『シュガーラッシュ』   作:空っぽのティーポット

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※本作品はスマホ画面(縦)(執筆環境SE3)で
 読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
 描くための基盤作りの物語です。


『"16bit〜"から"〜102Mbps"な2頭身へ』

沈み続ける意識の中

 カルホーンは一度成らず二度までも

  民間人を巻き込んでしまったことを

   悔やんでいた

 

「すまない、すまない、すまない」

タフィタの泣き顔が脳裏に焼きついて離れない

 しかし、身動きが取れない現状に

  ただ耐える他なかった

 

 

 

「軍曹?カルホーン軍曹?」

どれほど経ったかわからない空間の中

 カルホーンを呼ぶ声がしました

 

「(フェリックス?)」

カルホーンはその声の主に聞き覚えがあり

 返事をしようとしましたが

  鈍い感覚が全身を包んでいるため

   どうしようもありません

 

カルホーンはまるで粘性の高い液体に

 全身を沈められている様な感覚で

  動かすのが困難でした

 

ですがどうでしょう

 意識はどちらかと言うと

  はっきりしていきます

 

視界の歪みは目によるものではないようです

 二つのシルエットが

  カプセルの前で立ち止まります

「ラルフ!軍曹を見つけた!」

「よかった、下がっていろ!」

 

小人が2人のシルエットが遠退き

 続いて別のシルエットが近づいてきます

 

【ガラスの砕ける音】

 光沢のある破片群が地面に散らばり

  カルホーンは地面に突っ伏します

「何が…起きている…?」

「立てるか?カルホーン」

 

「さぁな分かっていることといえば」

「私の銃は…」

カルホーンは差し伸べられた手を

 掴み立ち上がります

 

辺りを見渡し

 自分の銃を見つけ手を伸ばしましたが

  とてつもない違和感に襲われます

 

「何だこれは」

歩幅が異様に狭く

 どうにも思ったように歩けないのです

 

それどころか件の銃がとても大きいのです

 普段の2倍かそれ以上

  とても持ち上げられるようには見えません

 

「奇妙だな…」

カルホーンが自分の手を凝視します

 小さく、それはまるで赤子の手のようです

 

「まるでおままごとの人形になった気分だ」

困惑するカルホーンは

 フェリックスとタフィタを見ます

 

「バイタルに異常はないか?」

「少し不格好にはなった」

「何だか角が取れたよ」

タフィタは服の装飾品がいくつか簡略化され

 フェリックスは何と言うか

  パッとしない平凡な青年に見えます

 

「ラルフ…は」

「目線が少し縮んだ」

ラルフは自身の少し縮んだ頭頂部に

 手をのせ、縮んだことをアピールしますが

  他の2人と比べて変化が

   乏しいのは明白でした

 

「縮んだと言うより萎んだって

 言った方が正解よラルフ」

 

 

 

「で?だ、パッと見た感じ」

「あたし達、アレになったって感じよね」

カプセルの中から現れた

 二頭身の小さな無地のキャラクターに

  似た容姿になっていることに気がつきました

 

「となると、あの穴を通れるかもしれない!」

「危険だ!」

フェリックスが

 意気揚々と大穴に近づこうとした時

  それをカルホーンが止めました

 

「軍曹?」

「…私が先陣を切ろう」

真剣な面持ちのカルホーンは

 他二人を見やるとそう言った

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