの『桜花』に向かって飛び出していた。
『メス犬! あのときは不意打ちにやられただけだ!
今度はそうはいかねぇぞ!!』
『おい、イグアス! ああ、クソッ!!』
止める間もなく交戦状態に入った相棒に頭を抱えながらも、仕方なくヴォルタも交戦状態に入る。
その時。
『がぁ!?』
『イグアス!? なんだ、後ろからだと!?』
レイの『桜花』と交戦していたイグアスの『ヘッドブリンガー改』が、背後からレーザーウィップの一撃をもろに受けたのだ。しかし、そこには誰もいない。
『クソッ! 見えねぇ何かが居やがる!』
即座にスキャンを起動すると、光学迷彩のステルス機がそこにはいた。しかし、敵はその1機だけではない。気がつけば何機ものステルス機『ゴースト』が4機を取り囲むようにして配置されていた。
『チィ!?
おい、メス犬。お前との戦いはこの変な連中を倒してからだ。いいな!』
『……わかった』
イグアスとレイのほうは折り合いをつけ共闘を始めた。
『こっちもだ。 この連中を潰すまでは一時休戦だ』
『……了解。 でも私や妹を撃ったらその時には即座に吹き飛ばします』
『そりゃこっちのセリフだよ……』
いきなり金で裏切られて5対1でボコボコにされた経験のあるヴォルタは、深いため息をつきながらもセンカとの共闘に入った。
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場所は再び『RaD』の中枢、コントロールセンター。
「あのステルス機は!?」
コントロールセンター内でセンカとレイからの報告を受け頭を抱えるカーラ。あれは奴の、『キサラギ=アミダ』の息のかかった謎の勢力の機体だ。それが出たということは、これだけで終わるとは思えない。
そしてそれを証明するようにチャティの報告が入る。
「ボス、悪い話が2つある。 どっちから聞く?」
「……より悪い方の話から頼む」
「了解した。
新たにACが3機出現、ここ『RaD』の中枢へ向けて侵攻を開始している」
「『
「いや、動きが『コヨーテス』と連携しているようには思えない。 恐らく『コヨーテス』の襲撃に便乗したものだろう。
敵はトップランカー級独立傭兵……シャルトルーズにキング、そして……レイヴン。
独立傭兵組織『ブランチ』だ」
「『ブランチ』の連中が奴の組織の依頼を受けたのか、はたまた『ブランチ』自体が奴の息のかかった組織だったのか……いずれにせよ笑えない状況だね。
で、もう1つの悪い話は?」
「捕虜のケイト=マークソンが脱走した。 爆弾と追跡機能付きの首輪も解除されて所在不明だ」
「なんだ、そんなことかい。 今の状況じゃちょっとした笑いの種じゃないか」
『ジャンカー=コヨーテス』の大規模襲撃に『ブランチ』の介入にケイト=マークソンの脱走……事態はより混迷の度合いを深めていくのだった……。
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今日のアセン
AC名:『シェリフスター』
パイロット名:『オディオ=ザ=シェリフ』
R-ARM UNIT:
L-ARM UNIT:
R-BACK UNIT:
L-BACK UNIT:
HEAD:VE-44A
CORE:DF-BD-08 TIAN-QIANG
ARMS:AR-012 MELANDER C3
LEGS:LG-012 MELAMDER C3
BOOSTER:BST-G2/P04
FCS:FC-006 ABBOT
GENERATOR:VP-20S
EXPANSION:なし
解説
独立傭兵。元々は『レッドガン』の前身となったベイラム治安維持部隊出身。あの『
古典文化である『西部劇』のガンマンに憧れ、いまもっとも独立傭兵の需要の高いだろうルビコン3へベイラム当時のコネを使い安全に密航してきたが……金に関して大雑把なところもあり、金が尽きて行き倒れ同然になってしまう。そんな彼を救ったのは気まぐれを起こしたドーザーだったのである。
そこで命を救われた恩義とコーラルドラッグにハマッてしまった彼は、そのままドーザー組織『ゴールドラッシュ』の用心棒となった。
ベイラム治安維持部隊で培った正義感も倫理観もコーラルドラッグによって溶けて消え、今の彼は彼の憧れたガンマンたちの敵役『悪徳
色褪せた
六文銭のカウボーイ版とも言うべきキャラ。六文銭も拾ってくれたのがツィイーでなければ汚い忍者になっていたかもしれない。
機体外見と塗色はでっぷりとした『悪徳
両手の二丁拳銃でスタッガーを狙い、相手が止まったところでガトリングとナイフ(レーザーダガー)で仕留める、という戦闘スタイル。全体的に有効射程が短いために近距離射撃戦となり、パイロットの技量がモロに現れる。そのため、エネルギー兵器である以外ほぼ同系統機体であるナコの『撫子』に絶対的な技量差を見せつけられる形で撃破された。
コーラルドラッグに脳を灼かれた彼は結局、最後の瞬間まで自分が『西部劇の正義の
六文銭のカウボーイ版で対戦カードが『撫子』だったのでその対になるような実弾ハンドガンアセン……というのが表向きのコンセプト。
本当は今回の話全体が名作『ライブアライブ』の西部編をモチーフとしているから。
そのため、『拳銃=ハンドガン使用』『罠で雑魚を削る』『ガトリングを背負っている』というネタとなっている。
アレは名作。リメイクに色々言いたいことはあるがあの迷セリフ『あの世で俺に詫び続けろ!』がフルボイスで聞けたので、もう何でも許せてしまった。