トレセン学園の謎〜ウマ娘達が消費する食料は何処から来ているのか?〜   作:筆先文十郎

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メジロマックイーン誕生日回。


パーティー乱入!?ゴールドシップ(メジロマックイーン登場)

 メジロ家。

 この日。名門メジロ家の至宝と(しょう)される令嬢、メジロマックイーンの誕生日パーティーが(もよお)されていた。

「おめでとう、マックイーン」

「おめでとう、マックイーン」

「おめでとう、マックイーン」

「おめでとう、マックイーン」

「おめでとう、マックイーン」

「おめでとうございます、マックイーンさま」

 白を基調とした各所に装飾が(ほどこ)されたドレスを着たメジロマックイーンに各々のイメージに合ったドレスを着たメジロラモーヌ、メジロアルダン、メジロライアン、メジロドーベル、メジロパーマー、メジロブライトが祝福の言葉を(おく)る。

「ありがとうございます、皆さん!」

 祝福の言葉を贈るウマ娘たちにメジロマックイーンは頭を下げる。

 その後もパーティーに招待された来客達がメジロマックイーンに挨拶をし、その対応をするメジロマックイーン。

(……それにしても)

 大体の来客者に挨拶をし終えたメジロマックイーンはある人物を探そうと周囲を見渡す。しかし目的の人物はどこを探しても見えなかった。

(……もう、何をしているのでしょうか。ゴールドシップさんは!)

 メジロマックイーンは怒りが面に出ないように気をつけながら探し続ける。

 この日に誕生日パーティーがあることを伝え「私にとって、憎からず思っている大切な友人である」とゴールドシップを知らない親しい人に紹介する予定だった。しかしその当人はどこにも見えない。

(一体あの人は何を考えて……ハッ! そういえば『全員でケーキ作ろーぜ! 256色にデコったヤツ!』と言ってました。まさか何かサプライズをしようと考えているのでは!?)

「……いや、考えすぎですわ。おそらく遅刻して今この会場に全速力で向かっている、とかそういうオチですわ」

 額を抑えてメジロマックイーンは自身の疑念を振り払う。しかしそう思おうとしても『ゴールドシップさんは何か企んでいるのでは?』という疑念が沸き起こる。

 そのメジロマックイーンの疑念(期待)を、ゴールドシップは裏切らなかった。

 

 ゴゴゴゴゴゴッ!! ドゴーンッッッ!! 

 

 メジロ家の壁を巨大なブルドーザーが突き破った。周囲が何事かとパニックを起こす中、

「ヤッホー! マックイーン、おめぇの誕生日パーティーに来てやったぞ!」

 運転席からヘルメットを被ったゴールドシップが笑顔で窓から顔を出すと周囲に「悪いけど道を開けてくれ!」と何かを持ってくるための道を作る。そして

「よっ! と」

 ゴールドシップが操る巨大ブルドーザーは巨大な机、色とりどりのデコレーションが施された三段重ねの巨大ケーキを置いていく。

「マックイーン! これがこのゴルシ様がおめぇに送る誕生日プレゼントだ!!」

 輝かしい笑みでメジロマックイーンにグーサインを送るゴールドシップに、メジロマックイーンは青ざめていた。

「あら。素晴らしいご友人ね」

 後ろから聞こえた声に、メジロマックイーンはビクッ! と身体を震わせて恐る恐る後ろを見た。

 

 

 

 そこには使用人から大奥様と呼ばれる、メジロマックイーンが「おばあさま」と呼ぶ頭の上がらない老齢の女性が目が一切笑っていない笑顔をメジロマックイーンに向けていた。




本当はメジロ家にプライベート写真をウマ娘LoveLove会の会長に売り渡す、というのを考えていましたが、マックイーンとゴルシの誕生日のやり取りでこの話を思いつきこっちに変更。
4月2日に急遽ウマ娘LoveLove会のメンバーを出したのは本来投稿するはずだった話に対する下準備……だったのですが、変更したので空振りに(;^_^A
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