全てが狂っている世界に転生したから死ぬるのは嫌でござる   作:砂漠のタヌキ

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とはいえ、苦労して強制イベントのためにフラグ立てて説得したキャラを全然使う余地がない、SRWあるある(だいなし)


悪人にだって改心のチャンスは与えられるべきだと思うんですよ

(前回のあらすじ)

 

サイボーグ0013とモーターヘッド・ザカーが加入した。

 

あと、ショット・ウェポンがマイト資格を取得した。

 

(ここから本編)

 

さて、サーティーンロボへのモーターヘッド武装の転用だが、結論から言うと不可能だった。

 

モーターヘッドに取りつけられれている各種武装は、取り外して移植できるようなものではない上に、稼働にはイレイザーエンジンの大出力が必要だったのだ。

 

イレイザーエンジンが作れるようになるか、せめてモーターヘッドには及ばなくとも大出力のエネルギー兵器や誘導ミサイルの類を搭載できるようになれば良いのだが……。

 

俺が考えに耽っていると、かなり興奮したメイユ・スカがわめきながら突っ込んできた。

 

病み上がりなのに元気なこっちゃな。

 

「貴様ーっ!私のザカーの武装を勝手に取り外して、あの訳の分からんロボに組み込もうとしたな!?ショットとかいう怪しいマイトから聞いたぞ!」

 

俺はとりあえず慇懃に頭を下げる。

 

「これはスカ殿、回復されたようで何よりです。整備ついでにサーティーンロボとジョーカーの兵器の相性を見ようと思ったのです。部品はなにひとつサーティーンロボには組み込めませんでしたし、ザカー自体の整備も完全に終わっておりますればどうぞお平らかに……」

 

「ええいうるさい!神がかりだかなんだか知らんが、ダイバーでもないくせに怪しげな術で人をたぶらかしよって!成敗してくれ……る!?」

 

俺になんかしかの一撃をくらわそうとしたスカは驚愕で固まった。

 

怒りの表情のツトムが、俺とスカの間に割り込んで腕を押さえたのだ。

 

「お前……!おいらの友達に酷いことをするなら、許さないぞ……!」

 

「ガキ……!なんと無礼な!ええい、おまえからわからせてやなわらばーっっ!?」

 

俺の目には捕えられなかったが、おそらく騎士の音速行動で切り捨てようとしたら、マッハ3よりさらに加速できるツトムのカウンターパンチを喰らったのだろう。

 

メイユ・スカはセリフを途中から悲鳴に変えて、ド派手にぶっ飛んでいく。

 

「あーあー、こりゃ入院が伸びたなあ」

 

薄笑いで小手をかざして見送る俺。

 

「ギガース……すまない、嫌な奴だけどあいつを殴っちゃまずかったんだよな……?」

 

「いや、謝るのも礼を言うのも俺の方だ。つまらん逆切れで斬り殺されるところを助けてもらったんだから。ありがとうツトム」

 

やっちまったという感じで所在なさげにしているツトムの肩を叩くと、俺たちはとりあえずコラム王に面会することにした。

 

一応の事情説明はしてあるのだが、かき氷が出てこなかったせいかスカの元来の高慢で権威主義的な性格のせいか、どうも俺やショットのことは馬鹿にしているようだし、コラム王から釘を刺してもらわねば。

 

 

そんなこんなで足踏みしていたある日……

 

偵察部隊がすごい勢いで泡食って帰ってきた。

 

「ご注進!ご注進!南方の山岳地帯より、過去にない規模のガロウ・ラン強獣部隊が出撃してきています!おそらく目標はこの城塞都市!さらに未確認ですが……これを見てください!」

 

そういうと、会議室に駆け込んできた偵察兵は写真を示す。

 

「詳細は分からないのですが……オーラバトラーです!ガロウ・ランの部隊に、オーラバトラーが混じって攻めてきています!!!」

 

「「どれどれ……ゲェーッ!?」」

 

機種特定のために写真を覗き込んだ俺とショットが、同時に汚い悲鳴を上げた。

 

写真に写っているオーラバトラーは二機。

 

骸骨にビルバインの装甲を着せたような奴と、細かいところがちょいちょい違うドラムロだが……

 

「スカルバインかよ!」「ヴォルバルだとっ!?」

 

やばい。テレビに出てきたやつに飽き足らずコミックアンソロのネタまで引っ張ってくるんかい。

 

しかもどっちも一発ネタだけどめっちゃ強い。

 

スカルバインは、ビルバインの競争試作機という設定。

 

ガイコツみたいな顔に、死神の持つような長柄の鎌を得物にしている中々の厨二感のある機体で、一度はショウのビルバインを圧倒している。

 

ヴォルバルはキロン城での城塞戦用に、ショットが直々に作った機体。

 

ドラムロっぽいが、オーラコンバーターの上部にオーラバルカンが追加されたり、前腕がジオングみたいにワイヤーで飛び出してオールレンジ攻撃ができたりする。

 

そしてどっちもとんでもない厄ネタなのだ。

 

スカルバインは、ビルバインならオーラキャノンがついている背中に、昆虫の腹部のようなポッドを取り付けている。

 

ここに人間を閉じ込め、そいつから機体を動かすオーラ力を搾り取る、人間に優しくない設計だ。

 

おまけに、開発者兼パイロットが登場エピソードの後半で、オーラ力供給用に乗せていた自分の恋人を首だけにしてブレインデバイス化する暴挙に出ている。

 

存在しているだけで厄がたまりまくることは確定。なんとしても消さねば世界の危機だ。

 

ヴォルバルはヴォルバルで、オーラバトラーに使われている強獣の脳が自我を取り戻してしまい、パイロットの精神を汚染して制御を受け付けずに暴走するのだ。

 

話の中ではミュージィ・ポーを取り込んでいた。今回もそうなのだろうか……。

 

 

 

一気にお通夜モードになった会議室に、別方向に出ていた偵察兵が入ってきた。

 

「お取込み中失礼します!この都市から東10キロメートルほどに突然城塞が出現!接近したところ独自のオーラバトラーを持っており、使者を派遣したい意向を示したので、現在使者を伴ってきておるのですが……」

 

「独自ということは……ラウかナか。敵対してほしくないな。俺が同行したいがまずいかな」

 

ミの国残党の説得失敗の轍は踏みたくない。

 

ショットは行かないほうがいいだろう。

 

俺も、ミの国残党との戦闘が伝わっていれば、面倒なことになる可能性がある。

 

 

……そう思っていた時期が俺にもありました。

 

「遠路はるばるよく参られた、トカマク・ロブスキー殿」

 

なんでやねん。なんでやねん。

 

あいさつしながらも俺の内心は大嵐である。

 

まあでも……スカルバインとヴォルバルが出た時に予想はしておくべきであったわ。

 

独自のオーラバトラー、もとい、蟹の鋏くっつけたぼろっぼろのトカマクダンバインに乗ってやってきたのはトカマクであった。

 

従うのはドラムロと蟹を掛け合わせたようなこっちは完全に独自のオーラバトラー、ゾニミカ。

 

こいつもアンソロジー出展だが唯一厄ネタではない。

 

「恐れ山」なるバイストン・ウェルの地方領地が独自に運用している機隊であり、トカマクも初陣で撃墜されて変えるに帰れずぼろぼろのダンバインでさまよっているうちに女領主に気に入られて雇われ、ゾニミカのパーツで無理やり直したダンバインを愛機にしていたのである。

 

結局話の中ではトカマクやらゾニミカ部隊はバイストン・ウェルに残ったようだが、地上世界には放逐されなかったのだろうか……?

 

おそらくはこの辺の矛盾のせいで、恐れ山の城が住民やオーラバトラー部隊も込みでまるごとバイストン・ウェルのある世界からこっちに飛ばされてきたものと思われる。

 

「あんた見ねえ顔だが……俺を知ってるってことはドレイク軍にいたのか?それともショウの仲間か?」

 

「どっちも違う。まあ、ドレイク軍関係者が知り合いなんだが……」

 

気配がしたので振り返ると、ショットが入ってきていた。

 

「ククク……トカマク。700年ぶりだな」

 

おお、怨霊ジョーク。

 

トカマクは完全に意識がぶっ飛んでるな。

 

目ぇ見開いて顎が落ちてるし。

 

「ええ、ええと。あんたギガース殿だったか。本当にドレイク軍じゃないのか!?」

 

「もはやこの世界にはドレイクも反ドレイクもねえんだよ」

 

俺は一拍置いたが、かき氷は現れなかった。

 

スカの時と言い、「かき氷を一気食いした時の頭痛の神」とやらの加護が消えたんだろうかね?

 

その後俺とショットに事情を説明されたトカマクは、頭を抱えながら言った。

 

「いきなり滝も何もない荒野のど真ん中に城ごと飛ばされたから何事かと大騒ぎしてたんだが……そういうことかよ。これもしかして俺たち、『蹂躙されるためだけに沸いてくる村』枠なのか?」

 

「その公算が高いな。とりあえず、領主のナナラ殿はじめ、城にいる人間はこちらに脱出するべきだろう。……とはいえ、今ガロウ・ランに操られた強獣の大軍団がこちらへ攻めてきているのだがな」

 

ショットの言葉にトカマクは少し考えると返答した。

 

「……よし、わかった。俺は義勇兵としてガロウ・ラン迎撃に参加する。城の人間の亡命を受け入れてもらうならそれぐらいの代価はいるだろ」

 

「ふむ。ありがたいが……ならば機体は乗り換えてくれ。あのダンバインはかなり痛んでいるようだしな。ゾニミカも、対オーラバトラー戦闘能力はドラムロに劣るのでは?」

 

ショットの提案により、ダンバインは機械の館に運び込まれ……

 

「「んほおおおおおっ!!?!?!?」」

 

俺とショットはまたしてもダブルで汚い悲鳴を上げた。

 

そこに鎮座していたのは、トッド専用ダンバイン……をショットが自分専用に改造した奴だったのだ。

 

「何だダンバインあるじゃねえか、慣れてるこいつの方が……」

 

「ああ、すまんがこれはショット専用だ」

 

「え?どいうこと?ショットは技術者だろ!?」

 

混乱するトカマクをとりあえず引き離すと、俺はショットに向き直る。

 

「漫画でしか知らねえが……ミュージィを捕えたヴォルバルとの一戦、後悔あるんじゃねえの?こいつが湧いてきたのは、やり直すチャンスだと思うぜ」

 

一言告げると、俺はトカマクの機体を見繕いに、開発コーナーへ移動するのだった。

 

 

 

数時間後。

 

フレム・リュード王国主力部隊とガロウ・ランの大軍は、平原での激突という一番被害の出るパターンで交戦に入った。

 

戦闘開始前にオーラシップからの対地砲撃を浴びせに行ったのだが飛行型強獣に激しく妨害され、それほど数を間引けていない。

 

ガロウ・ラン側が数の暴力で戦線を突破するかに思われたが……

 

ガガガガガガゴゴゴゴゴ!

 

激しい地震とともに、突撃する強獣の群れのど真ん中に地割れが走る!

 

バキバキバキバキバキ!!!

 

地割れが広がり、飛行能力のない強獣とガロウ・ランが、次々と飲み込まれていく!

 

ツトムがサーティーンロボで地中から攻撃を仕掛けたのだ。

 

正当防衛とはいえスカを殴り飛ばして再入院に追い込んだ失態を帳消しにする大戦果である。

 

「敵は混乱しているぞ!懐に飛び込まれないように気を付けつつ、押し出して討ち取れ!」

 

コラム王の命令一下、竿状武器を振りかざした従兵機部隊が前進。

 

統制の取れた動きで、地割れに飲まれず勢いのまま突っ込んできていた前衛部隊に振り下ろす。

 

「俺たちも続け!味方の上に落とすなよ!」

 

ドラムロ部隊は3機1個小隊を組み、フレイ・ボムやオーラバルカンで、飛行型強獣を乗り手ごと撃ち落としていく。

 

そして……ギガース・ショット・トカマクの3人は、それぞれオーラバトラーに立ち向かっていた。

 

【Side ショット】

 

「くそ……ちょこざいな!」

 

ショット・ウェポンは攻めあぐねていた。

 

ショットのダンバインに、ヴォルバルの有線射出式アームが予測不可能な動きで襲い掛かる。

 

自分で作っておきながらすっかり忘れていたが、出撃前にギガースが忠告したところによると、昔ショットが戦った時には有線アームをかいくぐって速攻をかけたところをオーラバルカンに迎撃されたのだという。

 

その話を下手に聞いてしまったがために、迎撃を恐れて突っ込めなくなっていたのだ。

 

「くそ……だがこのままではらちがあかん!」

 

意を決して懐に飛び込む!

 

乱射されるオーラバルカンには、念力を応用したオーラバリアーもどきを無理やり張って直撃を避け、オーラソードを振り上げて……

 

一瞬。

 

遠い記憶が浮かぶ。

 

強獣の覚醒。

 

取り込まれたミュージィとのシンクロ。

 

思念が逆流。

 

そして私はミュージィを手にかけようと

 

「うおおおおおお!!!!!!」

 

かつての短絡的な行動への後悔を断ち切るように、ショットはヴォルバルの機体に埋まりこんだ、頭部を思いっきり貫いた!

 

<<ギャアアアアアアアアアアア………>>

 

強獣の断末魔か、すさまじい絶叫が脳裏に響く。

 

力を失い墜落しようとするヴォルバルをひっつかみ、ダンバインが全力でオーラコンバーターを逆噴射する。

 

地割れを割けて、少しでも広く、地面が確保されているポイントへと、ショットは機体を通しヴォルバルを引っ張る。

 

かなりの速度ではあったが、機体が壊れぬ程度に勢いを殺して、ヴォルバルは地面に落着した。

 

「ミュージィ!ミュージィ無事か!?」

 

コクピットハッチを跳ね上げる。

 

そこには……

 

野望のために近づき利用しただけのはずだった。

 

しかし、強制的に引き裂かれて700年。

 

世界への復讐と永遠の命からの解放を願う怨霊になり果てるまでの間、後悔と思慕の念を強め続けていた相手。

 

ミュージィ・ポーがコクピットに拘束されていた。

 

「ショ……ショット……様……?」

 

「ミュージィ!無事だったか!?よかった……!私がわかるか!ショットだ、ショット・ウェポンだ!」

 

「ショット様……!っ」

 

拘束を解くのももどかしく、ミュージィを抱き寄せるショット。

 

ミュージィはしばらくされるがままになっていたが……

 

「ここは……どこなのですか。あの時私は地上で……いえ、このヴォルバルも、ダンバインも、あるはずのない……」

 

そう。

 

かつてショットが暴走したヴォルバルを追い、ミュージィを助け出したとき。

 

パイロットが降りているにもかかわらず、二機のオーラバトラーは勝手に動き出し、お互いの首をはねて機能を停止したのだ。

 

まるで自分たちオーラバトラーは世界に存在してはならないとでもいうかのように。

 

「どこかは追って説明するが……バイストン・ウェルでも地上界でもないことは確かだ。とにかく今はここを離れるぞ」

 

そう返答して、ショットはミュージィを連れ、ダンバインで戦場を飛び去った。

 

【side change】

 

【side ギガース・トカマク】

 

ギガースとトカマクは、二人がかりでスカルバインに立ち向かっていた。

 

ギガースはもはや乗り慣れた愛機、ブロンズ・アケロンに。

 

トカマクは、ショットがドラムロを作りまくるついでにもっと強力なオーラバトラーを再現できないか作っていた試作機の一機、ドラムロの等身を引き伸ばしたようなガーシムに乗り込んでいた。

 

ちなみにガーシムは本来星球棍いわゆるモーニングスターと小型盾を装備しているのだが、今回は任務の都合上、ドラムロと同じ幅広のオーラソードを携えている。

 

「トカマク殿!あの機体の相手は俺がする、隙を作るからトカマク殿は何とかして後ろに回り込み、あの背中の不気味なポッドを根元からちぎってくれ!そして絶対壊さずに城塞都市まで運んでくれ!」

 

「わ、わかった!たしかあの中に、人間が詰め込まれてるんだよな!?」

 

「ああ!それも、おそらく首だけにされて無理やり生かされてオーラ力を搾取されている状態だ!幸い治療法の当てはある、だからポッドに傷を入れたり、ましてや貫通することがないようにだけ絶対に気を付けてくれよ!」

 

最低限打ち合わせをした二人は、さっと散開する。

 

スカルバインが手首からオーラショットを撃ってきたのだ。

 

「おわっと!くそ、お返しだこんにゃろ」

 

反撃のオーラキャノンを増速してかわし、2機まとめて葬り去ろうとスカルバインが大鎌を振り上げる!

 

「ふん!オーラボムもどきに、引き伸ばしたドラムロもどき!ずいぶんと舐められたものだ!貴様ら如き、このシャルド・スカルスとスカルバインの敵ではないと知れ!」

 

スピーカーから吠えつつ、両手持ちの大鎌とは思えないぐらい素早く武器をさばいて襲い掛かるスカルバイン!

 

ドグッ!

 

振り下ろした鎌が、ブロンズ・アケロンの機体を貫き……

 

「かかったな!今だぁ!」

 

同時に手足から射出されたワイヤークローが、スカルバインの手足をからめとる!

 

「く、くそ!貴様……っ!?」

 

「もらったぁ!」

 

スカルバインが出力を全開にし、ワイヤークローを引きちぎることに気を取られた次の瞬間、トカマクのブラウニーがポッドの付け根にオーラソードを突き立てた!

 

「き、貴様何をする、やめっ!?」

 

「ヘイヘイこっちはまだ死んでねえぜーっ!」

 

ブロンズ・アケロンは、ワイヤークローを引きちぎられて大きく四肢を損傷しながらも、フレイボムが生きている右前脚から炎を浴びせかける!

 

「どこまでも……な、め、おってええええええ!!!!!」

 

バキャアアアアンン!!!!

 

引き戻した鎌が機体をほとんど真っ二つに切り裂き、ブロンズ・アケロンは落下していく。

 

だが、ブロンズ・アケロンにとどめを刺すことにこだわった結果

 

ボリッ!

 

「いただいたぁ!」

 

ガーシムがポッドを切り離すのを許してしまった!

 

「ぐ、がああああ!!!!!!」

 

オーラ力の供給が絶たれ、一気にパワーダウンするスカルバイン!

 

それでも何とかガーシムを追おうとするが

 

「主人公の……最後っ屁えええええ!!!!!」

 

ブロンズ・アケロンから放たれたオーラキャノンが、オーラコンバーターの片方をも吹き飛ばし……

 

スカルバインも地上に墜落するのであった。

 

【side out】

 

 

 

「う、うぐう……死んだか、これは……」

 

俺は地面に叩きつけられたブロンズ・アケロンの機体から這い出していた。

 

左腕は動かないし触るとめちゃくちゃ痛い。折れたなこれは。

 

両足も激しく痛むが、なんとか歩けるようだ。というか歩かねば死ぬ。

 

この辺の地下に潜んでいるはずのツトムを呼ぼうとして……

 

カッ!

 

投げつけられたナイフが、心臓を少しそれて右の肩に突き刺さった!

 

「おのれ……よくも……よくもスカルバインを!この俺を!殺す、殺してやる!」

 

振り返ると、長剣を振りかざし、憎悪の視線でこちらをにらみつけるシャルド・スカルス。

 

まるでハイパー化しかねない憎悪の圧を浴びせられて俺は、

 

「ドモン・カッシュ!怒りのハイパー化はいかんと言っておるだろう!」

 

小粋なジョークを浴びせてやった。

 

だってさあ。こいつ、髪型と言い、ハチマキといい。

 

ドモン・カッシュそっくりなんだよ!よく問題にならなかったよな!

 

だが、シャルドはあからさまな挑発にますますブチ切れ、

 

「貴様……いい加減にしろおおお!!!」

 

振り上げた剣を走り寄って撃ち込んできて

 

パパァン

 

「が……っ」

 

俺がこっそり抜いていた拳銃に撃たれて倒れた。

 

モヒカンどもが持っていたサタデーナイトスペシャルの一丁を借り受けておいてよかったぜ。

 

その時、俺も目の前が暗くなってふらつく。

 

どうやら、投げたナイフがやばいところに当たっていたみたいだ。

 

出血多量か……ちくしょう、こんなところで……

 

そのまま、俺の意識は途切れるのだった。




メイユ・スカ、性根がひん曲がり過ぎて正直味方として使いたくないんですが……
ザカーが好きすぎて……
ほら、専用MHって騎士とファティマ込みで一つのキャラクターというかね……。

そして出ました!ダンバイン系でもかなりの問題ネタの詰め合わせ、スーパーロボットコミック聖戦士ダンバイン編よりオリメカ大集合!

いや、トカマクとゾニミカ部隊は出すつもりなかったんだけど……気がついたら、身を寄せている城ごと出てきてしまいました。

たぶんバイストンウェルで幸せに暮らしたんだろーけど運命を捻じ曲げてしまったこと……お許しください!


そしてまたも主人公気絶オチ。これで3回目だよ!少し安直に過ぎるのでは?
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