8番出口から脱出するベルとレフィーヤ   作:37級建築士

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全八話で完結、こちらは補完です。

本日は連続投降しています。読まれる順番を間違え無きよう、気をつけてください。


(∞)

 

 

 

 

 

 何度も繰り返し眺めたおじさん、あのおじさんが停止していた姿になんとなく疑問を感じて、観察したら、たまたま気づいてしまった。

 

 

 何も発さず、動かず、ただそこにいたおじさんが目にしていた一枚の小さな板。それは時計なのか、数字が表示されていて、その数字は刻々とゼロに近づいていた。

 

 もしも、あの通路に留まったまま

 

 あの時計が、完全なゼロだけの数列になってしまったら、僕らは果たしてどうなっていたことか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ……はぁ、アァッ」

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

「ま、まだ……俺は、いったいいつになったら、出られるんだよぉおおッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

「いや、もう限界……殺して、殺してよッ!?……どうして、死なせてくれないのぉおおッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 今となっては、知りようもない。

 

 僕らは無事あの8番出口から逃げ伸びた。もう、二度と足を踏み入れることも無いだろう。

 

 犠牲者は、今も増え続けているかもしれない。でも、出来ることは何もない。

 

 僕たちは、もう関わらない。関われないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出口は、どこなんだッ……いったい、あと何回続ければいいんだよッ」

 

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

「死なせてくれ、もう死んで終わりたいんだッ……頼む、誰でもいい……気が、狂いそうだッ……自殺する方法、この牢獄から解放される方法を教えてくださいッ」

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

「……わからない、どれだけ時が経過したんだ?……俺は、誰なんだ……はは、アハハハハハ、イッヒヒヒィイイイ」

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

……わかったぞ、もう俺は解放されている!

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

 

……ここが天国だ、ここ以外が地獄なんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……俺は神だ、神になったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<8番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ————はぁ、はあッ」

 

 

 

 

「わかった、やっとわかったぞ!」

 

 

 

 

「出口なんて必要ない、俺はもうどこにも行けない……歳も取らない、飯も食えないッ!!……ここが、ここが天国なんだッ!?」

 

 

 

 

「わかった、理解が得られた……アハハ、ハハハハハハハッ」

 

 

 

 

 通路を走る一匹の、かつてゴロツキと認識された狼人の男。

 

 服も無く、全身に毛が無い。

 

 その肌には、幾重にもつけられた時間の経過を知る証に刻んだひっかき傷だらけ。

 

 

 

 

 

「時間なんて存在しないッ!!永遠だ、永遠こそが世界の真実だッ!!!」

 

 

 

 

 全身に聖痕を刻んだ男はもはや目も耳も不要、ただ走り続けて、走って走って、表示の変わらない看板の示す先へ

 

 

 

 

 8番通路を走り続け、二度と現れない8番出口から目を背け、精神をだまし、そして騙した精神で全てが満たされ完全に純度マックスのイカれが出来上がる。

 

 

 

 

 壊れた毛のない男は走る。死なない、死ねず朽ちることも無い、不変の体で走り続ける。誰も彼を指図してくれない。

 

 

 

 

 

「あのエルフとヒューマン、あいつらもきっと同じ目に合う……皆、どうせここに落ちるに決まってるッ」

 

 

 

 

 

「いずれ繋がる、引き返しても進んでも俺達は皆永遠だ!宇宙!宇宙!宇宙!」

 

 

 

 

 

 

 

<<∞番通路>>

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこにもいけない皆様は宇宙の真理でギャラクシーに魂レボリューションだ止まるなグルタミンビタミンカルシウム絶対零度ホットケーキ圧倒的な独裁政権完全な個人の誕生世界必滅の理俺達はみんな友達でグリンゴ民族の受動的なミキシングサイコマジックで魂とビーツのプラトニックなゲッター線で決まる決まる決まるアンドロメダ的な交配の集合的レゾナンスは地脈鉱脈に多大なる影響を及ぼして雄と雌のトラディショナルなサラダ油蓄積マフィンを焼いた黒ヤギ系のギャルはオタクに優しい乳酸菌で半武装だけど誰も彼もが目を奪われている君は完璧で究極のアイドルになる集いし願いシューティングスタードラゴンもう恋なんてしないなんて言わないよ絶対グランドラインに繰り出す俺達がウィーアーチェンソーマン冷蔵庫から電子レンジまであなたの為に時価ネット田中と巡り巡る社会主義的なプレイステーションファイブだスカーレットでヴァイオレットの金剛石一点買いコズミックブレイザードラゴンと同棲で頭が縦割れアナル共同的な集合体であり人道的な歯がゆいジレンマとミュージック止めるな俺達があなたに内臓をシェイクして宇宙に抱きしめる静める極める俺達のビートココロオドルダンスダンスダンス隣から聞こえてきた奥さんは魚の皮を被ったヨーグルトソース星人だぞ騙されるな慰謝料9億ヴァリス家を買って猫を飼って快適に暮らして猫を撫でて猫になって猫による猫を用いた文化的で最低限の犬、犬、犬犬犬!!犬!!!犬!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 壊れた彼は幸福に包まれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰も彼を否定しない、無限の通路は永劫の宇宙そのもの。故に、留まりし者は皆この者と同じ目に至るだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪異現象:8番出口

 

 

 

犠牲者:146人/生還者:2人/報酬:無し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




特に語ることも無い、ごく普通のエピローグでした。普通普通

ダンまち×ホラー作品、こういうクロスオーバーは書いてて楽しい。個人的にベルレフィ以外でも試したかったので、また機会があれば次は別ヒロインで吊り橋効果したいぜ。



これにて8番出口ベルレフィは完結です。ここまで読まれた読者の皆様お疲れさまでした。
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