寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道   作:ホーンベアーmk-lll

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前回、ゼノヴィア&イリナVS木場&イッセーの戦いを目撃、そして木場の負傷を確認したソーナは、回復の神器を持つアーシアを連れて戦いの場へと向かう事になる。その結末は………


二十二話

旧校舎校庭では、教会の戦士であるゼノヴィアとイリナ、そしてグレモリー眷属である木場とイッセーが戦いを行っていた。

 

事の発端は数十分前、グレモリー眷属と教会の戦士の二組は、対談を行っていた。内容は教会が保管してあったエクスカリバーが盗まれた、犯人は堕天使幹部のコカビエル、そのコカビエルがこの街の何処かに潜伏している。そのコカビエルを私達で倒すからお前達悪魔は手を出すなというカナリ一方的なものである。二人の言い分にグレモリー眷属達は怒りがこみ上げて来たが、彼女らに手を出したらを最悪の場合悪魔と教会による戦争が起こってしまうため、我慢をしていた………だが、二人が持ってきていた破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)と、擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)をみた瞬間に、聖剣計画と言う計画の果てに全てを失い、聖剣に憎しみを抱いている木場の感情が爆発、口論となり、それにイッセーも加わった結果、手合いに発展したのだ。

 

だが結果はゼノヴィア&イリナの圧勝に終わった。木場はエクスカリバーを前に冷静さを掻き、得意のスピードではなくエクスカリバーを破壊しようとした事でパワー負けをし敗北、イッセーは擬態の聖剣の多様さに混乱し敗北した。

 

「……この程度か、もう少し楽しめると思っていたんだがな……」

 

完膚なきまでに敗北し、地面に倒れている木場に対し、心底残念そうに呟くゼノヴィア

 

「グゥ……クソ!……エクスカリバー……それさえ無ければ!……」

 

傷の痛みと熱さに耐えながら、エクスカリバーを憎しみの目でみる木場、その瞬間二人の近くに魔法陣が現れ、そこからソーナとアーシアが姿を表した。

 

「……これは一体どうゆう状況ですか…」

 

「おっとこれはソーナ・シトリーと……魔女アーシア・アルジェント、貴様まで来たのか……待っていてくれと言っていたんだが……」

 

「……貴方達が何時まで経っても来ないから様子をみたら戦っていましたから、こちらからきました」

 

「そ、ソーナ、何でここに……ってその子ってこの間転入してきたアーシアさん?どうしてここに?」

 

「リアス、その話は後です、先ずは……スミマセンアーシアさん、木場さんの事、よろしくお願いします。」

 

「わ、分かりました」

 

ソーナに頼まれたアーシアは、木場の近くに駆け寄り、神器を発動し、木場の傷を治していく。

 

「なっ!?神器ですって!?それも癒しの能力を持つ力なんて!?」

 

アーシアは神器持ち、その事実に驚愕するグレモリー眷属……だが、それとは対象的に、ゼノヴィア、イリナの両名は、アーシアを厳しい視線でみる。そして数秒後、ゼノヴィアがアーシアに近くに寄り、このような質問を投げかけた

 

「…アーシア・アルジェント…貴様はまだ神を信仰しているのか?」

 

その質問にアーシアは少し悲しい表情となるがその問いに対して答えを述べた。

 

「……捨てきれないだけです。ずっと、信じてきたものなので……」

 

「……そうか、……やはり貴様は断罪すべきだ」

 

そう言ってアーシアにエクスカリバーを向けるゼノヴィア

 

「っ!?ゼノヴィアさん!辞めなさい!」

 

「黙っていろソーナ・シトリー、これは我々教会側の問題だ……神を信じているのにも関わらず、その教えに背く行為を2度も行ったお前に生きる資格などない……ここで死ね」

 

(ま、不味い!間に合わない!!)

 

そうしてゼノヴィアは、アーシアに向けて、聖剣を振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……同時刻、夜宵は家のリビングのパソコンの前で、昨晩の事を思い出していた。

 

『…しばらく貴方にはアーシアの護衛を頼みたい。……そしてもし、アーシアに攻撃を行った輩が居たら……その時は殺すまではいかなくても、相手に恐怖を与えて、二度とアーシアに危害を加えないして欲しい。……そしてこれが肝心、アーシアは多分自分が、危機的状況でも相手を傷つけたくないがために貴方を召喚しない可能性が高い。……だからこそあの実験が役に立つ……そして言霊と諱だけど、問題はない……だから……』

 

そう考えてると同時に、アーシアの無限修復人形が斜めに切り裂かれるようになくなる。……が、スライム状の特性を生かし、直ぐに元の位置にまで戻る。それを確認した夜宵は、パソコンのエンターキーを押した。

 

「…………アーシアに手を出した事、その行為を後悔させてやろう」

 

夜宵のその時の顔は、明らかに憤怒していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……馬鹿な、私は確かに貴様をこのエクスカリバーで切り捨てたハズだ……なのに何故貴様は無傷なのだ!」

 

場面は戻り、アーシア以外の人物は全員驚愕していた。誰もがアーシアは斬られた……なのに無傷という意味のわからない状況だからである。……だが、ゼノヴィア以外の人物は、ゼノヴィアのある異変に気が付いた。

 

「ね、ねぇゼノヴィア?いつの間に首に怪我なんて負ったの?」

 

その場の誰もが指摘するのを躊躇った中で同じく聖剣使いであるイリナが、仲間である彼女の首に注視しながら恐る恐る口を開く……そう、ゼノヴィアは木場との戦いで無傷の完勝だった。なのに首に横一線に斬られたような傷が入っていたのだ。

 

「?首に怪我?……そんな筈は……っ!?」

 

イリナに指摘され、疑心暗鬼に首を触るゼノヴィアも、自身がいつの間にか怪我を負っていた事に気づく

 

(首に傷……まさか!?)

 

その時、異変を起こした人物を思い出したアーシアは、バックから自刃童子の帯を取り出す。その帯はガタガタと震えており、明らかに何ならの事をしたのは事実であった。そしてその帯の正体に気が付いた人物がもう一人

 

(…………なんなのあれ、前にあの髑髏目の少女の持っていたキツネのぬいぐるみから感じた禍々しいオーラは感じないけど、そのオーラに匹敵する気配……そしてそのオーラがゼノヴィアさんの首にもある。……まさかあれをやったのは帯に居る何かですの!?)

 

そう、神社出身の朱乃である。そういう霊感に強い彼女は、自刃童子の帯の気配に気付いた。だが、彼女がリアスの方角を見るとまたしても何もわかってなかってないような表情であった……そのため、朱乃は、気づかれないように皆より少し距離を置いたのである。

 

それと同時に、ガタガタと揺れていた帯の中から白い機械みたいなのが地面に落ちてきた。その瞬間である。

 

『絶って【千魂華厳自刃童子】』

 

……実は夜宵は転生してから、卒業生達に対し、ある実験をいくつか行っていた。その゙内の二つが、【卒業生を遠隔で呼び出せるか】そして、【帯での自刃童子召喚の儀式を持ちいらずに、自刃童子の召喚は可能なのか?】と、いうものである

一つ目の遠隔呼び出しだが、これは普通に成功した。……そのために夜宵が用意したのは自刃童子の言霊と諱の言葉を記録したボイスレコーダーを自刃童子の帯に忍ばせ、遠隔でそのレコーダーが作動するようにプログラムを行なった。そして二つ目の実験だが、これは中々成功をしなかった。同然である。そもそも自刃童子の本体はゾウのぬいぐるみに同調している。帯の役目はそのゾウのぬいぐるみに入っている自刃童子を呼び出す儀式なのである。…そして夜宵はあることを思いつく……そう、自刃童子にぬいぐるみから帯に本体を同調してもらうことである。その結果、実験は成功、儀式を行わないため、召喚と同時に結界を貼ることは出来なくなるが、自刃童子召喚の儀式を省略して呼び出せる様になった……だが、これにも弱点があり、2日間帯に同調していると弱体化してしまう事である。だが、この実験は余程の事態にならなければ使用する事は無いと思っていたが、その時が来た為に、自刃童子にあらかじめぬいぐるみから帯に同調してもらっていたのである。

 

そして、その言霊と諱を夜宵のボイスレコーダーが言い放った瞬間、帯から白いオーラが溢れ出す…そしてその白いオーラが形となる。

 

そしてここからがこの場にいる全ての人物が戦慄する……卒業生……その名を関する者たちの圧倒的な力を。

 

 




次回、ゼノヴィアVS自刃童子
はい、ってことで自刃童子は召喚され、ゼノヴィアは呪われました。……当初はアーシアに召喚させようかなと思ってたんですが、アーシアなら人を傷つける行為は行わないので、このような事になりました。そして朱乃さん?あれ?
…誤字報告お待ちしてます
感想評価どんとこい!
では次回にてお会いしましょう!

現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?

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