『シュガーラッシュ』   作:空っぽのティーポット

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※本作品はスマホ画面(縦)(執筆環境SE3)で
 読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
 描くための基盤作りの物語です。


『ピンク・ライトニング』

 

視界不良ですが色彩豊かな

 極寒にして甘味の世界

【アイス山脈】を疾走する2台

 

トップは依然としてタフィタですが

 それも長くは続かないでしょう

 

雫も手を伸ばす

 冷たい世界は

  つもりに積もった雪景色

   見た目とは裏腹に足を滑らせようと

    キャラクターにちょっかいをかけます

 

タフィタのピンク・ライトニングも

 これには基本(・・)お手上げです

「おっと、失礼〜、ふふふふ…」

「大王…」

 

そんなスピードダウンを強いられる中

 バランスの良い

  ロイヤル・キャンディ・カートは

   ピンク・ライトニングを揚々と

    抜き去ってしまいます

 

【遠方のエンジン音】

「…きたわね」

もうひとつ、タフィタが

 気にしているキャラクターの存在を

  エンジン音により感じます

 

「二人とも!!」

「ヴァネロペ!!」

「ヴァネロペ!?」

これには思わずキャンディ大王も

 ハンドル操作を誤りそうになりました

 

 

「二人とも話を聞いて!」

雪が吹き荒ぶ中、ヴァネロペは叫びます

 タイヤが地面を捉えきれず

  スリップするもヴァネロペは

   変わることなく走ります

 

ヴァネロペは焦りを感じつつ

 変わらない高揚感のまま

  2台を追い掛けます

 

ですがタフィタもキャンディ大王も

 ギアを上げていきます

 

「タフィタ貴様!?」

「悪いね大王…これを待ってたのよ!」

タフィタはギアを更に上げ

 キャンディ大王の先に返り咲きます

 

 

「何で二人共止まってくれないの?」

ヴァネロペの焦りは増すものの

 その手元に狂いは生じることなく

  アイテムを変わらず獲得せしめます

 

ですがアイス山脈のアイテム補給は

 一度きり、後は腕次第です

 

 

キャンディ大王とタフィタの接戦は続きます

 抜きつ抜かれつではありません

  タフィタがキャンディ大王の前に

   ピタリと吸い付き

    前に出さないつもりです

 

「小癪な」

「…」

ピンク・ライトニングはもちろん

 前述した通り

  ロイヤル・キャンディ・カートに比べ

   遥かにハンドリングに難があります

 

本来ならコーナリング

 カーブの多いアイス山脈のコースでは

  基本(・・)

   ロイヤル・キャンディ・カートに部がある

 

のですが

 筈なのですが

 

「なぜ前に出れん!」

ピッタリと吸いつかれ

 キャンディ大王に苛立ちが生まれます

 

「そろそろ王座を

 明け渡したほうがいいんじゃない?」

「ズルをしているだろ!!?」

「あら、それなら(・・・・)お互い様ね」

 

 

タフィタ・マトンファッジは

 繰り返される日々に鬱屈していました

  メダルを手に入れるため

   ピンク・ライトニングならば

    最後の直線でごぼう抜きすれば

     プレイアブルキャラクターに選ばれる

 

本気になれない

 誰も追いついてこようとしない

  楽しさはある、でも物足りない

 

 

渇望

 

 

「何か足りないんだわ…」

「?」

既にキャンディ大王は眼中になく

 

「二人とも待って!」

「ヴァネロペ…」

【ニトロチェリー】でエンジンをふかせます

 

「聞いて欲しけりゃ!

 レースに勝ってから言ってみな!!」

「ッうわぁ〜!!?」

カーブの終わり際

 キャンディ大王が外から差した瞬間

  ピンク・ライトニングが

   体勢を強引に戻します

 

ロイヤル・キャンディ・カートの頭はそれに

 薙ぎ払われキャンディ大王共々

  アイス山脈のからコースアウト

   谷方面に真っ逆さまです

 

「ありゃりゃ、じゃなかった!」

その様子に引き気味のヴァネロペですが

 離されるわけにはいかない為

 【ニトロチェリー】でその後を追いかけます

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