3の恋人   作:マリービィ

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1話 奇跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、最も俺がとある《女の子》と出逢った場所である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はあの日の夢のようなことが、忘れられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、神様がいるのなら俺の願いを聞いてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一度、あの子に会いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一度だけ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎「焼肉定食。焼肉抜きで。」

 

塾女「あいよ。」

 

白兎「相変わらずだなお前・・・あ、牛丼で。」

 

塾女「あいよ。」

 

 

 

俺は織田白兎。

学年トップと呼ばれる男・上杉風太郎とは幼馴染である。

因みに俺も、此奴と同じ学年トップである。

だが俺達は勉強の為、それぞれの席で座ろうとしていた。

その時だった。

 

 

 

ガシャン

 

白兎「・・・ん?」

 

少女「・・・あ。」

 

 

 

そこには見慣れない少女がいた。

大人しそうな雰囲気、赤みかかったセミロング、首にはヘッドフォンをつけており、青い瞳で整った顔立ちの少女がいた。

そういえば今日、転校生が来るって言ってたな。

この子かな?

 

 

 

少女「ご、御免なさい・・・」

 

白兎「大丈夫。君が座ってていいよ。」

 

少女「で、でも・・・」

 

白兎「大丈夫だから。」

 

少女「・・・・・・」

 

 

 

少女は黙り込んでしまった。

う〜んどうするか〜?

すると、俺はピンと頭の電球がついた。

 

 

 

白兎「一緒に座るってのはどうかな?」

 

 

 

少女は顔を上げた。

 

 

 

少女「・・・いいの?」

 

白兎「うん。」

 

少女「・・・ありがとう。」

 

 

 

すると少女は笑顔になる。

俺は一瞬、何処かで見覚えのある笑顔に重なった。

 

あの時、京都で出会った《女の子》と同じ・・・

 

 

 

白兎(き、気の所為か・・・?)

 

少女「?どうしたの?」

 

白兎「い、否。なんでもない。」

 

少女「そう。」

 

 

 

そして、少女の食事を見ていた。

本当は女の子の見てはいけないのだが。

お盆の上には、サンドウィッチと抹茶ソーダだけという、年頃の女の子の量であった。

そして、その女の子はサンドウィッチを小さな口でモグモグと食べる。

まるでハムスターみたい・・・そんな感じだった。

 

 

 

少女「・・・どうしたの?」

 

 

 

ずっと見られていることに気付いたのか、少女は俺に声をかけた。

 

 

 

白兎「・・・あ、御免。」

 

少女「・・・飲んでみたい?」

 

白兎「え?」

 

 

 

少女は抹茶ソーダを持って、俺に聞いてきた。

抹茶ソーダって、聞いたこと無いかも・・・逆に飲んでみたい・・・

 

 

 

白兎「ま、まぁ・・・一口。」

 

少女「うん。いいよ。」

 

 

 

否、まず。

この女の子は警戒心というのが無いのか?

こうなるとあれだけど大丈夫かな?

 

 

 

白兎「い、いただきます・・・」

 

 

 

一口飲んでみた。

なんとも癖になりそうな味であった。

 

 

 

白兎「癖になりそう・・・」

 

少女「・・・そういえば。」

 

白兎「ん?」

 

 

 

少女は言う。

 

 

 

少女「・・・あなたの名前、何ていうの?」

 

白兎「俺?」

 

少女「うん。」

 

 

 

少女は俺の名前を聞く。

 

 

 

白兎「俺は白兎。君は?」

 

 

 

俺は自己紹介し、彼女に聞いた。

 

 

 

少女「・・・《三玖》。」

 

 

 

三玖か。

可愛い名前だなと、俺からの感想で彼女にそう言った。

 

 

 

三玖「ありがとう。」

 

白兎「じゃあ、俺はそろそろ戻るね。」

 

三玖「う、うん。またね。」

 

白兎「うん。また。」

 

 

 

俺はそう言って、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三玖「あれ?ハクトが何か落としている・・・え?《織田白兎》君?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女・三玖こそが、5年前に会った《女の子》だということを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇跡がもう既に、起きているということを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






新年、あけましておめでとうございます。
GENESISの方でも完結はしていないのですが、また思いついたネタがあったので此方の方も宜しくお願いします。
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