読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
描くための基盤作りの物語です。
※王=黙字です
ヴァネロペ王と表示されますが
コレ読み易さの差別化です
【赤いノイズ】
どこからともなく取り出されたカートが
ヴァネロペへと投げつけられます
それを避けたのも束の間
着地したカートが一人でに
ヴァネロペへと突っ込んできます
「ちょっと!?」
「うるさい!!」
ヴァネロペ王は二台目を
ヴァネロペへと投げつけます
【青いノイズ】
【赤いノイズ】
「…グッ」
ヴァネロペがそれをノイズで
避けようとしますがヴァネロペ王のノイズが
それを阻止します
「ヴァネロペ…あたしも
我慢の限界ってのがあるんだよ?」
「へぇ…いつも小言ばっかり
言ってるあんたが?」
「チッ」
ここまできたならもう意地を張るようです
ヴァネロペは反抗的な態度を続けます
【赤いノイズ】
「うわぁ〜!」
ヴァネロペ王は【男うめぇ〜】を放ちます
暗い謁見の間を飛翔する赤い光
ヴァネロペはそれをつまづきながらも
全て避けました
「鬼さんこちら…手のなる方へ♪」
それを得意げに相手を挑発しますが
「あっそ」
ヴァネロペの挑発が続く中
ヴァネロペ王が
【赤いノイズ】
指をスナップするようにして鳴らすと
【チェリーボム】が無数に出現します
「は?」
連鎖するように爆発したチェリーボムの
爆発がヴァネロペを包みました
【リスポーンの音】
リケティ・スプリットのシートの上で
ヴァネロペが不服そうにしています
◇
ヴァネロペ王が指を鳴らし
呼び出したカートの一つを残して
片付けを完了させます
残されたカートはリケティ・スプリット
ヴァネロペがなっているカートです
それに歩いて近づくヴァネロペ王
それと反対に視線を向けるヴァネロペ
「何でルールを守らないの?」
「決められた生活なんてあり得ない
あたしは自由でいたい」
ヴァネロペ王がヴァネロペに優しく言葉を掛けます
それにヴァネロペは考える間もなく答えました
ヴァネロペは自分と違うもう一人の自分に
不服そうに言い返します
「ヴァネロペ・フォン・シュウィーツは
そうだろうね、でもあたしはいや」
「あたしも争いたいわけじゃない」
「別にけんかを売ってるわけじゃない
話してるだけじゃない」
「どうだか」
ヴァネロペの挽回に
ヴァネロペ王は失笑で答えます
「あたしはあなたの考え方には賛成できない」
ルールに縛られていなかったヴァネロペは
決まりごとに対してどこか嫌悪感を
抱いていることを伝えます
【ゲームセンター開店5分前です】
「落ち着いてよ、あたし」
「あたしは落ち着いてるけど」
不貞腐れているヴァネロペは
エンジンをかけ、サーキットに向かいます
ヴァネロペ王はリケティ・スプリットの
羽に座り、カートが
スタート地点に戻るのについていくようです
聞こえてきた主題歌は
気分の乗らない今では雑音そのものでしょう
「じゃあ勝負しようよ
買ったほうがルールを作るの」
数分の沈黙が辺りを支配した頃
ヴァネロペがヴァネロペ王へと
挑戦状叩きつけます
「どうして?」
ヴァネロペ王はその賭けにのる理由が見つからず
ため息混じりに聞き返します
「何よ?怖いの??
史上最高のレーサーなのに?^3」
「…(ムカ)」
ヴァネロペがヴァネロペ王を挑発します
ヴァネロペ王はそれにまんまと乗せられると
「そこまでいうなら相手をしてあげる
勝った方がルールを作って守らせる!」
「いよっしゃ決まりだね!」
エンジンがトルクを上げました
◇
ゲームセンターでは
リトワクさんが腰を丸め
出入り口の鍵を開けているところです
出入り口が開くや否や
ふたりの女の子が猛スピードで
彼女達はスワティとナフィサという名で
〈シュガー・ラッシュ〉の常連です
そのうちのスワティがコインを入れ
運転席に座ります
「ヴァネロペを選んでよ!
最高のレーサーなんだから!
スーパーパワーを持ってるのよ!」
ナフィサが興奮した様子で話ます
「知ってる!たまにノイズが出て
何かが起こるんだよね
私も大好き!」
スワティがそれに興奮した様子で返しました
ですがヴァネロペの姿がありません
「あれ?」
◇
「ほら、ヴァネロペ王女?
プレイヤーが所望ですよ?」
ヴァネロペが
ヴァネロペ王に目配せをします
「あんたね…」
「ヴァネロペ、あたしは別にいいよ」
「タフィタ!ありがとう!ありがとう!」
「タフィタ?またプレイヤー嫌い?」
ヴァネロペ王がうんざりしている中
タフィタがヴァネロペにプレイアブル権限を
あげる提案をしました
タフィタはプレイヤーの下手くそな運転で
ピンクライトニングをコース脇に
擦られるのが嫌なようです
「お願い…」
「分かったわよ」
【赤いノイズ】
「いよっしゃ!」
ヴァネロペ王が指をスナップさせ
タフィタの位置にあったアイコンを
ヴァネロペのものへと差し替えます
◇
「あ、いるじゃん!選ぼうよ!」
「うん」
これにはナフィサもスワティも大喜びです
◇
「全く…」
マシュマロ達が配置につく中
タフィタや他のレーサーたちも続々と
スタートラインに並びはじめます
エンジン音が響き始め
お互いに牽制を始めます
皆がエンジンを吹かせ
車輪から白煙を立ち昇らせます
スタートの合図をする係
マーシャルマシュマロが
コースの上空でレース旗を掲げます
レーサーはエンジンをフルに鳴らし
スタート地点に歓声とは違う音を
腹に響く響かせます
スタートの声を待っています
「今日は負けないわよ、お姫様!」
「望むところ」
「お二人さ〜ん、あたしを忘れてない?」