読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
描くための基盤作りの物語です。
※王=黙字です
ヴァネロペ王と表示されますが
コレ読み易さの差別化です
◇
「オホン」
検査係のサージは咳き込みを一つすると
話を続けます
「とは申しましても
インターネットが導入されたとなっては
笑っている場合ではありません」
サージは淡々と続けながら封鎖処置をします
「今までとは異なる、新しいシステムなのです
みなさん、自分のゲームから
外には決して出ないようにしてください」
◇
封鎖処置が完了したサージは
手を叩き埃を払う仕草をします
「さあ、いつものとおり仕事を始めましょう
ゲームセンターがオープンする時間です!」
興奮の冷めないキャラクターたちが
ブーイングをしますが
サージは然として譲りませんでした
◇
「つまり、新しい何かが始まったのに
あたしたちは
そこに入らせてもらえないわけだね」
「そうなりますね」
ヴァネロペがサージを問い詰めますが
ですが譲りません
「ちょっとだけでいいからさ」
「なりません」
タフィタがサージの説得に掛かりますが
とりつく島もありません
興奮冷めやまないオーディエンスですしたが
サージの頑なな態度に
一人また一人と去っていきます
そんな中でも
フェリックス、ラルフ、ヴァネロペ王
その場に残っていました
◇
【ゲームセンター開店5分前です】
ヴァネロペとタフィタは
がっかりして帰って来ました
「サージだけ楽しんで不公平よね」
「大勢で対戦なんて絶対楽しい」
そう不満を漏らすヴァネロペとタフィタに
ラルフとフェリックスが疑問を覚えます
「そうか?」
「そう言えば
一台青服の人が持っていっちゃったしね」
「今のゲームに何か問題があるのかい?」
フェリックスが言葉の節に違和感を覚え
気にしていることを聞くべく質問をしますが
【コイン警報】
そこに集まっていたキャラクター達は
慌てて自分達のゲームへと
戻っていきました
そんな中、ヴァネロペは振り返り
Wi-Fiの方向をジッと見ていました
◇
その夜、キャラクター達が
ゲーム・セントラル・ステーションで
いつも通りの日々を過ごす中
ヴァネロペは抜き足差し足
誰にも気づかれない様に暗闇に紛れながら
移動をしています
その目的地はもちろんWi-Fiです
ですがサージが作った封鎖が夜間でも
有効を示す青色の発光を続けています
「このままじゃ入れない…」
ヴァネロペはバリケードを飛び越えると
封鎖の前に出ます
「どうやって解除しよ…う!!?」
ヴァネロペが封鎖を調べようと手で触れた時
【青いノイズ】により
Wi-Fiの封鎖を透過してしまったのです
「え?…ラッキー」
◇
ゲームセンターのWi-Fiが動き始めます
アカウント・Vanellope、設定中
◇
「わぁ〜♪」
コードの中を移動しヴァネロペが
広い空間に出ると緑のライトが
点灯しはじめました
「わお!綺麗!!」
喜ぶヴァネロペの目の前
広い空間のちょうど中心に
カプセルが現れました
「これなんだろ!」
ヴァネロペがカプセルに触れます
◇
ゲームセンターWi-Fi
アカウント・Vanellope、通信中