~瑞鳳side~
「.......ん」
私は自然に目が覚めた
視界はぼやけ、左目は完全に見えない
手で探ってみると包帯がまかれているようだった
................いや何があったんだよ
私が気を失っている間というか失う前に何があった?
.....まぁいいや
とりあえず私は体を起こしあたりを見渡すことにした
と、私が体を起こした時だった
目の前のカーテンが開き、医務室妖精がバケツと包帯を持って現れた
「瑞鳳、起きたのか」
医務室妖精は目を見開きながら驚き、そう言葉を発した
「思っていたよりも早いお目覚めだな、少し様子を見たいからそこに座っていてくれ」
医務室妖精はそう言いながらバケツと包帯を床に置き、私の体を見たり触ったりして何かを検査しているようだ
「......にしても、ここまで回復が早いとは思わなかったぞ」
私の体の傷を確認しながら医務室妖精はそう言った
「腹は戦艦の砲弾がかすって一部はえぐれてるわ、爆風を食らって体中焼けてるわ....ほんとによく1日でここまで回復したもんだ」
私はそれを聞いて驚いたが、表情に出さないように踏ん張った
マジで何があったんだ.......?
「まぁ、お前さんがそこまで回復してくれてよかったよ」
医務室妖精はそう言いながら顔の方に飛んできて
「...包帯、外すぞ」
そう言って医務室妖精は私の左目に巻かれた包帯を外した
包帯がシュルシュルと音をたてながら外された
これで目も見えるだろうと思ったのだが
私の左目の視界は依然として見えないままだった
「......え?」
左目が....見えない?
私のそんな唖然とした表情が顔に出ていたのだろうか、医務室妖精は神妙な顔をしながらこう言葉を発した
「...........瑞鳳さん、いいですか。今から私が言うことは全て本当のことです。」
「.....はい」
そして目の前の医務室妖精は私にとって衝撃的なことを告げた
「.......
「.............え?」
医務室妖精のその言葉を聞いた瞬間
頭を内側からガツンと殴られたかのような衝撃が私を襲った
私の左目が.....失明?
私がそう混乱している間にも医務室妖精は優しく説明をした
私には医務室妖精の話が聞こえていなく
気を失う前のこと思い出そうとして..
「っ!」
猛烈な頭痛に襲われた
「っあぁうっ」
頭を押さえて医務室のベットの上で悶える
直後目の前に様々な出来事がフラッシュバックした
「!?大丈夫かッ!」
視界の端に医務室妖精がそう言ってこちらに駆け寄るのが見えた
これは...なんだ?
私が知らなイ情報ガ頭ノ中ヲ駆ケ巡ッタ
なんだ?なんなんだこの記憶は
私の知らない情報が私の頭の中を駆け巡る
直後頭の痛みがさらに強くなり
私の肩をゆする小さな力で痛みが急に消えた
私がその方へ視線を向けると
私は妖精さんの頭をなで
「ありがようね」
そう言葉をかけた
するとその妖精の表情が明るくなりすりすりと頬ずりをしてきた
「....やっぱり、痛むか?」
医務室妖精は悲痛な表情をしながらやさしく言葉をかけてきた
「...大丈夫です、説明続けてください」
「わかった..厳密には、失明はしていないんですが爆弾の破片と爆風が左目に直撃した影響で視力が0.01まで下がってしまいました。」
「そう...ですか」
私はそう言葉を発し少しうつむいた。
「本当はな、目もしっかりと見えるようにしてやりたかったんだが.....バケツが足りなくてな、眼球の形を直す分しかなかった だから君には私の後輩を預けようと思う」
........後輩?
「後輩..ですか?」
私は視線を医務室妖精へ向けそう質問をした
「あぁ、そこにいる
「熟練見張り員妖精ですか...」
それって確か駆逐艦とかに乗せるものじゃなかったっけ?
私はそう考えながらも私の膝の上で私の方を見つめている熟練見張り員妖精に視線を向け
頭をやさしくなでた
見張り員妖精はほわわーんと微笑み、片目からの世界になってしまったが大変癒された
「これからよろしくね、熟練見張り員妖精ちゃん」
私はそう言って医務室妖精の方へ視線を戻した
「あ、そうだ。執務...行かないと」
私はそう言葉を発してベットから立ち上がった
「瑞鳳、熟練見張り員妖精は頭の上に乗っけておけ、そこが一番安定する」
医務室妖精は私の制服を持ちながらそう言葉を投げかけてきた
私は熟練見張り員妖精を頭の上に乗せた....が、
「髪結んでないわ」
髪を結んでいないことに気が付いたため一旦ベットの上に戻し鏡を見ながら髪を結んだ
鏡を見て自分の体を改めてみる
左目には包帯が巻かれ、体のところどころには細かい切り傷が残っている
肌は白いままだし、髪の毛も変わらない
私は自分の体の様子をまじまじと観察しながら髪を結った
そしてそのまま検査服を脱ぎ、艦娘の制服へと着替えた
そして熟練見張り員妖精を頭の上に乗せた
私の髪形はポニーテール?なのでそこの部分に座っている
座り心地は良さそうだ
まぁ座り心地がいいことは何よりだ
「医務室妖精さん、ありがとうな」
私は医務室妖精さんにそう言葉を言って医務室をあとにした
私は医務室を出て執務室までへの道をたどっていた
医務室から執務室まではかなり距離があり、階段を3回まで上がらなければならないところが面倒なところだ
階段にいるのは私だけのようですたすたすたすたと、私が歩く音だけが階段に響く
ようやく執務室が見えてきた
艤装に内蔵されている時計を見ると時間は一〇三〇をさしていた
あー...いつもの集合時間から数時間遅れている。こりゃぶち切れ土下座は回避できなさそうだ...
そうう考えながら執務室の扉を開けて私は執務室に入った。
「.....え?」
私の視線には手を振り上げて目の前の
その艦娘は目じりに涙を浮かべ、泣いていた
そして、その艦娘は私にとってとてもかかわりが深い艦だった
私は気が付いたら襟首をつかまれている艦娘に駆け寄っていて
「っぐぇ」
提督の振りかぶったこぶしを思いっきり顔で受け止めていた
「っぐあ」
私はそのまま壁にたたきつけられ、背骨がらミシッと音が鳴った
「あぁ?瑞鳳、なにかばってやがる」
提督は少し驚いたような表情をしながらもそう怒鳴りつけてきた
「提督...何があったのかわかりませんが艦娘にあまり乱暴をするのはよくないと思います!」
私は殴られた頬をさすりながらそう言葉を返した
「それに、その艦娘は私のとっても...その、かかわりが深い艦娘でして、暴力はやめてください」
そう言って私は提督に頭を下げた
「あぁ?お前、人様に頼むのにそんなことしかできないのか!?人様にものを頼む態度があるだろうが!!」
そういって提督は襟首をつかんでいる艦娘のこめかみに銃口を突き付けた
「解体してやってもいいんだぞ?駆逐艦なんて捨て駒の盾なんだからよぉ!」
そういって提督は怒鳴り声をあげた
「........その艦娘を殴らないでください」
私は地面に頭を付け、土下座した
「あぁ?」
提督はそう怒鳴り声をあげ私の頭を靴で踏んだ
「殴らないでくださいぃ?お前、目上の人に対する言葉遣いがなってないんじゃないかぁ?」
「.........暴力を振るわないでください、お願いします。」
頭をさらに靴で地面に押し付けられ、頭の骨がミシミシと鳴る
「そうだよなぁ?人様にものを頼む態度はそうでなくちゃなぁ。あぁ、いいだろう
提督はそう言ってニヤリと悪い笑みを浮かべた
「せいぜい殺さないようになぁ?ハッハッハッハッハハハハハハハハ」
そういって提督は私の頭から足をどけ、襟首をつかんでいた艦娘を私の方に投げつけてきた。
「そうだなぁ。第三艦隊はすぐに哨戒に出てもらおうか!
そうだ、明日までに演習の準備しておけよ、明日の朝出発だからな」
そういって私たちは執務室から追い出された
投稿遅くなりました!すみません!
自分が受験生なもので、受験勉強とか模試とか模試とか模試とか模試とかでなかなか執筆時間が捻出できませんでした!
年内後1話は投稿したいと思っているので楽しみにしていてください!
ソレデハまた次回
感想、評価を下さると作者が喜びます。
ところで話は変わりますが、そろそろ1年が終わると同時にこの話が1周年を迎えるってマジ?
投稿時間って何時頃がいいですか?
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