祝福の花を君に   作:キューマル式

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作者「間を開けすぎて誰も覚えておらんだろうが……久方ぶりの投稿だ」

弟者「まぁ仕方ない。兄者は大変だったからな」

作者「……まさか仕事場の人間関係で自○寸前まで精神を追い詰められるとは思わなかった。
   うちの組織は自○者は多いけど、自分がそれに近づくとはな……」

弟者「そこは一月程度で不眠・体重10kg減・精神崩壊寸前まで追い込まれれば兄者じゃ無くてもそうなる。というか一月程度でよく人一人をそこまで追い詰められるな」

作者「そういうわけで長い休養を経ての再開なわけだが……ちょっと舐めてた。
   最初は医者に出勤停止と休養の診断書を書かれたときにはちょっとだけ『小説とか書ける時間が出来たぜ』と思ったんだ。
   でも実際仕事を休み始めてみると……小説なんて書けないんだよ。大好きなはずのゲームも小説も、本当にやる気力が湧いてこなくて指一つ動かないんだ」

弟者「まぁそういう病気だからな。 心の病も骨折とかと同じで治るまで動けないもんだぞ」

作者「そういうわけでやっと小説書くだけの気力が回復して執筆したわけだ」

弟者「ここまで精神状態が回復したんだな」

作者「あとオリジナル作品もちょっと準備してたりする。書く気力が無くても頭を回転という名の妄想だけはしてたからな」

弟者「いや、病気のときは頭空っぽにして休めよ兄者!」


こんな感じで本当にリハビリとなります。
ゆっくり行きますので長い目で見て貰えれば幸いです。


第66話 『やはり暴力……!! 暴力は全てを解決する……!!』

 俺とラスティのコンビによって陥落した『惑星封鎖機構』の最後といってもいい重要施設である『ヴィルフール空港』、その接収は完了した。施設全体を動かす大型パワージェネレータに高精度レーダー施設は無傷の状態という最上の状態である。

 速やかに『RaD』の誇る工作建築部隊、『カーペンターズ』によって『ルビコン解放戦線』の移動拠点『ストライダー』からアイボール砲が移送され、『ヴィルフール空港』への設置と調整が行われた。

 なおその際に『カーペンターズ』のリーダーであるカンナが、インデックス=ダナムを笑顔でタコ殴りにしたあとにACごと埋葬しようとした事件が起こったが些細ごとだ。きっと虫の居所が悪かったんだろう。

 とにかく『カーペンターズ』の活躍によりアイボール砲は当初の予定通り、あの化け物(アイスワーム)どものセカンダリーアーマーをぶち抜くだけの火力を得ることに成功した。

 

 ……これで準備は整った。

 あとは本番……氷原の化け物退治の時間だ!

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「これからあの化け物(アイスワーム)ども退治の大作戦……『オペレーション・タイトロープ』の解説を始めるよ」

 

 

 再び『抵抗軍』重鎮の集まった『アイスワーム討伐会議』は、アライアンス代表であるカーラの言葉から始まった。

 

 

「ウチの工作建築部隊『カーペンターズ』からアイボール砲の改修が完了したって連絡が入った。これであの化け物(アイスワーム)の忌々しいセカンダリーアーマーをぶち抜く算段がついたってわけだ。これで作戦を実行に移せる……。

 作戦の基本は前回説明の通り、3チームに分けて割り当てられた目標である『α』『β』『γ』の顔部に攻撃を行い順次、プライマリーアーマーを剥がす。

 そしてオーヴァードレールキャノンとオーバーロードアイボール砲でセカンダリーアーマーを順々にぶち抜き、あとはトドメの一発を叩き込む!」

 

「割り当てはどうする?」

 

「ここまで来て仲違いはバカらしいからね、単純に『α』はアーキバスが担当、『β』はベイラムが担当、『γ』はルビコン解放戦線の担当でいいだろう。

 そこにアライアンス(うち)のハウンズ部隊を廻す……戦力としては問題ないはずだ」

 

 

 今度のアイスワームとの戦いは一大決戦だ。そこで諍いがあったら目も当てられない。同じ企業で固まり不足分をアライアンスの傭兵たちが受け持つというカーラの提示した形に納得したミシガンが頷く。

 

 

「それで、肝心のアイスワームにトドメを刺す『秘密兵器』の担当はどうなるんじゃ?」

 

「アーキバス担当の『α』にはアオイを、ベイラム担当の『β』にはレイを、そしてルビコン解放戦線担当の『γ』にはヒナタが『秘密兵器』の担当として付く予定だけど……問題はあるかい?」

 

「そこは独立傭兵ヒナタが良かったが……独立傭兵アオイも十分面白いヤツだ。文句はない」

 

「こちらも『G13(ガンズ・サーティン)』なら何の文句もない」

 

「わしらもあやつにならこの重要な局面、任せられる」

 

 

 フロイト、ミシガン、ドルマヤンと各陣営のトップが同時に頷く。

 その姿を見て満足そうに頷いたカーラはそして、最後の問題を切り出した。

 

 

「この作戦の最後の問題だが……砲手を誰にするか、ってのがある。

 こっちのオーヴァードレールキャノンは一応、独立傭兵センカに任せるつもりさ。

 今回のミッションは縦横無尽に動き回るアイスワーム3体を相手にしないといけないからね。重装型タンクは機動性に難がある。

 だから今回はオーヴァードレールキャノンの砲手を任せることにした。

 で、あとはオーバーロードしたアイボール砲の方だ。 設置と調整を任せた『カーペンターズ』の話じゃ1発、全損確実の覚悟で無茶しても2発が限度らしい。

 余裕がない以上、狙撃に自信のあるヤツに任せたいけど……」

 

「そういうことなら射手は任せてもらおう。 こう見えて狙撃には自信がある」

 

 

 そう言って手を挙げたのは『ヴェスパーⅣ(フォー) ラスティ』だ。

 

 

「大丈夫なのかい?」

 

「問題ない。 ラスティも面白いやつだ」

 

「仮にもヴェスパー部隊長です。 それぐらいは出来て当たり前ですよ」

 

 

 カーラの確認にフロイトとスネイルが答え、これで作戦は決まった。

 

 

「アーキバスからは俺と『ヴェスパーⅡ(ツー) スネイル』、それと『ヴェスパーⅩ(テン) フェンネル』を出す」

 

「それじゃ弾幕要員として独立傭兵ランを出すよ」

 

 

「ベイラムは『G2(ガンズ・ツー) ナイル』、『G5(ガンズ・ファイブ) イグアス』、『G6(ガンズ・シックス) レッド』をアサインさせる」

 

「そっちには独立傭兵ナコを出す」

 

 

「解放戦線からはワシとリング・フレディが出よう」

 

「なら弾幕要員としてチャティ、火力要員としてケイトはそこだ」

 

 

 戦力配分も完了し、最後にカーラは全員を見渡した。

 

 

「OK、それじゃ……『オペレーション・タイトロープ』の始まりだよ!!」

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 氷の大地が轟音と共に隆起した。まるで地下で爆発でもあったかのように分厚い氷が吹き飛び、化け物(アイスワーム)どもが姿を現す。

 

 

『目標確認! 『オペレーション・綱渡り(タイトロープ)』、スタート!!』

 

 

『さぁ、楽しませろよ!』

 

 

 作戦開始と同時にフロイトがアサルトブーストを起動、全速でかっ飛んでいくと拡散バズーカを発射。アイスワームαの顔部に爆発が起きる。

 しかし当然それだけではプライマリーアーマーを突破することは出来ず、爆煙から悠然とアイスワームαが無傷の姿を見せる。

 

 

『G2(ガンズ・ツー)から各機へ、アイスワームβに攻撃開始!』

 

『灰被りて我らあり! アイスワームγに攻撃を開始する!』

 

 

 一拍おいてからナイルとドルマヤンの号令の元、『ベイラム』の担当するアイスワームβ、『ルビコン解放戦線』の担当するアイスワームγとの交戦が開始された。

 各勢力の選りすぐりの腕利きたちによる一斉攻撃、それがそれぞれのアイスワームの顔部へと突き刺さりそのプライマリーアーマーを削っていく。

 

 

『アーキバス、ダメージを与えすぎだ! 足並みを揃えろ!

 G5(ガンズ・ファイブ)、何だその逃げ腰は! それなりに出来るようになったようだがもっと前に出ろ!』

 

『チッ、後ろからうるさいジジイが!』

 

 

 全体に対してミシガンの指示が飛び、イグアスが悪態をつく。

 

 

『ドルマヤン、解放戦線最強の戦士というのは伊達ではないようだな。

 新しいナンバーに招待したいぐらいだ』

 

『……侵略者の言とはいえ、賞賛には礼を言っておこう。

 しかし、敵としてまみえても手加減はせんぞ』

 

『あの動きは鉄と炎か……面白い動きだ! そのうち殺り合いたいな』

 

 

 各陣営のトップたちの愉快な会話の間にも各アイスワームに苛烈な攻撃が集中する。

 銃弾とレーザーが乱舞し、次々とアイスワームたちの顔部のプライマリーアーマーが削れていく。

 しかし、当然ながらアイスワームも黙ってはいない。

 

 

『アイスワームたち(化け物ども)から子機が発進したよ!』

 

『各弾幕要員、子機どもを迎撃しろ!』

 

 

 アイスワームから飛び出した子機がコーラルレーザーを放ち、同じくアイスワームたちからもコーラルミサイルとコーラルレーザーが発射される。

 その巨体そのものが武器であるアイスワームから放たれるそれはまさに破壊の暴風だ。

 だが……ここにいるのは誰も彼もがこのルビコン3においてトップクラスのAC乗りたちだ。その暴風を的確にさばきながら、アイスワームの顔部を狙い撃つ。

 そして、ついにその瞬間がやってきた。

 

 

『アイスワームα・β・γ、全機のプライマリーアーマー残量10%!』

 

『よし、ドデカい砲に弾込めをしろ!!』

 

『……了解。 オーヴァードレールキャノン、エネルギーチャージ開始……』

 

『アイボール砲、チャージを開始する!』

 

 

 セカンダリーアーマーを貫くためのオーヴァードレールキャノンとアイボール砲のエネルギーチャージが開始される。

 

 

『今だ! αとβのプライマリーアーマーを吹き飛ばしてやりな!!』

 

『蟲の動きも大体分かった。 もう終わりだ』 

 

『俺も伊達にレッドガンの副長をやっているわけではない!』

 

 

 

バリンッ!!!

 

 

 

 フロイトの『ロックスミス』からの拡散バズーカ、G2(ガンズ・ツー) ナイルの『ディープダウン』からのリニアライフルのチャージショットがほぼ同時にアイスワームαとアイスワームβのプライマリーアーマーを粉砕した。辺りにまるでガラスが砕けるような音が響き、その巨体がのたうった。

 

 

『……目標、狙い撃つ』

 

『外しはしない!』

 

 

 そしてその巨体にオーヴァードレールキャノンとアイボール砲が突き刺さる。

 鉄壁のはずのセカンダリーアーマーが砕け散り、一時的なシステムダウンに陥ったアイスワームたちがその巨体を大地へと横たえる。

 

 

『アオイ、レイ! 秘密兵器の出撃だ!

 あの化け物(アイスワーム)どもを吹っ飛ばしてやりな!!』

 

 

『『了解……』』

 

 

 そして化け物(アイスワーム)どもの息の根を止める最終兵器が戦場へと突入した。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 ブースト全開で戦域に飛び込んできたアオイの『曼珠沙華』。その重装四脚がズドンという着地と同時に大地がたわむ。

 それも仕方が無いことだ。今、『曼珠沙華』はその背中すべてを覆い尽くすような超大型の武装を背負っているのだから。

 

 

「……『H.T.L.C』、起動」

 

 

 コックピットのアオイの指示と同時に『曼珠沙華』のコックピットがアラートで真っ赤に染まる。

 

 

『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

 

 ノイズ混じりのCOMの悲鳴のような声と共に、『曼珠沙華』の背中のユニットが音をたてて変形を始める。

 折りたたまれた筒が展開され、ACの全長を優に超える長さの『超銃身』が姿を現す。

 同時に左肩の3基の筒のようなもの……増設されたAC用ジェネレータがリミッターを解除され、焼け付く勢いでエネルギーを作り出し、右肩の加速器へと送り込む。

 圧縮と加速をされた破壊エネルギーが、まるで壊れかけのエンジンのような金切り音とともに銃身へと叩き込まれ、銃身が危険な光で輝き出す。

 

 

「……」

 

 

 エネルギーチャージの中、エラーによりノイズだらけになったモニターを見ながら狙いを定めるアオイ。

 そして……エネルギーチャージ完了を知らせる音が鳴る。

 

 

「……くたばれ、化け物」

 

 

 アオイが引き金を引いた。瞬間、まるで太陽のような閃光が銃身からあふれ出した。

 その超高出力レーザーキャノンはアイスワームαの顔部を貫通、そしてその右半身を文字通り『消滅』させた。それでもなお勢いは止まらず作戦領域の遙か彼方で山に着弾、その山を削り取りキノコ状の雲を発生させながら爆発する。

 その閃光と爆風の中、半身をえぐり取られたアイスワームαはコーラル爆発を繰り返し、その巨体を大地に横たえた……。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 ブースト全開で戦域に飛び込んできたレイの『桜花』。本来ならば機動性を重視し軽やかな動きをするはずの機体が全くの真逆、今にも折れそうに思えるようなどう見ても重量過多の状態で大地に降り立つ。

 ACの全身を覆い隠すほどに巨大な機構にACがくくりつけられている……そう言った方が正しいような状態だ。惑星封鎖機構のカタフラクトを想像して貰えれば大方正しい。

 

 

「……『T.G.B.U』、起動」

 

『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

 

 COMの悲鳴をBGMに、解き放たれた圧倒的暴力がその姿を現し始める。

 『桜花』の両腕が強制パージされ、背後で変形をしていた物体がその両腕に接続される。

 それは2基の超大型チェーンソーだ。腕の代わりに接続されたそれに、外部に増設されたジェネレータが悲鳴と共にエネルギーを叩き込み始める。

 同時に背中の巨大なブースターユニットがアイドリングを開始する。

 

 

「私たちの……敵。 完全に、排除する……!」

 

 

 そして……処刑の時が来た。

 巨大なブースターユニットが咆哮し『桜花』は瞬時に音を置き去りにした。その速度のまま、両腕の超巨大チェーンソーがアイスワームβの顔部へ直撃する。

 拮抗は無かった。

 ドリルも装甲も可動部も高度な電子機器も、瞬時に等しくミンチのように粉々にされていく。

 そしてアイスワームβの巨体の体内を蹂躙し尽くし、『桜花』がアイスワームβの体内から飛び出した。

 後に残ったのは粉々にされたスクラップの山。

 それはそのまま動力炉が巻き起こしたコーラル爆発の中に消えていくのだった……。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

『よし! アイスワームα、およびβの撃破を確認した!

 残りは一体だけだ!』

 

 

 全体指揮官であるミシガンからアイスワーム2体の撃破報告が入り現場に希望が広がる。

 あとはもう一体、同じことをするだけで終わりだ……そんな心が全員に去来する。

 しかし……戦場とは何が起こるか分からないものなのだ。

 

 

『!? 残ったアイスワームγに高エネルギー反応!』

 

『何!?』

 

 

 カーラの指摘とほぼ同時にアイスワームγがその鎌首を持ち上げる。その顔部に赤い電光が走った。

 次の瞬間、周辺のすべてを薙ぎ払うようにコーラルの電撃が辺り一帯に降り注ぐ。

 

 

『……なんてやつだ。 奴め、まだ機能を隠し持っていたか!?』

 

『アイスワームγのプライマリーアーマー回復!

 あの化け物(アイスワームγ)、コーラルジェネレータのリミッターを解除したね!

 プライマリーアーマーの強度は通常の3倍。セカンダリーアーマーの強度も2倍近くに跳ね上がってるよ!!』

 

 

 化け物(アイスワーム)との最終決戦はまだ、終わらないようだ……。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

今日のアセン

 

AC名:『マッチウッド』

パイロット名:『アライアンス隊員』

 

R-ARM UNIT:WR-0555 ATTACHE(ヘビィマシンガン)

L-ARM UNIT:HI-32:BU-TT/A(パルスブレード)

R-BACK UNIT:BML-G1/P20MLT-04(4連ミサイル)

L-BACK UNIT:EL-PW-01 TRUENO(ニードルミサイル)

 

HEAD:EL-TH-10 FIRMEZA

CORE:CC-3000 WRECKER

ARMS:EL-TA-10 FIRMEZA

LEGS:RC-2000 SPRING CHICKEN

 

BOOSTER:BC-0200 GRIDWALKER

FCS:FCS-G2/P10SLT

GENERATOR:AG-E-013 YABA

 

EXPANSION:なし

 

 

解説

ロアードで莫大な利益を得た『アライアンス』陣営。その資本を元手に自衛用軍事力の急速な整備に舵を切った。

その『アライアンス』陣営のAC部隊、その標準プリセットがこの『マッチウッド』である。

『アライアンス』参加企業であるBAWS、エルカノ、RaDのパーツを中心に組まれており、汎用性とパイロット保護のための信頼性と堅牢さが重視されている。

 

逆関節型の脚部を使用、高低差と地形を生かした戦闘を想定しており、逆関節型脚部特有のジャンプ力と上昇力の高いブースターでトップアタックを仕掛ける戦法を基本とする。

メイン武装はライフルより弾幕形成をしやすく新兵でも扱えるヘビィマシンガンを採用。軽量で使いやすいミサイルにエルカノの新型武装であるニードルミサイルを装備。

隙を見てブレードによる格闘戦を行うという構成である。

かなり高価な機体となっており、これを標準とすることが出来る『アライアンス』陣営の現在の資本力と本気度が見て取れる機体である。

 

ちなみにエルカノ、RaDのパーツ割合が多いがBAWSは主にパイロットを捻出することで貢献をしている。

最初期AC『バショウ』を開発し、長きに渡りACを生産してきたBAWSのパイロットたちは侮れない腕をしており、今回の対惑星封鎖機構との戦争においても活躍していた。

機体名は『薪』を意味する言葉『Matchwood』から。

幼いころにドルマヤンに脳を灼かれBAWSに入社しパイロットをやっているヤツが多かったため解放戦線の『灰被りて我らあり』の言葉にあやかり、『自らを燃やし次代に繋がる灰とならん』と考え機体名を『マッチウッド』とした。

……頭解放戦線かな? こいつら解放戦線予備軍だったわ。

 

実際に使ってみるとバランスがとれており、かなり良好な機体。

一撃の威力も導きのパルスブレードを使えばなかなかのもので対ボス戦も可能である。

 

 

 

 

 

『H.T.L.CーBIG MAGNUM』

 

ヒナタからオーヴァードウェポンの話を聞いたカーラが、カンナを巻き込んで作り出したビックリドッキリメカの1つがこの『ヒュージターボレーザーキャノン ビッグマグナム』である。

元となったのは当然『主任砲』ことヒュージーキャノン。

ヒュージーキャノンは21もの薬室で驚異的な弾丸の加速を可能とした多薬室砲、しかも発射される砲弾は核弾頭という、設定だけでバカをバカで多重コーティングしたバカ兵器だが本作では後述の理由からエネルギー兵器となっている。

 

折りたたみ式の超銃身砲で、展開するとACの身の丈を超えるほどに長大。

稼働には外部に取り付けられた3基のAC用ジェネレータが限界稼働を行い、必要なエネルギーを超圧縮・加速させることで超威力のレーザー砲撃を行う。

何故複数基のジェネレータが付けられたのかの理由は単純、『エネルギーが足りないから』である。

そこまでしてぶっ放すこの砲の正体だが……

 

『宇宙戦艦の主砲を無理矢理ACサイズに切り落としたもの』、なのだ。

 

もう一度言う。

 

『宇宙戦艦の主砲を無理矢理ACサイズに切り落としたもの』、なのだ。

 

 

(´カ`)<ロアード防衛戦のとき、惑星封鎖機構の戦艦出てきたじゃん?

 

(´ヒ`)<はい

 

(´カ`)<あのすっごいでっかい船

 

(´ヒ`)<ああ、俺とイグアスで潰したヤツ

 

(´カ`)<アレの主砲、撃ちたくない?

 

(;´ヒ`)<……撃ちたいです。カーラ先生撃ちたいです

 

(´カ`)<こ・れ

 

(;´ヒ`)<戦艦の主砲、ACに乗せちゃったの!?

 

(´カ`)<そう

 

(;´ヒ`)<あはは……ばぁーか♡

 

(´カ`)<で、名前なんだけど(砲身が)太くて(強度的に)固くて(内部エネルギーが暴走しっぱなしで)暴れっぱなしだから

 

(;´ヒ`)<どこのアルターだよ! 完全に下ネタじゃねーか!

 

 

カーラとヒナタの間でこんな会話が繰り広げられるくらいには頭のイカれたバカ兵装。

とはいえ元が元なので火力は凶悪の一言。しかもこれでも本来の火力の20%にも届いていない。

それでも一撃でアイスワームαを文字通り消し飛ばす凶悪な威力を発揮した。

 

 

 

 

 

 

『T.G.B.UーGREAT MINCE CRUSHER』

 

ヒナタからオーヴァードウェポンの話を聞いたカーラが、カンナを巻き込んで作り出したビックリドッキリメカの1つがこの『ツイングラインドブレードユニット グレートミンチクラッシャー』である。

もちろん元となったのはオーバードウェポン『グラインドブレード』。

だが話を聞いたカーラとカンナがそのままを再現するはずも無く、『チェーンソー2基なら二倍の威力じゃね?』『加速度上げたら1200万パワーじゃね?』という暴走の結果、本作ではこのような仕様になった。

なおこの設計をするときにカーラとカンナは72時間以上睡眠をとっておらず、気付けに強いアルコールを服用していたらしい。

バカとバカの2000万パワーズによって生み出された、バカの極致のような狂気の兵装である。

 

ACの全身を覆い隠すような巨大な背部ユニットであり、『外部設置ジェネレータ』『変形式巨大6連チェーンソー2基』『小型版V.A.Bとも言える超大推力ブースター』をセットにしたユニットである。

起動すると外部に設置されたジェネレータが暴走状態で稼働を始め、ACの両腕を強制パージし、変形を果たした超大型6連チェーンソーが両腕に装着される。

エネルギーチャージ後小型版V.A.Bが点火、殺人的な加速で対象に突っ込んでいく。

そして相手は死ぬ。

 

 

(´カ`)<これはあの、付いてる一個一個の刃があるじゃん?

 

(´ヒ`)<はい

 

(´カ`)<アレが全部チェーンソー。変形して2基の6連チェーンソーになるの

 

(;´ヒ`)<おい、起動したら両腕が強制パージされたぞ!

 

(´カ`)<大丈夫、それ仕様だから

 

(;´ヒ`)<原作より変態度マシマシじゃねぇか! なんでこんな変態兵器を造った!? 言え!

 

(´カ`)<ちょっと、質問の意味がわからない。造っちゃ駄目なのかい?

 

 

とカーラとヒナタの間でこんな会話が繰り広げられた、バカ兵装である。

しかし流石は暴力の化身であるオーヴァードウエポンの再現、その威力は凄まじく一撃でアイスワームβを文字通りのミンチにした。

 

 

 

 

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