9×9=   作:龍川芥/タツガワアクタ

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×0^3 無限 おまけ

おまけその①。↓九々等の掌印のイメージです。

 

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↓は作者の落書き。

 

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注意ですが、絵は他に描いてくれる人もおらず、3Dペイントにマウスで無理矢理描いてるだけなので汚いです。

 

24/2/9更新

ガルダ 様よりオリ主の挿絵を頂きました!

こちらは文句なしに素敵なのでどうか見て下さい。

 

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おまけその②。思いついたから書いてしまった、25巻でやってた同時視聴解説会みたいなヤツです。

原作者でもないのに解説をするので滅茶苦茶捏造(推測)アリです。それでも良い人だけどうぞ。

 

 

 虎杖、テレビが沢山付いた柱がある部屋で冥冥に出会う。

 

虎杖悠仁(以下:虎杖)「あれ、冥さん。何してんの?」

冥冥「五条君と九々等君が模擬戦をするんだろう? 配信テストがてら観戦しようと思ってね」

 

 何処から聞きつけたのか、続々と部屋に集まる面々。

 

秤金次(以下:秤)「しかし、五条さん本人が相手するとはな。そんなにヤベぇのか? 『九々等』って奴は。覚醒型とは俺も()ったことあるが、受肉型より強いとは思えねえけどな」

乙骨憂太(以下:乙骨)「九々等さんは強いよ。多分僕より」

禪院真希(以下:真希)「それはない」

虎杖「それに、日車――東京第1の100点保持者(ホルダー)も覚醒型だったし、受肉型か覚醒型かはあんまり関係ないんだと思う」

脹相「……(無言で弟の隣に座る)」

憂憂「……(無言で姉さまの横に控える)」

 

三輪霞(以下:三輪)「これ何の集まりですか?」

猪野琢真(以下:猪野)「五条悟が謎の術師と戦うんだってよ」

 

日下部篤也(以下:日下)「五条が模擬戦やるってんで来たが……相手、これ誰だ? 見ねえ顔だな」

星綺羅羅(以下:綺羅)「あ、()っちゃんじゃん! そんなに強い人だったの!?」

鹿紫雲一(以下:鹿紫)「(呪力量は五条悟のが上、呪力の流れから察せれる呪力操作技術も雲泥だな。九々等八壱が弱い訳じゃねえ、五条悟が圧倒的過ぎる)」

 

パンダ(以下:パン)「あ、コイツあの時の」

狗巻棘(以下:狗巻)「しゃけ」

 

 メンバーが揃った所で試合開始。

 

冥冥「始まるよ」

 

 先手、九々等。移動速度:81倍で高速移動開始。

 

虎杖「九々等が消えた!?」

乙骨「いや、超高速で五条先生の周りを回ってる……んだと思う!」

真希「(私より(はえ)え……) 憂太の謙遜じゃねえのか」

 

 九々等、術式対象を脚力に変更。

 

三輪「地面が爆発!?」

日下「いや、踏み込みだ!」

 

 九々等の蹴りが五条の無下限バリアに防がれる。

 

秤 「どういう術式だ? 今の蹴り、踏み込みの威力が丸っと乗ってんのか?」

虎杖「九々等の術式は『9倍』と『81倍』だって。前に本人から聞いた」

狗巻「すじこ?」

乙骨「いや、そういう感じじゃなくて、多分能力の強化だと思う。今のなら『脚力:81倍』とか」

日下「術式対象に制限がある感じだな。確か冪乗呪法って菅原家の術式がそんな感じだったハズだ」

 

 五条、術式開示開始。

 

日下「無限の術式開示中か。強化ってより指導試合って感じだなァ」

虎杖「……俺、あんまり良く分かってないんだけど。五条先生の触れないバリアと、さっきの引き寄せる力は同じ術式?」

乙骨「うん。無限の『収束』、術式の順転なハズだよ」

虎杖「でもそれっておかしくない? バリアは『引き寄せる』ってより『遠ざける』じゃん」

綺羅「確かに! なんでだろ!?」

日下「……五条の無下限には2種類あんだよ。1つが『無限の収束』。これは五条が防御に使ってる方、数学で出てくる無限まんまのイメージだな。2つ目は『無限遠点』」

虎杖「ムゲンエンテン?」

日下「例えば、俺と虎杖。俺たちの間は距離で隔てられてるよな。だがそれは俺たちの視点で見てるからだ。例えば俺たち2人の距離を、超上空からグーグルマップ見たときみたいに確認すると?」

虎杖「! ほぼ重なる!」

日下「それが『無限遠点』だ。これで物体を引き寄せたり、座標を圧縮して瞬間移動を行える」

秤 「(知らんかったぜ……)」

綺羅「知らなかった! 私も悟ちゃんの生徒なのに!」

三輪「逆になんで日下部さんは知ってるんですか?」

狗巻「ツナ」

 

 五条、術式反転『赫』で九々等を攻撃。

 

日下「術式反転『赫』か」

乙骨「順転の逆、『吹き飛ばす力』ですね」

三輪「……前から思ってたんですけど、術式反転って結局何なんですか? 反転術式じゃなくて?」

日下「……(溜息)」

乙骨「ぼ、僕が説明するよ。術式反転は、反転術式で生成した呪力を術式に流すことで使える『反転した効果を持つ術式』のこと」

秤 「通常の呪力の性質は『負』、反転術式で生成した呪力は『正』。こう考えりゃ分かり易いだろ」

三輪「成程。『プラス1する』って術式が反転すれば『マイナス1する』って効果になる、って感じですね!」

日下「正確には『マイナス2する効果になる』が正しいけどな。術式反転は1の呪力どうしを掛け合わせて、2の反転した呪力を練る訳だから、基本的に出力の最低値は順転の倍からになる」

 

 五条、九々等の元に着地。

 

日下「……思ったより吹っ飛んでねえな。ダメージもやけに少ねえ」

虎杖「? そういえば、『赫』って結局なんなの?」

日下「五条の『赫』は基本的には空気を術式対象にする、言うなれば『五条悟の呪力で強化された超強力な空気砲』だ。強烈なダメージに吹き飛ばし効果……だが九々等の方はあんな間近で喰らったのに見た感じ無傷のうえ、20mくらいしか吹き飛んでねえ」

真希「手加減したんじゃなくてか?」

日下「さっきも言った原理だ。反転は基本的に最低出力が順転の2倍になるから、出力調整が難しい。五条クラスとなれば猶更な。20mだけ相手を吹き飛ばす『赫』なんぞ使えるハズがねえ」

虎杖「ってことは……」

乙骨「九々等さんの術式、だね」

 

 九々等、地面を攻撃力:81倍の拳で破壊。

 

狗巻「こんぶ!?」

パン「馬鹿力だな!? 憂太、今の出来るか?」

乙骨「ただの殴りで同じことするのは絶対ムリ」

秤 「ただ今のは、純粋なパワーアップってより何かしらの力が働いた様に見えたぞ」

鹿紫「(拳に籠った力も呪力もそこまで大層なものには見えなかった……あいつの術式、術式対象に概念が絡むタイプか)」

 

 九々等、速度:81倍の飽和攻撃開始。

 

虎杖「今度は超速いラッシュ! 九々等は無限の『穴』を探してんのか!?」

三輪「……(五条さんの周りを何かが回転してることしか分からない……)」

真希「だが悟が攻撃を喰らってるようには見えねえな」

 

 九々等、必殺・粉塵爆発発動。

 

一同「爆発した!」

脹相「九々等の術式は『9倍』じゃないのか? 2つ目の術式か?」

秤 「いや、爆炎から呪力は感じられねえ」

虎杖「術式じゃないってこと? 爆弾隠し持ってたとか?」

冥冥「多分、粉塵爆発じゃないかな」

日下「……無理、ではねえのか? 実際の粉塵爆発も坑道で発生した例もあるし……」

狗巻「おかか?」

乙骨「粉塵爆発っていうのは、空気中を舞う粉塵に火が付いて、その火が他の粉塵に連鎖的に着火して起こる爆発、だったと思う」

綺羅「八っちゃんは最初からそれを狙ってたってコト?」

真希「どうだろうな。考えるタイプには見えなかったが」

 

 五条、無傷でクレーターから脱出。

 

秤 「やっぱ五条さんは無傷だな」

パン「アイツの『無限』は力でどうこう出来るもんじゃないからな」

綺羅「私の術式とも似てるけど、悟ちゃんのは100万倍ズルだよね。アレ、ずっと使えるんでしょ?」

猪野「六眼で呪力ロスがゼロだから、って話だろ。でも流石にずっとは無理じゃねえか? 術式ずっと出しっぱにするなんて、消費呪力を無視しても疲れるなんてもんじゃないだろ」

乙骨「いえ、ずっとですよ。五条先生は反転術式で常に脳を回復してますから」

三輪「ってことは……脳を元気いっぱいに保って、六眼で呪力切れせず反転術式もずっと使えるから」

猪野「……マジか。ズルだな五条悟」

狗巻「しゃけ、いくら」

パン「どうした? 棘」

 

 九々等、刀を持ち出す。

 

三輪「刀!」

真希「持ち方が素人だな。なんで今更そんなもん持って来た?」

乙骨「見たところ呪具でもないみたいだし……術式に使う?」

虎杖「そうだ! 九々等アイツ、触ったものにも術式使えるって……でもそれでどうすんだ?」

脹相「……例えば、九々等が物の大きさを9倍ないし81倍にできるとして。そのとき、サイズが変わった物体と『重なった』ものはどうなるんだ?」

綺羅「なるほど! それで疑似的に無限を飛び越えて近づくって作戦か!」

秤 「いや、その理屈だと無限が倍にする術式の適応を阻むんじゃねえのか?」

真希「見た方が早え」

 

 九々等、射殺せ神鎗発動。刀、弾かれて地面に刺さる。

 

虎杖「……何が起こったんだ?」

乙骨「急に九々等さんの手から刀が弾かれたように見えたけど……」

脹相「五条悟が警戒して弾いたのか?」

狗巻「おかか」

真希「ああ。棘の言う通り、そんな風には見えなかった」

日下「……恐らく、術式衝突時に稀に起こる現象だな。厳密な呼称は無いが、名付けるならゲームでいう『バグ』に近い」

虎杖「どういうこと?」

日下「例えば、『絶対に防御を貫く槍』の術式と『絶対に攻撃を防ぐ盾』の術式が衝突したとする。その結果『バグ』が発生するのは分かるよな?」

虎杖「矛盾ってことね。コジセイゴの」

日下「ああ。その場合、呪術において優先されるのは『より洗練された術式』の方だ。領域戦にも似てる理屈だな。今回は五条の術式の理屈が優先されたんだろう」

冥冥「……日下部はこういう時実に便利だね」

 

脹相「だがこれで、九々等は五条の無限を破る方法を見失った」

乙骨「他に作戦が無ければ、ですが……」

秤 「五条さんの無限を突破する方法がそうそうあるとは思えねえ。あるとすれば……」

 

 九々等、領域展開。

 

一同「領域展開!!」

日下「使えんのか!」

 

 映像を映せるテレビは一台だけに。

 

冥冥「一羽だけ鴉が巻き込まれた。これは――」

日下「黄金の蓮華……掌印的にも『九品蓮台』か」

パン「なんだそれ?」

日下「極楽浄土の椅子ってとこだ。それより、こいつは――」

 

 九々等、術式発動。五条悟の呪力操作技術が1/81に。

 

秤 「なんで五条さんは領域を展開しない!?」

乙骨「いや、五条先生の呪力の流れが乱れてる!」

猪野「領域の必中効果が無限を貫通したのか! でも五条悟は何をされたんだ!?」

綺羅「『倍』の術式なら当てられても問題ないんじゃないの!?」

日下「……いや、術式反転か! それなら『×』は『÷』になる」

虎杖「ならその術式対象は――」

冥冥「おおかた『呪力操作技術』だろうね」

 

 九々等、五条を攻撃。五条は腕でガード。

 

虎杖「五条先生が()()()()!」

乙骨「無下限を維持できなくなったんだ……!」

日下「順転も反転も使う様子がない、無下限呪術の弱点が出たか!」

 

 九々等、踵落としからのコンボで追撃。

 

綺羅「八っちゃんがかなり押してるじゃん!」

真希「だが九々等の方も攻撃力が下がってねえか?」

三輪「確かに! 今のパンチとか、地面を殴った時の威力には見えませんね」

虎杖「いや、アイツの超パワーは術式使った時だけのハズ」

猪野「流石に強化と弱体化は一緒に使えないってコトか?」

日下「というより、術式対象の数に制限があるんだろう。それを『縛り』として術式性能が上がっているハズだ」

 

 しばらく肉弾戦。

 九々等、五条の反撃を避け、その腹に拳を叩き込む。

 

虎杖「入った!」

パン「悟が肉弾戦で押されてるとはな」

日下「いや、今の五条は呪力操作が上手くいってない。呪力操作(イコール)呪力強化(イコール)肉弾戦の強さだ。五条は相当弱体化してるとみて間違いない」

鹿紫「(クソ、やっぱあのとき()っとくんだったな)」

 

 九々等、肉弾戦を制し五条の顔面に一撃。

 

綺羅「顔面モロ……ッ」

真希「そもそも九々等の体術も相当なレベルだ。強化されてないとはいえ、」

乙骨「五条先生にも結構なダメージになる、それだけ呪力操作も上手い……!」

 

 九々等、追撃。

 五条、簡易領域を展開。

 

三輪・日下「『簡易領域』!」

虎杖「五条先生前『できない』って言ってたじゃん!」

日下「いやアイツは『教えられない』つったんだ、それより……」

冥冥「『五条悟の簡易領域』とは思えない完成度だけど」

乙骨「必中効果が消えて、五条先生の呪力の流れが戻った……!」

 

 五条、領域を展開。

 領域の押し合い開始。

 

日下「『無量空処』!」

脹相「領域が押し切られればその瞬間九々等の負けだ」

乙骨「押し合いも当然五条先生の方が――」

 

 九々等、領域強度:81倍発動。

 

虎杖「九々等の領域が押し返し始めた!?」

猪野「五条悟よりも領域の押し合いに強い!?」

日下「んな訳ねえだろ術式だ! 術式で領域の強度か何かを底上げしたんだ!」

綺羅「てことはまだ悟ちゃんピンチ!?」

真希「だがもう呪力操作は戻ってんだろ? なら押し合いの決着が付く前に殴ればいいだけだ」

パン「無下限防御も復活してるから反撃される心配もないしな」

乙骨「領域は術者が気を乱せば解除されるからそれが有効なハズだけど……」

三輪「五条さん、前に出ませんね?」

 

 五条、その場で立ったまま両手を合わせる。

 

秤 「術式か?」

虎杖「体術じゃなく『引き寄せ』か『吹き飛ばし』で攻撃するってこと?」

日下「いや、何か違う――まさか!」

 

 五条、虚式『茈』発動。

 

日下「虚式『茈』!!」

綺羅「何それ!」

真希「知らねえ」

狗巻「おかか」

パン「知らねえな」

三輪「逆になんで日下部さんは知ってるんですか?」

 

 九々等の領域、粉砕。

 五条も領域を解く。

 

猪野「というか」

秤 「領域を、」

乙骨「内側から力技で破壊した……!?」

冥冥「……どこまでも規格外だね、五条君は」

虎杖「あの技、交流会の時の……」

脹相「どういう理屈だ? 『吹き飛ばし』では領域を内側から破る程の破壊力は出せないハズ」

日下「俺も詳しくは知らんが。順転と反転の合わせ技で、『仮想の質量を押し出す』、らしい。この目で見るのは初めてだ」

虎杖「……ナニソレ」

乙骨「速度と質量が多い程攻撃の破壊力は増す……それは理解できるけど、順転と反転を合わせれば質量が生まれるっていうのは……」

パン「日下部、説明してくれ」

日下「俺だって詳しいワケじゃねえ。こっからはただの推測しか語れねえぞ。……そもそも質量ってのは『動かしにくさの度合い』であり『重力によって決められた重さ』の値だ。五条の無下限は引力と斥力を操るようなもの、『無限大の質量を持つ虚空』くらいは作れても不思議じゃない」

三輪「でも五条さんは『無限大の質量』をどうやって砲弾みたいに飛ばすんですか? 質量は『動かしにくさの度合い』なんですよね?」

虎杖「――『無限遠点』!」

脹相「それの術式反転か」

冥冥「両者間の距離を拡大する術式が、そのまま弓の役割を果たすのかな?」

日下「恐らくは、だがな」

 

 九々等、降参。

 

虎杖「九々等が降参した……ってことは」

日下「ああ。五条の勝ちだ」

 

 感想会開始。

 

秤 「終わってみれば五条さんの圧勝だったな」

綺羅「そう? お互い領域が無くなって、まだ勝負は分からなかったと思ったんだけど。なんで八っちゃんは降参したんだろ」

秤 「九々等って奴の方は領域を破壊されたが、五条さんは自分から解除したんだよ。アイツもそれが分かったから降参したんだろ」

パン「妨害が無ければ素の殴り合いで悟が負けるとは思えんしな」

狗巻「しゃけ。高菜?」

真希「棘の言う通り呪力切れだったんじゃねえのか? あれだけの速度・攻撃力に領域展開まで使ったんだ」

乙骨「見た所九々等さんもまだ余裕はありそうだけど……呪力効率は間違いなく五条先生の方が上だね」

脹相「ただ圧勝ということは無いだろう。五条悟も確かにダメージを受けていた」

日下「いや、五条には反転術式がある。数発殴られた程度じゃダメージとは言えないだろう」

虎杖「……でも俺、五条先生が『ダメージを受ける』所初めて見た」

一同「(確かに)」

猪野「……なんか宿儺戦が不安になってくるなオイ」

三輪「宿儺が領域展開すれば五条さんも危ないってことですもんね」

冥冥「逆じゃないかな? 五条君はこの戦いで、例え無限を突破されても戦えることを証明したんだから」

 

 思い思いの意見の中、虎杖が総括。

 

虎杖「後で九々等に聞くしかねえな。五条先生が宿儺に勝てそうかどうか。その両方と戦ったのはアイツだけだから」

一同「(……なんでまだ生きてるんだあの九々等って男は……)」

 

 

 後日、虎杖の問いに九々等は。

 

九々等八壱(以下:九々)「五条先生対宿儺? 分からんけど、オレと戦った時の宿儺相手なら間違いなく五条先生の方が強いね。でも……なんでかな。宿儺は例え自分より強い相手にも勝っちまうような、そんな怖さがあんだよな」

虎杖「……」

九々「ああ、大丈夫! 五条先生は勝つよ」

虎杖「……それは、なんで?」

九々「少なくとも、オレはそう信じるってこと! 先生が『勝つ』って言ったんだ、それを信じるのが男の美学ってヤツだからな!」

虎杖「……そうだな。五条先生は勝つ。俺もそう信じる」

 

 しんみりした空気の中。

 九々等が爆弾発言。

 

九々「あ、そうだ。オレ呪術高専に編入することになったから。来年からおまえの先輩な虎杖」

虎杖「!?」

九々「あとこれはオレもよく分かってないんだけど。オレ、五条家の跡取りになったみたい」

虎杖「!!!???」

 

 宿儺戦を控えた五条が念の為、ゴリ押しで(一応)親戚筋である九々等を五条家の跡取りに仕立て上げ、異を唱えた菅原家を丸ごと五条家に(無理矢理)引き入れたという話が呪術界に広がったのは、その次の日のことだった。




単行本勢なので次巻が出ない限りはこの先を書きようがなく。
ここで一端休憩です。質問・要望があれば活動報告に。要望があるか気が向いたら幕間書きます。多分。

お気に入りが沢山あったからモチベが保てました。
感想があったので書く以上の楽しさがありました。
評価くれた方々のお陰で上二つが沢山増えました。
読んでくれた方々も、楽しんで頂けたなら幸いです。
SSという、人様の褌で相撲をとっておいて自分でもどうかと思うんですが、反響あって滅茶苦茶楽しかったです。ありがとうございました。
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