『シュガーラッシュ』   作:空っぽのティーポット

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※本作品はスマホ画面(縦)(執筆環境SE3)で
 読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
 描くための基盤作りの物語です。
※王=黙字です
 ヴァネロペ王と表示されますが
 コレ読み易さの差別化です


『Vanellope Breaks The Internet』
『前日譚:日常』


ここは初老の男性リトワクさんが店主を勤める

 ゲームセンターです。

1900年代に開かれ、これまで多くの子供達

 かつての子供達を虜にしてきました

 

一握りの硬貨を手の中に子供達は

 今日もゲームセンターへと向かいます

  ゲームセンターの店内には

   たくさんのゲーム機が並んでいます

 

「おい、これ以上前の話を

 引用するなら早く次へいってくれ」

「それはできません…これも仕事ですので」

彼らが話しているのは

 ゲーム・セントラル・ステーション

  ゲームセンターの一画です

 

話している内容はゲームセンターの案内です

 語るのは検査係のサージで

  それを聞くのは

   ハードワーカーのラルフです

 

最近になって

 コンセントが一つ空いたので

  新しいゲームの到着に向けた結果です

 

ですが、ラルフは

 それにうんざりしているようです

 

 

舞台はゲーム・セントラル・ステーション

 リトワクさんの経営するゲームセンターの

  小さな世界です

 

時間は夕方

 ゲームセンターに訪れた子ども達

  大人達は家へと帰っていき

   リトワクさんも帰路に着いた頃

 

ゲームのキャラクター達は

 このゲーム・セントラル・ステーションに

  集まるのです

 

ハードワーカーのラルフも例に漏れず

〈フィックス・イット・フェリックス〉から

 ゲーム・セントラル・ステーションへと

  到着しました

 

それと同時にレーサーのヴァネロペと

 王ヴァネロペも

  レースゲーム〈シュガー・ラッシュ〉から

   ゲーム・セントラル・ステーションへと

    やってきます

 

「「ラルフ!」」

「よぉ、ヴァネロペ」

大きな手のラルフが

 二人のヴァネロペにそれぞれ突き出され

  ハイタッチをします

 

プレイヤーのいなくなったゲームセンターでは

 キャラクターがプレイヤーとして

  それぞれメダルを持ち寄って

   遊ぶことができます

 

その場合

 それぞれの世界(ゲーム)から外に出てた後

  ゲーム・セントラル・ステーションから

   他のゲームへと移動することになります

 

三人はこの時間に待ち合わせ

 深夜仕事がなければ

  一緒に過ごすのが日課です

 

 

この日は特にやることがないようで

 ゲーム・セントラル・ステーションで

  アイスキャンディー片手に話し込んでいます

 

他のゲームのキャラクターが行き交う中

 三人はベンチに座っています

 

「なぁ…俺が見ているものわかるか?」

辺りを見回し、おもむろにラルフが

 ヴァネロペ達に問題を出します

  これはそう珍しい行動ではありません

 

「そいつは食べるのが仕事で

 その胃袋は無限に思える

 そして、人のケーキを勝手に食う!」

「ラルフ…私怨を混ぜるのは辞めて」

「え?カービィ?」

「パックマンでしょ?」

 

 

別の日には

 三人はお酒が飲めるゲーム

  モノレールの駅から徒歩1分未満

   歩いて直ぐの高アクセス

    様々なキャラクターが飲みにくる居酒屋

 

〈タッパー〉にきていました

 このゲームをしにきたのかと思えば

  ヴァネロペ王とラルフは

   お酒を飲みにきています

 

ヴァネロペはというと

「バーテン似合ってるなヴァネロペ」

「なんで働いてるのよ…」

「今月使い過ぎちゃって」

 ここ最近キャラクターの数が増え

  行きつけとあって人手が足りないようです

 

二人プレイ用の服装に着替えたヴァネロペは

 さっさと働き続けていました

 

 

また別の日

「喰らえ!くにお!!」

ラルフは〈くにおくんシリーズ〉で

 汗を流していました

 

高速で飛んでいくドッジボールのボールは

 凶器そのものです

 

くにおくんのキャラクターは

 それに怯むことなく掴んでは投げ

  ドッジボールを真剣にやっています

 

 

またまた別の日

 とあるゲームを訪れていました

  ゲームの種類はスポーツですが

   目的はスポーツではありません

 

【リアルタイム】採用のゲーム

〈河川敷サッカー〉を訪れています

 

その河川敷のコートの脇

 草地が広がるそこが絶景スポットなのだとか

  そんな噂に連れられ

   三人は空を眺めています

 

噂通りの絶景、澄んだ空気に

 涼しい夜風、ぺんぺん草が

  いいベッドの役割をしています

 

そんな中、ヴァネロペが呟きます

「ねえ、ラルフは

 宇宙の神様についてどう思う?」

「藪から棒にどうした?」

「何となく」

 

夜空の群青に

 白や黄色、赤の光が宝石のように

  散りばめられています

 

時々流れる星が動きを持たせます

「さぁな、俺はこの景色が好きだがな」

「「ラルフらしい…」」

 

三人は空を見上げます

 河川敷を照らしつつある眩しい光に

  顔をしかめながら太陽を見ます

「おぉ…夜明けだ、日の出も綺麗だな」

「「綺麗だな」」

「ステーションに戻るか」

 

今日の日は

 彼方の地平線から、太陽が昇ってくるのを

  ヴァネロペ達とラルフは眺め

   夜に光が満ちていくのを

    少しの間眺めるのでした

 

そうして、ゲームとの出会い、別れを繰り返し

 ゲームセンターの年月が経っていく

  これが【ファミリー・ファン・センター】

 

【FFS】リトワクさんの日常です

 

 

「ちょい待ち、ちょい待ち」

「え?いやなんて?」

「何ですか?」

ところ変わって

 ゲーム・セントラル・ステーションでは

  ヴァネロペ達がゲームセンターの案内を

   聞いていました

 

「分かるよ…色々あったし、でも」

「いや、ゲームセンターに

 名前なんてあったの?」

「えぇ、それが何か問題でも?」

ヴァネロペ達が顔を見合わせます

 

「「ゲームセンターでよくないかな?」」

「…お好きなように」

 

 

シュガーラッシュ 2

『Ralph Breaks The Internet』始まります

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