第一試合は私達第Ⅲ艦隊の勝利で駒を進めた
私達は第一演習場を後にした
それにしても今回は一発も被弾しなかったから何もペイントつかなくてお風呂に入る必要がなくて安心した
とりま補給しに食堂へ行こうかな
私はそう考えて食堂へと歩みを進めるのだった......
~零戦隊隊長づほまるside~
「ふぅ....」
僕は休憩所でソファに座りながらお茶を飲んでまったりとしていた
第一試合は我らが母艦の瑞鳳が旗艦の第Ⅲ艦隊の勝利で終わったから暫く我々の役目はないんだけれど
「つ、疲れましたね隊長」
「そうだねぇ」
最近我々零戦隊は母艦の直掩を務めることが多く、いくら練度が高い我々でもずっと周囲警戒を続けるのはさすがに集中力が持たないし、ずっと飛び続けているのも何気に体力を消耗するのだ
まぁ、敵航空隊があまり強くないから空中戦に関してはあまり疲労感を感じるわけじゃないんだけれども
僕たちがこうして休憩所でまったりしている間にも機関室や格納庫では戦闘後の整備に追われていると考えると、僕たちって恵まれてるのか恵まれてないのか分からないけど、いつもありがとうございます!
「あ、そういえば最近熱くなってきましたよね」
「そういえば確かに最近気温上がってきたね」
「まぁもう5月ですし、そろそろ夏の季節ですからね」
「あ~ね?そういうことか」
もう5月なんだ、ということはこの世界に転生されてからもう5か月も経ったってこと?
いや~時の流れって早いね~
と私たちがそんな風に雑談をしているときのことだった
『え”っ!!!!!そんなのあんまりです!』
と、格納庫の方からそんな怒鳴り声が聞こえた
そしてどたばたと僕のもとへ向けて零戦隊のメンツが集まってきた
「隊長ちょっとやばくないですかこれ」
「確かにこれはやばいかもしれない」
「ちょっと身に行ってくる!」
私はソファから勢い良く立ち上がり格納庫の方へと走った
「隊長!ちょっと待ってください!」
私はダッシュで階段を駆け上がり、格納庫へ飛び込んだ
「何があった!?」
「あっ!づほまるさん!」
格納庫へと飛び込んできた私に話しかけてきたのは零戦隊専属の整備妖精長である野元さんだ
「野元さん!どうしたんですか?」
野元さんは心底困っているというような表情をしていた
「いやね、その、六五三空の航空機が全機載せ替えされることになったんだよ」
「えっ!!!!!まじすですか!?」
おいちょっと待て、我々はこれから演習をする予定があるんだぞ?
艦載機なんて急に変更したら勝手がわからないから我々の全力を出すことができないじゃないか!
まぁ我々零戦隊だけが変わるのであればさほど問題はないんだけど
「どの機体になるんですか?我々零戦隊も烈風に?」
私が野元さんへそう純粋な質問をぶつけると野元さんはすこし暗い表情をしながら
「いや....それがね、艦上戦闘機は全機零戦21型へ、艦攻隊は全機九七艦攻へ、艦爆隊は九九艦爆へ艦載機を変更するよう言われているんだ」
「・・・・・・・・え?」
おいちょっとまてぃ!
これ完全にいじめじゃねぇか
「マジすか?」
「まじです」
「ちなみにこれ誰の命令「クソ提督です」・・・」
ですよね~
「・・・・・・」
絶句である
いや、確かに前から優遇されてるなぁ~とは思ってたんだよ!
日本全体で見ても最新鋭機である烈風改二とか流星改とか与えられてるし、おかしいなぁとは思ってたんだけど
ここまで露骨にそんなことするかね
「ま、まぁ零戦隊としては特に問題はないんだけど、烈風隊彗星隊流星隊天山隊は大丈夫なのか?」
「とりあえず会議を開こう」
「わかった、ちょっと格納庫の端使わせてもらうぞ」
「おう、それくらいどうってことないぞ」
「れい聞いていたと思うが全隊長小隊長をここに集めて」
「了解です」
「あずきとれもんはパイプ椅子を人数分持ってきてくれるとありがたい」
「「了解です」」
「まみとまいは机を」
「「了解」」
「はぁ....まさかこんなことになるとはな」
零戦隊としてはもともと21型を魔改造して52型甲にしてるからデチューンすればいいだけなんだけど
問題は烈風隊なんだよな、あいつら零戦隊ほど練度が高くないし機体も烈風から零戦に代わるから操作の勝手が違うんだよな....
まじであのクソ提督いやがらせが過ぎるぜ
「隊長、全員集まりました」
「ありがとう」
私が考えに耽っている間に全員集まったようだ
「諸君、緊急事態だ、諸君らの艦載機が大幅に変更される」
私がそう言うと少しざわつく
「まじですか」
「おっとぉ?」
「雰囲気的になんか嫌な予感がするんだけど」
「艦載機変更は嬉しいけれどなんでこんな時期に?」
「静かに」
シーン
いや、こんなに静かにならなくてもよかったんだけど
「とりあえず、何に変更されるかを言いたいと思う。
艦上戦闘機は全機零戦21型へ、艦攻隊は全機九七艦攻へ、艦爆隊は九九艦爆へ艦載機へ変更になる」
「え”っ”マジですか!?」
「いじめだ~!」
「ちょっ!!!これはないですよ!」
「よろしい、ならばクリークだ!」
「今日ってエイプリルフールだったっけ?」
「なんかの冗談ですか?」
「諸君!君たちがそう思うのもわかるだがこれはクソ提督からの命令でもあると同時に艦長からの命令でもあるんだ」
「それならしょうがない」
「えっ!艦長からもですか?」
「そうだ、だからこれは決定事項でもう変えることはできない....すまないな」
「隊長があやまることではありません」
「そうですよ、しょうがないです」
「みんなありがとう、みんな納得してくれたようで何よりだが、みんなに朗報がある」
「なんです?」
「朗報ってなに?」
「魔改造してはいけないって言われてないんだよね」
「「「「「「あっ.....」」」」」
「しかもつぎの演習まであと5時間はあるんだよ」
「「「「「あっ」」」」」
「ということで、装備妖精長さん、いけます?」
「もちろんです!づほまる
マッドサイエンティストがここに誕生してしまった
「ちなみに資源は?」
「まぁかく1000づつまでなら使ってよいといわれていますので問題は無いかと」
それを聞いて装備妖精長はにっこりと満面の笑みを浮かべた
「それはよかったです!それじゃあ早速改造にかかりますね」
「お願いします!」
『おまえら~~~!改造するぞ!!!!」
『『『『『お~~~~~!!!!!』』』』』』
・・・・・
なんかマッドサイエンティストをここに誕生させてしまったような気がするが気にしないでおこうかな
「それでは解散!」
・・・・
それから3時間後
格納庫では魔改造がし終わりしっかりと作り終わった艦載機の前で汗だくで地面にぶっ倒れながらも顔に笑みを浮かべている装備妖精たちが大量にいた
「えっと......ダイジョブ?これ」
「大丈夫ですよ、づほまるさん」
私は差し入れの物を積んだカートを押しながら少しひきつった笑みを浮かべる
「野元さん、これ差し入れです皆で飲んでください」
「わぁ!嬉しいです!ありがとうございます!」
装備妖精長である野元さんはふらふらとしながらもそのカートを受け取った
「とりあえずですが、零戦隊の零戦はクソ提督からもらった21型に5九九式二〇ミリ機銃を乗せ換えて操縦席の計器などもすべて52型のを乗せ換えました!
飛行性のとかは21型ですが武装と操縦性の面では52型甲とそん色はないかと思われます」
「そうなんだ、ありがとね」
すごいっすねまじで
正直武装だけ52型の物にしてもらえればとくには問題はなかったからいいのだ
「九七艦攻はすべて九七艦攻改へと改造して、計器や操縦席などは天山や流星の物を参考にして入れ替えておりますので操縦性とかは特に問題はないかと」
「すご」
「九九艦爆はすべて二二型へ改造し、エンジン性能を少し上げて防弾装備を少し追加させてもらいました」
「なんか....ほとんど別物になってない?いやね?すごいんだけど」
「まぁ、もう少し時間をくれるのであればもう少し改造しますけど」
「いや!大丈夫、ありがとうね」
これ以上働いたら君たち過労死しちゃうよ!
「ちなみに私の愛機は?」
「あそこに置かせてもらっています」
野元の指の先には私の愛機である52型甲がそこに鎮座していた
私は愛機のもとまで歩き、触る
ありがとうね
「ちなみにこれってどうなるの?」
「零戦隊の52型甲はあなたたちにしか扱えないようなチューンが施してありますのでまず他の妖精には扱いないですし、第一エンジンが起動しないようにロックしてありますので飛べません.....たしか艦長が自室で飾っておくとか言ってましたよ」
「・・・・まじか」
「まぁそれだけ思い入れがあったんじゃないですかね、艦長にも」
「そうだといいんだけど...まぁとりあえずありがとうね。」
「いえいえ、とんでもないです」
「それと君たちとりあえず休みなよ」
「はい!そうさせてもらいますね!づほまるさん」
野元さんはそういって床に伏している整備妖精たちを引きずって休憩所へ歩いて行った
「・・・・・・」
あの人たち大丈夫なのだろうか、正直心配になってきた
「とりあえず、六五三空は一度再編成しなければならないのか」
現時点で六五三空は大きく分けて4つの航空隊、小さく分けると13の小隊に分けることができる
主に第一次攻撃隊を務めるゼクス隊
第二次攻撃隊を務めるファンフ隊
第三次攻撃隊を務めるトウァイ隊
索敵を務める彩雲隊
※この世界は3機で1小隊です
彩雲隊はちょっと特殊で5機で1小隊です
がある、
ちなみに我々零戦隊は直掩隊を務めるからこれには入らないけれど
たまに攻撃隊へと編入されるときがある
っていう感じだな
いや~これどう再編成すればいいんだろうな
隊長小隊長とかも変わる可能性があるし...
う~ん
「隊長?ちょっといいですか」
「どうした?づほ」
「いやね?愛機が変わる前にちょっくら一戦してもらおうかと思ってね」
「いいけど、艦載機はどうするんだ?」
「ん?そんなの零戦21型に決まってるじゃん、確か改造するときに2機だけ余ってたでしょ?」
「まぁ、クソ提督が21型21機送ってきたから余ってるけど....」
「じゃそれ使おう、断種は演習弾でいいでしょ?」
「おっけーじゃあそれで、15分後?」
「いや?10分後高度6000で待ち合わせよう」
「また無茶を言う....わかった、10分後また」
「おう、また」
私達はそういって別れ、それぞれの愛機に演習弾を詰め、燃料がしっかりと入っていることを確認してから甲板を走って空へと飛び出した
感想を書いてくれたらうれしいです。
次回は今回の続き、づほまるとづほによる模擬戦です
今週中に投稿すると思いますので楽しみにしていてください。
投稿時間って何時頃がいいですか?
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