「母ちゃん」
「ん?」
台所で味噌汁の味見をしていた
「なんや
春を小学1年生まで幼児化&黒髪にし、繋がった太い眉毛が特徴の6歳になる息子の
「実は今日両親について調べる宿題を出されたんだよ。だから何で父ちゃんと母ちゃんが結婚することになったのか知りたくて」
「どうしてうちと父ちゃんが結婚することになったかやって……」
春は重い溜息をつくと嫌な顔で説明し始めた。
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7年前
新葛飾署と通天閣署が共同でとある難事件を追いかけ粘りに粘ったり結果、事件解決へつながりそれを祝して宴席を設けた。
ワイワイガヤガヤと楽しく進められていた席だったが、酔いが進むごとに話はおかしな方向へ発展していく。それは
「いや、今回の事件は大変だったな。まぁ、ワシのおかげで事件は解決したようなもんだろうが!」
「はぁ、なんやて!?」
酒が入り上機嫌の勘吉の言葉に、酒と怒りで顔を合わせる赤くした春が待ったをかける。
「何を言うてんのや。うちが主犯格に手錠をかけたんやから、うちのおかげやろ」
「何だと! 鼠のようにちょこまかと逃げて包囲網を何度もくぐった犯人をワシが追跡し続けたおかげだろう。ワシの追跡がなければ今頃犯人は海外に逃亡して事件はさらに長引くことになっていただろうが!!」
「追跡を続けたからなんや! 追跡しようがすまいが、うちが捕まえたのは事実。それやからうちが解決したようなものや!!」
「何だと! だったらどっちが正しいかこいつで決めようじゃないか!!」
そう言って勘吉は机の上にボンッと一升瓶を置く。
「望むところや!!」
春は持っていたコップをドンッと叩きつけるように置く。そして次の勘吉の言葉が勘吉と春の運命を決定付けた。
「よーし、もしワシが負けたらお前の家に婿養子として入ってやらぁ!!」
「面白いこと言うわ、だったらうちが負けたらアンタの家に嫁に入ったるわ!!」
「ちょ!? ちょっと先輩!!」
「ちょ!? 落ち着いて春ちゃん!!」
勘吉と春のとんでもない発言に
「両津やめるんだ!!」
「そうだぞ。春! いい加減にするんや!!」
「部長、男にはやらない時があるんです!!」
「そうや、署長。女にも譲れない時があるんや!!」
お互い一歩も引かない事にもはや何を言っても無駄と周囲は悟る。
そうして周囲が見守る中、両津勘吉と御堂春による一気飲みが始まった。
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「で、一気飲みに負けた母ちゃんが約束通り父ちゃんの所に嫁いで、その1年後にお前が産まれたというわけや。……酒の勢いがあったとはいえ何であんな約束してしまったんやろ。結婚するならあのゴリラじゃなくて中川さんが良かったわ……」
額を抑え深くため息をつく春に
「……聞くんじゃなかった」
勘神は呟かずにはいられなかった。
全部で二話を考えています。
もし完成出来たら読んでいただけると幸いです。