寶月夜宵(偽)による、人外マスターの道   作:ホーンベアーmk-lll

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今回も夜宵ちゃんの出番が少なめです。そして前回の武器の正体と使用者のヒントもあります。それでは本編をご覧下さい!


三十三話

夜宵がKからブツを受け取ったその頃、駒王学園では、リアス・グレモリーの最後の眷属、僧侶ビショップの駒にて悪魔に転生した少女……否、少年の名はギャスパー・ヴラディ。対人恐怖症という事で封印されていたのを良い事に引き篭もり生活をエンジョイしていた彼だが、今回こうして封印解除……つまり昼間でも外に出る事になった訳で、しかしそれを外への恐怖から拒否している。そんないつまでも外に出ず、棺桶の中に引き籠もっているギャスパーに男だと知って自暴自棄になっているイッセーが痺れを切らし、無理矢理棺桶からだそうしていた。その次の瞬間であった。何とギャスパー以外の全ての人物が、時が止まったかのように動かなくなってしまった。、そう、これこそがギャスパーの神器の能力、だがしかしギャスパー自身がこの神器を制御出来ない為、この部屋に封印されていたのである。

 

(は、はぅぅ、また興奮して時を止めちゃった……これどうすれば解除できる………へ?)

 

そうしてまた制御出来ずに時を止めてしまい焦りながら時を動かせるか試す……が、そんな事などどうでもいいことがおこる。ゼノヴィア・イリナが持っていた花魁と御霊のぬいぐるみが、ギャスパーを睨むようにカタカタと揺れていたのである。

 

(ふえぇぇぇぇぇぇ!どうしてぬいぐるみが動いてるんですかぁぁぁぁぁ!怖いぃぃぃぃ!)

 

そのぬいぐるみに完全にビビったギャスパーは、ダンボールを体全体に覆い被さり、隅っこでカタカタと震える、その瞬間に神器の効果が切れたのか、全員が動き始める。イッセーは何が起きたのか理解できずに、目の前に居たギャスパーをキョロキョロと探す。

 

「イッセー、ギャスパーはあそこよ、ほら、隅っこでダンボールに隠れてる」

 

「え?うわ!本当だ!」

 

部屋の隅でダンボールに隠れるギャスパーを見つけて、いつの間に移動したんだと驚くイッセー、そしてゼノヴィア・イリナ両名も教会の戦士である私達も何が起こったか分からなかった為、ギャスパーに対し警戒度をあげる。そんな彼女等の為にリアスがギャスパーの神器の説明を行う。

 

「今のはギャスパーが高速移動したのではなく、私たちが時間停止によって止められている間に移動したのよ。これこそがこの子の持つ神器、停止世界の邪眼、視界に入ったモノの時間を停止させる能力を持っているわ」

 

時間を止める神器、その事実に驚愕する4人、しかしその数秒後、イリナが待ったをかける。

 

「へぇ〜?そんな神器を持った子を僧侶の駒一つで捕まえたの?…」

 

「……いえ、ちょっとね」

 

聞くところによると、イリナの考察通り、本来ではギャスパーはリアスの僧侶の駒一つでは転生出来ない筈だったのだが、彼に使われている僧侶の駒は変異の駒と呼ばれる、本来であれば複数の駒を使うであろう資質を宿した者を、その駒一つで転生させてしまうという、悪魔の駒のバグ的な物で、それによってギャスパーは駒一つで転生出来たとの事だ。

 

「……成程、つまりあれか、コネで入手した駒を使って転生させたというわけか」

 

「っ!……まぁ、そのとおりよ」

 

ゼノヴィアの言葉に少し怒気を纏わせるが、我慢をし、取り敢えず自己紹介を行わせる。

 

「紹介するわギャスパー、彼が兵士の駒全てで転生した兵藤一誠、今代の赤龍帝よ」

 

「よろしくなギャスパー!」

 

「そして………この三人は人間だけど、とある事情で入部してもらってるわ」

 

「ゼノヴィア・クァルタだ、一応所属している身だ、覚えておけ」

 

「紫藤イリナだよ?よろしくね〜」

 

「アーシア・アルジェントです!よろしくお願いしますね、ギャスパーさん!」

 

「う、うぅ〜」

 

だが、三人が紹介されると、何故か怯えて警戒するようにしているのである。

 

「?どうしたのギャーくん、何か変だよ?」

 

「だ、だって小猫ちゃん!あの二人が持っているぬいぐるみ!僕が時間を止めたのに動いてたんだよ!」

 

ギャスパーの言葉に全員が驚愕してぬいぐるみをみる。

 

「………もしかしたら実力が離れすぎてるかもしれんな、それしか私は考えられん」

 

そう言ってこの話題に早速結論付けるゼノヴィア、ギャスパー以外、そのぬいぐるみに居る何かの実力は把握しているつもりなので、否定せずに話を進める。

 

「イッセー、ギャスパーの事を頼めるかしら? 私、これから朱乃と祐斗と行く所があるから、ギャスパーを何とか外に出られるようにしてあげて?」

 

「了解っす!」

 

一誠が引き受けてくれた事に安心して、リアスは朱乃と祐斗を連れて出かけていった。残された一誠達は、早速だがギャスパーを外に連れ出して、まずは人と接する事に慣れる訓練をする事になる。

 

「………なぁ、これは私達も付き合わなければならないのか?」

 

「……いや、別に付き合わなくていいでしょ、…、ねぇ塔城さん?私達はもう帰って大丈夫かしら?」

 

「!はい、ここまでありがとうございます、ここからは私達だけで十分です」

 

「そうゆう事だ、帰るぞ二人共」

 

「オッケー、じゃあね塔城さん、また明日♪」

 

「お疲れ様です小猫ちゃん!」

 

そうして三人は何時もより早めの帰宅を行うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまです!夜宵ちゃん、今帰りましたよ〜!」

 

「お帰り、今日は早いね」

 

「ま、色々あったから……ってそのケース何それ?」

 

三人は帰宅後、リビングの夜宵に帰宅の報告を行うが、彼女の近くに置いてあるケースに興味が向いた。

 

「………これは、あの子の為の武器、Kに取り寄せた。」

 

「?あの子?」

 

「そう、……………」

 

そうしてその武器の正体とその使用者を話す、それを聞いた三人は驚愕する。

 

「な、何だと!?そんなバカな!?まさかあの人が!?」

 

「っていうかソレって教会がガチの厳重に保管してた奴でしょう!?それを持ってくれるってどんだけやばいのよKって人は!?」

 

「………あの人ってそうだったんですね、姿がまるで違っていて気づきませんでした……」

 

「………やっぱり知っていたのか」

 

「し、知ってるも何もその名は教会に所属している人は全員知っているぞ!?一昔前では教会最強として認められ、大天使ガブリエル様が自身の眷属にしようとしていたって噂がたつ程の人物であり、実力者だからな!?」

 

「そんな人がどうして夜宵ちゃんのぬいぐるみの中に!?」

 

「………色々あったとしか言えない…それはそれとして…数日後、授業参観があるって言ってたよね?」

 

「いや、それとしてではなく……あぁ、確かに授業参観があるが、それよりもだな…」

 

今の話題を無理矢理切り替えられ、その話はどうでもいいと思い先程の話に戻そうとするゼノヴィアでったが…

 

「朱乃の話を聞いた限り魔王もその授業参観に参加するって聞いた。会議に行く前に魔王がどんな奴か知っておきたい…ってことで私も授業参観行くから」

 

「「「………へっ??」」」

 

その夜宵の言葉に三人の頭には?が脳を支配してしまった。




ってことで次回夜宵ちゃん、授業参観参加、目的は魔王がどんな奴か確認するため、そして教会三人組からヒントが明かされましたね、この小説を読み込んでる人ならわかるはずです。因みにギャスパー側の方は原作通りアザゼルさんが来てました。

誤字報告お待ちしてます
感想評価どんとこい
では次回にてお会いしましょう!

現在非登場の0期生、3期生、1期生の武将の霊、及び超越地蔵は?

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