『血塗られた月のクドラク』〜余命わずかな病を克服するため、闇の王へと堕ちる話〜 作:人見 広介
「人間をやめる……? どう言う意味です?」
唐突な問いかけに、クドラクは面食らった。クルースニクも目を瞬かせている。
「おっと、急な質問でしたな。……それに、クルースニク殿とのご挨拶も、忙しくて充分にできていなかった。まずは挨拶と行きますかな」
黄金の覆面を被った偉丈夫は、居住まいを正した。分厚い鎧に巻き付いた鎖がじゃらりと鳴る。
「吾輩の名はサルトゥイク。この草原で暮らす『黒仏氏族』の族長です。以後、よしなに」
「あ、ご丁寧にどうも。クルースニクです。今後ともよろしくお願いします」
「砕けた口調で接して下さればよいですぞ。クドラク殿も楽にしてくだされ。吾輩はこの口調を好いているが、他人にそうされるのは窮屈でして」
笑い声をあげるDr.サルトゥイクを見て、クドラクは顔を引き攣らせる。
(冗談きついな。血に飢えた黒仏氏族、彼らを支配する戦士長を相手にタメ口なんて……)
サルトゥイク・レオノフ――魂を支配する『操霊の呪い』を持つ呪い師だ。
カシヤーン草原地方の支配者、戦闘狂ぞろいの『黒仏氏族』を束ねる長でもある。
親しいものは、彼を『教授』と呼ぶ。
人好きのする性格の研究者で、蛮族の酋長を務める傍ら、多くの論文を学院に寄贈している。
百年前から生きている傑物で、豊富な知識によって方々から崇敬を集めている。
――同時に、その戦闘狂ぶりから畏怖も集める。
(彼の癇に障った国が、少なくとも三つは瓦礫の山に変えられた。たった一日で。……この世で怒らせちゃいけない人の筆頭だ)
とは言え、ラフに話せと言われているのだ。
呪い師としても大先輩であるため、今までタメ口で接するのは気が引けていたのだが――。
(……まあ、こう言われたからには、呼び方を変えてみてもいいか)
咳払いを一つして、クドラクは口調を正した。
「えっと、わかったよ。『教授』」
「うむうむ。話を戻しますが、貴殿の変異について大体の調査が済みましてな。……こんな持病を持っているなら早めに言ってほしかったですぞ」
クドラクは持病について誰にも話していなかったため、Dr.サルトゥイクがこの件について知ったのはつい最近だった。
「面目ない……まったく、その通りだ」
「秘匿していた理由は、出生のことで一悶着あると考えたからですな?」
力なく頷くと、ため息混じりに巨漢は言う。
「我が氏族に気にする者はありませぬよ。強ければ何でもいいって価値観ですからな」
「それは知ってるが……治るものでないのなら、わざわざ秘密を明かす必要もないと思って」
「治らぬと言ったのは、楽園国の医者ですか」
「ああ。呪いの代価による変質は治療不可だと」
その変質の代価は取り戻せない。
精神が狂うのであれ、肉体が歪むのであれ、それは変えられない摂理のはずだった。
「先生方のアプローチが不充分ですな。完全に肉体を癒えさせるのは可能ですぞ」
「……!? それは本当かい?」
思わず身を乗り出す。
山のような巨躯の偉丈夫は、顎を撫でながらクドラクに問うた。
「まず……呪いとは何か、呪いの代価という現象がなぜ起こるかは、知っておりますかな?」
「……呪いとは冥府のエネルギーを操る能力だ。魂が彼岸のモノに近づくことで得られる。その変質の副作用が代価だろう」
『冥府』とは霊魂が行き着く領域だ。莫大なエネルギーが渦巻く異次元領域だ。
クドラク達が死後に行く世界でもあり、霊的生命体である業魔が棲まう世界でもある。
通常、冥府のエネルギーを生者は操れないが、訓練によって能力を会得することはできる。
だが、これは陸の動物に水棲能力を獲得させるような所業だ。
その影響で魂もろとも精神が変質する。
「
「左様。最初から魂が業魔に近いため、肉体が魂に引っ張られるわけですな」
例えば、ヴォジャノーイの
反面、精神が歪む事例はあまりない。
後天的に無理やり冥府に近づく訳ではないから、脳機能や性格が損なわれる訳ではない。
「つまり、石化は親に由来するものなのです。自然の理による成長と言えましょうな」
「それは他の医師達からも聞いた。しかし、この現象を貴方なら止められると?」
「逆ですな。思い切り進めるのです」
サルトゥイクの言葉に、思わず目を瞬かせる。
「……進める、とは」
「クドラク殿の親となった業魔は、蛇に近しい存在のようでしてな。
「…………」
「この変異が遅すぎて、中途半端に内臓や皮膚が石化してしまっているのが全ての元凶です。脱皮が終わる前に死んでしまう」
唖然としたまま話を聞いているが、親に似た生態になっていくと考えれば、確かに筋は通っている。
「『脱皮』後はどうなるんだ? 肉体は前のものと同じような形になるのか」
「肉体はそうです。魂は違いますぞ。人間とは別のモノとして再誕する可能性が高い」
古い皮を脱ぎ去り、新しい存在へと変わる。それが脱皮という現象の意味だ。
今回の場合、魂の不要な要素が除かれ、魔の血を引くモノとして相応しい成長を遂げるのだ。
親に似た存在になる。つまり――。
「――最終的に、業魔になるということか?」
「左様。それで肉体は元に戻りますな」
Dr.サルトゥイクは事もなげに言ったが、青ざめた顔でクドラクが沈黙しているのに気づくと、慌てて補足の言葉を入れた。
「心配せずとも、自意識と記憶は変わらぬのは間違いない。蛇が脱皮前の記憶を失わぬのと同じだ。ただ生態が親に似るだけです」
「……うーん、その言葉だけじゃ、クドラク君も不安だと思うけど。生態が変わってくるってのは?」
横で聞いていたクルースニクが、とまどった様子で教授に聞く。
「魂を喰らうようになりますな。定期的に他の生物を襲わねばならぬ。……人間を獲物とせずとも、家畜や業魔を喰えばよいだけですが」
「それはそうだが……そもそも、僕の親ってどんな業魔なんだ? ヒュドラかバジリスク?」
蛇に似た業魔ということは、その辺りがメジャーのはずだ。どれも強大な業魔だが――。
「
「……ない」
「知らぬとも無理はない。天地開闢の頃にいた一匹の蛇です。全ての獣の父にして、竜の主神ですな」
勢いのままにDr.サルトゥイクは解説を入れようとしたが、呆気に取られる二人を前にやめた。
「まあ、大物ってことだけ覚えればよいでしょう。数万年前に死んでいるはずですが、魂の欠片がどこかに残っていたのやも」
「……?? えっ、そんなに大物なのか?」
「うむ。詳しく説明すると長くなるので、一言だけ現すとするなら――」
Dr.サルトゥイクが身を乗り出す。
「『闇の王』。冥府のモノを従える君主。貴殿の親はそうした存在です」
「……闇の王。冥府の君主……」
「脱皮後の貴殿も、同じ存在になるはずだ。……そして確実に、楽園国にはいられなくなる」
それはわかる。業魔になる時点で、楽園国の狩人からは排除対象になるだろう。
「『
「……それは……」
「それでもよいなら、微力を尽くしましょう。人として安らかに死ぬか、怪物となって生きるか」
Dr.モーフィアスは重要な分岐を提示した。
楽園国に帰れない――つまり、
師父ホルスとも二度と会えず、他に楽園国にいる友達や知り合いとも会えなくなる。
それでも、クドラクに選択肢は残されていない。
(……まだ、あまり状況が飲み込めてないが。業魔にならなければ延命は不可能なのは確かか)
築き上げた人間関係を無にしなければ、もう一回名声を手に入れられないというならば。
命など惜しくないが、賞賛が手に入るなら――。
「……。業魔になるよ。他に選択肢がない。今のままじゃ死んでも死にきれない」
「人間をやめてでも、名誉が欲しいのですか」
「……うん。業魔を崇めるような『邪教圏』なら、僕を迎えてくれるはず……いや」
教授の話を聞く限り、脱皮後のクドラクは比類なき強者と化すのだろう。
生贄を良しとする国などに与せず、自力で勢力を築くのもありだろうか。
皮算用はよそう。とにかく今は死ねない。
「……いざってなったら、小さな国でも作るよ。いいようにやる」
「クハハハハハッ! いいですな。なんでしたら吾輩の氏族に入ってもよいですしな」
「……えっと、私の故郷に来ても普通に生きていけるよ? 居場所については何とかなるよ」
クルースニクの温かい言葉に驚いて、思わず彼女を見つめた。
「……いいのか? 今の話を聞く限り、僕は強大な業魔に変わってしまうみたいだけど」
「一般人を食べない限りは大丈夫だよ。今のクドラク君の自意識があるなら信頼できるかな」
「……信頼。この短時間で?」
「クドラク君、かなりお人好しでしょ。短い会話でもそのくらいはわかるよ」
会って数分しか経ってないのに、よくそこまで信頼できるものだ。
とは言え、自分も無実の人を殺めるくらいなら、楽園国に帰って死ぬ方を選んでいた。
「その性格のままなら大丈夫だよ。……というか、そもそも変異を進めるってどうやるの?」
「……そうだな。詳細を聞かせてくれ。僕は何をすればいい? 寿命まで猶予はあるのか?」
「猶予については、クルースニク殿がいる限りは、まだ余裕があるでしょうな」
「ほえ? 私?」
サルトゥイクの言葉に、クルースニクは意表を突かれたようだった。
「クドラク殿、今のご容態は?」
「……えっと、悪くない。目覚めた時に体が軽かった。教授は何か知っているかな?」
「結論から言えば、クルースニク殿の救命活動のおかげでしょうな」
クルースニクに目をやると、彼女もぽかんとした顔を見せていた。
「でも、私は何もやってないよ? 心臓マッサージと手当てをしたくらいで」
「彼女はこう仰るのです。どういうことかと思って調べてみると……これが見えてきた」
Dr.サルトゥイクが、手のひらに紫色の鬼火を浮かばせる。妖しい灯りが二人を照らし出す。
すると、二人を繋ぐ二本の管が虚空に浮かび上がった。赤色と白色の二本があるようだ。
「霊体の管を通して、クルースニク殿からクドラク殿へ絶えず思念が送られております」
「……思念? どういうものなんだ?」
「貴殿の命をこの世に繋ぎ止めようとする意志――それが石化部分を一時的に戻したのですな」
彼が会得した『操霊の呪い』は、魂の解析にかけては随一の性能を誇る。
彼がいうならば真実なのだろう。
「元より脱皮後は新しい肉体になる仕様なので、それを一時的に適用させたのでしょう。遠からず元の状態に戻るでしょうが」
「ええ? 私、今何もしてないつもりだけど……」
「貴殿の意思でやった訳ではないでしょうな。無我夢中の救命行為が、魂そのものを繋ぎ止めた……こんなことが起きたのも理由がありまして」
Dr.サルトゥイクは腕組みをしながら言う。
「クルースニク殿の親、『ヴェレス』と対になる業魔なのですよ。それも宿敵同士なのです」
「えっ」
「『ペルン』という名の業魔です。太古の昔、人間を創造したと言われています。……獣と人の覇権を賭けて、ヴェレスと戦争をしたそうですが」
ぽかんとした顔のクルースニクが、こちらを見てくる。自分と同じような気持ちなのだろう。
「まあ忘れてくれて構いませんぞ。貴殿らの親は大層因縁深く、その因縁が管となって、子供達の魂を繋いでいるとだけ覚えてくだされ」
「へ、へー……なんかすごい話だね」
「……宿敵の子供同士。僕の魂に働きかけて、石化を一部制御できるような関係……」
なんとも奇妙な間柄だ。数万年前に死んだ者達の子供が、あの山奥で偶然にも出会うとは。
「そもそも、なんで私達が産まれたの? 既に親は死んでいるんだよね」
「……魂の欠片さえあれば、
業魔は魂のみの存在だ。生者と子を成すには、特殊な手続きを取る必要がある。
魂の欠片を精子に見立てて、人間の女の胎内に融合させるのだ。
あるいは、既にお腹の中にいる赤子に、欠片を融合させる方法もある。
「……婚姻を経て産まれたわけじゃないな。実験か何かで産まれたと見るべきか」
「その可能性が高い。さあ、今から我が力をお見せしましょう。面白い因縁が明らかになりますぞ」
Dr.サルトゥイクがマントの内側から紙を取り出し、二人の前に広げる。
草原周辺を記した地図のようだ。北部には閉鎖性海域「獣の海」が広がっており、東部には先日までいた「ハリストス楽園国」がある。
「調査をするのか。僕の血を提供しようか?」
「いえ、お構いなく。採血は済ませてあるのです。今回はお二方の血酒を使って調査しますぞ」
Dr.サルトゥイクは横のドクロ杯と酒瓶を手に取り、杯に少量の血酒を注いだ。
彼の呪いは、行使の際に媒体を必要とする。骨や血などが用いられることが多い。
クルースニクが地図を覗き込む。
「……これで何を調べるの?」
「お二方の出生地です。クルースニク殿は、出生の秘密を知りにここへ来られたのでしたかな」
「う、うん……」
「ならば、とくとご覧あれ――【死霊の王がここに命ず。前代の証左を我に示せ】」
Dr.サルトゥイクは地図の北極に盃を置き、縁を指でなぞった。
盃から赤い液体が溢れ、地図の表面に水たまりを作る。すぐに血酒は二つの赤い矢印に分かれ、共に地図上の一点を目がけて伸び始めた。
ハリストス楽園国の北西部――『獣の海』沿岸に位置する港湾都市オキアンダールで、矢印は赤い円を描いた。
「【詳細を表示せよ】」
赤い円から無数の赤線が伸び、地図を塗り替えるように絵を描く。
大屋敷を描いたもののようだ。実物を写生したかのような、真に迫った絵だった。
「この家の規模は――
「門に刻まれたレリーフは魚か。タルサデューク公の家紋だ。……お貴族様とは、な」
ハリストス楽園国は、多くの公領によって構成される。
支配者たる貴族達は
彼らを統率するのが、『聖森』の大樹におわす「楽園公」である。この国の最高権力者だ。
「当代の公はフセスラフ・マヤコフスキー。齢70を超えた長身の怪僧と聞く」
タルサデューク公領の支配者であり、昔は名うての狩人だったと評判の人物だ。
直接会ったことはないが、各地の公が開くパーティーでごく稀に聞く名前だった。
「……今、私達の出生地を別々に調査したよね? 矢印が二股に分かれたところを見るに」
「左様」
「なんで同じ地点が表示されたの? ……もしかして、捨てられる前の故郷が同じだったってこと?」
クルースニクにも察しがついたようだ。
「いや、同じ家が表示されたってことは……まさか私達って親戚なの!?」
「その通り。血液関係で言えばいとこですな。タルサデューク公が共通の祖先です」
「えっ、えぇ……? 貴族の子供ってこと?」
「タルサデューク公の娘が、僕達の母親なのか。自分の娘に業魔の子を孕ませたってことか?」
タルサデューク公が、何らかの研究に自身の娘を使った可能性が高いということだろう。
当然、倫理的に許される所業ではない。
「……この話、そもそも僕の業魔化にどう絡んでくるんだ?」
「肝の話ですな。人為的に脱皮を進めるためには、追加で親の欠片を融合させるのが早い。
石化が魂に刻まれた摂理なら、それが安全かつスムーズに進むよう強化すればいいということか。
そのために、再度親の素質を取り入れると。
「でも、私達の父親ってもう死んで――あっ、実験したっぽいタルサデューク公は持ってるのか!」
「……僕達を産み出す時に使った欠片が、まだ余ってるかもしれないのか」
公自身が娘に実験したか、バックにいる組織がやったかはわからないが、関係者はヴェレスの欠片を持っている可能性が高い。
「話が読めたぞ。奪いにいけばいいんだな? 僕の父親の欠片を」
「左様。生家で見つからずとも、関係者の家々を探し回ればよい話だ」
「……融合の手順はどうやる?」
「専用の棺桶型装置を使います。吾輩が使い魔を通じて操作しましょう。後で渡しますぞ」
話が見えてきた。欠片を奪った後は、その棺桶に入ればいいということか。
横のクルースニクは、得心したようにうなずく。
「それで融合と脱皮が終われば、クドラク君が助かるって寸法だね」
「その通りですな」
「よし、私も乗ったよ。荒事なら手伝えるしね」
すっかり乗り気な少女に、クドラクは遠慮がちな目で彼女を見た。
「……いいのか、クルースニク? 今回の件、故郷に帰る必要があるのは僕だけだ。公と敵対するかもしれないんだぞ」
「ふふ、愚問だよクドラク君。できることがあれば手伝うって言ったでしょ?」
おとぎ話から現れたかのような少女は、こちらに向かってウインクした。
「と言うか、本当にお爺ちゃんが下衆だったなら、野放しにしちゃダメでしょ。明らかにヤバいことに手を染めてるじゃん」
「……仕留めるつもりか?」
「それも視野に入るんじゃないかな。事によっては、産みのお母さんの仇を取らなきゃならないよ」
言外に、母体が死んでいることを臭わせてきた。実際にその可能性は高いだろう。
今回の一件、もし公が禁忌に手を染めたとすれば、楽園国の法律では極刑に処されるはずだ。
モルモットを生かすとは思えない。
「産まれた時に何があったか、私には知る責任がある。……その傍らに信頼できる仲間がいるなら、心強いね?」
「クルースニク……」
「要はWin-Winの関係ってことだよ。お互いに似た者同士、助け合っていこう!」
背中を軽く叩かれると、胸に溜まりかけていた自責の念が霧消した。
クドラクは苦笑して、拳を差し出した。
「……ありがとう。この恩は一生忘れない。これからよろしく」
「よろしくね! 私もがんばるから!」
互いに拳を打ち合わせると、小気味のいい音がした。彼女の拳は、固く握りしめられていた。
(……妙な話だ。今さら見知らぬ故郷に帰って、知らない親戚に会うことになるとは)
どうにも奇怪な旅になりそうだ
すぐに父の一部を見つけられればいいが、という言葉をクドラクは飲み込んだ。
そもそも、口にしなかった懸念点が一つある。
(……『闇の王』の落胤か。正直、こんな話になるとは想像もつかなかった。……脱皮が終わった後でも、自意識と記憶は保たれるとは聞いたが……)
脱皮後の自分は、とんでもない怪物と化すのではないのだろうか。
魂を浴びるように喰らい、血塗られた夜に君臨する、災厄の一つになるのではないのか。
果たして、自分は自分でいられるのか?
救命に燃えている様子の教授と、決意を固めたクルースニクを見て、そんな弱音を飲み込んだ。
TIPS:『
業魔と生者の落とし子。生まれつき呪いを得ており、肉体の一部が怪物に変化している。
国によって扱いは異なるが、楽園国から東では排斥対象、西の『邪教圏』では受容対象であることが多い。
これは、その国の業魔へのスタンスに直結する。
楽園国では、混血児を作る行為は重犯罪として扱われる一方、混血児自体を排斥する法律は無い。
むしろ、『聖森』の権力者達は、
ただ、民衆の差別意識はかなり根強い。
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