読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
描くための基盤作りの物語です。
※王=黙字です
ヴァネロペ王と表示されますが
コレ読み易さの差別化です
「ヴァネロペ王!!」
ラルフは大声で叫んだ
ヴァネロペに次ぐヴァネロペ王の失踪と
心中穏やかではありませんでした
【ゲーム・セントラル・ステーション】では
ラルフが見回りをしています
ナイスランドでは
ナイスランダーが一軒、一軒見て周り
フェリックスは協力を仰ぐため
『ヒーローズ・デューティ』へと急いでいます
◇
「何?ヴァネロペ王が居なくなった?」
「はい、どこを探しても居なくて」
カルホーンは息を切らしてやってきた
フェリックスをホバーハウンドに乗せると
「マルコフスキー、コフート
席を外す、私を失望させるなよ」
喝を入れる言葉を告げた
兵士二人は短い敬礼でカルホーンを見送った
◇
「フェリックス!カルホーン!見つかったか?」
「いいや」
「どこに行ったんだろう」
【ゲーム・セントラル・ステーション】では
キャラクター総出で
ヴァネロペ王を探していました
「これは?」
「みんなに協力をして貰っているんだ
何か分かったら教えてくれ」
「あの…」
ラルフの行動力に驚いていると
検査係のサージが二人に話しかけてきました
◇
「Wi-Fiってのはこんなに殺風景なところなのか」
「サージの奴嘘ついたんじゃないだろうな」
『Wi-Fi』の中
ラルフ、フェリックス、カルホーン
タフィタがコードの中を移動していた
コードを抜けた後
広い空間に出ると緑のライトが
点灯しはじめました
「サイバグか?」
「ちょっと?誰かいないの?」
「すみませーん!僕たち
ヴァネロペ王を探してるんです!」
三人の声がこだまするだけで
返事はありませんでした
広い空間にはちょうど中心に
カプセルが鎮座しているだけでした
◇
その頃ゲームセンターでは
ゲームセンターを閉めたリトワクさんが
いそいそとコンピュータのある部屋へと
入って行った
真っ暗にした部屋の中
機械の駆動音だけが響いていた
パソコンの画面が表示され
リトワクさんの眼鏡がその光を反射します
「さてと
シュガーラッシュはどうなっているかな」
リトワクさんはそう言うとメニューバーにある
『Wi-Fi』のアイコンをクリックすると
キーボードを叩いてIDを入れました
カタカタと鳴るキーボード
『pass w0rd』
「よし、イーベイはっと」
リトワクさんはキーボードから
マウスに手を移すとOKボタンを
クリックすると
『Wi-Fi』のアイコンが罰印から
放射状に広がる線を三本立て始めました
◇
「なんだ!?」
コンピュータの中では
キャラクター達が警戒を始めました
「ここに隠れろ」
そんな中、広い空間の中心のカプセルが
動いているのをカルホーンが認めると
キャラクター達を物陰に隠し
自らはカプセルに向け銃を向けた
カプセルの中から現れたのは
二頭身の小さな無地のキャラクターでした
「誰!?」
「Wi-Fiってゲームじゃないのよね?」
「その筈だけど」
「敵意はないな」
皆が口々に警戒する中、キャラクターが
ゲームセンターの一同を気にする様子もなく
振り返ると
広い空間に広がっていた大きい穴へと
向かっていきます
「何?あの大きな穴」
「壊れているわけではなさそう」
「待て民間人」
無地のキャラクターが大きな穴に触れた瞬間
青い稲妻に捕まっていきました
ゲームセンターWi-Fi
アカウント・Litwak、通信中
「うわぁ!?」
「何よこのゲーム」
「助けに行かなければ」
「軍曹待って!!」
そんな様子を見ていたカルホーンは
すぐさま大きな穴へと向かい
フェリックスもそれを追いかけます
「いったいこれは何だ?」
そんな中、ラルフは中心にある
カプセルを興味深そうに眺めていました
◇
「何だこれは」
大きな穴に触れたカルホーン
しかし、その先に進むことは叶いませんでした
触れた瞬間
接触部分が赤くなり
『Do not entry』の
表示とともに弾かれてしまいます
「入れない?どういうこと」
「おいおい、これはどうなっているんだ!?」
カルホーンが面を食らっていると
ラルフが慌てた様子で叫び始めました
フェリックスが振り返ると
そこではラルフがカプセルに
食べられそうになっていました
「ラルフ!!」
ラルフの身体がカプセルの中へと
押し込められていきます
フェリックスはその様子を見て
すぐに助けに入りました
カプセルが徐々に
ラルフの身体を侵食していく中
フェリックスはハンマーでカプセルの侵食を
叩きました
ですが何も起こることがないどころか
侵食を受けてしまいました
「「ラルフ!!フェリックス!!」」
慌てるフェリックスに
タフィタとカルホーンが近寄り
カプセルの侵食をどうにかしようと
手で払ったり、ナイフを突き立てます
が、悉くカプセルの侵食に侵されていきます
阿鼻叫喚の地獄絵図
叫ぶ声が広い空間に響きます
カルホーンの身体が徐々に小さくなっていき
視界が緑色に染まる中
最後に見たのはタフィタの泣き顔でした
「また、私は…誰も」
アカウント・Ralf、設定中
アカウント・Felix、設定中
アカウント・Taffyta Mattonfudge、設定中
アカウント・Sergent Calhoun、設定中