私はそのままその可燃物に火を付けた
だがその直後
「……….ま、わかってたけどね」
目の前の五月雨はそう言って次の瞬間
「あがっ….!」
私が気付いた時にはもうすでに遅く
腹部に戦艦の砲弾がぶち当たっていた
瞬時に可燃物を佐世保艦隊へ投げようとしたが、腕に力が全く入らなかった
私の体は徹甲弾に押され、ボールのように吹っ飛んだ
「まさかこれを予測s「ドカーーーーーーーーーーーン!!!!」
直後爆弾と魚雷が誘爆し大爆発を起こし、あたり一面にペイントがばら撒かれ煙に包まれる
…………………….
私は全身ペイントまみれになりながら海面に転がり、ぶっ倒れていた
「まさか…..対策されているとは思わなかったな….」
私はゆっくりとこちらに近づいてくる五月雨の方を見ながらそう言葉をこぼした
私は結局……何もできずに負けたのか
あぁ、帰ったら提督に怒鳴られるんだろうなぁ….いやだなぁ
「…….思ったよりもやるようですが、私たちの敵ではなかったようですね」
私の腹部に砲身をつけながら五月雨はそう言ってきた
「正直もっと楽しませてくれると思ったんですけどねぇ……この程度だったとは、がっかりです。まぁ所詮《ただの軽空母》》と言ったところでしたね……」
「ま、まtt「ドゴン!!!」
直後五月雨は主砲の引き金を引き、腹部に強烈な激痛が走った
「ぅ......ぁあ」
目の前がぼやけ、だんだんと思考があやふやになってきた
『柱島泊地第Ⅱ鎮守府所属第Ⅲ艦隊旗艦瑞鳳が大破のため、第Ⅲ艦隊は海域を離脱してください』
意識が消える直前、私たちが負けた旨を使える放送が耳に入った.......
そして私の意識は深い闇の底へと沈んでいくのであった.......
~龍鳳side~
私たちが伏せた直後、瑞鳳が前に飛んだのが見えた
「瑞鳳.....!」
次の瞬間目の前に水柱が上がり視界が遮られる
「瑞鳳!」
視界が遮られていてよく見えないが、水柱の向こう側で何かが行われていることだけはわかる
そして水柱が下がった瞬間、見てしまった
「........ぁ」
瑞鳳の腹部に砲弾が直撃して吹っ飛ばされる瞬間を
〜横須賀鎮守府第七出撃口にて〜
「いっ!」
私は腹部に走る激痛で思わず目が覚めた
「お前何呑気に寝てるんダァ!」
そういって提督は私のお腹を思い切り蹴り飛ばしてきた
「…っが!っごホッツがはっ」
お腹に強い衝撃が伝わり、喉奥から変なものが込み上げてきて思わず何かを吐き出してしまった
目の前にコンクリートに赤い液体が飛び散って赤ク染マッタ
あかい.....あかい?
私はまだあまり思うように動かない手を動かし、その液体に触れた
その赤い液体は生温かかくべったりとしていて、鉄のにおいがした
え....これもしかして、ち......血? 私今、血を吐いたってこと?
私がそう混乱していると
「何ぼさっとしてるんだお前!タテヤゴラァ!」
そう逝って提督は私の髪の毛を掴んで強制的に立たせた
「いたいっ!痛いです提督」
私は提督にそう言うが、提督は私の発言なんて気にも留めない様子で私の髪を掴みながら歩き始めた
「お前の根性叩き直してやるッ!」
提督はそういって工廠裏へと進んで行った
「て、提督。痛い、痛いです」
私は提督にそう叫ぶが、提督は私のことなど何も気にしていないかのようにずんずんと進んでいく
「うっぐっ」
髪の毛を思いっきり投げられたため思い切り地面に体が激突する
その衝撃で後頭部が思い切り地面にあたり鈍い衝撃が頭に響いた
後頭部に強い衝撃を食らったからか、いつもあまり見えていない視界がさらに霞ぼやけている
「お前のせいでッ!褒美がもらえなかったじゃないかッ!どうしてくれるんだ!」
提督はそう怒鳴り私の体を思い切り蹴った
提督のけりは私の腹部にきれいに直撃し、また血を吐いた
......艦娘は所属する鎮守府の提督に危害を加えることはできないようなセーフティ機能が実装されている
だから私たち艦娘は提督に反撃をすることができないようになっている
そして反撃をしようとすると抑制機能が働き体全体に強烈な電流が流れ、筋肉を緩ませ体を動かせなくなるようになっている
そして私はそのまま提督の気が済むまで工廠裏で暴行を受けるのであった
「.....ぁ」
私が目を覚ますと誰かの背中に背負われているようだった
「り....ゆう、ほう?」
かすれ声でそう名前を呼ぶと
「瑞鳳....ごめん、おこしちゃったかな」
龍鳳はやさしくそう言葉をかけてくる
「だいじょうぶ....ありがとう」
龍鳳の背中は暖かく思わず眠ってしまいそうだったが全身の痛みでそれどころじゃなかった
あの五月雨……わざと痛みが長引くように超至近距離で打ちやがったなぁ…..おかげでクソ痛いんだが
あのあんのクソ提督、私が反撃できないからって好きかってやりやがってぇ.....今に見てろよぉ
.....とはいってもこれからどうなるんだろうなぁ
演習大会初戦敗退、これによって今提督はものすごく機嫌が悪い
そして演習大会が終われば、大規模作戦が開始される
......大規模作戦か
私は数カ月前に行われた大規模作戦の時のことを思い返していた
あの時の私は未熟で.....未熟だった
その時から少しは成長できたのかな....祥鳳ねぇ
「瑞鳳、入渠施設についたから、ゆっくり休んでね」
「うん、ありがとう」
私は龍鳳にそうお礼を言って背中から降り、入渠施設でお風呂にダイブするのであった.......
~後日~
私は横須賀鎮守府の施設の中に用意された柱島泊地第Ⅱ鎮守府用の部屋に放送で呼び出しを食らった
何の用で呼ばれたのだろうか......入渠したことについては特にとがめられなかったはずだ
結局私たちが負けた試合では佐世保鎮守府と横須賀鎮守府が勝ち上がった....
先日鎮守府演習大会の決勝戦が行われた
結果はというと横須賀鎮守府が優勝し、呉鎮守府が2位、佐世保鎮守府が3位だった
まぁいつも通りといった感じか
まぁそれはいいんだ、私たちが負けたという事実が変わることはない
まだ提督の機嫌が悪いのだろうか.....実に不安だ
私は緊張しながら横須賀鎮守府の豪華な廊下を歩き、そこまでたどり着いてしまった
「......柱島泊地第Ⅱ鎮守府提督室...か」
小声でそう独り言をつぶやき、はぁとため息をついた
服装は一応きっちりと整えた、横鎮の人たちがやさしく(?)て助かった。
血まみれの制服を洗わせてくれたおかげでまるで新品のような見た目に戻っている
身だしなみで言われることはないだろう
私は緊張で少し震える声を抑え、扉をノックした
「......瑞鳳です。入ってもよろしいでしょうか」
「はいれ」
提督の許可が下りたので私はゆっくりと提督室の扉を押し開け、部屋の中に入った
まぁさすがに他の鎮守府ではいつものような豪華な内装にはできなかったのであろう、ごく一般的な提督室の内装といった感じの内装をしていた、
私は部屋の内装をチラ見しながら後ろ手で扉を閉めた
そして提督机の前に立った
「......おまえ、柱島って知ってるか?」
「柱島.....ですか、一応知っていますが.....それがどうかしたのでしょうか」
私は提督の機嫌を損ねないように気を付けながらそう言葉を返した
「.....移動だ」
「はい?」
突然そう言われ私は驚いてそう聞き返してしまった
移動?誰が?どこにだ?
「だから、移動だよ。よかったな栄転だぞ」
提督が気味の悪い笑みを浮かべながらそう言葉をかけてきた
背筋に冷や汗がつ足りゾッとした
ものすごく嫌な予感がする
「お前が移動する鎮守府は、柱島第Ⅳ鎮守府....通称孤島鎮守府だ。
日本の太平洋側の防衛の要だ。もしここが突破されたら.....な?わかるだろぉ?」
......完全にブラックのにおいしかしないじゃないか..
柱島泊地第Ⅳ鎮守府.....通称孤島鎮守府文字通りその鎮守府はほかの鎮守府から完全に孤立していて太平洋側の日本の防衛の要となっているとても重要な鎮守府だ
そして、日本の防衛の最前線だ
つまり、日本と深海棲艦の先頭が最も激しい区域、ということになる
その島には3カ月に1回しか船が通っていない、しかも厳重な艦娘の護衛を付けてだ
それでもかなり危険という地獄of地獄の激戦区だ
.......まさか大規模作戦前にそこに飛ばされるとは見当もつかなかったな
「...提督、1つ質問はよろしいでしょうか」
「あぁ、なんだ?」
提督は相変わらず気色の悪い笑みを私へ向けている
「孤島鎮守府に移動になる艦は私以外に誰がいるのでしょうか」
震え声でそう言葉を発した
私の言葉を聞いた提督は手元にあった書類をちらっと見て私にその書類を投げてきた
「お前だけだ」
「.......え」
私.....一人だけ....?
「だ、第Ⅲ艦隊はどうなるんですか!?」
「もちろん解体して再編成だ。我々は次の大規模作戦へ向けていろいろと対策しなければならないからな」
提督は淡々とそう言葉を返してきた
「出発は柱島鎮守府に帰ってすぐだ、今のうちに準備しておけよ」
提督はそう言って私を提督室から追い出した
それから演習大会の閉会式を行い、私たちは柱島へと戻っていた
~自室にて~
移動.....移動か
私は少し動揺しながら数日前に与えられた書類に目を通していた
そして、ある分に目が留まった
任期は2年。生きていたら元居た鎮守府に戻ることができる.......か
なんだよ、まるで....
生きて帰って来れる保証がないみたいな言い方じゃないか
ドーモ、部活が始まり通常授業が始まり思ったよりもバタバタしてる作者です.....
イベントに、新しい学校生活にかなり忙しい日々を過ごしていますが頑張ります
ところで皆さんイベントはどこまで進みましたか?(2回目)
自分は今回が初イベということもあり無事前段を突破し煙幕をもらってわーいってなってたらE5-1丙の輸送で道中ら級に撤退させられまくりでまたもや泣きながら輸送をしています。
輸送つらい
早くE6ニイキタイ
とまぁ、そんなこと
さて、これで長かった一章がようやく終わりです。
2023年12月31日から2025年4月25日にわたる約1年と5カ月という一章.....いやほんと長いっすね()
自分でもここまで長くなるとは思っていませんでした
ほんとにだいぶかなーり長い間一章をやっていましたが、ようやく2章へ進むことができます
次回も見てくだされば幸いです
評価とか...感想とか...下さい!!!!
作者のモチベが上がり投稿頻度が上がります(多分)
それではまたじかい!おあいしましょう
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