輪廻転生のご褒美はガルパンワールドでの人生   作:Rooto

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第8話 聖グロリアーナ戦、そしてガバ

遥side

 

ヘクチッ

…最近、なんだか視線を感じる。

ストーカーかと思って周りにも相談したが、ここは女子校の学園艦。

セキュリティは十分なはずだし、学園艦という時点で外部からの侵入は難しい。

まぁ某忠犬が他校への侵入を繰り返してはいるが、それは置いておく。

 

明日はいよいよ聖グロとの試合だ。

気を引き締めなければ...!

 

 

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おぉ、聖グロの学園艦、やっぱり大きい。

形もアークロイヤルそっくりだ。

 

そういえばアークロイヤルってあの後どうなったんだっけ?

パイロットとして何回か乗ったけど…

あぁ思い出した、ジブラルタル沖で沈んだんだ。

 

それはさておき、試合会場に向かおう。

 

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やっぱりイギリス歩兵戦車安心感があるな。

あの分厚い装甲は圧倒的な安心感を生み出す...が、敵として戦うなら話は別だ。

こっちのIV号はまだ短砲身だしその他の戦車も頼りにならない。

唯一貫徹出来そうなIII突も固定砲塔だから何かと不便だ。

 

おまけにうちの戦車はマチルダの2ポンド砲でも貫徹できるような装甲の薄い車両ばかりだ。

 

作戦会議で待ち伏せは敵に勘づかれると言われていたが、乗員の練度も最低レベルの現状ではあれくらいしかやれることがないのではとも思う。

 

戦力で劣る側が取りたがる複雑な作戦は乗員の練度あってのものだ。

 

最初から市街地戦という手もあるが、市街地戦はこちらが分断されて各個撃破される可能性が高いのであくまで最終手段だ。

 

「それではこれより、聖グロリアーナ女学院対大洗女子学園の試合を始める。一同、礼!」

 

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「用意はいいか?隊長」

 

『あ、はい』

 

「全ては貴様にかかっている。しっかり頼むぞ」

 

「...あんまり圧かけない方がいいんじゃないですか?」

 

原作見てる時も思ってたけど、桃ちゃんって会長の圧をかけない方針に反してるような。

 

「これが鼓舞になるから言ってるんだ」

 

「まぁ、練習試合ですし、そこのところ見てみましょう」

 

かくして練習試合が始まった。

 

原作通り、まずはIV号が囮も兼ねて偵察に出る。

俺たちは例の待機地点で待ち伏せだ。

 

「Aチームが戻ってきたぞ!全員戦車に乗り込め!」

 

「会長、相手の履帯を積極的に狙ってください。河嶋先輩はIII突に履帯が切れて止まった車両を優先して狙うように指示をお願いします。」

 

「りょーかーい」

 

みんなに冷静になるようにも伝えておく。

特に1年生チームに。

 

『あと600メートルで敵車両射程内です!』

 

いよいよ敵が近づいてきた。

この待つ作業も終わりを迎えようとしている。

 

...きた!

 

「敵車両見えました。各車、攻撃を」

 

「よし、当てたぞ〜!」

 

会長が早速当てた。半端ない。

やはり経験者なのでは?

 

しかしIII突はさすがにこの距離では当てられなかったようだ。

 

「まぁ、当然といえば当然か...」

 

そうするうちに包囲されかけていたので原作通り市街地戦にもつれ込むことになった。

 

5両全てが撤退に成功した大洗戦車隊は、確実に相手を撃破するという意味でも、Aチームを除き2両ずつの行動となった。

 

我々はIII突と共に薬局の隣に隠れ、38(t)とIII突で道路を挟む形を取った。

結果的には通りがかったマチルダIIを撃破できたものの、III突の最初の一撃でやれたため、陣形は無駄になった。

 

一方で、八九式は捨てみの戦法を取ったようで、自身が駐車場の扉から現れ、敵の気を引いてる隙に後ろのM3に敵を撃破してもらったようだ。

 

この2箇所での戦いによってこちらは八九式を失ったものの、敵を2両撃破した。

今頃ダージリンさんは驚きのあまりティーカップを落として粉砕しているだろう。

 

キルレシオは上々...と言いたいところだが、III突が移動中にやられたらしい。

旗が目立った結果であろうことは容易に想像できるが、これで双方共に2両ずつ失ったことになる。

しかもこちらはメイン火力のIII突を失ったので大変に不利だ。

 

とか考えているうちにIV号が例の工事現場で追い詰められているとの連絡が。

 

「こんな格言を知ってる?イギリス人は恋愛と戦争では...手段を選ばない!」

 

やばい間に合わない...!

 

「さ〜んじょ〜!」

 

何とか体当たりで砲弾をIV号から逸らし、救出した。

 

何とか間に合った訳だが、相変わらずみほさんえぐい。

こんな一瞬の出来事だったのにマチルダII1両当てて即離脱してた。

 

俺たちはその後あえなく撃破された。

その後は実況映像を見ていたのだが、結論から言うと無事に勝った。

 

例の交差点でマチルダIIを1両撃破し、チャーチルには弾かれたものの、後にあんこうチームの十八番となるドリフトでの回り込みを決行。

それは失敗してしまったものの、その隙に指示して隠しておいたM3の75mm砲がチャーチルの車体横を貫徹して撃破し、勝利した。

 

ふぅ、頑張った甲斐あって無事に勝て...あれ?

聖グロ戦って、勝っちゃダメじゃね?

 

 

ガバった〜〜〜〜〜!!!!!!




気付かぬうちにガバり、原作から大きく物語を逸らしてしまったオリ主ちゃん。
果たして今後の運命は!?
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