寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道   作:ホーンベアーmk-lll

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教会の戦士、ゼノヴィアとイリナによって、正体を看破され、ソーナによって連行されたアーシア、どうなるのでしょうか?では、本編をご覧下さい


二十一話

「取り敢えずそこのソファーに座って下さい…椿姫、緑茶を2つお願い」

 

「わ、分かりました会長」

 

「し、失礼します……」

 

生徒会室、ここは悪魔であるソーナ・シトリーとその眷属達が主な活動場所として使用されている場所である。アーシアとソーナの二人は、備え付けてあるソファーに座り、ソーナはこの学園の副会長であり、ソーナの女王である真羅椿姫に緑茶を用意させる。一方、ソーナの他の眷属達は、何故アーシアが呼ばれたのかが分からず、首を傾げていた。

 

「緑茶です。」

 

「ありがとう…さて、先ずは確認をします。アーシアさん、貴方は元々教会所属の聖女で、とある悪魔を癒して追放された…あの二人の話は合ってますね?」

 

「……はい」

 

まさかの事実に驚くシトリー眷属、あのアーシアさんが元教会所属!?と思いながらも二人の話の邪魔をしないように心にとどめ、会話に集中する。

 

「分かりました。では質問をいくつかさせて頂きます。1つ目、何故アーシアさんはこの街にいたのですか?」

 

「……え、え〜と、それは………」

 

イキナリの質問に、どう答えればよいのか分からないアーシア、そんなアーシアの様子に、ソーナはカマをかけて見ることにした。

 

「…私の推測ですが、もしかして2ヶ月程前、リアスから報告があったこの街に侵入した堕天使と、何か関係が?」

 

「っ!?そ、そんな事は……」

 

「……成程、関係がある…いえ、その様子だとあったのですね?」

 

「…………はい。そう、です。」

 

その答えに納得したソーナは、少し考えた後に次の質問を行う

 

「では、2つ目の質問です。この街にまだ堕天使達は潜伏していますか?」

 

「……いえ、もうこの街には居ません」

 

先程の動揺した言葉とは違い、ハッキリと答えたアーシアは、これは嘘ではないと結論する。

 

(……アーシアさんは嘘がつけない、事実、1つ目の質問では明らかに動揺した、嘘をついていたとしても彼女の表情を見れば嘘かどうか判別できる。嘘をついていると思ったら詰めいけばいい)

 

「では、3つ目の質問です。何故アーシアさんはこの学園に転入してきたのですか?」

 

そう問いかけるとアーシアの顔が少し悲しい表情となった。そして語りだした。

 

「……私はずっと聖女として教会に仕えていました。それこそ今まで学校なんて通ったことがありません。けど、教会を追放されてこの街に来て、学校へ行く皆さんをみて……羨ましくなってしまったんです。だから、ホームステイ先の人に無理を言って、この学園に転入したんです。」

 

(……表情からして、嘘はついてない……今までの質問と今回の答えを合わせてみると、アーシアさんは教会を追放された後、堕天使に拾われて、この街にやってきた。が、その堕天使達が何らかの理由でこの街からアーシアを置いて去った、そしてその後ホームステイ先の人に拾われて、現在に至る……って所かしら……)

 

そう結論付け、ソーナは緑茶を飲み、少し考えます後、最後の質問を問いかける

 

「……最後の質問です、ホームステイ先の人はどんな人ですか?」

 

そう問いかけると、アーシアは緑茶を飲み、一呼吸おいてから話す。

 

「……私のホームステイ先の人は……とても優しい人です。何もかもがなくなった私に手を差し伸べてくれて、助けてくれて……とても、暖かい人です。」

 

そうアーシアが答えると、ソーナは納得した顔となった

 

「……分かりました。これで質問は終わりです。取り敢えずあの二人が来るまでここで待っていて下さい。」

 

「わ、分かりました」

 

(……対談は素早く終わらせると言っていた。分かれてから十五分が立っているから、遅く見積っても後十五分って所かしら)

 

だが、ソーナの予想に反して、三十分がたった今でも来る気配がない二人に、ソーナは少し疑問をもち、生徒会室にある窓からオカルト部の場所を覗くと、そこでは何と教会の戦士二人と、木場、イッセーが戦っているではないか、あまりの予想外の事に流石のソーナも焦った。

 

(……何であんな事になってるのよ!?…って言うかリアスは何をしているの!止めなさいよ!下手すれば戦争になるのよ!……後、木場さんボロボロじゃないですか!フェニックスの涙とか………いや、待てよ……そういえばアーシアさんの神器って……)

 

そう思いついたソーナは、アーシアに確認の質問を行う

 

「アーシアさん!確か貴方の神器は人を癒す神器でしたよね!」

 

「は、はい、そうですが……どうかしたんですか?」

 

そう言うと、ソーナは焦りながら転移魔法を発動させる。

 

「スミマセンが手を貸して下さい!あっちで戦いが起こっていて、怪我人もいたんです!」

 

「っ!わ、分かりました!私に出来ることなら!」

 

「なら早速行きます!あの戦いを止めないと……」

 

そうして二人は転移魔法でオカルト研究部へと向かう……だが、その時、誰もが予想をしていなかった……あの様な事態になるとは……この時は、知るよしもなかったのである。




はい、今回はソーナによるアーシアへの質問回でした。いや、描いてて思ったけどソーナさんやっぱスゲェよ
もうアンタが領主やれよって位優秀……そして最後のぶん……一体何が起こると言うんだ……
誤字報告お待ちしてます
感想評価どんとこい!
では次回にてお会いしましょう!

現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?

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