寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道   作:ホーンベアーmk-lll

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遂に始まる御霊VS晒レ頭、そしてその先に待ち受ける衝撃の゙展開とは?……どうぞご覧下さい


十四話

「崩して」

 

その言葉と同時にグレイ人形の首からオーラが溢れ出る。そのオーラが徐々に人の形となり、その姿が現れる。旧Fトンネルの霊と同等の背丈と筋肉、そして青い着物を着ており、ガイコツの様な顔、その頭には十字傷が刻まれていた。

 

「【過渡期の御霊】」

 

そう、彼こそが力と記憶を失いながらもそのオーラは卒業生に匹敵する霊、過渡期の御霊である。

 

『…もう……ひと…いく…さ…せん……』

 

そのオーラを感じた旧Fトンネルの霊は、先手必勝とばかりに御霊に接近し、斧を振り上げる。だが、御霊はそのスピードに反応し、攻撃を避ける。その反撃とばかりに御霊は腕を振り上げ殴りに掛かる。だが、旧Fトンネルもそれに反応し、御霊の腕を斧を持たない片方の手でその腕を掴み拘束する。そして拘束した瞬間に旧Fトンネルの霊は斧を今度は腹に目掛けて振り上げる。御霊は拘束を解こうと、拘束されていない腕で旧Fトンネルの霊の肘を殴る。衝撃で御霊の拘束は解かれるが、既に斧は避けられない位置にまで来ており、御霊はバックステップを行い避けようとするが、結局は避けられず横一線に思い一撃を受ける。それは致命傷ではないものの、明らかな深傷であった。……たが、そんな御霊の状態でも、夜宵は慌てたりはしなかった。その理由は

 

「アーシア、お願い」

 

「はい!分かりました!」

 

そう、夜宵には、聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)と呼ばれる回復の神器をもつアーシアがいるからだ。アーシアは神器を取りだし、夜宵に近くに寄り、夜宵が持つグレイ人形に使用する。するとたちまち御霊にあった。傷がみるみるうちに治っていき、数秒後には完全回復をしていた。

 

(…………実験をしていて良かった。アーシアの神器は回復こそ出来るものの、近づかなければ効力は発揮出来ない。かといって戦闘中の場所にアーシアを行かせる事は絶対にしたくない。……だが、ぬいぐるみに同調している霊たちならば、ぬいぐるみを介して回復出来るのでないかと前に実験を行った……結果は見事に成功。ぬいぐるみを介して霊たちの回復が行える事が可能と分かった。これによって自己回復が出来ない霊たちも、ガンガン使える事が可能となった)

 

「…………貴方は傷を気にしなくてい、ガンガン攻撃を仕掛けて」

 

その言葉に呼応するように御霊は斧に恐れずに旧Fトンネルの霊に接近し、連打、連打、連打、旧Fトンネルの霊も、連打を浴びながらも斧で御霊に傷をつけるが、その傷はアーシアによって回復され、意味が無くなる。流石の旧Fトンネルの霊もこれには守備に回る事になり、、斧を使い御霊の連打を、防御する。だが、これこそが夜宵の狙っていた状況であった。

 

「……今、斧ごと両手を拘束して」

 

その言葉通り御霊は、従い防御の為に斧を両手持ちしていた手を同時に掴み、力比べとなる……かに思われた

 

「これで……ゲームセット」

 

その言葉と同時に御霊の口が開き、口から衝撃波が発射される。両手を拘束された旧Fトンネルにこれを避けるすべはなく、その衝撃波で腹を貫かれた。それは明らかに致命傷であり、回復手段を持たない旧Fトンネルの霊はその場で力なく倒れ込み、動かなくなった。

 

(……これでこのトンネルの主は倒した。幽世から出られるはず)

 

だが、何故か倒したのに幽世から出る素振りすらならない、夜宵は旧Fトンネルの霊を確認するが、明らかに致命傷、幽世に閉じ込められる力は残っていないはず…、なのに何故?……そう思い置いてけぼりにしていた安奈、優香両名に話しかけようとしたが……そこには既に二人は居らず、居なくなっていた。

 

「え!?安奈さん!?優香さん!?何処に行かれたんですか!?」

 

その事に気付いたアーシアが、二人を探そうと声をだすが、答えは無く、ただ、静寂が響く……それと同時に夜宵のスマホが鳴る、確認すると連絡主はKであった。

 

「……もしもし、何か分かった?」

 

『あぁ、……その旧Fトンネルなんだが、その随分前はそのトンネルに入った物者全てが行方不明となっていた……が、ある時を栄えに、肝試し等を行う……力が無いものはトラウマを抱える事にはなるが、生きて帰れる様になったらしい…、そのトラウマってのが、【斧を持った大男に追われた】【壁一面に人の皮があった】らしい……だが、力がある者……悪魔や堕天使、はぐれ悪魔とはぐれハンターがそのトンネルに入ったら…全員行方不明となっている』

 

その言葉と同時に、旧Fトンネルの霊がオーラとなり、旧旧Fトンネルの方角へと吸い込まれるように入っていった。その現象を夜宵は知っていた。

 

(馬鹿な……あの霊……分霊だったというのか?…だとしたら……あの中にはどんな強大な霊がいると言うんだ)

 

その瞬間、その場に大きな拍手が旧旧Fトンネルの方角から聞こえてきた。そしてドアは開かれ、その正体が明らかとなる

 

『…………素晴らしい、まさかあの霊を倒すとは思わなかったぞ……これは久方ぶりに面白い戦いが出来そうだ』

 

出てきたその男は、白髮のロングヘアーに、白目と黒目が逆転した目そして、特徴として最も特出すべきは全身にある何本の紅い線であろう。そして何よりも圧倒するようなその威圧感とオーラであった

 

「…………安奈と優香はどうした」

 

そんな男に対して、安奈と優香の安否を確認する。

 

「…………あぁ、あの弱者か、あの二人なら興味がないのでな、現世に返しておいた』

 

「…………そう、それは安心した」

 

その霊の言葉で、安全な事を確認した夜宵は、御霊に戦闘態勢をさせ、アーシアも何時でも回復できる様に準備を行う

 

『は、ハハハ!いいぞ!やはり俺の目には狂いは無かった!…さぁ、戦おう……どちらかが死ぬまでな!』




はい……これこそが旧Fトンネル最大のアレンジ……晒レ頭は実は分霊で、本体が居たのです。…彼は一体何者なのか?その実力は?呪いは何なのか?……次回御霊VS新・旧Fトンネルの霊、どうぞお楽しみに
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では、次回にてお会いしましょう!

現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?

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