読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
描くための基盤作りの物語です。
◇
〈シュガー・ラッシュ〉では
毎晩レースが行われます
それは9名に選ばれるためのレースです
そこに
「間に合った」
フードを深く被り顔は良く見えません
眺めている勲章に何やら願掛けをしています
スタート地点に勢揃いするレーサー達
スタート地点には
大きなトロフィーのオブジェクトとモニター
表が『スタート』、裏が『ゴール』と
描かれたアーチ
サーキットの観客席は大いに盛り上がります
観客席はポップコーンのバケット
ドーナツケースと様々なお菓子の入れ物が
レース場の一部を囲む形で並んでいます
件の塔ですがチョコレートでできており
その上には緑色の飴玉のキャラクターが
毎晩行われるレースの司会を始めています
「偉大なる支配者を讃えよ
我らがキャンディ大王」
気怠げにそう告げると
観客席から割れんばかりの拍手と
キャンディ大王コールが始まります
そんな歓迎ムードの中
満を辞して、登場したのは
キャンディ大王です
「ようこそ!忠実なるしもべたちよ!
さぁ、キャンディをやろう!」
陽気な様子で登場した小柄なお爺さん
残った頭髪、長く伸ばした眉毛
そのどれもが明るい灰色をしています
「サワー・ビル
感動的な紹介をどうもありがとう!
そして、ありがとう!!」
レーサー達は続々とレース場に設けられた
モニターの前に集まります
「レーサー達よ!今日はレース日和だったな
では、ゲームセンターもしまったことだし
電光掲示板の表示をリセットしよう」
キャンディ大王が
レーサー達に謝辞を述べます
「新たな参加者を決めるのだ!」
選抜レースは
今から行われるレースで
九位以内に入ったものの特典です
「今日のレースに参加したものはメダルを
持っているはずだ
もちろん!わたしは持っている
ははは、ではわたしから行くぞ!」
メダルは大きなトロフィーのオブジェクトに
投げ入れられる形で使われます
【メダルの効果音】
上空に投げ上げられたメダルは
トロフィーのオブジェクトの中に
消えていきます
それに合わせてアナウンスにより
投入者の名前が呼ばれていきます
〈シュガー・ラッシュ〉
12名と
外見の色が異なるキャラクター4名を含む
計15名からなる
レースゲームです
◇
【キャンディ・キング】
【タフィタ・マトンファッジ】
【アドラビーズル・ウィンターポップ】
【グロイド・オレンジボア】
【クランベリーナ・ディ・キャラメロ】
【ミンティ・サクラ】
【スノワナ・レインボー】
【ランシス・フラッガーバター】
【ジュビリーナ・ビン・ビン】
【スウィズル・マラーキー】
【キャンドルヘッド】
【シトルセラ・フラッグパカー】
【ノゲータシャ・バランブルステイン】
【スティッキー・ウィプルスニット】
【トーバルド・バッターバター】
◇
名前が呼ばれるたびに歓声が上がります
皆がカートに飛び乗りますが
あと
「おい、サワー・ビル
最後のひとりは誰だ?」
少女は勲章を機械にセットします
勲章をのせたお皿が跳ね上がると
勲章を上空に投げ上げられ
光を反射すると
オブジェクトの手前に接触し
前回りでトロフィーの中へと
消えていきました
【ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ】
アナウンスと同時に
観客席から歓声が上がります
「どうやって!?」
大王が慌てて確認するも
そこに少女、ヴァネロペの姿は
ありませんでした