転生したら女の子だった 作:カヤをいじり隊
前回の文中、何故か全部セイヤになってた…
後書きもセリカじゃなくてセリナですし…
ファンの方には大変失礼しました!
「ごきげんようカヤ様。本日はとても顔色がよろしいですわね、最近ずっと疲れているようでしたので心配していましたわ」
「カヤ様ーおはようございます!あれ今日は目に光がありますねなんか良い事でもあったんです?」
「不知火様ご機嫌よう。先日のお茶会で出された茶菓子とても美味しかったですわ。…つい家でも食べ過ぎてしまうくらいに」
登校すると私の派閥の子たちが声を掛けてくる。
いや、もうあのお茶会から一週間は経ってるんですけどね!
最後の子は最近の茶会で毎回私のお菓子貰ってたのにまだ食べてたんですか!?
「みなさん、おはようございます」
「ふふっ、実はですねー。前々から頼んでいた特製のチェス盤が届きましてね。使用者の神秘を使ってコマを立体的に浮かべて戦えるという素晴らしい一品でして…」
アレは良いモノです。届いてから直ぐじいじで試し打ちしましたけど本当に素晴らしい。VR映像の流麗さは勿論、コマの握りやすさ、チェックメイトの演出など文句のつけようがありません。
流石はミレニアムの中でも一段優秀だと謳われるマイスターの作品!
早く帰って続きがしたい…隠しコマンドとかありそうですし。
「まぁそれはおめでたいですわね」
「チェス、白黒、チョコレート…」
「私これでもチェスには自信がありまして…お時間があえば一局どうですかカヤ様?」
「はい、では今度の茶会の席でも」
ふふっ、チェスをしている人ならあのチェス盤の素晴らしさがより分かるでしょう。打てる人を集めてチェス部など作ってもいいかもしれませんね。しかし最近は将棋の奥深さが…ボードゲーム部でも作ってしまいましょうか。それならみなさんも楽しめるでしょうし、なにより運の絡まないゲームだと全部私が勝ってしまいますからね。
なんてことを考えていたら気付けば放課後になっていました。チェスを打つために挨拶もそこそこで切り上げて帰ります。
「じいじ!」
「はいお嬢様、準備抜かりなく試合相手も用意しております」
案内されて中庭に行くと机に設置されたチェス盤とくたびれたスーツを着ているネコさんが居た。
「じゃあ始めようか」
「はい!よろしくお願いします」
「何時から私が全力で戦っていると錯覚していた?」
「なん…だと…っ!」
綺麗な逆転手が決まり黒のキングが砕かれる。
それとともにねこさんが机に崩れ落ちる
うおーっやりました!
なんかレアな演出きたよ!!
1~2戦目はビームみたいなやつが出てキングが倒される感じでありふれたやつだったんですけど3戦目、4戦目になるにつれて必殺技みたいになってきて
最後の試合ではお互い堅実な手ばかりで終いには悪手の通し合いみたいになってたんですが、その果てにこんな演出が見れるとは感無量です。
あれ?なんかじいじが凄く驚いてますね。
まぁいいです、ずっと打っていたので喉が渇きました。
疲れたせいか身体も凝っていますし軽く体操でもして夕食を頂きましょうか
旭日が差し込む中庭で
「ぐはぁぁっ!」
黒のキングと共にじいじが吹っ飛んでいった。
私はそれを眺めながら淹れ直して貰ったモーニングティーを飲む。
…手応えがないのは残念ですが、寝ぼけた頭にはこれくらいがちょうどいいでしょう。
「1・2・3♪1・2・3♪ 1~2♫ …っと。癖になるリズムですね、どこで聞いたんでしたっけ?」
私はじいじが復帰するまでラジオ体操しながら待っていた
「…そういえば」
学内にある購買*1で派閥の人たちと買い物をしていて呟く。
「いかがなさいましたカヤ様?」
「そんなまじまじとカード見つめてどうしたの?」
「やはりカヤ様が直接買い物されなくとも私たちが…」
「いえ、そんな大層なことではないのですが…良かったらみなさんのカードを見せてくれませんか?」
みんなが持っているカードが気になったので見せてもらう。
「構いませんが」「はいこれー」「ど、どうぞ貧相なものですが!」
目の前に出された金と紫のカード。カード自体に個人認証付きが付いており基本本人でなければ利用できない。更に生徒証や銀行口座と紐付いている
「ありがとうございます。ではカードの利用額の限度額まで使ったこと…あー、カードが使えなくなるくらい使った事ってありますか?」
「?いえ、ありませんね」
「ないよー。春休みな友達とずっと百鬼に行ってたけど使えなくなることはなかったなぁ」
「わたしもありません。お力に添えず申し訳ないです…」
やはり3人とも限度額まで使ったことがないらしい。
「そうですか。さっきも言いましたが少し気になっただけですので気にしないでください」
ただ思いつきで聞いただけなんだけど、けっこう真剣に考えている。なんか悪いですね。
「しかしカヤ様がそのような事を心配される必要はないのでは?」
「だね。だってカヤ様持ってるのブラックカードじゃん。戦車だろうがヘリコプターだろうが何でも買えちゃうんでしょ?」
「はい黒いカードだなんて…私初めて見ました!」
「らしいですね。そんなの買った事がないので詳細は分からないのですが、確かに少し珍しいかもしれません」
もちろん戦車もヘリコプターも家にあります。
けれどこの中学に通ってる人にとって戦車は珍しいことでもないしヘリだって持ってる人はいる。
この黒く輝いているカードだってあの茶会にいた5人は全員持って…いやサクラコさんとミネさんは微妙なところですね。
だからなんだって話ですけどね
あの面々ともなれば金額にかかわらず望めば何だろうと手に入れることが出来るので…
話がずれました。
結局このカードは何をどこまで購入することが出来るのでしょうか
間違いなく戦車やヘリなどの兵器は買えます。株や土地なども買う事が出来るでしょう。
ではモノではなく権利なども買うことが出来るのでしょうか?
トリニティやミレニアムといった大きな学校は無理でしょうが閉鎖されそうな小さな学区であれば買い取れば自らの国のように扱える?
もしも買える…ら幾ら必要でその金額をこの●ー●は…払うことが……か?
そもそ…このカード…で……った…金額って…私が…って…で……か?
そん…口座…見……ませ…。お母……てる……?
「あ、れ?なにを…考えて…」
あぁ、下手な戦車より私たちが開いているお茶会で掛かる費用の方が高くなるって話でしたね。
それはですね。そもそもトリニティの物価が高くて取り扱っている茶葉や菓子が高価になりがちだということ。そしてその中でもナギサさんや私が開くお茶会で出される品は一流のモノしかないからですね。
つまり私のお茶会に呼ばれるということは最高級のお茶会に出席することと同じ!それだけでステータスとなるのです。
ふふん、これで私の凄さが少しは伝わったでしょう。
あとは兵器が安いんですよねー
本来なら10億は掛かるはずの戦車や兵器がその十分の一以下で売られてますし。
あーそうです。中古の戦車なら車と同じくらいの値段で売られてることもあるそうですよ。
逆に防弾使用の高級車は新品の戦車より高かったりするんですが
中古 兵器 市場?
もしかして銃だけじゃなくて…戦車や攻撃ヘリなんて兵器が溢れかえってませんかこれ???
「ふふっ、カヤ様どしたのー?はとが豆鉄砲くらったような顔して」
「お疲れですかカヤ様?」
「どうぞカヤ様は休憩されてください。私が全て終わらせて参りますので!」
「そ、そうですね…少し疲れてしまいました。あちらで休んでいるので後は任せました」
はい。と先ほどから仕事を任せて欲しそうな子にカードを渡した。
「はい、お任せくださ…え?」
「あっ、じゃあ私も休もうかなー」
「あと必要なモノは…お一人でも充分ですわね。もう充分ですので買ったものを届けたら先に帰って良いですわ」
全く疲れて無さそうな子と付き人達にテキパキと指示を出してくれる子と共にティータイムを過ごした。
はぁ、このハーブの香りは良いですね。荒狂っていた気持ちがスーッと溶けていきます。
「…えっ?」
よく考えてみれば戦車ってお嬢様がスポーツカーの代わりにしてることももあるみたいですし製造ラインが揃っていたりするのかもしれません。
夏休みにビーチに戦車で突撃するのがトリニティのお約束だと聞きましたし、他校でも同じように戦車やヘリを乗りこなしているかもしれません。
もしそうなら街中に戦車やヘリが溢れていてもおかしな事ではありませ…
戦車やヘリが溢れていても、おかしな、事では…
なんだよ戦車や軍事ヘリで溢れてる町ってカ○コンかよ!
「はぁ…」
優雅な所作で手元にあるカップを引き寄せ喉に流し込みます。
はーぶてぃーおいしー
そして私は考えるのを止めた。
高校生から始めるべきだった気がガ…
このままカヤがナギサのお茶会に出続けたら、各派閥のトップが阿吽の呼吸で連携するトリニティ()になってしまう(それなんて原作崩壊?)
あと高校スタートで構想してたからネタがーッ!