寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道   作:ホーンベアーmk-lll

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遂に対決!あの晒レ頭を分霊にしていた新・旧Fトンネルの霊の実力が明らかになります……それでは本編をご覧下さい


十五話

「まずは先手必勝、そのまま突撃しろ」

 

その言葉と同時に御霊は新・旧Fトンネルの霊に突撃を開始、未だに突っ立ったままの彼に、御霊の強力な打撃が当たる……と思われた

 

『……フン』

 

何と新・旧Fトンネルの霊は御霊の強力なパンチを軽々と止めてみせたのである。

 

『……フフフ、やはり良いな貴様、久方ぶりに俺の手が痺れたぞ…そしてそんな貴様におくりものだ!受け取れぇ!』

 

と、御霊のパンチを止めたもう片方の腕で今度は新・旧Fトンネルの霊が攻撃を行う、そのパンチはまさに疾風、御霊は避ける動作をする暇もなく、そのパンチをモロに腹に食らい、御霊の腹を一撃で貫通したのだ。

 

(…………まさか成長途中とは言え卒業生クラスの御霊があんな簡単にあしらわれているとは……あの霊……ひくく見積もってもSSランク……いや、もしかしたらSSSランクに匹敵するかも……)

 

そう夜宵が思考している間に、アーシアによって回復した御霊は、新・旧Fトンネルの霊から距離をとり、先程分霊を討ち取った衝撃波をお見舞いする。

 

『!フッ!!』

 

それを見た新・旧Fトンネルの霊は、体全体に力を入れ、防御体制に入る……そしてその衝撃波を真正面から食らったのだ。

 

(…………どうだ?少しはダメージが入ったか?)

 

しかし、夜宵の目論見とは違い、そこには、狂気的な笑顔をみせ、ガードした腕をに少しの傷ができた程度で済ませていた。

 

『ハハハ!最高だ!ここ数年で最高の相手だ!久しぶりだなぁ〜俺に傷をつける相手はなぁ〜!!……貴様、まだ隠しているのだろう?……さぁそれを俺にぶつけてみろ!俺を楽しませろ!』

 

(……御霊の呪いは避けられると意味がない……だから余りタイマン時は使わないことにしているけど、そんな事言ってる暇ないか)「……使え」

 

その命令を聞いた瞬間、御霊の十字傷から黒い矢が飛び出してきた、その黒い矢は御霊と新・旧Fトンネルの霊との間の中間に浮かび、その矢の周りに歪みが現れる、そしてその歪みの中に、よく見えないが、人の顔が現れた

 

『……………ひもじい………助けて…〇〇〇〇』

 

その言葉を聞いた御霊の脳に、とある記憶がフラッシュバックする、枯れた土地、飢えで倒れる大人、そして痩せこけていて、泣いている姉弟。

 

『あ…ああ…あああ…っ』

 

その瞬間、御霊は言葉に出来ない程の大声で叫ぶ、それと同時に、一瞬で黒い矢は、新・旧Fトンネルの霊の肩に突き刺さった。

 

『ぐっ!?何だ!』

 

動揺する新・旧Fトンネルの霊だが、御霊の呪いは終わらない。その黒い矢を中心とした。紋様が地面に刻まれるその瞬間、新・旧Fトンネルに、強烈な重圧がのしかかった。

 

『ぐ、この程度の重圧……何!?更に圧が強く…!?』

 

その重圧は、時間が経つほどその質量が増えていく。流石の彼もこれには予想外だったのか……重圧に抵抗しながら少しづつ押し潰されていく。その質量には、よく見ると、黒い矢を中心に、人の顔がいくつもある。

 

「……これが御霊の呪い、【幾重にも人の情念が覆いかぶさり、甚大な重みを相手に与え、超質量で圧殺】する事…お前の敗因は、御霊は格下と決めつけ、戦いを楽しむ為にわざと攻撃を受け続けた事」

 

『お、おお、オオオ〜!!』

 

夜宵が御霊の呪いを説明をしている間にも、質量は大きくなり続ける。……最早勝負は決した……かに思えた

 

『…………まだだ、まだ終わる訳には行かない……最強…俺は…最強にならないと……俺は……オレハァァァァァァ!!!!』

 

何と新・旧Fトンネルは覆いかぶさる質量が、何故かその質量を弱めていたのだ……だが、それだけでは異変は終わらなかった。

 

(…………おかしい、何故御霊のオーラが徐々に減っていっている、別に攻撃を受けている訳でもないハズ……まさか)

 

その御霊の異変に、目を使いオーラの軌道を見る……すると何と御霊のオーラが、新・旧Fトンネルの霊に吸収しているのである。

 

『…………ハハ、倒した後に吸収してやろうかと思ったが……お前の言う通り、もう油断をしない……この矢を抜けばいいんだろう?』

 

そう言うと同時に弱まった質量をものともせずに黒い矢を抜け、放り投げる。……そう、新・旧Fトンネルの霊は、御霊の呪いを受けきったのである。その間にも、御霊のオーラは彼に吸収され続けていた。

 

(…………恐らく彼の呪いは相手のオーラを吸収し、自身の物とすること…その対象に格下も格上も関係ない……力を持つその全ての人物全てが呪いの対象)

 

『さて……どうする?このまま続けるか?それとも降参して、大人しく死を受け入れるか?』

 

御霊のオーラを吸収し、更に力が増した新・旧Fトンネルの霊は、余裕の表情で、夜宵達に問いをかける。

 

「…………や、夜宵ちゃん」

 

その圧倒的な呪いに、アーシアは不安そうに夜宵を見つめる……だが、夜宵にはまだ彼を倒しうる切り札があるのだ

 

「…………大丈夫アーシア、絶対に勝てるから…、御霊、取り敢えず戻って、このままでは全てのオーラが吸収されてしまう。」

 

その命令に従い、御霊はグレイ人形に戻る

 

 

『…………降参か?』

 

「いや、ここからが本番…アーシア、体力は回復した?」

 

「はい!いつでもいけます!」

 

「……よし、ならアーシアは先に行ってて…彼の祈りに巻き込まれる」

 

そう言うと夜宵はグレイ人形をバックにしまい、代わりに柴犬のぬいぐるみを取り出す。

 

「…………恐らく、この子があの霊にとって天敵……

……散華して【殉国禁獄鬼軍曹】」

 

 

 

 




はい、って事です。新・旧Fトンネルの呪いは【相手の力の源を吸収し、自身の力とする】ことです。…………自分が作っておいてなんですがチートですね……若干強くしすぎたかも……それでも何故彼は最強……力にこだわるのでしょうか?
…………次回、鬼軍曹VS新・旧Fトンネルの霊
誤字報告お待ちしてます
感想評価どんとこい
では、次回にてお会いしましょう

現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?

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