蒼の忘録   作:鹿鳴弥

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第六夜 「蒼の雷霆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日に日に、セティシアの体調が悪くなっていく。

 

「ごほっ、ごほっ……!」

 

 湿った咳の頻度が、喀血の回数が多くなった。

 この前まで気丈に振舞っていたのに、それすらできなくなってきて、ずっと寝所で横になっている。

 

 白かった枕は黒く染まっている。

 赤がほとんどだったセティシアの吐き出す血は、もうほとんどが黒い。

 

 ぎりっと奥歯を噛みしめる。

 

 するべきことなんてわかっている。俺がするべきなのは朝食を作ることなんかじゃない。もうセティシアに薬膳など作っている場合じゃない。こんなもの、なんの足しにもならない。

 俺がするべきことはただ一つ。

 

 ──彼女を、セティシアを殺すことだ。

 

 迷宮指定。迷宮の主として指定されている以上、セティシアは既に人類の味方などではない。

 

 人類の、世界の敵。

 

 交渉の余地すらない。人を、大地を、海を、星を、世界を滅ぼす大厄災。

 調べを進めていけばいくほどわかる。ここは迷宮の中でも最上位の迷宮。

 

 黒晶級迷宮。

 

 あの御方でも。世界でも並ぶ者なきと称される大魔法使いのあの御方でも踏破することが困難な、最悪の迷宮。

 

「………………」

 

 《統巡》を応用して隣の部屋のセティシアを覗き見る。

 右腕がない。

 

 ガラスみたいに肘から先が砕け散っていて、喪失した腕の先から黒い靄がもうもうと出ている。

 

 ──ああ、もう血すら出てない。

 

 セティシアは外の世界から来た悪魔。真霊に憑りつかれている。

 

 今までは必死に戦っていたんだ。

 セティシアの内に巣食う真霊に負けないように。己が真霊になり果てて、最後に残った自分すら失わないように。

 

 殺さなきゃ。

 ──できない。

 

 終わらせてあげなきゃ。

 ──できない。

 

 楽にしてあげなきゃ。

 ──できない。

 

 どんなに言葉を変えても、どんなに言葉を濁しても、想像がつかない。想像すらしたくない。

 

 セティシアを殺す、自分の姿を。

 

 想像するだけで背骨に氷柱をいれられたような悪寒に襲われる。舌先を胃液のようなすっぱくて苦いものが汚れのように沁みついて、歯がかみ合わなくなる。

 

 それなら、いっそ俺が──。

 

 パチッ、と火が弾ける。

 はっ、と意識が戻って鍋の様子を見る。

 

 薬膳ができた。

 

 慣れた手つきで火を止め、気魄を《流月》で操作して掌を強化し、先ほどまで熱していた鍋を掴んで持ち上げる。

 

 熱さは感じない。

 息がしづらいくらい胸が冷たくて、熱さなんて感じている余裕がない。

 

 廊下が長く感じる。半年前はあんなに短かったのに、今はセティシアの寝所までの道のりが、とても遠い。

 ここに来る前より遥かに肉体が成長したのに、身体があの日よりずっと重い。

 

 それでも──。

 

 

「セティシア、入るよ」

 

 

 部屋の前で無理やり笑顔を作って、セティシアの部屋へ入る。

 

 苦しいのはセティシアなのに、どうして俺が辛い顔なんかできる。

 

「──ああ、イルク」

 

 

 やつれたセティシアの顔。

 苦しいだろうに、辛いだろうに。若干の死臭すら香るセティシアは、弱弱しく俺に微笑みかける。

 

 心臓を握られたような痛みが胸に走る。

 どうしたらいい。どうしたら、セティシアは楽になれる。苦しまずに生きていける?

 

「セティシア。今日は、七草を入れたおかゆだよ」

 

 努めて優しい声を作る。

 

「ありがとう~……、っほ、ごっほ……っ!」

 

 セティシアはいつものように間延びした語尾で話す。

 

 枕元に置いた、黒い血がたまった桶の中身を捨て、持ってきた新しい桶を枕元へ置き直す。

 

 セティシアは、虚ろな目でそれを見ていた。

 

 口の中が血の味で滲む。

 唇を強く噛み過ぎた。

 

「セティシア。食べないと身体に悪い。あーん」

 

 悟られないよう《流月》で噛みしめた唇の皮を治癒し、スプーンでかゆを掬い、セティシアの口元へと運ぶ。

 

「あ~……」

 

 静かだ。

 ずっとうるさいくらいに話していたセティシアは、静かに口を開ける。

 

 それが、その姿が何より胸に来る。

 

「美味しい?」

 

 セティシアの顔を覗き込み、笑いかける。

 

「……」

 

 セティシアは静かに笑って、こくんと頷いた。

 

「そう」

 

 もっと気の利いたことは言えないのか。

 もっと何か、セティシアの辛さを和らげるようなことは言えないのか。

 

 考えても考えてもなにもでてこない。自分の情けなさが嫌になる。

 

「あのさ、セティシア」

 

 

「よくなったらさ、今度聖教国に行こう」

 

 

 咄嗟に出た言葉は、あまりにも現実味が無くて。

 

「聖都にはさ。『蒼』をうまく弾き語りする演奏家がいるんだ。それに、いろんな本があって、それに……」

 

 無理に話そうとしても、でてくるのはしどろもどろな語彙ばかり。

 迷宮に封じられているのに、どうやってそんなところに行くんだ。

 

 セティシアは眼を点にしている。

 

「──ありがとうね、イルク」

 

 柔らかく、穏やかにほほ笑んだ。

 

「…………うん」

 

 俺は、何も言い返せなかった。

 

 再びかゆを掬い、セティシアの口へと運ぶ。

 

 会話も生まれない、静かな時間だった。

 

 

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 

「ねえ、イルク~」

 

 水差しに入れた水をセティシアにゆっくり飲ませ、片づけていた時だった。

 

「僕と組手、しよっか」

 

 セティシアがおもむろに組手をしよう、と語りかけてきた。

 

「………………」

 

 俺は、その言葉の意味を理解してしまった。

 

 ああ、とうとうその時が来てしまった。

 

 恐れていた時が、先延ばしにしていたことが、やってきてしまった。

 

「──わかった」

 

 ()ろう。

 

 俺は片づけながら振り向き、深く深呼吸をして応える。

 

 振り返ったセティシアは、嬉しそうに笑っていた。

 

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 

 

 

「こうしてイルクと組手するのも、久々かな~」

 

 闘技場までセティシアは、身体の不調が嘘だったかのように軽い足取りで一人で歩き、俺と対峙している。

 いや、嘘なんかじゃない。今も刻一刻とセティシアの身体を真霊が蝕んでいて、それを押し隠して俺に左の拳を向けていた。

 

「それじゃ、僕も調子がちょ~っと悪いし。加減できないけどさ」

 

 

 ──殺されたとしても、恨みっこなしだよ?

 

 

 視たことがない、経験したことがないほどの殺気が俺へ飛ばされる。

 

 ああ、恨みっこなし。か。

 

「応。セティシアも、恨みっこなし、だ」

 

 声が震えそうになりながら、目頭が熱くなりながら、目端をぬぐって構える。

 

 息を吸う。

 霊魂を意識して気魄を汲み上げ、全身へ巡らせ、練り上げる。

 ──《流月》。

 

 息を吐く。

 練り上げた気魄を外へと流し、周囲の力場を支配する。

 ──《統巡》。

 

 

 意識をセティシアへと向ける。

 

 セティシアは笑っていた。

 

「じゃあ──」

 

「ああ──」

 

 

「「始めよう」」

 

 

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 

 拳と拳がぶつかり合う。

 

 並の名剣や魔剣などを遥かに凌駕する鋭さと、風よりも疾いセティシアの手刀。

 複数に分裂したようにしか見えないほどの連撃。

 

 一撃一撃が死に直結するそれを、気魄を存分に乗せた両腕で弾く。

 

「つっ……!」

 

 一撃、凌ぎきれなかった。

 

 セティシアは片腕一本。

 

 俺は腕二本。

 

 利き腕の欠損に加えてセティシアは憑りつかれている影響もあり、本調子から遥か遠い。

 

 それでも、こうも差が出るか……!

 

「よそ見かな~?」

 

 総身が産毛立つ。

 いつの間にか懐に回り込まれていた。

 

「ッ」

 

 回避──。間に合わない。

 防御──。ギリギリ挟める。

 

 咄嗟に右腕に限界まで強化と硬化を施す。

 像に踏まれようと痛痒も覚えないくらいの強化なら──!

 

 しかし。

 

 

「──《蒼霆(そうてい)》」

 

 青い稲妻が天を切り裂く。

 

「ガっ、あ──」

 

 青い稲妻が拳撃と絡まり、右腕に食らいつく。

 走る激痛。穿つ衝撃。

 皮膚が、筋肉が、骨が、神経がズタズタに引き裂かれ、灼きちぎられる。

 

 これは、まず──。

 

「させないよ?」

 

 後退をしようと足へ力を籠めたその時だった。

 ぐん、と俺の身体が前へ引き寄せられ、蒼い稲妻を纏ったセティシアの左腕が再度俺の右腕を灼き砕く。

 

「が、ぐぅ……ッ!」

 

「えへへ~、これでお揃いだ」

 

 セティシアが嬉しそうに砕けた自分の右腕を振りながら、同じように使い物にならなくなった俺の右腕を見る。

 

 ちっ、《統巡》の練度はやっぱりセティシアの方が上か!

 

 気付かないうちに散らされていた俺の気魄の流れをセティシアが完全に掌握していて、取り戻さなければまた引き寄せられて終わりだ。

 

 《流月》で脳の回転速度を限界まで引き上げ、思考速度と動体視力を極限まで引き上げつつ、思考に邪魔な痛覚を切る。

 

 《統巡》の支配権を取り戻すのは集中すれば行ける。

 

 ただ、そちらに集中した瞬間に格闘で完全に押し負けるのは眼に見えている。

 

 そうなればタコ殴りにされて終わりだ。

 

 ──終わり?

 

 一瞬、思考が止まり。

 

 俺の顔面をセティシアの左拳が突き刺さる。

 一瞬顔面が崩壊したような痛みが走ると同時に踏ん張りがきかなくなり、セティシアから凄まじい速度で遠ざかっていき。

 

 派手な音を立てて壁に頭を埋め込むことになった。

 

「──何~? 何してんの?」

 

 ぐわんぐわんと視界と思考が揺れている。

 

 《流月》の強化が間に合ってなかったら即死だったな。

 

 一瞬跳んだ意識を揺り戻して視界を安定させたときに視界に映ったのは、セティシアの踵。

 

 脚撃を額にもろに食らい、《統巡》で空に引き上げられて胴を左手一本で殴られまくる。

 骨がひしゃげ、内臓に傷が入り、口から血が漏れ出る。

 

 ああ、どうにも。

 

 殺る気になれない。

 

 わき腹を突き上げるように殴られて、最初に思ったことがそれだった。

 

 ここに来る前なら。セティシアに会う前なら、きっと戦闘用の思考回路に切り替えられただろう。

 

 浮かばされても抵抗を続けて、セティシアに一撃を入れようともがけただろう。

 殺されるくらいなら、死ぬくらいならばと相手の命を奪って自分の糧にしてやろうと自動的に思えただろう。

 

 だけど、それができない。

 

 左拳が肋に突き刺さり、きしむような嫌な音を立てる。

 

 ──入れない。セティシアを殺す覚悟を、セティシアを終わらせる覚悟が、セティシアの命を奪える思考に、俺自身が入れない。

 

 セティシアが何かを叫んでいるが、さっきの殴られた衝撃で耳が利かない。

 

 自慢の眼も朦朧としていて、読唇もできなくなっている。

 

 ──ここまで、かな。

 

 セティシアを殺したくない。殺すくらいなら、永遠とこの時間を繰り返していたい。

 

 骨を折られるよりも、内臓を潰されるよりも、セティシアを殺す覚悟を決める方がずっと辛い。

 

 どうやら俺は、こんなにも弱くなってしまったらしい。

 

 喉元にセティシアの貫手が叩きつけられる。/ 喉元がつぶれて、呼吸ができなくなる。

 

 自分の命が終わろうとしているのがわかる。

 

 自分が殺されそうになっている、現在進行形で俺の命が終わろうとしている。

 でも。

 

 ──セティシアになら、終わらされてもいい。

 

 はっ、と気づく。

 

 セティシアもきっと同じなんだ。セティシアが死に体の身体を押してまで俺と組手をしたのか。

 

 俺に終わらせてほしいんだ。自分を蝕む真霊じゃなくて、自分を忘れた人間じゃなくて、セティシアを知っている、俺に──。

 

 顎をセティシアの拳が打ち据える。/ 歯が何本か砕ける。

 

 俺はそれでも、そうなのだとしてもセティシアを殺したくない。

 

 考えるだけで胸の奥まで引き裂けてしまいそうな、そんな苦しいことを俺はしたくない。

 

 セティシアとずっと一緒にいたい。

 

 ずっとピアノを弾いて、セティシアと暮らしたい。

 

 ──それもセティシアだって同じだ。

 

 そう、逡巡していた時だった。

 

 

「ご…………っぷォ──」

 

 

 拳の連撃が止まった。

 

 重く、腫れぼったくなった目を開ける。

 セティシアが、喀血していた。

 

 《統巡》の浮遊拘束が消えて、宙に浮いていた足が大地につく。

 

 《流月》を自分にかけて血液を眼球、鼓膜に変えて肉体を再生させ、セティシアへ駆け寄る。

 

「セティシア!」

 

 かすれてしまった声でセティシアを呼びかけ、背中をさする。

 

 「ごっふ、ごおっぶぅ……え……っ」

 

 激しくせき込み、口から猛烈な勢いで黒く、汚染された血を吐いている。

 

 全身に黒い刺青のような紋様が浮き出ては蒼い稲妻がかき散らし、また浮き出る。

 

「なんだこれ、影が……広がって……」

 

 彼女の影が液状化し、泥のように足元をからめ取って俺の身動きを封じてくる。

 

 これは……。

 

「ああ、ああああああアア!!!」

 

 喉を掻きむしるように首元を抑え、つんざくようにセティシアの絶叫が耳を貫く。

 

 足元に広がっていた影が揺らめき、爆発する。

 

 影が全てを覆い、世界の全てが塗り替えられていく。

 

 瑠璃色の神殿。

 ──常闇の荒野へ。

 

 青い水に満ちた宇宙。

 ──赤黒い血が蠢く虚空へ。

 

 白い衣を纏った青い髪と美しい金と黒の瞳を持つセティシア。

 

 

 黒い汚泥のような影を纏った、赤い瞳の化け物へ。

 

「セティ……」

 

「ウああアアアアああああアアアア!!」

 

 続く言葉が出るよりも先に赤黒い力を纏った瘴気が俺の身体に叩きつけられる。

 

 赤黒い目は蹂躙の喜悦に満たされたような眼で俺を見下ろす。

 

 あれはもう。

 

「セティシアじゃない……!」

 

 裡に巣食っていた真霊が、セティシアの自我を破って出てきたんだ。

 

 瘴気が腕を象り、俺の胴をわしづかみにする。

 

 だけど、この程度なら《統巡》で振りほどけ──。

 

「ぐぷっ」

 

 腕が棘のように俺の身体を貫き、内臓をかき回す。

 

 死──。

 

「ぬかァァァ!!」

 

 

 《統巡》を振り絞り、両腕の筋肉の密度まで弄ってできうるかぎり最大威力を黒い巨腕へぶちかまし、片腕を砕く。

 

 

「殺されるか! 殺されてたまるか! セティシア以外の奴なんかに──」

 

 無我夢中で叫んだ言葉が、妙に俺の頭に響いた。

 

 ああ、やっぱりそうか。

 俺が、セティシアを殺さなきゃいけないんだ。

 

 すう、と息を強く肺へ送り込む。

 

 覚悟を決める。丹田に気魄を回し、やりすぎた血液からの欠損した部位の再生で貧血になった頭で重心がふらふらになりながらも、拳を痛いほど強く握りしめる。

 

 同時に、黒い化け物の動きが一瞬鈍くなる。

 蒼白い稲妻が黒い瘴気全体を奔り、小さな亀裂を入れた。

 

「ッ……!」

 

 ちいさく入った亀裂へ飛び込み、纏わりつく闇を《統巡》で払い、体内の気魄を意識する。

 

 これは、セティシアができる最後の抵抗だ。

 

 直観的に理解している。

 もうセティシアの肉体も、魂も限界だ。

 

 実体化した影を駆けのぼり、滑り降りる。

 

 俺は眼を閉じ、襲い来る影の全てを《統巡》で知覚し、手で、足で薙ぎ払う。

 

 ──これ以上、セティシアを苦しめるわけにはいかない。

 

 最後のチャンスを生みだせたのは、セティシアが全てを振り絞って俺に託した、セティシアの願い。

 

 悪鬼羅刹に堕ちる前に、俺に。イルクに止めてほしいという、祈りにも似た願い。

 

 目を瞑り、《統巡》を更に研ぎ澄まして身体性能を限界を超えて引き上げる。

 

 俺は、セティシアの願いを踏みにじることはできない。

 

 まだ、まだ俺は。あんたにしてもらったことの、何一つとして返せていないから。

 

 だから、叫ぶ胸の痛みを無視して集中する。

 

 《統巡》で世界の空気を練り上げ、気魄と混ぜ合わせる。

 

 脚が影に貫かれる。/ 構わない。自切して勢いを殺さずに飛び込む。

 

 《流月》を限界まで回し、閉じていた目を限界まで見開く。

 

「ああ、ああああああああああ!!」

 

 喉から絶叫が漏れ出る。

 腕を弓なりにしならせ、すべての神経を腕の一点、拳の一点へ集中させる。

 

 影が俺を捕らえるが。もう遅い。

 

「受け取れ、セティシア……!」

 

 蒼い稲妻が腕に灯り、切れた額から流れる血すら気にすることなく拳を汚泥の中心部。セティシアの胸のあたりへと突き立てる。

 

「これが……!」

 

 蒼い稲妻を押し出し、セティシアの体内へと流し込む。

 

「あんたが俺にくれたものの、全部だ!!」

 

 ──今こそ。

 

「《蒼霆(そうてい)》!!」

 

 今まで成らなかった、蒼い稲妻をセティシアの霊魂へと流し込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 弟子は征く、師の肉骸を砕いて。

 更新遅くなり、大変申し訳ございませんでした。一話で行けるかなーと書いてたら収拾がつかなくなったので、分割して次回最終話とさせていただきます。

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