今回の京都遠征で俺達は大きな収穫を得られた。
太歳を倒した。
愛依ちゃんを救えた。
そして、新しい力と情報と後ろ盾を手にした。
クライムフル魂。
俺の持つ十五個のアイコンと俺のもう一つの魂であるファントム魂が融合する事で変身出来る超強化形態。
全てのアイコンの能力を兼ね備え、尚且つその上をいく。
使用した後はしばらくアイコンが使えなくなるが、ファントム魂やブラッドアイ魂は問題なく使用出来る。
デメリットは大きいがソレを差し置いても十二分に強力な形態だ。
成り代わりの情報
神代家の旧当主は成り代わりと関わりを持っていた。
厳玄が成り代わろうとしていた影玄くんに協力してもらって成り代わりの親分らしき男と接触。
逃げられたが顔を見れた上に写真も撮った。
これで闍彌さんにいい報告が出来る。
後は厳玄を拷問して他の情報を吐かせつつ裏取りだな。
神代家は俺に全面協力してくれると宣明してくれた。
やはり霊能組織は存在するようで目を付けられることは確定。
よって神代家か事の顛末を報告し、手を回してくれると言ってくれた。
あと、成り代わりや空亡の事も調べ、何かあれば手を貸してくれるらしい。
礼治郎さん曰く、前の当主の罪を清算するそうだ。
まあ、関わりがあるだけで首謀者とは思えないが、協力してくれるならしてもらおう。
「娘だけでなく息子も救ってくれたッ!君は正しく神代家の守り神だ!」
「貴方は神代家の恩人です!どうかこの御恩を返させてください!」
「こんなに強くて頼りになる婿様をよく捕まえたな!お手柄だぞ愛依!」
「螢多朗さんが当主なら神代家は安泰だ!今すぐ婿入りしよう!」
ここまで感謝してくれたのだ。
おそらく無茶ぶりしても神代家総出で協力してくれるだろう。
別にそんなつもりはなかったが、なんとか間に合って本当に良かった。
「じゃあ帰るか、東京に」
「うん。その前に寄っていきたいとこがある」
ああ、そうだった。
空亡のこともちゃんと調べないとな。
太歳と空亡がぶつかり合ったであろう列車事故現場。
そこの調査も今回の遠征の目的の一つだ。
「(つまり太歳から逃げる、或いは見込みアリと逃がす程強いってことか)」
太歳は深い眠りについたせいで聞き出せないが、その前に聞いた話だと後者だろう。
最悪の予想は外れたが、ソレでもそれだけ強い上に、以前より強くなっている事になる。
コイツも余計なことしやがって。あの時倒せよ。…いや、その性格のお陰であの時見逃して貰えたから強く言えないな。
とまあ、今回柄多収穫は大きい。
力を得た。
強敵を倒した。
後ろ盾も手にした。
これから大きな敵を打つための準備は整った。
「ああ行くぞ」
やる事はまだある。
夜宵ちゃんのお母さんを攫った空亡。
空亡を作ったであろ組織、成り代わり陣営。
そして俺を狙うであろう太歳の本霊やソレに付き従う神霊たち。
今回の京都遠征で俺の目的は果たした。
アイコン十五個を揃え、呪いから解放される事。
愛依ちゃんを太歳から救う事。
だから次は夜宵ちゃんの番だ。
この子を助けて目的は完遂される。
ソレに、大悪霊ともいえる存在はまだまだいる。
奴らを駆逐するのも、ファントムである俺の役目だ。
『Wake up! Phantom! Fight for evil!』
俺はファントム。
仮面ライダーファントム。
悪を打ち倒す戦士、仮面ライダーだ。
①仮面ライダーに変身して悪霊を真正面からぶっ倒したかった
②螢多朗を悪霊と戦わせたかった
③ホラー展開をライダーが爽快にぶち壊すのを見たかった
④オリジナルライダーを出したかった
⑤太歳星君と互角に戦って倒したかった
書きたいことは粗方かけたので概ね満足です。
原作と違って緻密な心理描写や詠子のイカレ具合を掛けなかったのが心残りぐらいでしょうか。
本当はファントム→クライムフル→エクストリーマーに進化させたかたのですが、流石にアイコン百個集めるのはしんどい上に、これ以上戦力強化したら原作を維持するの無理そうなんで断念します。
ご愛読ありがとうございました。