トレセン学園の謎〜ウマ娘達が消費する食料は何処から来ているのか?〜   作:筆先文十郎

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テイエムオペラオー誕生日回。

ラオウ
武論尊・原哲夫の漫画『北斗の拳』の登場人物。2mを超す巨体で『世紀末覇王(・・・・・)拳王』の異名を持つ。


世紀末覇王(テイエムオペラオー?登場)

「やあやあ! トレーナー君! 今日もボクに会いたくて太陽が地上を照らしているね!」

「あぁ、相変わらず元気だなオペラ、オ……?」

 担当バのテイエムオペラオーの呼ぶ声に、振り返ったテイエムオペラオーのトレーナー(以下オペトレ)は振り返って挨拶をしようとして、表情を引きつらせる。

「はーっはっはっは! ボクの美しさに戸惑ってしまったのかい?」

 いつも通りのハイテンションに「あぁ、テイエムオペラオーだ」と納得しつつもオペトレは「こいつは本当にテイエムオペラオーなのか?」と疑問を覚える。

 いつも見るテイエムオペラオーは濃いパープルの瞳に明るい栗毛のショートカットで、両耳に黄色ベース(うち右耳のみグリーンの宝石つき)の耳飾りをつけ、ピンクの王冠を被った可愛らしい顔立ちのウマ娘だった。

 しかしオペトレの目の前にいるテイエムオペラオーは、2mは優に超える巨体に岩が張り付いたのではないかと思うほどゴツゴツとした筋肉質、そして額には眉間を中心に無数の縦ジワが寄っており、恐ろしい剣幕をしていた。外見で唯一似ている所はややカールがかかった金色の短髪の右上にある、テイエムオペラオーの代名詞でもあるピンクの王冠のみ。

「……えっと。どうしたんだ、オペラオー……その肉体は?」

 聞き慣れた声といつもの反応にオペトレは目の前にいる男? がテイエムオペラオーと確信しつつも、自身の担当バに尋ねる。

「肉体? ……あぁ、いつものボクとは少し違うが。このボクも美しいだろう?」

 そう言ってテイエムオペラオーはボディビルダーのように様々なポージングをしながら笑顔で自らの美しさを見せつける。

「少し……少しかな…………? まぁ、オペラオーが言うなら……少しなのだろう…………」

 目を左右に動かしながらオペトレは自身を納得させもう一度尋ねる。

「……あぁ、いつもと違うが。オペラオーは相変わらず美しいなぁ……。ところでそんな今にもあらゆる格闘家を前にしても『力こそ正義!』と言わんばかりに粉砕しそうな肉体になったんだ?」

 その問いにテイエムオペラオーは「話せば長くなるのだが……」と口元に人差し指を当てて思い出すように話し出す。

「実は昨日夢に今のボクのような容姿の人物が現れてね。その人が言ったんだ。

 

『テイエムオペラオー。お前の活躍は見させてもらった! 俺と同じ世紀末覇王と言われるにふさわしい強さを! 走りを! その姿に敬意を表して俺のような何者にも負けん強靭な肉体を授けてやろう!』

 

 と言って去って行ったんだ。で、起きたらいつものボクとは別のベクトルで美しい肉体になっていたというわけさ!」

「…………」

 その説明を聞いてオペトレは大量の汗を流しながら思った。

(この姿で歩かせたら、阿鼻(あび)叫喚(きょうかん)は必然!見た人間は気を失って警察……いや自衛隊が出動する(来る)騒ぎになるぞ!!)

 そう考えたオペトレは「そのいつものオペラオーとは違う美しい姿は俺だけに独占させてくれ!!」と必死に説得し自室に帰らせるとすぐに学園などに「テイエムオペラオーは病気で寝ています!」と根回し。誰にもテイエムオペラオーを見せないように努めた。

 

 

 

 なおテイエムオペラオーは一日でいつもの姿に戻り、同室のビワハヤヒデは「朝起きたら見知らぬ男の幻覚を見た」と検査入院をしたため大事には至らなかった。




皇帝の異名を持つシンボリルドルフ。覇王の異名を持つテイエムオペラオー。

この二人が同じ誕生日というのは何か運命を感じますね。
(シンボリルドルフ誕生日回も作ってみましたが『シンボリルドルフがあまり登場していない』という理由から後日に投稿します)
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