トレセン学園の謎〜ウマ娘達が消費する食料は何処から来ているのか?〜   作:筆先文十郎

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トウ(ちから)イテイオーは再度謝罪に訪れたようです。の続編です。



トウカイテイオー、耳が取れる。

 中央トレセン学園廊下。

「テイオーちゃん。大丈夫?」

「う、うん……」

 トウ(ちから)イテイオーとぶつかったトウカイテイオーはマヤノトップガンの力を借りて立ち上がる。

「……」

「……どうしたの、テイオーちゃん?」

 首を傾げるトウカイテイオーにマヤノトップガンが尋ねる。

「……いや、何か身体が違うような……何か肩は痛いし腰も……」

「う~ん。オバちゃんみたいだよ、テイオーちゃん」

「もう、やめてよマヤノ!」

 談笑しながら歩き出す二人。しかしこの時異変が起きていたことにトウカイテイオーは知る由もなかった。

 

「う~ん……」

「どうしたんですか、テイオーさん?」

 トレーニングをするためジャージに着替えたトウカイテイオーに、一緒に着替えていたメジロマックイーンが尋ねる。

「う~ん。何か昼から身体の調子がおかしいんだよね。首や肩、腰が痛いんだよね……それに何だが疲れやすくなって……」

「あ~、確かに」

 昼食後の授業から着替えまでトウカイテイオーと一緒にいたメジロマックイーンは昼食後からのトウカイテイオーを思い出す。

「テイオーさん、いつもは背筋が伸びているのに疲れているせいか猫背で……それに居眠りも多かったですよね。言ったら悪いですけど、まるでオバさんみたいでしたわよ」

「もう、マヤノと同じこと言わないでよ!」

 ワハハ、と二人は笑い合う。

 その後二人は並走をするため外に出る。

「それじゃあ行くよ?」

「ふふ、昨日の雪辱戦と行きますわよ! では……」

「「よ~い、ドン!」」

 掛け声と共に走り出す。しかし

「え?」

 トウカイテイオーはうろたえた。最高のタイミングで足に力を入れてダッシュしたつもりだった。だが身体はいつものように前に進まなかったからだ。

 反対に出遅れたメジロマックイーンは大地を蹴ってみるみるうちにトウカイテイオーと距離を離していく。

「て、テイオーさん!?」

(え……まさか、手を抜いている?)

 後方を走るトウカイテイオーにメジロマックイーンは疑念を覚えたが、真剣に走るその表情からは手を抜いているようには見えなかった。見ると動かす手足に力強さと軽やかさがなく、まるで見えないアンクルをつけて走っているようだった。

「テイオーさん!」

 たまらずメジロマックイーンは途中でへたり込むトウカイテイオーに駆け寄る。

「どうしたんですか、テイオーさん!?」

「あ、あれ……僕、どうしたんだろ?」

 涙を浮かべながらトウカイテイオーはメジロマックイーンを見る。

「何か……身体が重いんだ…………肩や腰がすごく痛くて…………脚もすごく浮腫(むく)んで…………腕も振れないし脚も動かない…………まるで別の人の身体になったみたいなんだよ…………耳も聞こえにくいし尻尾も動かせない…………どうしたんだろう?」

「耳や尻尾?……まさか」

 メジロマックイーンはトウカイテイオーの両耳に触れるとそっと上に持ち上げる。

 

 スッ

 

 トウカイテイオーの両耳がカチューシャと共に取れた。

 

「「……………………ええええええぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!??」」

 

 二人の絶叫がグラウンドに響き渡り、その声を聞いた周囲が耳が取れたトウカイテイオーを見て悲鳴を上げた。

 

 

 

 一方。トウ(ちから)イテイオーが戻ったものまね芸バ座でも異変が起こっていた。

 

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