エリシア「なのか〜!一緒に写真撮りましょ〜♪」   作:ツーカーさん

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Q.エリシアの実力からして結構ヌルゲーになっちゃう部分多いですよね。どうするんですか?

A.ノリで。




ピンクの妖精さん?

 

 「この者の座標は、宇宙ステーションからのものじゃない…」

 

 「こんな時に、まだそんな事を気にしているの?ウチらの目の前に居るのは生きた人間、これだけは間違いないでしょ?」

 

 「()()()()()。可愛い女の子が倒れてる。それだけで十分助ける理由になるでしょ?」

 

 「…心拍、脈拍共に弱いな。()()()()、人工呼吸の準備を」

 

 「オーケー♪任せてちょうだい♪あ!なのか!この子の大切なファーストキスになるかもしれないから写真を撮る準備をお願いね♪」

 

 「えぇ!?こんな時に写真!?もう!ウチのフィルムだってタダじゃないんだからね!」

 

 「撮るのか…」

 

 ……うるさい。何の声?

 カフカじゃなさそう…。

 

 目を少しずつ開けると、鮮やかなピンク色の髪を揺らして綺麗な顔の人が少し口を尖らせながら眼前に迫っていた。

 ビックリしたけど、まだ身体が怠くて反応出来な…っ!?

 

 チュ

 

 「あ!待って!起きたよ!って遅かった!」

 

 「あん。もう、なのかったら強引ね」

 

 柔らかい感触が触れたと思ったら直ぐに引き剥がされた。

 なのかって言う人が引き剥がしたのかな。

 

 「大丈夫?立てるかしら?」

 

 目の前に出された手の平は…とっても細くて、綺麗な白色をしていた。でも、力強いとも感じ取れた。

 

 倒れてるままじゃいけないと言う価値観は覚えていたらしい。

 差し出された手を掴んで、少しフラッとしながら立ち上がった。

 

 「大丈夫?ウチの声は聞こえる?自分の名前は覚えてる?」

 

 少し考えてみるが、何も思い出せない。

 カフカの言った通り、カフカの名前以外、本当に何も思い出せない…。

 

 「何も、思い出せない…」

 

 「…それは相当マズイね。頑張って思い出せない?アンタの名前は…」

 

 私の名前……えーっと…そうだ思い出した。

 

 「私の名前は星」

 

 「よろしく頼む。俺は丹恒、こっちは三月なのか、そしてこっちが…」

 

 「ハーイ♪アタシはエリシア。ピンクの妖精さんって呼んでもいいのよ?」

 

 「ピンクの妖精さん?」

 

 「自称だから気にしなくていい」

 

 「もう!丹恒、自称じゃないわ!ヴェルトはちゃんと言ってくれたわよ?」

 

 「え!?ヨウおじちゃんが!?そ、想像つかない」

 

 ヴェルト…とヨウおじちゃんが同一人物なのは何となく分かった。

 

 「状況を説明するぞ。この宇宙ステーションは、反物質レギオンの襲撃に遭い、俺たちはアスター所長の依頼を受けて救援に来たんだ」

 

 「あんな可愛い子のお願い、断るわけにはいかないものね♪」

 

 新しい語句に理解が…いや記憶が追いつかない。

 疑問に思ってることを聞こう。

 

 「反物質レギオンって何?」

 

 「『壊滅』のナヌークの手下だよ。アンタ、運がいいね。一番危険な絶滅大君は近くに居ないし、ここに居るのはあっちこっちで悪さしてる遊兵たちだけみたい。ウチらが直ぐに侵入者をやっつけるから心配しないでね」

 

 「アスター所長って誰?」

 

 「アタシみたいに綺麗なピンク色の髪をした可愛い女の子よ。この宇宙ステーションの代理所長でもあって、凄い子なの!やっぱり可愛い女の子に不可能なんてないのね!」

 

 「えっと…私は何処に行けばいい?」

 

 「主制御部分に戻るんだ。アスター所長と非難した研究員がそこに居る」

 

 「星穿列車も近くに停まってるよ!だから、モンスターの襲撃は心配しないで!ウチらがこのピンチを解決するから!」

 

 「星穿列車?」

 

 「えっ、見たことないの?たまに宇宙ステーションに列車が来てるでしょ?」

 

 「う〜ん。…なのか、新しくここに来た人なのかもしれないわ。だって、こんな可愛い子が居ればアタシが見逃すはず無いもの」

 

 「それは確かに…」

 

 「じゃあ改めて、説明するわね!星穿列車っていうのはね。可愛い車掌さんが出迎えてくれる、正に楽園の様な列車よ。『開拓』の神さまの力が流れていて、宇宙を渡り歩くことができるの。どう?神秘的で惹かれるでしょう?」

 

 「主制御部分に戻ったら見せてあげるよ〜」

 

 「うん。分かった。教えてくれてありがとう。早速行こう」

 

 「お前は三月とエリシアと一緒に行け。防衛課のアーランとの連絡がこの付近で途絶えた。俺は彼を探して連れ戻す」

 

 「そっか、分かった。気をつけてね」

 

 「丹恒なら大丈夫って信じてるわ♪」

 

 丹恒と呼ばれた青年はそのままアーランを探しに何処かへと歩いて行ってしまった。

 

 「そうだ!これを渡しておくね!」

 

 そう言われて、なのかという少女に渡されたのはそこら辺に落ちていた金属バットだった。そんな適当でいいの?

 

 でも何故だろう…初めて持った筈なのに、このバットを持っていると酷く手に馴染む様な…ハッ!!

 

 

 

 

 

 その時、星の脳内で溢れ出した───()()()()()()()

 

 

 

 

 

 広く整頓された野球のグラウンド場で、マネージャーのエリシアと一緒に練習に励んでいる風景が思い描かれた。三月なのかはもう一人のマネージャであり、今はタオルとスポーツドリンク片手に星を応援している。

 

 「星〜!次のヴォイドレンジャー行くわよ〜!」

 

 「ばっちこい!」

 

 「行けー!かっとばせ〜!」

 

 「えいっ!」

 

 可愛い掛け声とは想像のつかない豪速球!

 だが、これを打たなければ私の銀河打者としての称号は遥か遠くに行ってしまう。

 流石、エリシア!あんな投げにくそうなヴォイドレンジャーをいとも容易く、こんなにも早く投げるなんて…!なんでマネージャーなのか不思議なくらいだ。

 

 だが、負けていられない!!私は銀河打者になるんだ!!!

 

 「ルールは破る為にある!!」

 

 私は渾身の力を込めてバッドを…ヴォイドレンジャーに向かって()()()ッッ!!

 

 ガギィィィィィィイ!!

 

 凄まじい音が響く。そして、ヴォイドレンジャーの勢いが大きく減衰した!!

 

 今だッッ!!

 

 「ハァァァァァァァァァ!!!!」

 

 地面に落ちていたもう一つのバッドを直ぐに拾い上げ、またもや全力の力を持ってヴォイドレンジャーを迎え撃つ!!

 

 「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!」

 

 「やっちゃって!星!」

 

 「アナタなら成れるわ!銀河打者に!」

 

 カキィィィィィン!!

 

 ヴォイドレンジャーは空へ飛んでいく。

 ぐんぐんと高度を上げ…やがてヴォイドレンジャーは視認は出来なくなった。

 

 だが、確信したことがある。

 

 アレは、宇宙へ飛び出した……それはつまり。

 

 

 「おめでとう!アナタが銀河打者よ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「私が銀河打者だよ」

 

 「──護身用に武器は持っておいたほうが安……え!?急に何!?」

 

 「あら、ふふっ♪急に頼もしくなったわね!素敵よ♪」

 

 「うん。任せてエリシア。どんな敵でも宇宙までかっ飛ばすから」

 

 「バッドを持っただけで人が変わったみたい…ウチもしかしてなんかやっちゃった?」

 

 「心配しないでなのか。彼女は自分の相棒に出会っただけよ」

 

 「いや、それ逆に心配しちゃうんだけど!?だって、そこに落ちてたバッドだよ!?」

 

 

 




星ちゃん(穿くん)がハッチャケたのって、存在しない記憶が爆発した結果が多いんじゃないんかなって。思ったんです。

どうしてエリシアがスタレの世界に居るのかって?

  • 説明求ム
  • うるせぇ!!(説明せず)行こうッッ!!!
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