転生したら~ブラック鎮守府の瑞鳳でした~   作:Zuihou

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第一章 第ⅩⅩⅨ話 瑞鳳再ビ覚醒

装甲空母姫の唯一誤算は

 

私が

 

特攻、自爆をすることを予測していなかったことだろう

 

私はありったけの魚雷と爆弾を手に取り

 

爆弾を

 

爆発させた

 

 

直後、私の全身が爆炎と爆風に飲み込まれた

 

 

~龍鳳side~

 

う、ん

 

うんんん

 

 

( ,,`・ω・´)ンンン?

 

ここは、どこ?

 

「龍鳳!?大丈夫なのか?」

 

「ひゅ、日向さん?」

 

私は日向さんに抱えられながら海を航海していた

 

近くには照月さんの姿が見受けられるが

 

 

瑞鳳は?

 

瑞鳳はどこにいるの?

 

私があたりをどれだけ見渡しても、瑞鳳はどこにもいなかった

 

ドカー―ーーーン

 

!?

 

 

直後、後方からとてつもない爆音が鳴り響いた

 

 

なに?

 

後ろから爆発音

 

何やら胸騒ぎがする

 

何か、こう、とてつもなく嫌な予感が

 

瑞鳳....何もないといいのだけど

 

 

~瑞鳳side~

 

 

あ、つい

 

熱い

 

つめ、たい_?

 

あれ?

 

ここは、?

 

私は霞が勝っている目を開けあたりを見渡した

 

一面真っ白で水平線のかなたまでずーっと白い世界が広がっている

 

 

あぁ、私死んだんだ

 

結局、私、死んだんだな

 

何も成し遂げられず?

 

装甲空母姫は倒せたかもわからないし

 

祥鳳ねぇの艦載機も効果的に運用できなかった

 

だめだなぁ、わたし

 

もう死んじゃったんだろうし

 

何も言うことはできないけど

 

後悔しかない

 

そういえば龍鳳達は無事に撤退することができたのだろうか?

 

私は天国には行けないだろうなぁ

 

祥鳳ねぇに謝りたかったな

 

私なんかを守らなければ、絶対に、まだ、現役だったはずなのに

 

私なんかを守らなければ、もっと生きれたのに

 

どうしてなんだろう

 

あぁ、まずい

 

ネガティブなことしか考え浮かばない

 

あ、れ

 

なんで、?

 

なんで、いまさらn

 

涙なんか

 

ながじてるんだろ

 

あ、あぁ

 

ごべんなざい

 

ごめんなざい

 

あぁ、この声も届かないんだろうな

 

[そんなことを考えているから、いつまでたっても成長しないんだよ]

 

だ、れ?

 

私が後ろを向くと、

 

全体的に黒い瑞鳳がいた

 

あの時の瑞鳳か

 

祥鳳ねぇが沈んだ時の

 

なんでいまここにいるんだろう

 

[おまえ、この世界にまだ未練があるんじゃなかったのか?]

 

っつ!

 

[おまえ、どうしてこんなところでくよくよしてるんだよ、()()()だろ?おまえ]

 

確かに、私は転生してここに来たけど.....

 

 

 

[可能性を否定するのか?]

 

 

かのう、せい?

 

[あぁ、可能性だよ。前世お前が死んだとき、なんでこの世界で目を覚ましたんだ?]

 

・・・・・

 

[未練があったんじゃないのか?あの世界で]

 

み、れん?

 

[あぁ未練だ、お前、前世に未練を残したから、神様がこの世界に転生させてくれたんじゃないのか?]

 

[可能性を否定するなよ、あきらめるなよ!お前はそんなに弱いやつだったのか!?]

 

で、でも!

 

[あぁ、祥鳳は不幸だな]

 

っ!?

 

[だって、命まで賭けてもお前を守ったのに、お前を守って沈んだのに、お前はこんなにも価値のない艦娘だったんだな]

 

ち、ちが

 

[違わないだろ?現にお前、可能性を否定し、もう死んだと思っていやがるじゃねぇか]

 

[おまえ、まだ死んでないぞ?]

 

!?

 

だ、だって、死んだからこんなところに、、!

 

[はぁ?生死をさまよっている状態なんだよお前、生きろよ、可能性を否定するなよ、祥鳳が悲しむぞ?]

 

あ、あぁ

 

私、祥鳳を悲しませてたんだ

 

祥鳳が死んでからもうすでに一か月も立ったのに、まだ死んでからも迷惑をかけてたんだ

 

だめだなぁ

 

わたし

 

でも、ありがとう

 

祥鳳

 

私、もう一度、もう一度だけ

 

この世界に、あのクソッタレな世界に

 

行くよ

 

 

ありがとう、瑞鳳

 

[おいおいおいおい、私はそんなにお礼を言われるようなことはしちゃいねぇぞ?.....ま、悪い気はしねえけど]

 

瑞鳳はそういいながら照れくさそうに頭を書いてそっぽを向いた

 

[さっさと行けよな、お前、早くいかないと、取り返しのつかないことになるぞ]

 

うん

 

分かった

 

じゃあ行ってくる

 

[あぁ、頑張ってな]

 

私はそういって固く閉じていた目を開けた

 

ここは、海の中だ

 

自分の体を見ると、全身ボロボロで、艤装も、制服ももう使い物になっていなかった

 

でも、艤装の端で、一人の妖精さんが、必死になってトンカチを振っていた

 

応急修理女神だ

 

あぁ、この子が、この子が必死になって私の体をこの世界につなぎとめていてくれたから

 

私は今、生きられているんだな

 

私が起きたのを確認したのか、応急修理女神の顔がほころんでいた

 

頑張らなくちゃ

 

この妖精さんが私を必死になって助けようとしてくれてたんだ、

 

私は、あきらめない

 

諦めては、ならない!

 

上を見上げると

 

海の中に一筋の光が差し込んでいた

 

直後、私の全身からまばゆい光がほとばしり

 

急に体が急上昇した

 

 

浮上したのだ

 

 

私は完全に浮上し、海面の上で目を開ける

 

目の前には装甲空母姫がいる

 

自分の体を見る

 

艤装は完全に治り、弾薬も、ボーキサイトも、燃料も、鋼材も完全回復していた

 

赤白の制服になり、艦載機搭載数は減ったものの、改装がなされた

 

そして、

 

私は弓を構えながらそう言った

 

「瑞鳳改二乙、参ります」

 

私は上空にいる敵航空機へ向けて対空砲火+魚雷をお見舞いした

 

上空が白く染まるほど大量にいた艦載機は半数以上が魚雷の爆発に巻き込まれ、墜落した

 

 

私は改装されて数は少なくなったものの、さらに少数精鋭と化した航空機を発艦させた

 

「六五三空順次発艦始めてください!」

 

零戦隊6機 流星5機 彗星二二型5機からなる攻撃隊

 

直掩隊は烈風一一型6機

 

私は艦載機を発艦させた後、水龍天花を構えた

 

「しぶといのねあなた」

 

私はいまだ海にたたずんでいる装甲空母姫を睨みながらそう言った

 

「フン、ソウイウアナタモ、シブトイノネッ!」

 

装甲空母姫は爆発に巻き込まれ全身ボロボロだったが、まだ戦えるようで、私へ向けて砲撃をかましてきた

 

 

私は刀身で砲弾をそらし、装甲空母姫の前まで一瞬で近づいた

 

「ッ!?」

 

装甲空母姫はボロボロの腕で私の攻撃を防御しようとするが、もう遅い

 

私は装甲空母姫の防御より一瞬早く、水龍天花の刀身を装甲空母姫の懐へ滑り込ませ

 

そのまま

 

装甲空母姫の胴体を真っ二つに切り裂いた

 

 

「!?」

 

装甲空母姫は悲鳴を上げることもできず、そのまま二度としゃべることはなかった

 

直後

 

私の艤装から炎がほとばしった

 

あぁ、やっぱり、コンバート改装は長期的には無理だったか

 

艦載機搭載数も元に戻り、私の艤装はスクラップ同然のように壊れてしまった

 

本来、応急修理女神でコンバート改装ができるわけがないし

 

そもそも応急修理女神とは轟沈艦を大破状態まで戻す妖精だ

 

だから、一時的なコンバート改装が切れ、大破状態になってしまったのだろう

 

艦載機も何機か撃墜されたが、幸い妖精たちの被害はなかった

 

艦載機は飛ばせないし、拳銃も使えない

 

唯一使える武器は水龍天花だけ、

 

私も生きてる妖精さんも全員無事

 

装甲空母姫は撃破確認

 

生きてりゃ問題はない

 

あー良かった、生きてて

 

死ななくてよかったわ

 

さてと、敵に見つかる前に私もさっさと帰りますか

 

私はそういって航海しようとしたのだが、

 

 

動かない

 

あれ?やばくね

 

私は何度も何度も機関を始動させようとするが、動かない

 

おいおいおいおい待てよ

 

機関は動くよね?

 

やばくね?

 

これどうやって帰ろう

 

 

私は大破着床寸前の大破状態で一人夜の海に立ち尽くしているのだった

 

 

 

 

 

 




今回はいかがだったでしょうか?

面白かったなら幸いです。

次話は明日の0時00分に投稿します。

それではまた次回。

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