~瑞鳳???side~
準決勝戦は我々第Ⅲ艦隊の勝利であったが、相手側が実弾を使用していため第Ⅲ艦隊は大損害を被っていた
「はぁ...」
本当にあのクソ提督は何をやっているのだろうか?魚雷はペイント弾頭だったのに、なぜか砲弾は実弾
明らかにこちらを消耗させたいだけの嫌がらせ
しかも急な艦載機の載せ替え
明らかにこちらに対しての嫌がらせをしているだけにしか見えない
まぁ、提督としては丹精込めて育て上げた?主力オブ主力の第一艦隊をこうも簡単にぶちのめされてご立腹なんだろうがまぁ、こちらとしては迷惑だな
私は少し窓の外を眺める
もうすでに時刻はフタフタサンマル...
準決勝などに少し時間がかかったため決勝戦は明日に少し予定が変更された
だから今日はもう何も予定がないな
ちょっと心配だから仲間たちの様子でも見に行くとしますか
私はそう考えながら立ちあがり仲間たちがいるであろう入渠施設へと向かった
廊下は相変わらず静かで、他の艦娘とあまりすれ違わない
私が歩く音だけが廊下に響き渡っている
私はそのまま階段を下り艦娘寮を出て入渠施設へと向かった
艦娘寮から一番遠いのが工廠であり、次に遠いのが出撃口
そして三番目に遠いのが提督のいる執務室である
正直あいつらに会いたくないので私は少し小走りで入渠施設へと向かった
~入渠施設にて~
入渠施設の修理ドックの中に照月、龍鳳、日向がいた
「あれ?瑞鳳来てくれたんだ」
私が来たことに気づいた龍鳳が微笑みながらそう私に話しかけてきた
「ちょっとね心配だったから」
私はそういって修理ドッグ付近の壁に寄り掛かった
「あれ?ごーやは?」
そこで私はゴーヤの姿が見えないことに気が付いた
あれれ?おかしいなぁ、ゴーヤも確か損傷していたはずなんだけど
私がそう考えて周りを見渡していると
「私はここにいるでちよ?」
後ろからそう話しかけられた
「修理もう終わったの?」
「終わったでちよ、潜水艦は修理が速いでちからね」
ゴーヤはそういって椅子に腰かけた
「それで、瑞鳳は第一艦隊に勝ったんでちか?」
「うん、まぁ結構ボロボロにされたけど、勝てたよ」
正直このような話し方はあまり好みではないんだが、まあオリジナルの大切な友達だし、それにこいつらには何か特別のようなものを感じる
「そうでちかさすがでちね」
「よくあんなのに勝てたね、」
「まぁ、六五三空のおかげだよ、あの子たちがいなかったら私は勝ててなかっただろうしね」
これは事実である
正直数度か敵航空隊に攻撃を受けることもオリジナルは想定していたらしいし、
紫電改四が数聞いたとはいえ零戦隊の零戦21型6機で第一航空戦隊から発艦される震電改らの第一次攻撃隊をすべて撃破できたのはすごい事である
....まぁ零戦隊は壊滅状態に陥ってしまったのだが、それにしてもすごい
「さて、それじゃあ久しぶりに雑談でもする?」
龍鳳がそうつぶやいてそれから数時間ほど久しぶりの平穏な時間を楽しむのであった....
~六五三空妖精side~
ここは工廠の一部にある第Ⅲ艦隊専用の艦載機修理を担当している区画である
この区画は艦載機を修理する機材や資材が置いてあるデカい格納庫のようなものであり、六五三空所属の妖精や整備妖精がこぞって集まる場所である
そんな第Ⅲ艦隊専用艦載機修理空鶴の中では妖精たちでごった返しとなっており、艦載機の搭乗妖精や整備妖精たちが急ピッチで修理作業を行っていた
「派手にやられましたね、隊長」
「あぁ、思ったよりも震電改が強くてな」
ボクは自分の愛機である零戦21型を見てそう言葉をこぼした
エンジンカウルは完全に溶けどろどろになっており、エンジン回りは黒く焦げ、左翼の半分以上が吹き飛びフラップも吹き飛んでいた
「それにしてもエンジン載せ替え、エンジンカウルの補充、機銃の補充、フラップ取り換え、両翼の載せ替え..etc」
「これ完全に機体を変えた方が早いですね」
「....そうだよなぁ」
分かりきっていたことなのだが、いざそう告げられるとかなりのショックである
まぁ翼を吹き飛ばされた時点でこうなるとはわかっていたことなのだ
だが
「初めての廃航空機かよ...」
自分の手で初めて航空機を駄目にしてしまったことがかなりのショックなのだ
人生で初めてである
「まぁ、幸い零戦21型はまだ2機ほどの余裕がありますし、この機体もしっかりと資材にばらせますから」
「愛機の機銃もなくなったし、操縦席が残ってただけましかぁ」
ボクはそう割り切ることにした
「ありがとうね、君のことはこれからも大切に使わせてもらうから」
ボクは愛機を触りそう言葉を伝えてから、操縦席もろもろの計器を外す作業を始めた
「とりあえずエンジンおろしておくぞ?」
「野元さんありがとうございます」
野元さんがそう言って私の艦載機の最終分解を始めた
エンジンカウルは完全に溶けどろどろになっており、エンジン回りは黒く焦げ、左翼の半分以上が吹き飛びフラップも吹き飛んでいたがこの零戦21型は堂々とこの大地にフラップを付け、神々しく見えた
野元さんは機首についているプロペラを取り外し、ドロドロに溶けたエンジンカウルを取り外し始めた
ボクは野元さんの作業を横目で見ながら機銃を取り外した
「機銃も片方だけになってしまったか」
せっかく載せ替えた九九式二〇ミリ機銃も先輩から受け継いだ片方だけになってしまったし、操縦席も大分傷んでしまった
この機銃はだいぶ前に先輩から受け継いだもので、かなり思い入れの深い品だ
ボクは丁寧に機銃を布を敷いた押し車に乗せた
それからどれくらい時間がたっただろうか?大部時間がかかってしまったがついに零戦21型をすべて分解し終えることができた
目の前にはフレームだけとなった零戦21型が鎮座しており、そのわきには零戦のフレームについていた鉄板やエンジンカウル、エンジン、プロペラ、機銃、操縦席などが置かれ、目の前の零戦が完全に分解されてしまったということを物語っていた
「さて、載せ替え作業を始めるとしようか」
ボクはそうつぶやき、後ろに鎮座している零戦21型を見上げた
「とりあえず、機銃を片方載せ替えて、操縦計器もすべて載せ替えよう、」
そう言葉をこぼし、ボクは黙々と零戦21型を組み上げた
~3時間半ご~
それから三時間とちょっと時間がたち、ボクはようやく零戦21型を組み上げた
「ふぅ...」
目の前の零戦21型の最終チェックをし、ボクは機体を格納庫に入れた
「隊長~!」
ボクは後ろかられいに話しかけらた
「どうした?」
ボクはれいのほうに振り向いてそう言葉を発したのだが、ボクはれいが何か奇妙なものを持っていることに気が付いた
「それどうしたの?」
ボクはれいが手に持っている光学着艦装置+着艦誘導光を指さしてそういった
「零戦のパーツが足りなくなったので倉庫の奥の方に行ったらなんかあったので持ってきました」
「そうなんだ....よくもってこれたね」
それ結構重いっているか、なんていうか
「まぁ重いですけれど妖精なので大丈夫です」
れいはそういって光学着艦装置+着艦誘導光を床に置いた
「あっ」(察し)
「隊長そんなことよりこれって何ですか?」
れいは光学着艦装置+着艦誘導光を指さしながら首をかしげて私にそう質問を投げかけてきた
「これはね、夜間でも空母の甲板に安全に着艦できるようにするための装置なんだ」
「???別に今のままでも安全に着艦できませんか?」
れいは首を傾げながら私にそう言ってきた
いやまぁたしかに六五三空はちょっと練度がね、あれだから別に大丈夫なだけってだけなんだと思うんだけど
「まぁこれを艦に乗せるともっと安全に着艦をすることができるようになるってわけよ」
れいはふぅ~んといって
「分かりましたそれじゃあ艦に載せておきますね」
そういってまた光学着艦装置+着艦誘導光を担ぎ、飛行甲板後方へ向かった
「.....やっぱりあいつの筋力おかしいと思うわ」
ぼくは光学着艦装置+着艦誘導光なんていう超重いものを余裕そうな顔で歩くれいの後姿をみてそう言葉をこぼし、自室へと向かうのであった......
今回のお話は短いので近日中に本本編を投稿します!
評価9を下さいましたスカンクさんありがとうございます!
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これからも楽しい物語を書いていけるように頑張ります!
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それではまた次回
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