トレセン学園の謎〜ウマ娘達が消費する食料は何処から来ているのか?〜 作:筆先文十郎
嘉茂泉が聞いた①~⑧、暇なら元ネタが何なのか考えてみて下さい。なお⑥がわかったらめちゃくちゃすごい。後書きに答えを書いてます。
卒業式。新たな門出と同時に今まで親交があった者と離れてしまう場合もあることを告げる日。
「うぅ……うぅ……うぅ……」
「うぅ……泣いていたらだめじゃない……クレちゃん!」
「ぐすっ! ……
とある地方の小学校の教室で進学への希望や今まであったことに花開かせる中、中央トレセン学園への入学が決まったウマ娘のサイジョウクレインと地元の中学校に入学が決まった女の子、
「トレセン学園に行っても……頑張ってね! 今までみたいに……応援、出来ないけど……私、クレちゃんが頑張ってるって……信じてるから!」
今までレースに出る際、自分がよく見える場所で「負けるなクレちゃ~~~ん!!」と声が枯れるまで応援してくれた親友が今までのように応援してくれなくなることを想像し涙がこぼれるも、サイジョウクレインは涙をぬぐって同じように流した涙をぬぐう親友に「うん、ありがとう!」と力強く答える。
その後二人は思い出話に花を咲かせる。泉の家の隣にサイジョウクレインとその家族が引っ越し、そこで初めてお互いが出会ったこと。「私なんて……」とレースに出ることにしり込みするサイジョウクレインに「クレちゃんなら出来るよ!」と背中を押したこと。初勝利に泣き、惜しくも2位なったことに泣き、散々な結果に泣き……「もう走りたくないよ!」と走るのをやめようとしたサイジョウクレインに「私、嫌だよ! ……クレちゃんの走る姿が見れないなんて!」と怒りながらも励まし、再びレースに出場し1位になって抱き合いながら泣いたこと。
そのたびに二人は「そんなこともあったよね」と笑い、泣いた。
話が進むにつれて二人の話題は中央トレセン学園へと変わっていく。
「中央トレセン学園って多くのエリートが集まるけど……まぁ、すごい人が集まっているらしいよ?」
「すごいって、どうすごいの?」
親友の含みのある言い方にサイジョウクレインは首をかしげる。泉は「あくまで噂だけど……」と釘を刺してから話し出す。
「なんかレース中に錨をぶん回す人とか、怪しい薬でトレーナーを発光させる人とか、すごい荘厳なオーラを放っているんだけどダジャレが好きでツリーの着ぐるみを着る人とか、怪奇現象を引き起こす人とか……」
自分が噂で聞いたウマ娘を次々と言う泉が「極めつけは!」とそこで話を区切る。
「ヒシアケボノ。噂通りならば彼女の一番ヤバいわ!」
「ヤバいって……どうヤバいの?」
「自身のトレーナーにチョコ渡したら壁が壊れたらしい」
「……え?」
真面目に言う親友の言葉が信じられず、サイジョウクレインは数秒思考を停止させる。
それでも泉が聞いたヒシアケボノの噂を続く。
①身長40メートル、体重3万5000t、マッハ5で空を飛べる。
②人を掴めるくらいの巨体で、腹が減らば人をも食らう。
③眠りながら道を塞ぎ、その巨体ゆえにどけるか彼女が起きないと道路が通れない。
④単なる踏みつけで自衛隊の戦車を破壊した。
⑤43億8800マニーの懸賞金が掛けられた大海賊の頭領。
⑥琵琶湖をくり抜いて淡路島を作った。
⑦人類の生活領域である「壁」に攻撃を繰り返す巨人と、それを撃退する人類の闘いの物語の 実写版に巨人役として起用された。
⑧カヌーが何艇も並べられていると思ったらヒシアケボノの靴だった。
などその後も続き、どれもサイジョウクレインを心底震え上がらせるものだった。
そして時が経ち、中央トレセン学園に入学したサイジョウクレインは「あ、ヒシアケボノさんだ!」という声にバッ! と振り返る。
「…………大きいか小さいかで言えば…………大きいけど、……なんか、思っていたより小さい…………」
①ウルトラマン
②高橋留美子作『犬夜叉』凶骨
③『ポケットモンスター』カビゴン(実馬のハルウララとポケットモンスター赤緑が発売されたのは1996年2月27日とまさかの同じ)
④『クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』YUZAME巨大ロボット
⑤尾田栄一郎作『ONE PIECE』シャーロット・リンリン
⑥とだ勝之作『あきら翔ぶ!!』比婆成美
⑦諫山創作『進撃の巨人』超大型巨人
⑧和田アキ子
人の噂も七十五日。