寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道 作:ホーンベアーmk-lll
朱乃との同盟を結成してしばらくが経った。その間引き続きアーシアには自刃童子の帯を持たせ、手を出せないように警戒させる。しかし、どうやら朱乃の報告によると度々リアスはソーナの隙をついて接触しようとしているとのこと。そのたびに朱乃がしれっと妨害を行っているとのこと。
使い魔の森に関しては未だノータッチだ。理由は未だコカビエルの件があるからだ。彼の件が終わったら捕獲しに行く予定である。
そして二週間後……急展開を迎えた。
「……何?コカビエルが?」
『ええ、どうやらイッセー君達が教会の戦士達と協力関係を築いてコカビエル勢力をおびき出そうとしたらしいんですので、そしてつい先程コカビエルが大怪我を負ったイリナさんを連れてイッセー君の家に現れて、それで駒王学園の校庭で待つと……』
「……成程、どうやらコカビエルは今夜目的を果たすつもりか………それで、そのイリナはどうしている?」
『イリナさんはリアスが持っていたフェニックスの涙で回復しましたが、未だ少し傷が……』
「そうか、ならこちらにイリナを連れて転移してきて欲しい、アーシアの神器で回復を行う。」
『……本気ですの?彼女はアーシアさんを傷つけたゼノヴィアさんの相棒ですのよ?』
「……だってアーシアが……」
そうして夜宵が横をみると、早く連れてきてと言わんばかりの回復させる気満々のアーシアがスタンバイしていた。その事を察した朱乃はため息を、零す
『……分かりましたわ、リアス達には少し遅れて校庭に向かうと言ってきます。』
「頼んだ」
そう言って電話を、切った数分後、意識を失ったイリナを連れて朱乃が家に転移してきた。そしてアーシアはイリナを神器で回復し始める。
「……で?どうしますの?やはりコカビエルの所に?」
「うん、当然行く、けど、私と朱乃が同時に行ったら怪しまれるから先に行ってて、私は徒歩で行く。」
「……了承ですわ、では行ってきますわ」
そう言って朱乃は転移魔法を使い、決戦の場へと転移して行った。
「アーシア、イリナの状態は?」
「え〜とですね……フェニックスの涙で大半は回復されていたので、後少しで意識は取り戻す筈です!」
そう言って回復をし続けること五分後
「う……う〜ん……私は……確か……ってアーシアさん!?どうして……って貴方は!?」
意識を取り戻したイリナは先ずはアーシアがいた事に驚いたが、それ以上に夜宵がいた事に驚愕していた。
「話は後、コカビエルの他に誰がいたか情報を教えて欲しい」
「え?いやそれ以上に……え〜コカビエルの他にはバルパー・ガリレイと元天才エクソシストのフリード・セルゼンが……」
夜宵とアーシアの関係について聞こうとしたイリナだったが、夜宵の迫力に押され、白状した。
「……フリード・セルゼン?……どこかで…」
「夜宵ちゃん!フリードさんはレイナーレ様の所にいたエクソシストです!」
「……そういえば居た、花魁に立ち向かってたけど結局やられていつの間にか逃げたエクソシスト、アイツがフリードか」
「そ!そんなことよりどうして私はここに居るの!?そして何でアーシアさんと君がいるの!?っていうかコカビエルは何処に!?」
「……話はアーシアに聞いて、私は今からコカビエルの所に向かう」
そう夜宵が言うと、イリナは驚愕した顔となった。
「ま、まって!?コカビエルの所に行くの!?、…だったら話は後でいいから私を……っ!?」
そう言いイリナも立ち上がろうとしたが、体に力が入らずその場で倒れてしまう。
「あっ!駄目ですよイリナさん!傷は治っていても体力は戻ってないんです!今は絶対安静です!」
「で、でも!」
そんなアーシアの安静宣言を聞いても、コカビエルのいる場所へと向かおうとするイリナ。そんな彼女に夜宵は近づきこう言う。
「大丈夫、私がコカビエルをつか……倒す、だから大人しくここで安静にしていて欲しい。……どうしてもというならこの水晶で見ていて……これは本来アーシアの学園内での様子を見守るためにKから買ったものだけど、必要なくなったから、こうして、…遠隔で」
そう言って夜宵は水晶を作動させると、そこに写っているのは駒王学園の校庭、その上空に佇んでいるコカビエル…その下にはグレモリー眷属とゼノヴィアが戦っていた。
「っ!!………何で体が動かないのよ……何で…」
その様子をみて今すぐにでも飛び出そうとしたが、体が動かせず、震えていた。
「……アーシア、イリナの事を頼んだ」
「はい!……気を付けて!」
「……うん、行ってくる」
その頃、駒王学園では、合体させたエクスカリバーを持ちその力を振るうフリードと、それに対抗する木場。
だが、エクスカリバーの力は、強く、押される始める木場、だが、そんな木場に聖剣計画の主犯であるバルパーは木場の仲間にたちの因子の結晶を木場の下に投げつける、するとその結晶から聖歌が聞こえ、木場は迷いがはれ、彼の神器は禁手【双覇の聖魔剣】へと至る、そしてゼノヴィアもデュランダルを使う事で、見事にエクスカリバーの破壊に成功した。
「見ていてくれたかい?僕らの力はエクスカリバーを超えたよ」
「聖魔剣だと…?ありえない反発するものが混ざり合うなど…。まさか⁈魔王だけでなく神も…」
何か思いいたったバルパーの胸に光の槍が突き刺さる。
「バルパー、お前は優秀だったよ。だがもう必要はない。」
そう、コカビエルがバルパーを殺したのである。
「っ!?テメェ!仲間を殺すのかよ!」
「言っただろう赤龍帝!もう必要なくなったと!」
そう言うと同時に木場とゼノヴィアがコカビエルに突っ込んでいく。
「ほう!聖魔剣にデュランダルか!面白い!」
そう言いコカビエルは両手に光の剣を精製、二人の攻撃をいなしていく。そして二人を蹴りで吹き飛ばした。
「……しかし哀れだな貴様ら…よもや存在しない神の為に戦うとはな…」
「……まて、存在しない神?……どういう事だ!」
ゼノヴィアが、まるで何かに縋るようにコカビエルへ問うと、青白い顔色をしたコカビエルがまるでゼノヴィアを嘲笑うかのような笑みを浮かべる。
「ふん、そうか、どうやらまだ知らないようだな。ならば冥土の土産に教えてやろう、先の大戦で死んだのは魔王だけではない、聖書の神……奴も先代の四大魔王同様死んだのさ!!」
「っ!?」
明かされた衝撃の事実に、ゼノヴィアは膝を付き絶望する。今まで毎日の様に信仰してきた聖書の神、それが既に死んでいるという事実が受け入れられなかった。いや、動揺しているのは何も彼女達だけではない。リアスや朱乃、小猫、祐斗も、その事実には愕然としていたのだから。
「ハハハ!どうやらそのデュランダルの使い手は使い物にならんらしいな!では、次は誰が俺の相手を……」
そうコカビエルが言ったその瞬間であった。裏門あたりの結界の一部分が壊れたのである。そうして校舎の屋上に、彼女は現れた。
「……っ!!!テメェ!!テメェは!」
フリードは覚えていた……いや、忘れるわけがない、その正体を……
「……間に合った、コカビエルが何らかの理由でやられていたらと思ったが、無事のよう」
そう、我らが夜宵ちゃんである。
「貴方は!バイザーの時の!」
リアスは覚えていた。はぐれ悪魔を捕まえたと豪語していた少女である。
「ほう……フリードのあの顔……貴様がフリードを瀕死に追いやった奴か……話は聞いているぞ!どうやらぬいぐるみから命を啜る花魁を召喚するとな!」
コカビエルは歓喜する。フリードから聞いていた話、彼女のぬいぐるみから召喚される奴は、魔王に匹敵する花魁だと。この話を聞いたコカビエルは是非戦ってみたいと思っていたのだ。
「さあ!その花魁を召喚してみせろ!俺を楽しませてくれ!」
「……悪いけど、今日は花魁を持ってきていない」
そう言って夜宵が取り出したのは黒猫のぬいぐるみ。
「……だが花魁の代わりはいる、この子ならば十分に満足させられるハズ」
そうして黒猫のぬいぐるみを掲げる……そう、今から召喚されるのは……この世界で初めて誕生した……卒業生である。
「支配して【仙極猫魈黒歌】」
「……姉……さま?」
遂に登場卒業生と化した黒歌姉様!
言霊は支配して諱は仙極猫魈黒歌
彼女は結局どんなチートになってしまったのか!
因みに彼女はちゃんと原作卒業生並の能力に仕上げたつもりです!
次回コカビエルVS黒歌!お楽しみに!
誤字報告お待ちしてます
感想評価もどんとこい
では次回にてお会いしましょう!
現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?
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作者の設定でいいから、出す
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出さない