『シュガーラッシュ』   作:空っぽのティーポット

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※本作品はスマホ画面(縦)(執筆環境SE3)で
 読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
 描くための基盤作りの物語です。


『呼び声』

 

「茶番はよせ!!」

興奮気味のターボが

 ゲーム・セントラル・ステーションを

  ヒーローズ・デューティの兵隊から

   逃げるために走っています

 

「民間人には当てるな!」

その後ろでは

 カルホーン率いるコフートの部隊が

  ターボに撃ち続けています

 

ゲーム・セントラル・ステーションに

 生々しい戦闘の跡を残しつつ

  逃走劇は続いています

 

「カルホーン軍曹」

「何だ」

「やはり、サイ・バグの一部になっています」

「…そうか」

 

「兵隊さん、あれ何なの?」

「ターボ…いや、進化サイ・バグは

 私が最も嫌悪するものだ…」

 

 

『サイ・バグ』

サイ・バグとは

 ヒーローズ・デューティに存在する

  架空の人工生命体です

 

その見た目は楕円体の見た目に

 節のある脚が六本

  爪が二つあり

   口は楕円体の中心正面よりやや下の

    身体が変形することで現れます

 

基本的な色は金属質な白と

 やや暗めな緑色です

 

あれらの本能は

【捕食・繁栄】のみです

 

あれらは捕食した対象を模倣し

 戦力として活用します

 

卵で増え、その全てが単為生殖です

 

 

「うげぇ…一匹いれば

 100匹居るって思わないと」

「200かも知れません」

「コフート!パタリオットを出せ」

「イエス・マム」

カルホーンはコフートに

 手による合図を送ります

 

5本指を伸ばし、ターボへ

 拳を作り、手元へ引き寄せる動きです

 

コフートは短く了解すると

 彼の固有武装パタリオットを取り出します

 

 

パタリオットとは

 両手ハンマーのことです

 

コフートの使う長柄、両手武器で

 カルホーン軍曹の近接武器ナイフと比べ

  破壊力が桁違いに高い武器です

 

そのため、非常に重く取り回しは最悪と言えます

 カルホーンの右腕コフートでなければ

  まず扱うことはできないでしょう

 

起動することで蒼炎をハンマーから吹き

 高速移動も可能です

  これに使われているエンジンは

   カルホーンの愛機

    ホバーハウンドと同じです

 

高速移動をするその姿と

 強烈な一撃は彼を

  皆はしばしば『雷神』と呼びます

 

 

コフートが振り上げたハンマーが

 白煙を吐き出し、ケダモノの唸るような

  エンジン音が響きます

 

道行くキャラクターは

 その殺気に思わず道を

  即座に開けることでしょう

 

白煙が色を失った瞬間

 エンジンがトルクを上げます

 

そんな様子にカルホーンは

 ヴァネロペを手で止め、片膝をつき

  話を始めます

 

「ヴァネロペ…お前は自由だ」

「軍曹?」

「ヒーローズ・デューティにはくるな」

「あたしだって!」

「これは!遊びじゃないんだ!!」

カルホーンはヴァネロペの両肩を掴み

 短く警告をすると走っていってしまいました

 

 

「みんな…」

ゲーム・セントラル・ステーションは

 いつもの賑わいを見せていますが

  ヴァネロペは

   その喧騒から取り残されています

 

「あたし…、みんなを助けたい」

【青いノイズ】

【赤いノイズ】

ハッとしてヴァネロペが顔を上げます

 聞き慣れた音、常にそばにいたあの感覚

  その方向に目を向けます

 

2台あったうちの一つ

〈シュガー・ラッシュ〉へ

 レーサーや

  キャンディ王国のキャラクター共に

   入っていくのでした

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