『シュガーラッシュ』   作:空っぽのティーポット

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※本作品はスマホ画面(縦)(執筆環境SE3)で
 読む方法を前提として書いています。
※これは後にシュガー・ラッシュ3を
 描くための基盤作りの物語です。


『ラルフがいない』

 

『GAME OVER』

「何よこのゲーム」

〈ヒーローズ・デューティ〉の

 プレイヤーは専用のコントローラーを

  ゲーム筐体に戻す

 

視界に入ったサイ・バグを倒したにも関わらず

 画面に広がるダメージエフェクト

 

弾数と見合っていない敵の数

 突貫してはやられる味方と

  ゲーマーでも匙を投げる難易度

 

少女は早々に別のゲームを

 探し始めることにしました。

 

 

「これ最高に面白い!」

ゲームセンターの喧騒の中

 楽しそうな声に釣られて移動します

 

目についた筐体は

『シュガー・ラッシュ』

 筐体の側面には白いレーサー

  デフォルメされた見た目とは裏腹に

   華麗なドリフトの一瞬を描いた絵により

    女の子が最高のレーサーであることが

     分かります

 

これはレースゲームの様です

 最大2人でできる仕様の様で

  少女は取り出した硬貨を筐体の

   投入口に置き、ゲーム画面を眺めます

 

〈シュガー・ラッシュ〉

 お菓子の世界で行われるレース

  15名から9名が選抜され

   プレイヤーは内1人を操作します

 

・コース取りで差をつける:レーサータイプ

・アイテム含む駆け引き:チェイサータイプ

に大きく分かれており

 性能様々なキャラクターや

  アイテム、コースが魅力のレースゲーム

 

 

今か今かと待つ少女

「へ〜、ちょっと?」

少女は呆れます

 

その訳は

「あ?居たのか」

「あっち行けよ。今日はこのゲーム俺達の貸切だ」

投入口にあった硬貨と少女の姿に気づいた

 プレイヤー2人でしたが構わず

  ゲームを続行したのです

 

少女は抗議しますが

 プレイヤーは構わず遊び続けます

 

 

ため息をつき少女はゲームセンターを周りますが

 どのゲームもピンと来ず

  見慣れた通路に少女は戻ってきます

 

〈ヒーローズ・デューティ〉の近く

 〈シュガー・ラッシュ〉の見える位置にある

  〈フィックス・イット・フェリックス〉です

 

 

「ラルフ?ラルフ??」

フェリックスはラルフを探し

 裏手にある切り株の付近を調べています

 

『コイン警報』

「ラルフ?」

フェリックスは構わず探し続けています

 

 

『壊してやる!』

『OK!僕が直すよ!』

ナイスランダー達は半ばパニック状態です

 吹き出しが出ていますが

  ラルフもフェリックスもいません

 

「「「助けてフェリックス!」」」

ナイスランダー達は

 プログラムに合わせて叫びます

 

 

ナイスランダー達が慌てふためき

『GAME OVER』の動きをとったことで

 プレイヤーの少女はため息をつきます

「ねぇ、リトワクさん」

「こりゃまずい」

 

 

「ごめんよ。みんなお待た…せ」

魔法のハンマーを静々と取り出し

 プレイヤーに構えます

 

いつも通り…ではありません

 見上げた空はプレイヤーではなく

  オレンジ色の張り紙が貼られ

  《故障中》の文字と絵が

   ナイスランドに降り注いでいます

 

「もう終わりよ」

「どうすればいいの?」

「おしまいだ」

ナイスランダー達は

 混乱でいっぱいいっぱいです

 

「ねぇみんなラルフと何かあったの?」

フェリックスは昨晩のこともあり

 ナイスランダー達を問い詰める

 

「実はね、フェリックス」

「メアリー!」

「ジーン、今は

 言い争ってる場合じゃないだろ」

ナイスランダー達はしぶしぶ

 フェリックスに昨晩のことを話し始めました。

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