祝福の花を君に   作:キューマル式

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いろいろ自身や子供の体調関係であったため久々の投稿になりまりた。

アマゾンの実写版AC、すごかったですね。
シュリンカーのパーツ、特に元祖ムーンライトっぽいレーザーブレード実装されないだろうか……


第60話 『花火大会は景気よくいこう!』

 

 『ロアード防衛戦』は佳境に入っていた。

 惑星封鎖機構の地上侵攻部隊の後方からはロアードを灰燼に帰そうと、惑星封鎖機構の巡洋艦隊が迫っていた。それに対抗するための大型対艦ミサイルの発射準備が着々と進む。

 惑星封鎖機構の侵攻部隊はミサイルを破壊しようと大部隊で攻め寄せ、ロアードの最高戦力ともいうべきハウンズがそれを必死で押しとどめていた。

 しかしその守りを突破してきたレイヴンズネスト幹部『リージュ=マークソン』によりミサイル発射台が危機に陥る中、猟犬の主が動いた。

 かくしてウォルターとリージュという、キサラギ=アミダの『実の息子』と、その『研究成果の集大成である娘』とのぶつかり合いが始まった。

 

 

『キャハハ、死んじゃえ死んじゃえ!!』

 

 

 リージュのAC『ルシファーズハンマー』がホバー形態に変形、空中に浮き上がると同時に手にしたバズーカを発射、バズーカの強力な成形炸薬弾がウォルターのAC『ゼラニウム』に迫る。

 

 

「そうそう当たるものか!」

 

 

 『ゼラニウム』がクイックブーストを起動させ、その大推力によりバズーカの強力な成形炸薬弾をかわすと、右肩に装備した3連プラズマミサイルを発射する。それを『ルシファーズハンマー』はホバー形態の推進を切り通常形態に変形。空中推力を失った『ルシファーズハンマー』が急降下しそれによって迫るプラズマミサイルをかわすと地上スレスレで再びホバー形態に変形した。そして『ルシファーズハンマー』を象徴する凶悪な肩の砲門、左肩の3連レーザーキャノンが発射される。

 通称『破壊天使砲』とも呼ばれるそれはチャージショットで一斉発射すればACを一撃必殺できる威力を誇るが、それに固執しなくても十分に強力な兵装である。回避に移るウォルターだが完全回避とはいかず、『ゼラニウム』の装甲をレーザーが灼いた。

 

 

「やるな……」

 

『そのまま死んじゃってよ、オジサン!』

 

「断る。 今度はこちらの番だ」

 

 

 そう言って『ゼラニウム』が両手の銃口を『ルシファーズハンマー』に向けると、そこからコーラル特有の赤い光線が飛んだ。

 右手はこの機体の象徴とも言えるコーラルバスターライフル、そして左手にはあのラナ=マークソンのAC『ブレイクショット』も装備していたコーラルライフルを装備していた。これもザイレムから回収してきたものだ。2丁からのコーラルレーザーが『ルシファーズハンマー』に襲い掛かる。

 

 

『ちっ……生意気なオジサンだね!』

 

「俺も伊達や酔狂で歳を重ねたわけではないのでな!」

 

 

 コーラル兵装は衝撃値と衝撃残留値が同じであり、衝撃が抜けにくいという特性を持っていた。その連続攻撃とリロードの完了したプラズマミサイルの衝撃は確実に安定性を強みとしている四脚ACである『ルシファーズハンマー』をスタッガー状態に向けて追い詰める。

 

 

『舐めないでよね、オジサン!』

 

 

 その瞬間、クイックブーストの回避と同時に『ルシファーズハンマー』のアサルトブーストが起動、『ゼラニウム』に向かって接近戦を仕掛けてきた。

 

 

「ぐっ!?」

 

『まだまだ! お楽しみはこれからだよ!!』

 

 

 重量の乗ったキックによって吹き飛ぶ『ゼラニウム』。そこに『ルシファーズハンマー』が左手のプラズマスロアーを振り回した。

 地上で横滑りしながら振り回されるプラズマの鞭が『ゼラニウム』に叩きつけられる。そこにリロードの完了したバズーカが飛んだ。

 『ルシファーズハンマー』は背中のW破壊天使砲が特徴的ではあるものの、もっとも得意とするのはこの近~中距離での射撃格闘戦だ。その猛攻に『ゼラニウム』のACSが負荷限界へと近づいていく。スタッガー状態になったのなら必殺の破壊天使砲の直撃が襲い掛かってくるだろう。

 

 

『さぁ、そこそろお祈りでもしてみたら、オジサン。

 それとも命乞いでも試してみるぅ? 優しいリージュちゃんなら見逃してあげるかもぉ♡』

 

 

 自身の優位を確信し、ウォルターをあおるリージュ。しかしウォルターは冷静だ。

 

 

「獲物を前に舌なめずり……それでは三流だぞ、最新型強化人種」

 

『何を!?』

 

 

 リージュの激昂の声を尻目に『ゼラニウム』はアサルトブーストを起動、それによって一気に『ルシファーズハンマー』から離れていく。

 その背中を狙って『ルシファーズハンマー』から3連レーザーキャノンが放たれるが、それを空中でクイックブーストで回避しながら一気に距離を離していく。

 

 

『あっ、逃げるな、卑怯者!』

 

「戦いに卑怯もらっきょうもない。

 出来うるすべてを使って勝利する……それが戦いというもので、不利ならいったん退くのも立派な戦術だ。

 戦いを遊びか何かと勘違いしているお前には分からんようだがな」

 

『ふん、だったらオジサンなんて無視してあのオバサンたちを……』

 

「それはおすすめしない選択だな」

 

 

 その瞬間リージュは悪寒を感じ、クイックブーストを全開にして回避行動をとる。

 そこをフルチャージされたコーラルバスターライフルの奔流が流れていった。完全には回避しきれず、そのダメージで『ルシファーズハンマー』が揺れる。

 

 

『あの距離から完全マニュアル照準で当ててきたって言うの!?』

 

「この機体の特性はよく知っている。 それこそ半世紀近い付き合いだ、このくらいの芸当はできる。

 それで……これでも俺に背中を向けるのか?」

 

『……よーくわかったよ。

 オジサンをさっさと殺さないといけないってことがね!!』

 

 

 『ルシファーズハンマー』もアサルトブーストで『ゼラニウム』の後を追う。

 

 

『ここは……』

 

 

 そこは『RaD』コントロールセンター近くの十字路だ。自動砲台からミサイルが『ルシファーズハンマー』に向かって飛ぶ。

 

 

『こんなの、当たると思ってるの!!』

 

 

 回避と同時にバズーカで砲台を沈黙させる『ルシファーズハンマー』。

 その時。

 

 

「いいや。 この隙が欲しかった」

 

『ッ!? 上!!』

 

 

 空中の『ゼラニウム』から発射されたコーラルライフルのチャージショットによる連鎖爆発が『ルシファーズハンマー』に巻き起こる。同時にアサルトブーストで急接近してくる『ゼラニウム』。とっさにバズーカを向けるが、バズーカはまだリロード中だ。

 

 

『くっ!?』

 

 

 とっさにプラズマスロアーを振るうがダメージを承知でそのまま突っ込んだ『ゼラニウム』の強烈なキックが『ルシファーズハンマー』に叩き込まれた。

 

 

「まだまだ!」

 

『!?』

 

 

 すると『ゼラニウム』はチャージショットで赤熱化するコーラルライフルを投げ捨てると、そのまま拳で殴りかかってきた。予想外の衝撃に『ルシファーズハンマー』が揺れる。

 そして左肩のコーラルブレードを装備した『ゼラニウム』が、コーラルの赤い光刃を振りかざして斬りかかる。それが決まればいかに高い安定性を誇る『ルシファーズハンマー』でもACS負荷限界に達してスタッガー状態は免れないだろう。

 しかし、それを読んでいたリージュは必殺の一撃をすでに用意していた。

 

 

『これで死んじゃえ、オジサン!!』

 

 

 フルチャージされていた『ルシファーズハンマー』の象徴ともいえる6門のレーザーキャノンが一斉に火を吹いた。コーラルブレードで斬りかかろうとする『ゼラニウム』に、その必殺の一撃が迫る。

 だが……。

 

 

「ああ、そうだろう。

 最後にはもっとも自信のあるその砲に頼るだろうと予想はついていた!!」

 

 

 『ゼラニウム』はコーラルブレードで斬りかかるモーションから一気に右へとクイックブーストで急機動を行った。

 凶悪な破壊の閃光が『ゼラニウム』の左腕を吹き飛ばす。だがコアパーツ……ウォルターの乗るコックピットブロックは無傷だ。

 

 

『ウソッ! かわされた!?』

 

「想像力が足りていないぞ。

 そして……これから何が起こるかは想像できるか、強化人種?」

 

 

 そして、その時になってリージュは『ゼラニウム』の右手に持つコーラルバスターライフルが、エネルギーチャージが完了していることに気付いた。

 

 

『まずいっ!?』

 

「もう遅い!!」

 

 

 急回避を行おうとした『ルシファーズハンマー』だが、それよりも早くフルパワーのコーラルバスターライフルが発射された。コーラルの奔流が『ルシファーズハンマー』に襲い掛かる。

 何とか直撃は回避する『ルシファーズハンマー』だが、コーラルの奔流はその象徴である背中のW破壊天使砲を破壊していた。その行き場を失ったエネルギーが大爆発を起こす。

 

 

『そんな……この私が……こんなオジサンなんかに負けるの……!?』

 

 

 そして機能を停止した『ルシファーズハンマー』は擱座した。そしてそんな『ルシファーズハンマー』を『ゼラニウム』が見下ろす。

 

 

「生体反応は……まだ有る。

 生きているか……」

 

 

 とどめを刺そうと『ゼラニウム』はコーラルバスターライフルの銃口を向けるが……ウォルターはそれをゆっくり下ろした。

 

 

「……レイヴンズネストとキサラギ=アミダの情報を持っているかもしれん。

 安易に処分するより、情報を引き出すべきだな」

 

 

 そうやってどこか自分に言い聞かせるように言うウォルター。

 その時。

 

 

『全ミサイル準備完了だよ、カーラ!!』

 

『チャティ!!』

 

 

 カンナの声に続きカーラの声。そしてチャティが答える。

 

 

『OKだボス。 全ミサイルのロック完了。

 目標は……接近中の惑星封鎖機構宇宙巡洋艦隊』

 

『よぉし、全員空を見上げな!

 RaDの花火大会を始めるよ!!』

 

 

 いちいち広域通信を使ったカーラの花火大会の開始宣言とともに次々に大型攻撃ミサイルが発射され、空へと飛んでいく。

 そしてしばらくの後……そらに大量の炎の花が開いた。

 大型攻撃ミサイルの命中した惑星封鎖機構の宇宙巡洋艦隊、それが次々と火の玉となって墜ちていく。

 これでこの『ロアード防衛戦』は『RaD』の勝利……誰もがそう思ったその時だった。

 

 

『……ボス、良い話と悪い話がある。 どちらから報告する?』

 

『……良い話から頼むよ』

 

『了解した。

 ロアード破壊に向かってきていた惑星封鎖機構の巡洋艦の全滅を確認した』

 

『そりゃグッドニュースだ。

 ……で、悪い話は?』

 

『惑星封鎖機構はロアード破壊のために宇宙巡洋艦だけでなく、虎の子の宇宙戦艦を1隻投入していた。

 戦艦はダメージを受けるもなおも健在、ロアードに向けて接近中。

 こちらの大型攻撃ミサイルの残弾はゼロだ』

 

『なるほど、そりゃバッドニュースだ。

 それじゃ……最後の切り札を切るよ!!

 ミスター出世払い、借金野郎! 準備は良いかい!!』

 

『ああ、いつでも!!』

 

『おい、本当にコイツは大丈夫なモノなんだろうな!?』

 

 

 通信からヒナタとイグアスの声が聞こえるが、その声を無視してカーラが言った。

 

 

『あんたたちが最後の切り札だ!

 バブバブ揺りかごで連中を墓場まで送ってやりな!!』

 

『了解、任せろ!!』

 

『ああクソが! やってやるよ!!』

 

 

 そして……『RaD』のコントロールセンターから何かが飛び立つ。それはミサイル以上のスピードでロアードの外へと向かっていった。

 

 

「……頼むぞ、ヒナタ」

 

 

 過ぎ去る噴射炎に、ウォルターはそう呟いた……。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 ロアードの町を惑星封鎖機構が攻めてくる中、俺はカーラの指示で『日向葵』に特殊装備を装着しながら待機していた。

 そして……俺は今、同じように特殊装備を装着したイグアスの『ヘッドブリンガー改』と超高速の空の旅を満喫中である。

 『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』の背中にはACの全長を超える超大型ブースターが装備されている。これがカーラとカンナの作り出したビックリドッキリメカの1つ、『V.A.B2ーBABY CRADLE』だ。

 V.A.B……『ヴァンガード・アサルト・ブースト』という超大型強襲用ブースターユニットであり、はっきり言って俺がカーラに話したAC4faに登場した『ヴァンガード・オーバード・ブースト』の再現である。

 非常時に高速で援軍を送る必要が出来た時、そして今回のようにACでは届かない高高度・超長射程の敵に一気に肉薄するという目的で作成されたそれは、とんでもないモンスターマシーンだ。

 

 

「超高速戦闘で目を回すなよ、狂犬!」

 

『テメェこそヘマするんじゃねぇぞ、シスコンアンティーク野郎!』

 

 

 襲い掛かる強烈なGに耐えながらイグアスに言うと、威勢のいい言葉が返ってくる。

 まぁ背中を預けるんだ、このくらい元気な方がいい。

 だが俺は知ってしまったのだが、(レイ)と『でちゅね遊び』をしているという件は許しがたい。コイツはいつか必ず殺す!(鋼の意志)

 そうしている間に相手の宇宙戦艦も俺たちに気付いたらしい、敵の砲門に危険な光が宿る。

 

 

≪敵戦艦、砲に高エネルギー反応! 撃ってきます!!≫

 

「来るぞ、素敵なパーティの始まりだ!

 火だるまになりたくなきゃ上手く避けろ!!」

 

 

 エアの警告の声、敵戦艦が攻撃を開始し俺もイグアスも回避を始める。

 V.A.Bは推進器の塊だ。被弾でもしたら火だるまは必至だろう。しかも急機動の連続は空中分解の危険もある。最小の動きで敵戦艦の攻撃をかわしていく必要があるのだ。

 迫り来る火線をかわしながら突き進む『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』。

 そして……ついに敵戦艦の懐に潜り込む。

 

 

≪V.A.B、パージします!!≫

 

 

 『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』の切り離したV.A.Bがそのままミサイルのように突き進み、敵戦艦の甲板上で大爆発を起こした。

 そしてその爆炎を突っ切って、甲板に降り立った『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』が突き進む。狙うのは艦橋下のウィークポイントだ。

 

 

「邪魔だ!!」

 

『どけ、オラァ!!』

 

 

 今回のミッションのために俺たちは大幅に武装を変更、両機とも右肩に大型グレネードキャノンを装備している。

 俺たちを迎撃しようとしてくる砲台たちを、『日向葵』は右手の重ショットガンと、左肩に装備した以前のブランチの拠点を襲撃した際に回収したオールマインド製のレーザーオービットで沈黙させ、『ヘッドブリンガー改』もアサルトライフルとガトリングキャノンを乱射しながら突き進む。

  

 

≪目標地点、到達しました!≫

 

『オラァァァ!!』

 

「特殊合金製の杭、たらふく喰らえよッ!!」

 

 

 艦橋部へたどり着くと同時に『ヘッドブリンガー改』がパルスブレードを抜き放ち、斬り付ける。そして間髪入れずに俺もフルチャージしたパイルバンカーを叩き込んだ。

 特殊合金製の杭の凶悪な一撃に、強固な戦艦の装甲に穴があく。

 

 

≪今です!!≫

 

 

 そして、その穴の中に背負ってきた大型グレネードキャノンをパージして投げ込むと同時に『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』は離脱を開始する。

 時限装置で計32発のグレネードが戦艦内部で爆発を起こした。その大爆発は戦艦の内部を伝播していき、そこかしらから爆炎が吹き上がる。そして『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』はアサルトブーストで敵戦艦からの離脱を完了する。

 その直後、空中で大爆発を起こした敵戦艦はそのまま大地に向けて墜ちていった。

  

 

≪綺麗な花火ですね≫

 

「たまやー、ってな!」

 

『ヴォルタ、お前の結婚祝いの花火だ!

 よぉく見ておけよ!!』

 

 

 その爆発を背に『日向葵』と『ヘッドブリンガー改』はロアードへの帰路につく。そして、惑星封鎖機構の巡洋艦隊や戦艦が爆沈していく様は地上からも見えていた。その様を見た惑星封鎖機構の侵攻部隊は作戦の失敗を悟り撤退を開始する。

 ここに戦いの勝敗は決し、ロアードの町は侵攻してきた惑星封鎖機構を退けることに成功したのだった……。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

今日のアセン

 

AC名:『ゼラニウム』

パイロット名:『ハンドラー=ウォルター』

 

R-ARM UNIT:IB-CO3W1:WLT 011(コーラルバスターライフル)

L-ARM UNIT:IA-C01W6:NB-REDSHIFT(コーラルライフル)

R-BACK UNIT:Vvc-703PM(3連プラズマミサイル)

L-BACK UNIT:IB-C03W2:WLT 101(コーラルブレード)

 

HEAD:IB-C03H:HAL 826

CORE:IB-C03C:HAL 826

ARMS:IB-C03A:HAL 826

LEGS:IB-C03L:HAL 826

 

BOOSTER:IB-C03B:NGI 001

FCS:IB-C03F:WLT 001

GENERATOR:IB-C03G:NGI 000

 

EXPANSION:TERMINAL ARMOR

 

 

解説

「この機体で……すべての因果に決着を付ける!」

 

アイビルシリーズの最終後継機である『HAL』、その武装をヒナタの助言とともに組み直したもの。

コーラルミサイルは軽量で使いやすいプラズマミサイルに変更、コーラルシールドも排しコーラルライフルを装備することでより攻撃的な方向へと装備を見直した。

プラズマミサイルと2丁のコーラルライフル、そしてコーラルブレードによる接近戦によって積極的にスタッガー状態を狙っていく構成になっている。

ヒナタに協力してもらったことでAC名も『花の名前』として登録された。

赤いゼラニウムの花言葉は『真の友情』……半世紀の時を超え、死すらも超えて自分との約束を守るために来てくれたヒナタに対する友情を表す機体である。

 

ウォルターの機体、そしてラスボスとして登場してくる機体のためどうしても外見変更ははばかられ、フレーム・インナーともに変更はなく武装のみを見直した機体。

この機体もコーラルとは切っても切れない機体なので、以前登場したラナ=マークソンのAC『ブレイクショット』と同じく『コーラル兵器満載』というコンセプトとなっており、コーラルライフルのWトリガーによって相手を追い詰める機体。

しかし……この機体の象徴ともいえるコーラルバスターライフルが重くて使いづらい。

この機体といえばこれ!、という武器だし後々やりたいシーンもあるためそのままコーラルバスターライフルを採用しているが、プレイヤーが使用する分にはネビュラRS×2の方が使いやすいだろうか。

 

 

 

 

『V.A.B2ーBABY CRADLE』

 

ヒナタの知識を聞いたカーラが、カンナを巻き込んで作り出したビックリドッキリメカの1つ。『バブバブーベビークレイドル』と読む。

『ヴァンガード・アサルト・ブースト』というACの全長を超える超大型強襲用ブースターユニットであり、もちろんのことながらAC4faに登場した『ヴァンガード・オーバード・ブースト』のAC6再現でる。

遠距離にいる味方への高速の救援、および超高速での敵への強襲のために作られた。『BABY CRADLE』は『ゆりかご』の意味。

え? 『CRADLE』でも『ゆりかご』だろうって?

ACで『クレイドル』って言われたら、古参ファンはみんなちょっと人類種の天敵に覚醒しちゃうだろうが。というわけで差別化のつもりで『BABY CRADLE』としている。

 

「『ゆりかごから墓場まで』って言葉に対抗して、『ゆりかごで墓場まで』ってね!」

 

カーラなりのクスリと笑えるジョークの詰まった名称である。

なおこれに襲われた敵が墓場に送られるのか、殺人的なGと操縦性の低さでパイロットが墓場に行くのかは半々。その辺りはパイロットの腕次第なもよう。

 




次回のエピローグで今年の投稿は締めたいと思います。
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