レジェンドオブアストラル   作:Yukimidaifuku

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プリンセスナイトとイベント結果

残り一時間となっていた。後一時間で全ての順位が決定するのだ。

そんな緊張状態の中、

大音量でアナウンスが鳴り響いた。

 

「現在の一位はカズハさん二位はミナトさん三位はシロウさん四位ミヤビさん五位セレナさんだティナ! これから一時間上位五名を倒した際、得点の三割が譲渡されるティナ! 五人の位置はマップに表示されているティナ!それでは最後まで頑張るティナ!」

 

「どうやら簡単には終わらせてくれないみたいだ」

 

危機感を感じず余裕な様子のカズハ。

 

「おっ! いいねいいね! 楽しくなってきたー!」

 

余裕そうで楽しそうな様子のミナト。

 

「よし、目標の十位以内に入ってるね。このまま油断せずに行こう」

 

三位に入って喜ぶシロウ。

 

「ふふふ、美少年と美少女なら大歓迎ですよー♪」

 

何やらやばい発言をするミヤビ。

 

「シロウ様が三位ですか……私も負けてられませんね」

 

やる気を出すヒナタ。

 

様々な反応を各地で見せる中、イベントはクライマックスへと向かっていく。

五人の元へ我先にとその首を狙うプレイヤー達が走り出す。

マップを確認してみると一位から五位までのプレイヤーの居場所が分かる。

 

「いたぞ! あいつだ!」

 

わらわらと森から出て来るプレイヤー達。

シロウは少し面倒に思ったが、敵プレイヤー達の相手をする。

 

「【サークル・ソード】」

 

剣の雨が敵プレイヤー達に降りかかり、倒れていく。

生き残った敵プレイヤーはせめて一撃でもと突っ込んでくる者もいた。シロウは止めを刺して倒していった。

結局。プレイヤー達はシロウのポイントになっただけだった。

 

「終了! 結果、一位から五位の順位変動はなかったティナ。プレイヤーの皆お疲れ様だったティナ! それじゃあ次回のイベントも皆楽しみにしてるティナ!」

 

イベントが終了するとシロウ達は最初の広場に戻ってきた。

 

「三人共お疲れ様」

「十位以内に入るなんてすごいねー」

「お疲れ様、三人共頑張ったわね」

「お疲れ様だぞ」

 

シロウ達が戻ってくるとユキ、ユカ、リサ、レメの三人が労ってくれる。

シロウは三位セレナが五位ヒナタがギリギリで十位に入っていた。

そして上位一位から四位は記念品及び『ゴールドチケット』が五位から十位には記念品及び『シルバーチケット』が送られた。

 

【ゴールドチケット】 Aランク

金色のチケット。使用すると【アイテム】【防具・武器】【スキル】のうち、選択すると三回引くことができる。

収集アイテム/売却不可

 

【シルバーチケット】 Bランク

銀色のチケット。使用すると【アイテム】【防具・武器】【スキル】のうち、選択すると一回引くことができる。

収集アイテム/売却不可

 

シロウ達はギルドホームに戻ってきた。

 

「チケットで何が出るかなぁ」

 

ヒナタは早速貰ったシルバーチケットを引くみたいだ。ヒナタは十位に入ってるので四回分は引ける。

セレナは五位なのでシルバーチケット五回分引ける。

シロウは三位なのでゴールドチケットは九回分は引ける。

早速、シロウとセレナも引いてみることにした。

 

「何が出るのかしらねー?」

「見てるだけでもガチャって楽しいよね」

「何が出るんだろうな?」

 

シロウの手元にあるチケットを見て、リサ達が興味深そうにしている。こうやって他人が回すのを見ていても楽しいものなのだろう。

シロウは一枚使ってみる。

ビリリッとチケットを切り取り線から千切る。

すると目の前に、ポンッという音ともに空中にティナナが現れた。と、同時に破ったチケットが金色の大きいコインに変わる。

 

『チケットをお使いいただきありがとうティナ! さっそくですが【アイテム】【防具・武器】【スキル】のうち、どれかを選ぶティナ!』

「えっと【アイテム】で」

「了解ティナ! 【アイテム】ガチャ、しょ〜か〜ん!』

 

手を挙げたティナナの叫びに応じて、目の前に透明な箱にカプセルがいっぱい詰まった、いわゆるカプセルトレイの機会が現れた。

 

「さあ、回してみるティナ」

 

周りのみんなからも注目される中、シロウはガチャの投入口にコインを入れてハンドルを握る。

時計回りにガチャガチャ回すと、カプセルがコロンと転がり、自動的にパカッに開いて、中身が目の前に飛び出してきた。

 

 

【聖鉱石】 Aランク

 

□精製アイテム/素材

 

 

「おお! すごい! Aランク鉱石だね!」

「当たりだね!」

「シロちゃんやったわね!」

 

当たりといえば当たりだが、使い道としては鍛冶屋で防具か武器を作ってもらうことだが、シロウの防具と武器は【ユニークシリーズ】なので、今のところ必要がない。

リサの方を振り向くと、キラキラした目でシロウに訴えかけていた『売って!』……と。

シロウは鉱石を渡すつもりでいたのでリサに譲った。『ありがとう!』と言って嬉しそうにしている。

続けてシロウは二回目を回す。

 

 

【魔術師の指輪】 Aランク

 

INT(知力)+38

MND(精神力)+25

 

魔法攻撃を高める効果がある。

 

□装備アイテム/アクセサリー

□複数効果なし

 

 

 

「おお! すごいね! 立て続けにAランクだなんて!」

「はい、これユキにあげるよ」

「騎士くんいいの?」

「うん、もちろんだよ」

「ありがとう、騎士くん」

 

シロウはユキに【魔術師の指輪】をユキに渡す。シロウは魔法を使えるがパーティの戦力を上げることもありユキに譲ったのだ。

三たびのハンドルを握ってガチャを回す。

ガチャリガチャリ、コロン。

 

 

 

【身代わりのブローチ】 Aランク

 

致命ダメージを受けた際に一度だけ無効化する。

効果発動後、100%の確率で壊れる。

 

□装備アイテム/アクセサリー

□複数効果なし

 

 

 

「【身代わりのブローチ】じゃん! すごーい!」

「なかなか良いのが当たったわね」

「これって凄いんですか?」

「身代わり系の最上位アクセサリーは一個あたり五百万ルピするから、簡単に買えないんだよね」

「そ、そうなんだ……」

 

ユキは高い金額を聞いて驚いて黙ってしまう。

日本円にすると大体五千万円ぐらいの高級品だ。

 

「騎士くん! これ見てよ! チケットのガチャで当たったんだー! しかも【ユニークシリーズ】だよ!」

「おお、良かったね。おめでとう」

 

見事な装飾が施されたガントレットで、いかにも強そうなもの感じる。

 

「セレナは何か良いの当たったの?」

「スキル【神速】を手に入れました」

「おお、なかなかいいのが当たったね」

 

二人共なかなかのものを当たったみたいだ。シロウも良い物が当たったが、こうなってくると新しいスキルも欲しくなってくる。

ガチャチケットでスキルを引いても、自分に合うスキルが出るとは限らない。所詮はギャンブルなのだ。

スキルの方を引くか、シロウは悩む。

 

「どうしたんだ? そんなに悩んで?」

「んー、スキルの方のガチャを引くか悩んでるところなんだ」

「オイラ、ガチャを回したいぞ!」

「私も引いてみたいな」

「私も引いてみたい!」

「了解、いいですよ」

 

レメ、ユキ、リサが引きたいというので、その三人にガチャを引かせてみることにした。

 

「【アイテム】【武器・防具】【スキル】のうち、どれかを選ぶティナ!」

「【スキル】だ!」

 

【スキル】を選ぶと、レメの前に【スキル】ガチャがドンと現れる。

 

「行くぜ! シロウに役立つスキルが当たるように……」

 

いい子だなとシロウは思う。三人から何が出てもシロウは受け入れる気でいる。

ガチャリガチャリとレメがハンドルを回していく。やがてコロンと、と取り出し口にカプセルが転がってきた。

再びカプセルが転がって、中身が飛び出してきた。何が当たったかなと。

 

「おっ!」

 

カプセルからスキルオーブを取り出す出したレメが嬉しそうな声を上げる。ひょっとして良いのが当たったのかと。

 

「見ろよ、シロウ! 【幻影】だってよ! 星二つのレアスキルだぞ!」

「これは使えるかもしれない。ありがとうレメ」

「本当か! それなら良かったぜ」

 

レメを褒めながらスキルオーブを手にする。

 

「今度は私だね。レメちゃんがいいの当てたから、連続で良いの当たる気がしないから期待しないでねー」

「ふふ、大丈夫ですよ。何が当たっても受け入れるので」

「それじゃあいくよー!」

 

ガチャリガチャリとユカがハンドルを回していく。やがてコロンと、と取り出し口にカプセルが転がってきた。

 

「何が出るかな。何が出るかな」

 

再びカプセルが転がって、中身が飛び出してきた。何が当たったかなと。

 

「おおっ!」

 

カプセルからスキルオーブを取り出す出したユカが嬉しそうな声を上げる。ひょっとしてまた良いのが当たったのかと。

 

「見てよ、シロくん! 【分身】だって! しかも二連続星二つのレアスキルだよ!」

「これも使えるかもしれません。ありがとうございますユカさん」

「どういたしまして。ガチャって引くと楽しいよねー」

「ですね。何が出るかのドキドキとワクワクが止まらないですよねー」

 

ガチャの話で盛り上がっていると最後にユキの番が来た。

ユキは呼吸を整えながらハンドルを握った。そんなに緊張しなくてももっと気楽に構えてればいいのにとシロウは思う。

 

「騎士くんの役に立つスキルが出ますように……」

 

ユキはいい子だなと思う。何が出てもシロウは受け入れる気でいる。

ガチャリガチャリとユキがハンドルを回していく。やがてコロンと、と取り出し口にカプセルが転がってきた。何が当たったかなと。

 

「あっ!」

 

カプセルからスキルオーブを取り出す出したユキが嬉しそうな声を上げる。ひょっとして良いのが当たったのかと。

 

「見てよ、騎士くん! 【星門(スターゲート)】だって! 星三つのレアスキルだよ!」

「おおっ……星三つのレアスキル当てるなんてすごいね」

 

最後に星三つの超絶レアのスキルが出てきた。しかも【】という聞いたことがないスキルだった。

星三つのレアスキルの排出率は3%くらいで余程運がない限り、あまり出ることはない。

 

『あと一枚はどうするティナ?』

「いや、いいです。また今度に取っておきます」

「わかったティナ! それではまたティナ!」

 

ティナナがポンッと消えた。

レメ、ユカ、ユキのおかげで良いスキルが手に入ったのでシロウは残りの一枚は残しておくことにしたのだった。

 

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