~提督side~
「................まじかよ」
俺は目の前で展開されている戦闘を見て、思わずそう言葉をこぼしてしまっていた
目の前のにある画面には第三艦隊旗艦の瑞鳳が雪風と時雨を相手に優位に立ちまわっている様子がしっかりと映し出されていた
瑞鳳の装備はどれも旧式だ、対して雪風、時雨の装備はどれも最新式のものを渡している
な の に だ
瑞鳳は旧式の装備であの2隻を相手に優位に立ちまわっているのだ
正直言って理解できない
何をどうやったら軽空母が近接戦闘で熟練駆逐艦2隻相手に優位に立ちまわれるんだ?
時間も、練度も、装備も格段に違う
マジでなんなんだあいつ....
俺はそう考えながら執務室の椅子へ深く腰をかけ、コーヒーを一口飲んだ
「..............」
あいつは本当になんなんだ?
俺は頭の中でそう考え事をしながらぼーっと目の前の画面を眺めていた
それから時間がたち
俺がそう考えているうちに第三艦隊が勝利した
「第零特主艦隊旗艦以下5隻が大破判定、第三艦隊旗艦瑞鳳大破判定、両旗艦が大破したため、残存勢力の被害で勝者を決する。第零特主艦隊全滅判定、第三艦隊は残り4隻か健在な為、勝者、第三艦隊!」
~瑞鳳???side~
「っが!?」
私はお腹に鈍い衝撃を受け強制的に気絶の海からたたき起こされた
だが私の体はかなり限界が来ているらしく、体を動かすことができない
視界はぼやけており、左目はもう完全に見えなくなってしまった....
こりゃ死活問題だぞ
これで失明したらどうしてくれるんだ
ぼやける視界にはこちらをのぞき込んでいる龍鳳と、伊勢、青い空が見えていた
私は少しぼーっとしてから龍鳳が差し出してくれた手をつかんで重い体を起こした
直後私の体はふらっと揺れ、海面に倒れこみそうになった
私は寸前のところで踏みとどまったが、足が海面に沈んだ
『左側頭部、両腕、胴体、脚部、にかけて甚大な損傷を確認、損傷大破これ以上の戦闘は推奨できません。又燃料残量ない為自力航行不可能』
そう艤装損害警告音声が流れた
ほぼ全部に損傷か...そりゃまずいな
私は若干思考能力の鈍っている頭を回転させながらそう考えた
「龍鳳ごめん肩かしてくれない?」
私は龍鳳の方を向きながらそう言葉を発した
「瑞鳳大丈夫?もちろんいいけど」
龍鳳は二つ返事でいいと言ってくれたし私の心配もしてくれている
私はいい友達を持ったな....
私は龍鳳に肩をかしてもらいながらゆっくりと母港へと向かった
「それで、どっちが勝ったの?」
私は母港へと向かいながら龍鳳へそう話しかけた
「演習結果は、私たちが勝利したよ」
龍鳳は私の方を見つめながらそう答えた
「そっか。」
私はそう言葉を返した
よかった、勝ったんだね
そして、勝ったということは我らが第三艦隊は鎮守府予選を抜け、今度は全鎮守府からの選抜メンバーとの演習が待っているというころだろう
つまりだ
この装備のままで演習大会本番に突入するということか?
..............まぁ何とかなるだろ()
私はそんなことを考えながら海の上を歩く
「龍鳳ありがとう」
かなり桟橋に近付いてきたため、私は龍鳳にそう言って自力で海面に立った
かなりふらついてしまうが、まぁ何とかなる
私はそう考えながら海面を思い切り蹴りジャンプし、そのまま桟橋に着地した
と、その時だった
「第三艦隊、至急執務室へ出頭せよ」
そう、館内放送が入った
うっへまじかよめんどくさ
「第三艦隊集合」
心の中でそう考えながらも集合命令をかけ、執務室へと向かうのであった....
~執務室~
「第三艦隊旗艦瑞鳳 以下4名、出頭しました」
私は執務机の椅子に座っている提督の目の前に立ちそう言葉を発した
相変わらず目の前の提督は椅子にふんぞり返って私たちの方を見つめている
「鎮守府予選突破した第三艦隊には、来週の演習大会に参加してもらうことになる。
出発は4日後だ。場所は横須賀鎮守府。入渠し、準備をしておけ」
以上だ
目の前の提督はそう言葉を発し椅子にふんぞり返った
「分かりました、それでは失礼しました」
私たちはそう言って執務室を出ようとしたが
「瑞鳳、お前は入渠するなよ?」
は?
「...........提督、失礼ですが私は今大破状態d.「そんなものは関係ない!入居可能な日は明後日だろう?」............」
私がそう反論しようにも、怒鳴り声で声をさえぎられる
「.......了解しました」
私はそう言葉をこぼし龍鳳達の方へ視線を向け、アイコンタクトを送った
「失礼しました」
私たちはそう言って執務室を退室した
後ろ手でドアを閉め、私は医務室へと向かおうと足を出した.........が
「ッ!?」
大破していた影響か突然足が動かなくなりつんのめった
そのまま体制を崩し床に思いっきり突っ伏した
そして思いっきり額を地面に強打した影響か視界がだんだんとブラックアウトしていき
アッこれやばいわー
私がそう考えた直後私の意識は完全に暗闇の底に落ちていくのであった.........
~六五三空妖精side~
ここは瑞鳳の艤装内にある格納庫の一部に併設されている小さい工廠のような場所である
ここでは、つい先ほど演習を終えた六五三空の搭乗員妖精たちが愛機の整備をしていた
「弾薬補充するか」
ボクはそう言いながら今さっきまで装填されていた弾薬ベルトを外し、弾薬ボックスから弾薬がしっかりと詰まっている弾薬ベルトを機関銃の弾薬入れ口へ入れ弾薬補充を始めた
ハンドルをぐるぐる回しながら弾薬をどんどん詰めていく
こういう作業は意外と手動で行われることが多いのである
ボクはそう考えながらハンドルをぐるぐる回し、補充が終わった
ボクはハンドルを外し、弾薬を入れる蓋をしっかりと閉めた
今右翼の補充作業を下から次は左翼の補充作業だな
ボクは弾薬入れBOXを運びながら愛機左翼下に回り弾薬を入れるふたを開け右翼と同じように弾薬補充の作業を始めた
「んー砲身かなり煤ついてるなぁ」
ボクは砲身の先を見ながらハンドルをぐるぐる回していた
右翼の弾薬も補給し終わったのでハンドルを外し弾薬補充口のふたを閉めた
弾薬入れBOXに空になった弾薬ベルトを突っ込みタオルを手に取った
そのまま砲身の煤をタオルで軽くふき取った
ちゃんとした清掃用具がないからこれくらいしか処置できぬのだ
また入渠施設に行ったときに工廠でしっかりと清掃作業をするとしよう
ボクはそう考え弾薬入れBOXを元の場所へ戻し、コクピットへと向かった
風防を開けコクピットの中に入る
そのまま目の前の機首に取り付けられている九七式七粍七固定機銃を手に取った
最近7.7mmだと火力不足になる敵が増えてきたように感じる
自分の愛機には右翼に九九式二十粍二号機銃五型、左翼に九九式二十粍二号機銃四型を搭載している
九九式二十粍二号機銃五型は先輩からもらった高火力な機銃で滅茶苦茶愛用しまくっている機銃である
まぁ基本的に二号銃の方は火力的にも安定しているし高火力だから火力不足は感じないのだが、いかんせん装弾数が少ない
7.7mm機銃2個取っ払ってもいいから機首の機銃の火力を上げたいな
ボクはそう考え九七式七粍七固定機銃を2つ手に取りコクピットを出た
そのまま艦内工廠の武器倉庫へと向かった
武器倉庫の前には整備員妖精が何やら作業をしていた
「すまない、少しいいだろうか?」
ボクがそう整備員妖精に話しかけると
「はい!いいですよ」
目の前の整備員妖精はそう返事を返してきた
「この7.7mm(九七式七粍七固定機銃)よりも口径が大きい機銃はあるか?できればゼロの機首に取り付けられるものがいいのだが....」
ボクがそう言葉を発すと
「う~ん」
整備員妖精は少しうつむきながらうーんとうなり、何かを考えている様子だったが突然はっと顔を上げた
「確かありますよ!ゼロに乗る九七式七粍七固定機銃よりも口径が大きい機銃」
少し待っていてくださいね
整備員妖精はそう言って武器倉庫へと駆けていった
それから少したち
整備員妖精がなにか台車を押しながら戻ってきた
「これですこれ!三式十三粍固定機銃です!」
そういって目の前に差し出された
「これは....13.2mmか?」
ボクは三式十三粍固定機銃を眺めながらそう言葉を発した
「そうですそうです!これはですね、零戦52型の丙型に搭載されている機銃でたまたま艦内に予備があったのを思い出して取ってきました」
「やはりそうか、ちなみに弾のほうはどれくらいだ?」
ボクは整備員妖精の話を聞きながらそう質問を出した
「携行弾薬は240発と、7,7mmよりかは少ないですがまぁまぁいい方ではあります」
整備員妖精はボクの質問にも気前よく答えてくれた
「240発か...ふむ確かにこれはいいな!ありがとう」
ボクはそうお礼を言って整備員妖精から台車を受け取った
「いえいえ、こちらこそいつもありがとうございます!これからもよろしくお願いしますね!」
「おう!」
ボクはそう返事を返し愛機の方へと戻っていった
ボクは三式十三粍固定機銃を担ぎながら愛機のコクピット内へ戻り機銃右側には三式十三粍固定機銃を左側には今まで通りの九七式七粍七固定機銃を設置した
それから諸々の作業をして時間は過ぎてゆくのであった.......
最終編が1話だといったな?あれは嘘だ!
エーどうもおはこんばんにちは作者のZuihouです。
投稿が遅くなってすみません。
模試と学校の試験が重なってしまいなかなか執筆時間が捻出できませんでした!
なので今回の文字数は少なめですが、月一投稿できるようにしていきます。
これからも読んでいただければ嬉しい限りです!
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