転生したら~ブラック鎮守府の瑞鳳でした~   作:Zuihou

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今回は12000文字とかなり長いです


第一章 第LⅣ話 準決勝

『これより演習大会鎮守府予選、準決勝が始まります、選手の皆さんは戦闘開始の合図で戦闘を始めてください』

 

同時刻、第一・第二演習海域に同じ放送が流れ、演習がそろそろ始まることを告げていた

 

目を開けると目の前には広大な海が広がり、後ろには龍鳳、日向、照月、伊58がいた

 

『演習大会鎮守府予選準決勝初めっ!!!!』

 

その合図を聞いた瞬間私たちは動き出し、準決勝が始まった.....

 

敵艦隊である第一艦隊の編成は

 

長門改二

 

陸奥改二

 

加賀改二

 

赤城改二

 

夕立改二

 

吹雪改二

 

・・・

 

やはりというべきかごっりごりの空母で押してくるごり押し艦隊じゃねぇか

 

それにしても改装艦が多いし?艦娘の数も一隻多いし?

 

夕立がいるから明らかに夜戦重視してるし?

 

最古参の吹雪もいるし?

 

・・・

 

....これはまけたかな?

 

 

いやまぁ負けないけどね?

 

だって負けさせないために私がここにいるのだから

 

こんなところで負けるわけにはいかないから神風仕掛けても痛み分けには絶対に持ち込んでやる

 

そ し て !!

 

相手には潜水艦がいない!!!

 

駆逐艦がいるけれど、ほぼ!対潜装備は積んではいないだろう

 

まぁ、アウトレンジでの攻撃を目的としている艦隊だろうからな

 

とりあえず、両艦二人に偵察の指示を出そうかな

 

「龍鳳は3時の方向に日向は6時の方向に索敵機を飛ばしてください」

 

「「了解!」」

 

う~ん、偵察はこれくらいで大丈夫だと思うんだけど、明らかに敵戦力が高いからなぁ...

 

私も偵察機を発艦させようかな

 

私はそう考えて格納庫から彩雲隊の矢を二つ取り出し弓につがえ、構える

 

「彩雲偵察隊、順次発艦始めてください!」

 

私はそういいながら矢を空へ放ち、発艦させる

 

私の放った矢は空中で火花を散らしながら彩雲へ変形し、燃え盛る炎の中からきれいに編隊を組んだ彩雲が飛び出してきた

 

彩雲の誉二一型エンジンがうなりを上げてぐんぐん高度と速度を上げ、やがてこの壮大な空へとその機体を消し私の視力では見えなくなってしまった....

 

直掩機も出しておくか?

 

相手はおそらく最新鋭機である烈風とかを使ってくると思うから、ちょっとこっち側が先に捕捉されるとヤバイんだよな~

 

それに零戦の型が落ちたからこの性能の差を埋められる部隊を直掩に出さねばならないな

 

私はそう考えながら零戦隊の矢を二つ取り出し弓につがえた

 

「六五三空順次発艦はじめてください!」

 

私はそう考えながら矢を空へ放つ

 

放たれた矢は空中で豪炎と火花を散らしながら艦載機へと変形し、空へ打ち上げられた零戦21型6機はきれいな編隊を組みながら空へと飛び出した

 

「たのむぞ!!!」

 

割かしマジで頼むぞ!!!!零戦隊!!

 

 

「..敵偵察機はまだ確認できない....か」

 

私は雄大な空を見上げ周囲を警戒しながらそう言葉をこぼした

 

私の視界から見えるのは海、海、陸、海

 

水平線の先まで何も見えない

 

もしかしてまだこちらには到達していないのでは??

 

私がそう思っているときだった、通常回線で彩雲3番機から入電が入ってきた

 

「我敵航空隊を発見セリ! 3時の方向 距離32300 高度6500 編成 震電改20機 流星改10機 天山一二型10機 彗星二二型15機 彗星一二型10機 彩雲2機 我任務続行ス」

 

数の暴力じゃねぇか!!

 

圧倒的戦力差!!

 

しかも震電改20機.....だと!?

 

あの対空値最強の艦載機ではないか!!

 

直掩機は零戦21型6機 紫電改四6機 瑞雲改二6機 計18機

 

うん。圧倒的戦力差があるね!

 

「龍鳳は攻撃隊を発艦させてください、他は対空警戒を密に!!」

 

「「「「了解」」」」

 

「龍鳳攻撃隊発艦始め!」

 

龍鳳さんが、紫電改四10機迎撃のために発艦させた。

 

 

~零戦隊搭乗妖精づほまるside~

 

私は高度5000メートル付近で艦の直掩をするために旋回行動をとっていた

 

「ふむ、艦に問題はなさそうだな」

 

「そうですねぇ隊長」

 

私がそうつぶやくと無線に声を拾われていたようで、れいが言葉を返してきた

 

「でも油断したら駄目ですよ?」

 

あずきが私にそう言う

 

「わかってる、相手は最新鋭機である震電改だからな」

 

そう、相手は差新鋭機である震電改、前に戦った烈風の比ではないつよさをほこる

 

「正面に30㎜機銃4門....か。」

 

大戦期、海軍か陸軍かが秘密裏に開発していることと開発主任が全然資料を持ってこないとかなんやらで自分の耳には入っていたが、まさかこの世界にも存在するとはな

 

「結構厄介ですね」

 

「あぁ、整備長がもしかしたらと、事前に情報を知らせてくれたからよかったものの、明らかに性能差がありすぎるな」

 

そう、それは少し前のことだ

 

私は愛機の最終確認をするために零戦隊のメンバー全員を連れて格納庫で愛機を整備していた時のことだった

 

急に野元さんが私たちに話しかけてきた

 

野元さんの表情は深刻そのもので少し心配そうにしていた

 

「なに?もしかしたら秘密兵器が出るかもだと?」

 

「あぁ、いまな艦長の話を少し聞いていたのだが、相手は第一艦隊、しかも一航戦付きだ、ほら、最近最新鋭機がここに到着したとはお前も耳にしているだろう?」

 

「あぁ、あの噂の艦載機か、確かに耳には入ってきているがそんなに強いものなのか?」

 

俺は大本営にいる友達からの手紙に書かれていたことを思い出し

 

そういえばなんか重要そうな封筒があったけどまだ見てないな、後で見ておこう

 

俺はそういうことを考えながら野元さんにそう言葉を返す

 

「だが、最新鋭機と入っても烈風改二の次の烈風改三とかだろ?それなら十分に対処できる自信があるぞ?」

 

「...それならまだよかったんだがな

 

入ってきた最新鋭機は

 

 

 

 

 

 

 

《b》震電改(/b)だ」

 

 

「    」

 

俺はそれを聞いて少し、唖然としてしまったがすぐに野元さんに質問を返す

 

「震電改?震電ではなく?」

 

「....あぁ、震電改だ」

 

「まじか...」

 

ちょっと想定外の事態だ、まさか烈風改三とかではなく、震電改だとはな

 

「それってどれくらい強いんだ?」

 

「おいちょっと待て、おまえ、そんな深刻そうな表情してたのに震電改の強さを知らないのか?」

 

シリアスだった雰囲気が急にいつものほんわかした雰囲気に戻った

 

「あぁ、震電改がとてつもなく強いということは知っていたんだがな、実際どれくらい強いのかよくわからないのだ」

 

友達からの手紙にもお前なら余裕だぜWWWとか書いてあるし正直よくわからないんですよね~震電改

 

「震電改はな、最高速度750km/hオバー 巡航速度425km/h 五式30 mm固定機銃一型乙 4門 実用上昇限界12000m だ」

 

「....すまない、もう一度言ってもらってもいいだろうか?」

 

あれ?私も年かなぁ、いま最高速度750キロとか30㎜機銃とか 実用上昇限界12000mとか 巡航速度425km/hとか、あり得ない言葉が耳に入ったような気がしたがおそらく気のせいだろう

 

「最高速度750k/h 巡航速度450km/h 五式30 mm固定機銃一型乙 4門 実用上昇限界12000m だ」

 

「・・・・それほんと?」

 

私がそう聞くと、野元さんは申し訳ないような苦虫を嚙み潰したようような表情をしてこう答えた

 

「.....残念ながら本当だ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・まじかぁ」

 

正直絶望である

 

大本営はそんな高性能機を本当に実用化してしまったのか?

 

最高速度750k/h 

 

巡航速度450km/h 

 

五式30 mm固定機銃一型乙 4門 

 

実用上昇限界12000m

 

対してこちらの乗る零戦21型零戦隊カスタム

 

最高速度533km/h

 

九九式二号20㎜機銃2基

九七式7.7㎜機銃2基

 

実用上昇限界10300

 

うん、明らかに性能の差がありすぎる!!!!

 

震電はもともと爆撃を行うために設計されていたから格闘性能は少なかったが

改になったことにより爆撃より対空戦闘に特化したため、格闘性能も上がっている

 

 

レシプロ機にしては超高性能機である

 

うん、自動空戦フラップとかまじで浦山けしからんけどまぁ技量で押し切ればええねん

 

~回想~

 

といったことがありました

 

正直ビビったね、日本機にしては明らかに性能高いし

 

マジもんの最新鋭機だしぃ?????

 

やるしかないよね、うん

 

「どう対処しようかな」(諦め)

 

どう対処すればいいのか?

 

速度差?偏差合わせればええねん

 

後ろ取られた?

 

左ひねりこみとかいろいろ技と技量で押し切ればええねん

 

っていうか機体横滑りさせればええねん!

 

 

《b》結果(/b)

 

大和魂さえ持っていれば問題はない!!!!!

 

うん、やっぱ大和魂は最強だってはっきりわかんだね

 

と、私がそう考えているときだった

 

「艦長から入電! 『3時の方向 距離32300 高度6500 編成 震電改20機 流星改10機 天山一二型10機 彗星二二型15機 彗星一二型10機 彩雲2機 を発見! 迎撃へ向かってください!』だそうですよ」

 

「やばくね?それ」

 

「やばいですね」

 

「迎撃へ向かうぞ!相手は最新鋭機の震電改だ!いつもよりも激戦になると考えられる、全員気を引き締めて行動するように!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

私はそういって燃料するっとるを絞り、エンジンの回転数を上げ、エンジンを温める

 

そんなときだった

 

バチッ

 

「ン?」

 

エンジン方面から異音がなった

 

「今何か異音ならんかった?????

 

「気のせいじゃないですか?」

 

「そ、そうだよね、気のせいだよね」

 

なんか嫌な予感がする

 

本能が危険信号を発している

 

私はそんな気を紛らわそうと、エンジンを回し、速度を上げようとした瞬間だった

 

バチッバチッ

バチッ

 

 

と音を立ててエンジンカウルの内部が発光し、速度がそれ以上上がらなくなった

 

「やっぱりだ!速度がこれ以上上がらない!!!!」

 

速度計は500km/hぴったりをさして止まっており、エンジンを回そうにもエンジンが発火する恐れがある

 

・・・・

 

なぜだ?

 

なぜ起こった?

 

整備不足か?

 

いや、それに関してはあり得ない、野元さんが21型支給されたときに機体整備をやってくれたはず

 

・・・・

 

まて、野元さんなんて言っていた?

 

『エンジンには一切手を加えていません』

 

「・・・・」

 

ぞっと全身から嫌な汗が噴き出す

 

「零戦隊に緊急通達!」

 

「なんですか!?」

 

「なにかありました?」

 

「.....この機体はおそらくエンジンに細工を仕掛けられている」

 

「!?それは本当ですか!?」

 

「あぁ、おそらくこの機体は500km/h以上でないように改造されている、しかもエンジンから異音がするからおそらくどっかの気筒がぶっ壊れていると考えられる、」

 

「......」

 

「あずき、」

 

「はい!隊長」

 

「あとどれくらい飛行できると思う?エンジンについて詳しいあずきならわかるだろう」

 

「....おそらく、後10分が限度かと、本当は今すぐにでも飛行をやめて海上に着水した方がいいですが、しょうがないです」

 

「10分か、接敵はおそらくあと1分後、残り9分か、

 

 諸君5分で敵航空隊を片付けるぞ!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

だんだんとぽとぽつと、黒い塊が視界に入ってきた

 

おそらく敵航空隊だろう

 

だんだんとぽつぽつと見えていた黒い点が大きくなり、敵機の形になってきた

 

私は標準器を覗きながら操縦桿から片手をはなし7.7㎜機銃の引き金に手をかける

 

燃料スロットルを絞り、速度を最大限に上げる

 

速度計の針が450㎞/hを超えたあたりで速度を固定する

 

標準器を覗かなくても敵機の姿をしっかりと確認することができるようになるまで接近し、

 

かなり距離が近くなった

 

敵機はおそらく500㎞/hオーバー

 

おそらくこれくらいの偏差で大丈夫だろう

 

私は標準器で偏差をしっかりと測りながら引き金を引く

 

直後機首についている2門の7.7㎜機銃が火を噴き、曳光弾が大量に射出される

 

直後敵航空隊の震電改が発光した

 

私はすぐに操縦桿を引きながらラダーペダルを操作し、バレルロールをする

 

敵機から発射された30㎜曳光弾が私の機体上部を通りすぎ、高速ですれ違う

 

一瞬震電改の操縦席に座る無印妖精と目が合い私は20㎜機銃の引き金を引いく

 

直後震電改のコクピット部分が赤く染まり撃墜判定が出る

 

私は一回引き金から手をを離しそのまま足の遅い爆撃隊へ20㎜と7.7㎜曳光弾をばらまく

 

私が放った曳光弾に流星改4機 天山一二型3機 彗星二二型5機 彗星一二型3機が巻き込まれコクピット周辺が赤く染まり撃墜判定を食らう

 

「...上か」

 

私はそうつぶやいて

 

そのまま機体を横滑りさせながら震電改からの攻撃を回避し周囲確認の片手間に撃墜する

 

残された時間はあと2分

 

いけるか?

 

私はそう考えながらも機体を横旋回させながら震電改からの攻撃を避ける

 

「無印妖精とはいえ結構厄介だな」

 

そう、震電改に乗っているのは我々のようなネームド妖精ではなくただの名無しの無印妖精だ

 

自我も薄く、ただ黙々と与えられた仕事をこなすだけのロボットのような存在にすぎない

 

だというのに

 

『機体後部に被弾!』

 

『左翼に被弾!現在炎上中!』

 

『ちっ、右翼フラップに被弾!』

 

『エンジンカウルに被弾!』

 

どんどんと仲間たちが被弾していき、被害は増すばかりだ

 

「!?」

 

ガリッツ

 

私はとっさに機体を急降下させて回避運動をとるが、急降下によってうねった右翼中央部に敵の放った30㎜曳光弾が被弾し、金属が嫌な音を立てねじ曲がり、、貫通する

 

本来つくはずのペイントはつかない

 

「実弾だと!?」

 

私はそう考えながら機体を上昇させて機銃を放ち彩雲を撃墜する

 

爆撃隊艦攻隊は殲滅、残りは震電改6機

 

仲間たちも撃墜されてはいないにしろ、機体にかなりのダメージを与えられてしまった

 

「....まさか、震電改がここまで強いとはな」

 

私はそうつぶやきながらも震電の攻撃を回避するが30㎜にしては思いのほか弾速が速いためがりがりと塗装が剥げていく音が響く

 

「20㎜はほぼ尽きたし、残りは7.7㎜しかない」

 

正直かなり絶望的だ

 

残り時間はもう少ないし敵機はまだ全然余裕がある

 

「撤退するか??」

 

『...隊長、弱気にならないでください、期待性能がどれほど高くても操るのは所詮無印妖精、我々ネームド妖精ほど強くはありません』

 

「確かに相手は無印妖精、だが機体性能が違いすぎる』

 

私はそう言いながらも震電改の攻撃をよけ7.7㎜を当て撃墜する

 

残りは5機

 

『隊長、我々はかの大戦期、零戦でp-51と格闘戦を繰り広げていたはずですよ?震電なんかに負けるわけがないじゃないですか』

 

そういえばそんなこともあったな、あの時は内心ボロボロだったし私は小隊長を務めていたな

 

『....まぁそれもそうか』

 

私は少し思い出に耽っていたが、すぐに意識を切り替えエンジンに爆弾を抱えながらもバレルロールをして震電改を引きはがしコクピットへ向けて7.7㎜曳光弾を放ち撃墜する

 

そしてそのまま横旋回をして私の後ろを取っていた震電改のエンジンに向けて曳光弾を放ち撃墜する

 

『残り3機』

 

『隊長、エンジンがもう持たないので離脱させてもらいます』

 

『隊長後は頼みましたよ!』

 

『おう!』

 

ついに仲間たちはエンジンに限界が来たようでエンジンから炎を出しながらもこの空域を高速で離脱した

 

『お前たちが撤退する時間は私が稼ごう、なに、残り3機どうってことはないさ』

 

私はそういいながら機体を90度に傾けて震電改の機銃弾をよけそのままバレルロールをする

 

[おまえも最後までもってくれよ]

 

ぼくは自分の愛機に心の中でそう言葉をかけ

 

次の瞬間燃料スロットルを思いっきり絞った

 

速度計が即座に500km/hを突破しエンジンからとパチパチと火花が散るが私はそれに構わずどんどん機体を加速させる

 

最高速度である533km/hに達したときついにエンジンから火が上がり排気管からもくもくと黒煙が上がり火が噴き出るが構わず加速をする

 

「ついてきてるな?」

 

私は少し後ろを確認し後ろにしっかりと震電改が付いてきていることを確認する

 

エンジンに負荷をかけるがもはやしょうがない

 

私は操縦桿をを思いっきり手前に引っ張りフラップを全力で展開する

 

機体が急に上昇しそのまま縦旋回を始める

 

視界が上下反転し下に震電改が見える

 

私はそのままさらに機体を加速させ7.7㎜機銃の引き金を引く

 

私の放った弾丸は正確に震電改のエンジン部にあたり撃墜判定が出る

 

そのままバレルロール飛行へ移し横から攻撃を仕掛けてきた震電改のコクピット部分と機体側面部に向けて7.7㎜機銃を乱射し撃墜する

 

が震電改が放ってきた曳光弾が左翼を貫通しフラップと左翼の3分の1が空中ではじけ飛ぶ

 

「ぐっ」

 

機体下部に震電改が高速で通過したせいで乱気流が発生しさらに機体制御が難しくなる

 

[左翼のフラップは完全に使い物にならないし機銃が吹き飛んだせいで重量バランスも狂った]

 

やってくれたな震電改め

 

だがようやく最後の1機

 

残り時間はもうとっくに過ぎエンジンからは炎が上がり、左翼は3分の1が吹き飛び使い物にならない

 

いける

 

私は機体を急上昇させ機体を反転させる

 

震電改がしっかりと追い付いてきている

 

機体を横滑りさせて震電改が放つ曳光弾を回避し、機体を急降下させる

 

エンジンがさらに燃え排気管からは爆炎と黒煙が大量に吐き出される

 

速度計の針が恐ろしい速度でまわり、600km/h付近へ到達した

 

 

バキッ

 

ミシッ

 

グシャッ

 

ボキッ

 

機体の節々が悲鳴を上げ軋む

 

震電改は相変わらずの様子で私のことを追ってきている

 

7.7㎜曳光弾も残りわずか、あとたったの30発しかない

 

機体が雲を通り抜け、海が見えてくる

 

よかった、海には誰もいないな

 

後ろの震電改は私を追うことに夢中なのか下に広がる大海原が見えていないのだろうか?

 

高度はもうすでに2000を切っているというのに、のんきなものだ

 

そして高度が1100になった瞬間私は操縦桿を思いっきり手前に引きながらラダーペダルを操作し全力で右翼のフラップを展開する

 

フラップが右翼しかないため機体が斜めになりなりながら急速に失速する

 

 

ミシミシミシミシミシ

「ぐっ!?」

 

急に速度を落としたためかなりのGが私の体にかかり私は操縦席に思いっきり押し付けられる

 

視界がだんだんと黒く染まり視野が狭まる

 

空中で変な軌道をとったためか機体が悲鳴を上げ空中分解しそうになるが必死に押さえつけ機体速度を落とす

 

震電改が私の目の前を通り過ぎる

 

私はその瞬間をねらって操縦桿とフラップラダーペダルを操作して機首を下に向けて再加速する

 

標準器を覗き震電改に狙いを定める

 

標準機の狙いに震電改が定まった瞬間

 

私は7.7㎜機銃の引き金を思いっきり引いた

 

機首についている7.7㎜機銃の銃口から火が噴き出し熱せられた曳光弾が射出される

 

私の放った曳光弾はそのまま震電改のエンジンにあたり撃墜判定が出る

 

震電改はそのまま機体を旋回させてどうにか海面と正面衝突するのを避けたようだ

 

私も機首を上げて水平飛行へ移す

 

エンジンからは依然として炎が上がており、排気管からも依然として爆炎と黒煙が吐き出されている

 

「どうしてエンジンはまだうごいているんだろうな?」

 

私はメモリが零で止まっている燃料計と燃え盛るエンジンをみてそう言葉をこぼす

 

零戦の意地なのかな

 

私はそう考え少しはにかむ

 

キャノピーを開け外の空気を取り込む

 

飛行メガネを外し外の世界を見る

 

高度がかなり下げっているためか少し下を覗くと海の波がしっかりと確認できる

 

「連絡を入れておくかな」

 

ぼくはそう考えて艦長へこう入電を飛ばす

 

我敵航空部隊を壊滅セリ 震電改20機 流星改10機 天山一二型10機 彗星二二型15機 彗星一二型10機 彩雲2機 全機撃墜確認 損害全機大破判定 航空機エンジンに用整備を

 

しっかりと通信が飛んだことを確認し、ぼくは機体を上昇させて母艦へ向かう

 

「ありがとうね」

 

私は自分の愛機へ向けてそう言葉をかけゆっくりと母艦へと向かうのであった....

 

 

~瑞鳳side~

 

私は周囲に警戒を巡らせながら考える

 

迎撃隊はしっかりと迎撃に成功しただろうか?

 

私は一抹の不安を感じるが、まぁ大丈夫だろう

 

此方には紫電改四に加え天下の零戦隊がいる

 

心配はしないでおこう

 

それにしても、敵艦隊の位置が分からないことにはどうしようもないのだがどうしようかな

 

私がそんなことを考えているときだった、急に背筋に悪寒が走り嫌な予感がする

 

「!?全艦緊急回避運動!」

 

私がそう言い終わる前に周囲に大量の水柱が上がる

 

「!?レーダに感あり! 11時の方向 距離10000 敵艦隊です!」

 

「もうこんなに近づかれていたのか!?」

 

「龍鳳は攻撃隊を発艦!日向さんは直掩機発艦後砲撃戦を展開してください!照月さんは対空警戒を密に!ごーやさんは雷撃をおk[ドガーーーン!」」

 

私の命令は付近に着弾した轟音でかき消される

 

付近には黒い煙が立ち込め、視界がふさがる

 

「第二戦速!」

 

私は仲間たちに向けてそう叫び速度を上げる

 

私が黒煙を抜けると同時に私は攻撃隊を発艦させる

 

「六五三空発艦始め!」

 

私はそういいながら矢を放ち、航空機を発艦させる

 

零戦21型6機 九九艦爆二二型6機 九七艦攻改6機が発艦され、高度を上げて敵艦へ向かう

 

それと同時に日向が敵艦へ発砲し、轟音があたりに鳴り響く

 

「?」

 

なにやら11時の方向から誰かがこちらへ急接近しているように感じ背筋に嫌な汗が流れる

 

あれは....夕立と吹雪!?

 

まずい!あいつら魚雷片手にもってやがる

 

私は即座に拳銃をホルスターから抜き取り吹雪たちへ向けて発砲した

 

私の放った弾丸は吹雪たちのそばに落ちるだけで全然あたりもかすりもしない

 

「くそっ!」

 

私は即座に拳銃をホルスターに収め刀を抜刀する

 

そんなときだった

 

「!?!?!?零戦隊が帰ってきた!?」

 

そう機体をめっちゃボロボロにした零戦隊のメンバーが帰ってきたのだ

 

零戦隊は即座に着艦し格納庫に機体をしまう

 

「隊長はどこ行った!?」

 

私はそう考えながらも刀を構えて警戒する

 

後方から轟音が鳴り響いた

 

どうやら日向が第二射を発射したようだ

 

「11時の方向から吹雪、夕立が接近中!」

 

私は後方に向けてそう叫び、吹雪が発射する砲弾を避ける

 

吹雪と夕立の艤装についている魚雷発射管が発射準備態勢に入る

 

私は片手に刀を構え片手に拳銃を構える

 

そして二人が魚雷を発射しようとした瞬間だった、

 

いきなり二人の魚雷発射管が爆発し、あたりに爆炎と轟音が響き渡った

 

「!?なにがあった」

 

黒煙が晴れ二人の様子が確認できるようになった

 

「・・・・」

 

夕立と吹雪は全身くまなく青いぺイントで染まり、撃沈判定を食らっていた

 

「何があった!?」

 

私がそう周りを警戒しているときだった

 

一つの艦載機が二人の後ろからこちらに向けて飛行しているのが確認できた

 

「!?!?」

 

その艦載機とは零戦隊隊長である一番機だった

 

私のもとへ飛行してくる零戦21型はボロボロで左翼半分以上が吹き飛び機体に塗装が剥げ、所々貫通痕が確認できた

 

エンジンから炎を上げておりかなりの激戦だったことがうかがえる

 

零戦はそのまま私の飛行甲板に着艦し、エレベーターで格納庫に格納される

 

づほまる敬礼をしそのままの格好でエレベーターで格納庫に入っていった

 

「よくやったな、」

 

私がそう言った瞬間、一瞬しか見えなかったがづほまるがすこしはにかんだのを確認することができた

 

私はそれをしっかりと確認した後、戦いを再開した

 

私が振り向いた次の瞬間私のわきに敵戦艦の砲弾が着弾し、水柱が上がった

 

敵艦隊はもうすでに目の鼻の先にいるようで私からも視認することができた

 

その直後のことだった

 

敵艦隊の方向が光り、私たちは回避運動をとった....が

 

次の瞬間、主砲弾が空中で炸裂した

 

「!?」

 

三式弾!?やばい

 

私がそう思った時にはもうすでに遅く、

 

視界がすべて爆炎で覆われた

 

ドガーーーーン

 

 

辺りが硝煙で包まれた

 

「がっ!?」

 

「いたっ!」

 

「あ”あ”っ”」

 

 

 

 

それから少したち硝煙が晴れあたりが見えるようになった

 

私の服が少し破け、裾が一部塵に代わっていた

 

実弾!?

 

服の破け具合から私は運よく中破寄りの小破だということが分かる

 

私は恐る恐る後ろを向く

 

後ろには私と同じく小破した日向、龍鳳、そして大破した照月がいた

 

日向は艤装の上部構造物がスクラップのようにボロボロになっておりレーダはもう使えないだろう

 

龍鳳は服の一部が焼けこげ、ボロボロになっていた

 

一番被害がひどいのは大破した照月だ

 

照月は正面から思いっきり三式弾を食らってしまったようで

 

三式弾の破片が肌に突き刺さっており、かなり痛々しい

 

「ちょっ!大丈夫か!?」

 

私は急いで照月に駆け寄り、ポケットからバケツにつけたる包帯を取り出し

 

一番傷のひどい処に巻き付けた

 

「うっ」

 

「うごかないで!」

 

巻いた包帯からは血がどくどくとあふれてきており、かなりやばそうな状態だ

 

「とりあえず、海域を離脱できるか?」

 

「すみません」

 

「なにいってるんだ!仲間なんだからそれくらいいいってことよ!とりあえず急いで海域を離脱」

 

「わかりました、武運を祈ってます」

 

「うん、がんばる」

 

照月はそういって海域を離脱した

 

「・・・・」

 

照月が海域を離脱した直後のことだった、

 

私は少し嫌な予感がして仲間たちに緊急回避を呼び掛けたが

 

「緊急k「ドカーーーン!!!」」

 

あたりにとてつもない轟音が鳴り響き

 

私は誰かに突き飛ばされた

 

「がっ!?」

 

私は勢いよく海面に激突し、何回か海面をバウンドした

 

「ぐぁぁ」

 

私は体全体にとてつもない痛みを感じながらも立ち上がり仲間たちがいたであろう方向に視線を向けた

 

仲間たちは大破していた

 

「」

 

絶句だった

 

日向は海面に倒れており艤装はスクラップとかしていた

 

龍鳳は服が破け、龍鳳の周りの海は少し赤くにじみ海面に突っ伏していた

 

ごーやは浮上したところをやられ吹き飛ばされたようでで少し離れたところで艤装をぼろぼろにして海に倒れていた

 

使われていた弾丸は演習弾ではなかった

 

実弾だった

 

 

「ハッ」

 

私は思わず乾いた笑みを浮かべていた

 

仲間は軒並み大破

 

私だけ小破

 

おそらく龍鳳が私のこと突き飛ばしてくれたのだろう

 

龍鳳だけ海面に突っ伏していることからそれが分かる

 

周囲にまた砲弾が着弾し水柱を上げる

 

私はそんなことを目に求めず龍鳳達を抱きかかえる

 

腹部に破片が突き刺さったようで、腹部から血がどくどくと噴き出していた

 

「うぷっ」

私は思わず吐きそうになるがそれを押しとどめ応急処置をほどこす

 

私は包帯を手に取り龍鳳の傷口に当てて止血する

 

バケツを含めているためか少し傷口が治っているようにも見えるが重症なことには変わらない

 

私は怪我の浅い日向に駆け寄り龍鳳達を曳航するように頼んだ

 

「あぁ、わたしで良ければ」

 

日向も決して軽傷というわけではないのにボロボロの艤装を担ぎながらゆっくりと龍鳳達を抱えて海域を離脱した

 

「後は頼んだぞ」

 

「ああ」

 

日向はそういって海域を離脱した

 

「・・・・」

 

 

私一人だけになってしまった

 

相手は実弾を使っている、

 

攻撃隊は発艦させたがまだ報告が上がってこない

 

おそらく苦戦しているのだろう

 

敵艦隊の編成は長門改二陸奥改二加賀改二赤城改二

 

対して第Ⅲ艦隊は瑞鳳改二乙一隻

 

零戦隊は壊滅、航空部隊も残ってはいるが直掩で精一杯だろう

 

これからどうすればいい?

 

そう考えているときだった

 

「....あ」

 

敵航空隊が接近していることに気が付いた

 

しかも空一面を覆うような大隊だ

 

直掩機は紫電改四3機 零戦3機

 

相手は戦闘機だけで見てもおそらく30機以上

 

まけた...か

 

もうすでに敵航空隊は私の真上に到達しており、攻撃を避けることはほぼ不可能であろう

 

「あっ」

 

直後目の前に爆弾が落ちてきて........!

 

 

 

大爆発を起こした

 

 

ドガーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~瑞鳳???sde~

 

「アブナッ!」

 

私は体を水中に沈めることで攻撃を回避することに成功した

 

 

それと同時に秘匿回線で攻撃隊からの戦果報告が流れ込んできた

 

「我敵艦隊へノ奇襲に成功セリ! 長門改二 陸奥改二 小破 加賀改二 赤城改二 中破 確実 我帰投スル」

 

「よくやった!!!!」

 

 

そして、私は航空500Kg爆弾を二つ手に取り、敵航空隊へ向けてぶん投げた!

 

爆弾が敵航空隊がいる高度まで打ち上げられ、直後事前に時限装置を取り付けてあった方の爆弾が爆発し爆弾を投げた直後に打ち上げた艦攻用魚雷も一緒に爆発し、空にきれいな花火が打ち上げられた

 

「.....敵艦載機全機撃墜判定確認」

 

自身を攻撃するために向かってきた敵航空隊をすべて撃墜したことを確認し、敵艦隊方面へ向けて航行を開始した

 

次の瞬間11時の方向の水平線の奥で少し光が見えた、私はすぐに旗艦出力を上げ回避行動をとる

 

直後自身のわきに敵砲弾が着弾し水柱を上げた

 

ちなみに全弾回避しましたよ?

 

.....定時連絡、1時の方向 距離4400 単縦陣デ航海中 我任務続行ス

 

 

そろそろ敵艦隊が見えてくるころだろう

 

「機関出力 第四戦速!」

 

航行する速度を第四戦速まで引き上げる

 

さて。お久しぶりにいっちょ暴れてやりますかね

 

水平線の奥に敵艦隊を確認できるようになった

 

敵艦隊も私を発見したのか、戦艦の砲弾が私をかすめていくようになった

 

 

敵艦発砲確認、回避成功

 

敵艦発砲確認 回避成功

 

私は敵艦隊からの攻撃をすべて避け、かいくぐり、砲弾をずらし、砲弾を受け流し、敵艦隊の攻撃をすべて交わしていた

 

だんだん敵艦隊側も焦ってきたのか攻撃が読みやすく、単調になってきた

 

あほだな~こういう時は焦るより冷静になった方が命中率も生存率も上がるのに

 

.....ま、私には関係ないからいっか

 

私は一度敵に隙を作り出すために航空用500㎏爆弾を手に取り、戦艦の砲弾に思いっきり当てて威力を相殺すると同時に魚雷をばらまき蹴る

 

敵艦隊は私が見せた芸当に驚いたのか、一瞬、動きを完全に止めた、、その瞬間

 

「機関出力 第5戦速!」

 

私は一気に艦の速度を引き上げ、敵艦隊へ肉薄する

 

長門の顔面に向けて魚雷を投げ目つぶしをし腹部を蹴り陸奥にむけて思いっきり蹴り飛ばし航空用500㎏爆弾を5つ一気に投げつける

 

直後あっけにとられている長門を盾にして爆発から身を護る

 

黒煙があたりに広がり轟音があたりに鳴り響き、ペイントがあたりにまき散らされる

 

黒煙で視界が隠れいるため撃沈させたかは不明だが

 

視界が見えないのは好都合だ

 

私は気付かれないように赤城に接近し背中めがけて思いっきりドロップキックをかまし蹴り飛ばす

 

「グアッツ!?」

 

予想外から攻撃を受けただろう赤城はくぐもった悲鳴を上げた

 

直後私は艦攻用魚雷5本を赤城に向け投げつける

 

魚雷はそのまま赤城にあたって大爆発を起こす

 

 

辺りの硝煙が完全にはれ、あたりがしっかりと確認できるようになった

 

 

やがて、煙が完全収まった、

 

 

そこの中心には

 

長門改二 陸奥改二 加賀改二 赤城改二 大破判定

 

4隻全員が全身に赤いペイントで染め、明らかに大破轟沈判定を食らっている様子が広がっていた

 

「長門改二 陸奥改二 加賀改二 赤城改二 大破判定....よってこの演習は第Ⅲ艦隊の勝利です!」

 

 

 

EⅢー117

 

 

 

 

 

 

 




今回はいかがだったでしょうか?

久しぶりの1万文字ごえ、久しぶりの投稿だからね、これくらいしないとね

感想評価お待ちしております!

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次回はついに決勝戦です!

楽しみにしていてください。

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