宇宙人と地球人と自由人   作:トラブルメイカー

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みんなアズレンやってる?
とりあえずToLOVEるキャラはコンプした(諭吉2枚消費)


甲冑姿の男にロクな奴はいない

 

 

 

「─────♪」

 

鼻歌混じりに夕飯の支度をする夕方の時間。

今日はオシャンティーにイタリアンでいこう。

 

さあ生地を捏ねて、具材を置いて、作ったそれを庭にある釜戸で焼く。

 

ひょいひょいとやれば本格ピッツァの出来上がり。

いい匂いだ。にしても意外と大きい。ブラザーたちを招待すればよかったかも。

 

家で一人過ごす時間。寂しいねえ。

うちの親は現在"旅行中"である。

 

デキ婚で俺の事産んで新婚旅行とか行けてなかったから──

 

 

 

『お前ももう高校生だし1人で何とかできるよな!んじゃ父さんたち遊んでくるから!』

 

 

 

──なんて言って世界旅行に出かけてしまった。

 

たまに連絡は来るが、世界を満遍なく楽しんでるようで何よりだ。それにしても息子一人の子して遊び呆けるとはさすが俺の親だ。

 

とはいえ、家に1人は正直暇。

 

結城家にはよくお泊まりに行くが、毎回はあれだろう。これでも気は遣えるのだ。

 

とはいえ……暇すぎる。なんか面白いこと起きないかなー。

 

ピッツァを食べ終え、暇つぶしに皿回しをしていた時だった。

 

 

──prrrrrr……prrrrrrr……

 

 

お、電話だ。

誰だろうか……美柑ちゅわんじゃあないか。

 

応答ボタンを押し、耳に当てる。

 

「はいこちら119番。あなたが落としたのは金の斧ですか?銀の斧ですか?」

『……相変わらずですねタローさん』

 

呆れたような、それでいて凛とした幼そうな透き通る声が聞こえた。いい声だ。俺もこんな声出せるようになりたいなあ。

 

「お兄ちゃんって呼んで」

『何でですか。タローさんはお兄ちゃんじゃないでしょ』

 

「心に兄が宿ればみんなお兄ちゃんになれるのさ。古事記にもそう書いてた」

『……多分読んだの古事記じゃないですよ、それ』

 

バッキャロー。古事記なんだよ。ブラザーの魂を賭けたっていいぜ。

 

「で、どったの?寂しくて電話かけてきたのそうかそうかじゃあ今からお兄ちゃんが行くからねお土産はシロツメクサの花かんむりとブレスレットどっちがいい?」

『矢継ぎ早に話さいでくださいよ……そんなんじゃなくて、リトがそっちの家に行ってたりしません?』

 

「ブラザー?んー、ちょっと待っててな。知らずのうちに侵入してる可能性は微レ存だ。家をひっくりかえして確認してみよう」

『……行ってないんですね?』

 

「来てるといえば嘘になるね」

『………………』

 

「来てるか来てないかで考えれば……来てないに軍配が上がると思う」

『………………』

 

「来た可能性は捨てきれないけど、来てないのかもしれない」

『……まだ続きます?』

 

「もう1個……いやいいや、飽きた」

『あ、はい。行ってないんですね?』

 

「来てないねえ」

『そうですか』

 

全く、どこ行ったのよ。なんて声が聞こえてくる。

ブラザーめ。ラブリーシスターを1人残して夜の街へお出かけとは……大人になったんだね。

 

「ま、この後夜のジョギングに行くし、見かけたら声掛けてやろうじゃないか」

『あ、お願いしますね』

 

「おうとも。お兄ちゃんに任せなさい」

『はいはい、タローさんもおふざけは程々にしてくださいね』

 

そう言って切れる電話。

さて、ブラザー捕獲大作戦といこうか。準備しなきゃ。

 

 

▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 

 

場面は移り変わり現在、結城リトはというと──

 

「死ぬ死ぬ、マジ死ぬ!」

 

「どうした!逃げるのか地球人!そんな事では貴様を認めることなんてできんぞ!」

 

──絶賛、逃走中の最中であった。

 

彼の後ろを剣を振り回しながら追いかけてくる甲冑姿の男。

周りのものを切り刻みながらリトへと迫る。

 

そんな時だった。

 

「お、リト見っけ」

「た、タロー!?」

 

自転車に乗ったタローが現れたリトの目の前に現れた。

 

「お覚悟ー」

「ちょちょちょ待っ……!」

 

右手に持った虫取り網を振りかぶり、リト目掛けて振り下ろす。

それを慌てつつも回避したリトだったが、続いて彼がいた場所に来たのは甲冑の男。

 

「ぬわっ!?」

 

虫取り網はその甲冑の男の頭へと被さり、そのまま自転車の速度に乗ったタローに引き摺られる形で地面に転がった。

 

「あれ?あーた誰?」

「くっ、地球人め…!まさか援軍を呼んでいたとは…!」

 

自転車から降りるタローと地面から起き上がった甲冑の男。

両者、相対する形で視線が交差した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラザーを探してたらコスプレ男に出くわした。

新たな出会いはそこら辺に転がってるものなんだなあ。

 

「タロー、お前何して…」

「ブラザー。ラブリーエンジェルなシスターが心配してたぞ。全く、夜遊びに出かけるなんてこの不良ちゃんめ」

 

「み、美柑が?マジかあ……」

 

気まずそうな顔のマイベストフレンド。

何事もないようで何よりってか。だが、美柑ちゃんを心配させた罪は償ってもらう。後でおしりペンペンしてやらねばな。

 

「て、てかそんなこと言ってる場合じゃなくて──」

 

「貴様、何者だ…!」

 

甲冑さんが口を開いた。

おいおい、ブラザーの言葉を遮ってんじゃないよ。

 

まずその前にだ。

 

「おい」

「……!」

 

「人に尋ねる前に先ず自分から名乗るのが礼儀なんじゃあないのか?」

「……っ、くっ、確かにな。失礼した。私はデビルーク星から来た──」

 

「ワシの名はタロー!銀河を駈けるロケット団の一員にして木の葉の里出身のドラゴンボールを集めてる美食家だ!よろしくな!」

 

「「………………」」

 

おいおい俺の自己紹介に無反応か?

ダメだなあ、なっちゃいない。

 

「コミュ障ってやつか?」

「………なに?」

 

「せっかくしてくれたの自己紹介に無反応なんて失礼だとは思わんのか?」

「す、すまない。何を言ってるのかさっぱりで……」

 

「しょうがない。もっかいやるぞ?次は自分の感じたことをそのまま言葉にしなさい。さすれば俺たちの間にある蟠りは無くなるさ」

「そ、そうか。わ、分かった。頑張ってみよう」

 

よし来た、テイク2ー。

 

「ワシの名はタロー!銀河を駈けるロケット団の一員にして木の葉の里出身のドラゴンボールを集めてる美食家だ!よろしくな!」

「そうなのか。それで、ロケット団というのは何をしてる組織なのだ?」

 

 

「は?んな組織あるわけねえじゃん?漫画の見すぎか?」

 

「ぬぅおおおおお……!なんなんだこの男は……!?」

 

「……つ、着いてけねえぜ」

 

あ、ブラザーが頭抑えてる。

頭大丈夫?

 




みんなの推しキャラは?
ちなみに自分はヤミちゃん。
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