寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道 作:ホーンベアーmk-lll
彼の名前は結木翔哉、彼は何処にもでも居る普通の人間であった。……だが
「……父さん?……母さん?」
彼が十五歳の頃、彼の両親は悪魔によって殺されてしまったのだ。
「…………済まない、助けられなかった」
結木に対し謝っているのが教会に所属するエクソシストで、その近くには両親を殺した悪魔が死亡していた。
「……いいんですよ、こんな時がいつかくるって、分かってました……それが早くなっただけです……」
「……これからどうするのだ?」
「決まってます…貴方達は彼奴等を倒せる技術をもってるんですよね?…だったら俺を入れてください…これ以上俺の様な目に合う子供を出さない為にも……」
結木は正義感が強い子供であった。小学生のときには、いじめられっこをいじめっ子から助け出したり、重い荷物を持っているお婆さんの荷物を持ったりと……とにかくそんな優しく、正義感が強い子供だったのだ。そしてその正義を貫くには力も必要だと知っていたので、小さい頃から格闘技をしていたのだ。
その後、教会に所属することになった結木は、先ずはアカデミーに入学し、悪魔の事や、この世界の裏を聞かされる。そしてその悪魔達を倒すために鍛錬を積む。小さい頃から格闘技をしていた結木は、周りの同僚が剣や銃を用いた鍛錬をするのに対し、結木は格闘技での鍛錬を行うのであった。最初は同僚の誰もが結木を笑った「拳だけで悪魔に勝てるわけがない」と……だが彼は努力した、ひたすらその拳を鍛え、鍛え、鍛え抜いた……その結果彼の努力は実り、パンチやキックは、一撃で大岩を壊す威力を得た。もう誰も彼を笑わなくなった。アカデミー卒業試験ではぶっちぎりの首席合格、彼には特別に光の力が付与された籠手を渡された。
エクソシストとして活動を始めた彼は、ルーキーとは思えないくらいに悪魔を倒す、倒す、倒しまくる。全ては自分と同じ様な目に遭う子供を増やさないために……いつしか彼は教会勢力最強の一角として、悪魔から恐れられることになった。
そんな戦いの日々を過ごしてきた彼に転機が訪れる。
「あ、あの!、これ、落としましたよ!」
彼女は辻本梨花、裏とは関係ない、唯の一般人である。そうして話しかけられ、彼女の顔をみて……結木は一目惚れをした。彼女に一目惚れをした結木は、それからというもの、夜に悪魔狩りを昼に辻本とデートを行い始める。結木は辻本との時間は、一人の男として過ごしていた。対する辻本も、結木と徐々に接していくうちに彼に惹かれ、いつしか両想いとなり、やがて付き合い始める。だが、彼は裏の事を辻本には話していなかった。彼女には知ってほしくない。彼女には知らなく良い事だ。と心に言い聞かせて……そして二人が付き合い初めて数年後……
「…………梨花、俺はお前に誓う、例え何があったとしても、…お前を守ってやると……だから、俺と結婚してくれ!」
「……嬉しいです、結木さん……はい!喜んで!」
結木は辻本に告白、そして辻本が受け入れたので、二人の結婚が決まったのである。結婚後、二人は同居するようになり、幸せな生活を送ることになったのだ。………だが、その幸せは……長くは続かなかったのである。
ある日、いつものように悪魔を討伐し、家に帰宅する。この時間には既に辻本は寝ているので、ベットに向かうが……そこに彼女の姿はなく、ある手紙が置かれてあった。
『お前の女は誘拐した。返してほしければ旧Fトンネルに来い』
その手紙をみた瞬間には、結木は家を飛び出し、旧Fトンネルへと向かう
(クソ野郎共が!俺への復讐か!?梨花には関係ないだろ!!……待ってろ梨花!絶対に守ってやるからな!!)
数時間後、旧Fトンネルにたどり着いた結木、中へと侵入し、手紙の主と、梨花が何処に居るか探す。……だが、彼が見たものは、おぞましいものであった。
「……な、何だよ……コレ」
そこにあったのは、誘拐したであろう悪魔の死体だった。だが、その死体の状態が、おぞましいものであった。両手足は切断され、内蔵も全てが見えており、顔の皮がなく、顔には真っ二つにされた後があった。そんな悪魔の死体が何個もあった……だが、その中に梨花は居なかった。
(…………梨花が居ない……そうだ!梨花はまだ生きてるハズだ!絶対に生きてる!……待ってろ梨花!俺が絶対に守ってやるからな!)
そう考え先へと進む……そうして旧Fトンネルを通り過ぎ、旧旧Fトンネルへの道の中間に…………先程の悪魔と同じような死体の梨花が、発見された。
「………………へっ?………梨花?……なんで?…どうして………梨花、目を開けてくれよ梨花!おい!頼むから!」
その梨花の姿をみた結木は、未だにその真実が受け入れられない必死に起こそうとするが、既に梨花は死んでいるのが、誰が見ても分かる状態であった。その瞬間、旧旧Fトンネルのドアが開き、その中から、辻本の顔の皮を被った何かが現れる。ソイツをみた瞬間、結木は全てを理解し、その感情は爆発する。
「…………お前か……オマエガヤッタノカァァァ!!!」
結木は怒りに身を任せて突撃をする……が、彼がいくら攻撃してもダメージは通らず、ダメージを受けさせても、彼には見えない何かを食らい、回復を行う。そして結果、結木は辻本達と同じ様に両手足を切断され、内蔵をだされ、顔の皮を剥がされる。彼が斧を彼の額に押し当てるその瞬間に、彼が思ったのは助けてくれという感情よりも……憎しみであった。
(…………俺が強ければ、俺が強ければ、俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺がオレガオレガオレガオレガオレガオレガオレガオレガオレガオレガオレガ………)
「オレ二チカラガアレバァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
(…………今のが新・旧Fトンネルの霊……結木翔哉の生前……成程、あの分霊は、元々このトンネルにいた悪霊、それを彼が霊となった時に自身の呪いで力を全て吸収し、取り込んだのか……)
『……済まなかった……俺は、正気を失って……あまつさえ俺は……俺は……』
正気を取り戻した新・旧Fトンネルの霊……もとい結木は、夜宵に謝罪を行う。
「……貴方は悪くない、悪いのは悪魔と、このトンネルの前の悪霊、貴方は被害者だ」
『それでもおれは、守るべき人達に牙を向けてしまった…』
「でも、貴方は正気を失ったとしても、決して力が無い人たちを殺したりはしなかった。」
そう言うと同時に、サルのぬいぐるみを結木の下に置く夜宵
「そして、私はその心奥底にある怒りがなくなるまで貴方に付き合おう……だから、来て」
その言葉を聞いた瞬間、結木は少し驚くが、数秒後、彼の体はサルのぬいぐるみに入っていく
『………梨花……待っていてくれ……いつか必ず……俺は最強になって…お前を迎えに行くからな…、』
そして完全にぬいぐるみに入った新・旧Fトンネルの霊を夜宵は抱きしめる。
「……新・旧Fトンネルの霊、ゲットだぜ」
はい、ってことで次回、第二章最終話です。…え〜つまりですね……悪魔と晒レ頭が全て悪いです。後何故晒レ頭を分霊としてたせていたのかは、肉団子くんがやっていたあれの強化版だと思って下さい。
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では次回にてお会いしましょう
現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?
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作者の設定でいいから、出す
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出さない