個性『不義遊戯』でいく! 僕の曇らせアカデミア!   作:波間こうど

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お ま た せ 。
待たせすぎ? 猛省しますね……

今回のお話はTwitterなどで一度掲載したことのあるお話を含めているものになります。あらかじめご了承ください!


★【幕間】彼らとの記念日と、彼女らの恋路

 

【Xフォロワー100人の達成記念! ifストーリー】

 

『相澤消太の受難』

 

相澤消太。彼は個性『抹消』を持つ極めて優秀なヒーローである。基本的にはメディアに露出したりはせず、雄英高校の教師とヒーローを兼任し、市民からの人気はともかくとして生徒からの人望は厚い、そんな人物だ。

 

そんな彼には、悩みがある。

 

それは、猫が好きだが大抵の猫には距離を取られるとか、同僚であるプレゼントマイクがうるさいとか、問題児が多い1年A組の担任を任されたとか‥‥まぁ、それもあるが、そんなことは大したことではない。

 

それは‥‥

 

「あ、消太。どうだい調子は」

「‥‥たった今最悪になったよ」

「ヴィランでも出たの?」

「残念なことに出たのはヒーローだ」

 

後ろから自分と肩を組んできた男、今を輝くビルボードチャートTOP 10入りを連続で取得している若き天才、抱きたいヒーローランキングでは不動の一位。舞妓譲葉。彼こそが相澤消太にとっての悩みの種であった。

 

「今回のクラスは丸々除籍してないんだっけ? 優秀だね?」

「問題児ばかりだけどな」

「あはは、A組の4馬鹿なんて言われた僕たちに比べたら屁でもないさ」

「大抵はお前と山田と‥‥白雲の悪ノリだろ」

「でも止めなかったじゃん」

「‥‥‥」

「こういうのが好きなんだろ〜?」

「お前そんなことばっかり言ってるから炎上するんだぞ?」

「最近また後輩のヒーローに迫られててさ‥‥」

「女か?」

「男だから困ってるんじゃないの?」

 

やれやれと肩を組み、吐息が当たるような距離でため息をつく彼は年々と色っぽくなって行ってるように思えてならない。おい、なんでお前そんなに甘い匂いするんだよいい加減にしろ、という気持ちをグッと抑えて相澤は肩に乗せられた手を外した。

 

片手に持った出席簿で舞妓の頭を叩く。パチクリと目を見開く彼に対してその隈のつきっぱなしの視線を向ける。

 

「なんか用があったんだろ? 何の用だ?」

「あ、そうそう。ひざしと飲みに行くんだ。お前明日非番だろ?」

「‥‥‥バラしたのは山田のやつか」

「なに〜? 逃げれるとでも思った?」

 

ニヤニヤと笑う彼にため息をつく。こいつは高校生の頃から何も変わっていない。いつだって楽観的でヘラヘラとしていて、それでいて男女関係なく人をたらす。プレイボーイで‥‥

 

大事な友人だ。

 

「ハァ〜〜‥‥そこまで言うなら書類くらい手伝ってくれるんだろうな?」

「もちろん! でも現役No.2ヒーローを顎で使えるのはお前くらいだよ?」

「お前がやると書類が早く片付くんだ、その方が早く飲めて合理的だろ」

「あ、案外楽しみな感じ???」

 

相澤消太の最近の悩みはただ一つ。最近、親に結婚をせっつかれる様になってきたことだ。年齢的にもいい人がいないのかと聞かれることも増えた。もうゆずちゃんでいいからお嫁に貰ったら? むしろゆずちゃんがいいわ。と親に急かされることである。

 

 

【バレンタインデーifストーリー2024】

 

2/14。それは恋人たち、ひいては日本中がチョコレート会社の戦略に踊らされて甘いものを送り合い、最終的には甘いもの以外も送り合い、イチャコラくんずほぐれつするイベントである。日本人こういうお祭り好きよね。聖ヴァレンタインが亡くなったこととチョコになんの関係性があるんだよ。

 

まぁ、こういうイベントには乗っかるのが僕なんだけどね。

 

「ん、これ」

「‥‥‥‥‥‥‥念の為聞くけどこれは?」

「チョコに決まってんじゃん」

「OK、落ち着け。そこまでは理解してる」

「切島が聞きたいのは何チョコかって話な?」

「いやいや、上鳴も切島も落ち着けよ! 友チョコとかだろ?」

「舞妓のチョコ美味しいからなー! イベントに乗っかってるだけだよなー!」

 

「本命だぞ♡」

 

僕のウインクと投げキッス込みの本命チョコ宣言で男子一同が悲鳴をあげる。この場合の悲鳴は黄色い悲鳴ではなく普通に叫び声だ。失礼しちゃうぜ‥‥僕が何したっていうんですか?

 

「なんだよ。冗談じゃんか」

「お前は! 自分の! 破壊力を知れ!」

「まだ大丈夫‥‥まだいける‥‥俺は女の子が好き、俺は女の子が好き‥‥え? そうだよな?」

「馬鹿! 自問自答のときは常に女の子が好きだって言い続けないと自己催眠にはかからねぇぞ!」

「傷は浅いぞ! まだいける! まだ戦えるぞ!」

「‥‥‥おい、お前ら。チョコハートだ‥‥」

 

どんちゃん騒ぎを始めた男子を尻目に少し距離を取る。仲良くなったのはいいもののなんかみんな僕のことを女子だと思わないように自己催眠することでなんとか自分は女の子が好きなんだって誤魔化してない? 多様性に配慮できてないなぁ〜‥‥それがヒーローの姿か? マスメディアにあることないことないこと書かれるぞ。

 

「ゆずくん、僕のは?」

「ん? あ、コレね。出久くんのは特別だよ♡」

「いつもそうでしょ?」

「君は成長する方向そっちであってる?」

 

道を踏み外したのではないかと思える将来の最高のヒーローに向かって首を傾げるも「さぁね」なんて曖昧な言葉しか返ってこなかった。

 

「男子諸君! ゆずちゃんからのチョコだけでいいのか〜!」

「私たちからもささやかではありますが贈り物を用意しているんですの」

 

女子メンバーも最近は僕を交えてチョコレート作りに本気を出していたようで、気になるあの子にアプローチをしたいんだとかなんとか。青春だねぇ‥‥

 

「おぉ! 舞妓からの衝撃を打ち消せる‥‥!」

「このクラスには女神がついてる! しかも六人だ!」

「このクラスになれて俺は嬉しいよ‥‥!」

「お前たち一回本気で歪ませてやろうか?」

 

僕が睨みつけると男子の何名かが声をあげて逃げ惑う。あ、逃げながら女子からチョコは貰ってる‥‥なんて小賢しいんだ‥‥ちなみに僕のチョコを普通に喜んでくれる子もいるよ? 障子くんとか口田くんとか飯田くんとか。

 

「アンタらいつも元気だね」

「ん〜‥‥元気じゃないよりはいいよね」

「ん」

「あ、チョコ? ありがと!」

「はい! ゆずちゃん! これ私から!」

「透ちゃんもありがと! 可愛いチョコだね!」

「舞妓さん、こちらは私から」

「嬉しい! ありがと!」

「舞妓ー! これ私から!」

「え!? いいの!? ありがとう!!」

 

女子メンバーがたくさんチョコをくれるので鞄の中に入れていく。このためだけに僕今日は大きい鞄で来たからね。僕がチョコを配って、みんなからチョコを貰うためだけに! いやぁ〜! 友チョコや義理チョコだとしてもチョコレートを女の子からたくさん貰えるってだけですっごい嬉しいな‥‥なんかこう‥‥勝ち組になった気さえもするよね!

 

いやぁー! バレンタイン最高!!

 

 

 

〜おまけ〜

 

「‥‥な〜んか舞妓のラッピングのが豪華だったり明らかにピンクだったり大っきかったりメッセージカード付いてたりするのなんでだと思う?」

「その話したらテンション下がるだろ?」

「‥‥‥オイラたちはあの男に性癖を壊され、その上で女子からの人気も奪われたのさ‥‥」

「‥‥モテてぇなぁー!」

 

「‥‥緑谷、なんであいつらあんなに落ち込んでんだ?」

「それはね、轟くんにもそのうちわかるようになるよ」

「そんなもんか?」

「そんなもんだよ」

 

チョコレートを手にしながら窓の外を見つめる緑谷出久の瞳は遠い目をしていた。

 

 

【更新できなかった分のショートストーリー】

 

『透明の気持ち』

 

産まれてこの方自分の顔に頓着したことがなかった。というか自分の顔が鏡にも映らないので頓着というか、オシャレ自体に疎かった節はある。人並みに可愛いものは好きだったけど、見えない自分には縁がないものだと思っていたのだ。

 

父も母も個性柄顔が見えず、それでいて困ったことがなかったので、そういうものなのだと思うようになった。手術とか、必要な際には『視える』個性のお医者様なんかが対応してくれるので差し当たって本当に困ることもない。

 

そんな私は『可愛い』というものがあんまりわからなかった。それもきっとオシャレとかに疎かった理由になるのだろうと思う。いや、動物や服装的な『可愛い』はわかるのだが、見えない私では結局繕っても意味がないと思ってしまっていたのだ。

 

そして月日が経ち、私にもヒーローという夢ができた。ヒーローになるには個性を磨かなければいけないのだけど自分の個性的に服を脱ぐこと、という一種の変態的な行為こそがヒーローになるための近道だったので人並みにオシャレが好きな私はいつの間にかそのことへの頓着が本格的になくなっていった。

 

雄英高校にもなんとか合格し、ヒーローとしての道を着実に進んでいく、その、初めの日のことだった。

 

『そこの透明の可愛い子! ちょっとそこで止まってくれない?』

 

その言葉の意味を最初は全く理解できなかった。だって、私のことなんて見えないはずだからだ。見えない私に向かって、服装もみんなと同じジャージなのに可愛いと言った彼の言葉を理解するのに少しの時間がかかった。

 

舞妓譲葉。彼の名前はそう言うらしい。‥‥彼女にも見えるほど整った顔立ちをした少年で、雄英高校の試験を一位で通過した天才らしい。そんな彼は‥‥‥

 

『透ちゃんは可愛いね』

『見えなくてもオーラでわかるでしょ‥‥』

『照れてるの? ふふ、可愛いじゃん』

 

超がつくほどの人たらしだった。今まで親以外に褒められたことがない、というか見た目という見た目がない私を褒める人はいなかったから、慣れない言葉が何度も何度も私に届く。

 

そのうち彼と話すことが楽しく思えるようになった。そのうち見えないのにオシャレに気を使うようになった。そのうち見えないのに体型なんて気にするようになった。

 

‥‥そのうち、彼に自分から接触することが増えた。彼は私以外にも当たり前のように『可愛い』だとか『好き』だとかを言うものだから油断も隙もない。彼の言葉は表裏がなく、当たり前のように人の心に届く。だから、人たらしなんだ。

 

その隣に居場所を見つけてしまった。きっと、私より相応しい人なんていくらでもいて、それこそ、A組を探すだけでも見つかるんだろう。

 

『見えてるか見えてないかって重要かな?』

 

あぁ、でも。

 

『透ちゃんは可愛いでしょ。今までの男は見る目がなかったんだね』

 

それでも、いいんだと思う。負けられない理由なんて、そんなものでいいんだと思う。彼のためならなんでもできると思えるこの気持ちだけでいいんだと思う。

 

「ゆずちゃん!」

「ん? どうかした? 透ちゃん」

「なんでもなーい!」

「え? なんでもないのに抱きついてくるの? 距離感ミスってない? ちょっと? ねぇ?」

 

未だに心は透明で、それでいい。きっと透明でいいのだ。透明で見えなくても、彼にも、誰にも見えなくても。

 

心も顔も赤らんでいることは、私だけが知っていればいいのだから。

 

その感情に、その心情に名前をわざわざつける必要なんてないんだって、私は思うから。

 

赤らんだそれに名前をつけるのは、後回しにして笑おう。笑った顔の方が、彼は好きだと言っていたから。

 

「ね! 今日帰りにパフェ食べにいこーよ!」

「急だね〜‥‥いいけどさ」

 

だから神様。こんな日常をどうか続けさせてください。

 

この感情に名前がつくその日まで。

 

 

【フォロワー500人達成記念!】

 

『恋のビート』

 

 

「‥‥メイクよし! 携帯よし! 財布よし! ‥‥髪に関しては昨日美容院行った! 忘れ物はなし!」

 

もう何度目かもわからない確認をする。時計を見ても時間は全然過ぎてくれなくて、時刻は待ち合わせ時間の三十分前。何度見ても変わらない。これでも亀くらいの歩みで進んでるんだから驚きだ。

 

「‥‥‥男の子とお出かけするのってこんなに緊張するんだ‥‥」

 

動悸を抑えるように手を胸に置きながらゆっくりと深呼吸する。街ゆく人々の中でもカップルが多く目についた。それはきっと今のウチがこれからそこに形だけとはいえ、形式だけとはいえ混ざるからだろう。

 

「‥‥ユズ」

「呼んだ?」

 

ボソリと小さく名前を読んでみると、彼の声が真横から聞こえた。びっくりして自分でもこんなに早く動けるんだってくらいに距離をとってしまう。

 

「ユズ!?」

「え、うん‥‥そうだけど? あれ? 今日約束したの僕だよね? 違った?」

「え‥‥いや、ううん。ごめん、早かったから驚いただけ‥‥」

 

そう言うと彼は「響香ちゃんも早いね〜。あ、今日の服いつもよりも清楚で似合ってるよ! 白ワンピとか着るんだ?」と屈託ない笑顔で笑って流されてくれた。ウチが名前を呼んでいたことについては触れないでいてくれるらしい。

 

あとさりげに可愛いとか言うな。ウチじゃなくても鼓動が聞こえるくらい大きくなったらどうしてくれるつもりなんだ。

 

「じゃ、今日はお買い物付き合うけど‥‥何買うつもりなの?」

 

彼がウチと距離を詰めながらそう聞いてくる。今日はとりあえず一日時間をもらって買い物に行く、程度のことだけで約束を取り付けたのだ。こんな雑な提案にも「いいね!」なんて言って乗ってきてくれた彼には感謝しておかないといけない。彼は可愛い笑顔をこっち向けながら口を開く。

 

「何買うつもりなのか知らないけど‥‥とりあえずお腹すいたし、ご飯行かない? 響香ちゃんを連れて行きたいレストランがあるんだよね〜」

「それはいいけど‥‥」

「それじゃあ! レッツゴー!」

「え、ちょっ! ユズ!?」

 

グイッとウチの腕を引いて彼は駆け出す。ウチの呼びかけに対してニヤリと笑いながら振り返るとまぁまぁ良いから! とだけ言ってそのまま人混みに突っ込んでいった。

 

その後、彼に連れて行かれたのはいろんなジャンルのマイナーなアーティストやこれから売り出していくようなアーティストの音楽が積極的に流される隠れた名店のようなレストランだった。そこでパスタをシェアして食べてから、(微笑ましい目で見られて恥ずかった)本来の目的である楽器店へと向かう。

 

「エフェクター?」

「そ、ウチ、ギターのエフェクターについてだいぶ疎いからさ。少し選ぶの手伝って欲しくて」

「なるほどなるほど‥‥」

 

ウチの言葉にふむふむ、とユズは顎に手を置いて頷いた。いつものおちゃらけてヘラヘラしてる顔から真剣な眼差しへと変わる。

 

「それは真面目に選ばないとね〜、どんなエフェクターを探してるの?」

「歪みエフェクターが欲しくて‥‥」

「じゃあ、この辺りはどうかな? 響香ちゃんが好きなアーティストジャンルならこういうのが刺さるんじゃないかと思うけど」

 

いつものふざけてる顔も悪くないけど、こういう風に真剣に話を聞いてくれる顔も良い。たまにウチの言葉に笑ってくれて、ウチの質問には真摯に答えてくれる。

 

時間はいつの間にか過ぎて、待ち合わせの時はあんなにまだかまだ進まないのか、と思っていた時計は、気がついたら楽器店に入ってから数時間近く経っていることを伝えていた。何度か試奏させて貰ってから気に入ったものを買う。安くない出費だけど、彼のおすすめだし、自分で試奏した時も望んだ音が鳴ってた。詳しく説明はしたけどそれを聞いてちゃんと好みに合わせたものをセレクトしてくるのはすごい才能だと思う。

 

「いやぁ〜、良い買い物したね!」

「うん、付き合ってくれてありがと」

「どういたしまして! 僕も久しぶりにエフェクター買っちゃったしね!」

 

夕焼けを背景にして彼が笑う。‥‥やっぱり笑ってる方が好きだな。

 

あぁ、そうだ。ウチは彼に恋をしているのだ。

 

自分がこんなに簡単に恋に落ちるなんて考えてもなかった。曲としてラブソングが好きだった。でも、その感情を自分が持つなんて実感は全然湧いてこなかった。それなのに、いとも簡単に落とされてしまった。

 

それがいつからなのかなんてわからない。USJの一件からっていうのが一番わかりやすいんだろうけど‥‥彼のことをいいなと思っていたのはきっとずっと前からだ。

 

『僕は舞妓譲葉! 縁があったらまた会おうね! 響香ちゃん!』

 

きっと、あの心臓の、揺るがない信念に裏打ちされた、あの心音を聞いてから、ずっと‥‥

 

「ユズ」

「ん? どうかした? あ、僕の家の方面こっちじゃないって? いや、家まで送るに決まってるじゃんか、君女の子だよ?」

「あ、ありがと‥‥って、いや、そうじゃなくて‥‥」

 

息を吸う。まだ言えない。そんなことしたら抜け駆けだ。彼に惹かれている人なんてたぶん、きっとたくさんいて、ウチはその中の一人に過ぎない。それでも彼に選んでもらうために、少しくらい攻めてもいいよね?

 

きっと、そっちの方が彼は「ロックじゃん」って笑ってくれるから。

 

「ユズ! いつもありがとね!」

「え〜? 急に何さ。あ、そんなに近づかれたら困っちゃう‥‥透ちゃんもそうだけど距離感どうなってんの?」

「何? 葉隠は良くてウチはダメなん?」

「そう言うこと言ってるんじゃなくてですね? 健全な男子の腕と腕を組むのはどうなのかなって話でして‥‥」

 

‥‥これは少しくらいは意識してくれているってことなのだろうか?

 

「大丈夫! 今のウチら仲のいい女子にしか見えないから!」

「それはそれでムカつくな!」

 

この熱い気持ちに応えてくれるように、彼にウチの心音が少しでも伝わるように、胸を押しつける。ウチのない‥‥慎ましい胸でもそれなりに恥ずかしがってくれるところを見るに別に脈がないってわけじゃないんでしょ?

 

だったらこの気持ちに応えてくれるまで、ウチの音を届けるだけだ。そっちの方がわかりやすいし、好みでしょ? お互いさ。

 

「ユズ」

「ん? なぁに? 響香ちゃん」

「なんでもなーい」

「中学生のカップルがやるやつじゃん。なに? なんなの?」

 

‥‥‥それはそれとして全く気にしてくれてないところを見るにまだまだ先は長そうだけど、絶対に隣は勝ち取るからね。夢を諦めるのはロックじゃないから。

 

ヒーローも、恋愛も、ウチらしく!

 

【Discord内提供作品】

 

『初めての夜』

 

 

 

「‥‥‥わ、思ったより固い‥‥」

 

彼の胸板に手を添えてみる。女の子みたいな顔をして、女の子みたいな体をしている今日初めて出会った彼は私に触れられているのにも関わらず静かな寝息を立てている。

 

「‥‥‥」

 

彼の胸からは当然だけど心臓が脈を奏でていて、固いとはいえ胸板越しにそのリズムを主張する。手を離してゆっくりと耳を近づける。ぴたりと胸板に顔を引っ付けると彼が急に私のことを抱きしめてきた。

 

「うぇ‥‥!? ‥‥ゆずくん?」

「うぅん‥‥いい顔するねいずくくん‥‥」

「‥‥‥寝てる」

 

どうやら私が近づき過ぎたせいで彼の体が無意識に私のことを抱きしめたようだ。いつもは抱き枕でも使っているのだろうか、全身を使って包み込むように抱きしめてくる。思ったよりも体大きいんだな‥‥私なんかよりずっとガタイがいいんだ。

 

「‥‥‥あったかいな」

 

その鼓動のリズムと温かな体温がじんわりと内側から私のことを温めてくる。夏なのに不快じゃない、どこか焚き火に手をかざしているような、そんな暖かさがあった。

 

『大丈夫だよ、ヒミコちゃん。君は何も間違ってない』

 

ついさっき、そう言われた記憶が鮮明に思い出せる。あの薄暗いバーで、口にした彼の言葉を、彼の動きを、その一挙手一投足を、今でも鮮明に思い出せる。

 

「‥‥どうしちゃったんだろ、こんなに心臓って早く動いたかな」

 

鼓動がうるさい。それは目の前で寝てる彼の鼓動じゃなくて、今、自分の内側で早鐘のように鳴り響いてる自分の心臓だ。

 

「‥‥ゆずくん、ゆずくんならこの気持ちの答えも知ってる?」

 

目の前の彼に、そう聞き返すもその彼はむにゃむにゃとあざとい寝言を口にするだけだ。

 

‥‥なんでこんなに可愛いんだろう。ほっぺたはもちもちだし睫毛長いし‥‥顔はちっちゃいし‥‥本当になんで?

 

そんなことを考えていると疲れからか、それともこの温かさからか、瞼が急に重くなる。自分に割り振られた部屋に戻るのは少し難しそう。そのままゆっくりと流れに身を任せるように瞳を閉じる。

 

「‥‥ゆずくん、これから、よろしく‥‥ね」

 

意識が闇に落ちるその一瞬。私のことを抱きしめる体がほんの少し、僅かな差だけど少しだけ、私のことを強く抱きしめた気がした。

 

その日、あの家を出てから初めて、夢を見ないほどの快眠をしてしまった私は、流石に暑かったのか寝ている最中で服を脱いでしまったようで朝起きたときゆずくんに裸を見られてしまうことになるのだけど、少し恥ずかしいその話はまた、次の機会に話すとしよう。

 

 

 

【エイプリルフール記念ストーリー2024】

 

『こんな嘘が続きますように』

 

 

 

「爆豪、好きだよ。付き合おっか」

「‥‥? あ゛ぁ!?」

 

改まって、急に、なんの前触れもなく。彼はそう言った。その言葉にかっちゃんが反論するのと同時に教室中に悲鳴が轟いた。

 

「ユズ!? なに言ってんの!?」

「おい舞妓どうしたんだよ! 頭でも打ったのか!?」

「ゆずちゃん、爆豪はダメだよ、私にしよ?」

「テメェらよってたかってなんだゴラァ!!」

 

かっちゃんが掌を爆破させながらキレる。でも、正直そんなこと気にしてられるほど僕の精神状態も穏やかじゃない。

 

「ゆずくん? なんで、かっちゃんなの?」

「え‥‥なんでって‥‥」

 

ゆずくんの瞳が揺らいだのが見えた。なんだろう? 動揺? 恐怖? 青い瞳が感情を伴ってゆらめく。

 

そんなことは今はいい、まずそれよりもなんでかっちゃんなのかってことは深く追及しなきゃ。

 

「なんでもなにも‥‥爆豪は強くて、人のことをよく見てて、弱い自分を守るために人をいじめるゴミカスだよ? 好きなわけないじゃん」

「‥‥‥へ?」

「出久くんにしては珍しいね? 日付を忘れるなんて」

 

黒板に目を移すとそこには四月一日の文字が端っこに礼儀正しく書かれていた。‥四月一日?

 

「エイプリルフールか!」

「そそ、いや、普通に考えて僕がクソを下水で煮詰めたような爆豪のこと好きなわけないじゃん」

「テメェぶち殺すぞ女男がァ!」

 

かっちゃんが大声をあげながら掌をまた爆破させた。それをどうどうと切島くんが落ち着けるようにしているのが視界の端に見える。

 

「びっくりしたぁ‥‥」

「ゆずちゃんそういうのよくないと思うな!」

「いやぁ〜、僕としてはイベント事に乗らないってもあれだし、簡単に関われてすぐにわかる嘘にするつもりで‥‥」

 

むしろ一瞬でも信じた人いるのなんで? というようにゆずくんが首を傾げた。いや、僕としてはむしろなんでみんなが驚かないと思っているのかって感じなんだけど、相変わらずゆずくんは自身への評価がとことんに低い。

 

何人かが彼に恋慕の情を向けているのなんて考えるまでもなくわかることだし、他のクラスメイトたちもクラスの中心たる君が告白なんてしたらクラス中が騒つくのなんて考えればわかることだと思うんだけど。

 

「マジでビビった‥‥舞妓が男好きでも別におかしいって思ったりしないけど、爆豪だけはねぇだろ」

「本当にね〜、あれだけ喧嘩ばっかりしてたら流石に想像もできないよね」

「まぁ、爆豪だけはないわな」

 

みんなが口々にかっちゃんのことをコキ下ろす。それを聞いてかっちゃんがさらに激しく暴れるのを切島くんが止めている。彼も一年でかっちゃんの扱い大分手慣れたな‥‥

 

‥‥やられっぱなしなのも釈然としないし、僕からも一つばかり嘘を口にしよう。おそらく本当にすぐにバレる嘘を吐くのだ。

 

「ゆずくん」

「ん? 出久くんどーかした?」

「大っ嫌いだよ」

「! あはは! 僕も大嫌いだよ!」

 

僕の言葉を聞いてゆずくんがすぐに満面の笑みでそう返した。どうやら僕の嘘はすぐに伝わったようだ。

 

「なになに? 何面白そうなことしてるの?」

「僕がみんなのこと大嫌いって話!」

「えっ‥‥あぁ、エイプリルフールのやつか」

「何個も嘘つくなよ!」

「私もゆずちゃんのこと大嫌いだよ!」

「舞妓さんはひどい人ですからね‥‥」

「ウチも‥‥ユズのこと嫌い」

「‥‥? 舞妓嫌われてんのか?」

「いや、エイプリルフールだって!」

 

頭にハテナを浮かばせた轟くんの言葉に上鳴くんがツッコむ、そしてクラスがドッと沸いた。

 

あぁ、願わくば、こんな日常が続きますようにと、そう願わざるを得なかった。

 

 

 

【幕間】

 

『添い寝、あるいは君への赤い想いについて』

 

 

 

雄英高校の寮生活が始まった。

 

もちろん寮生活が始まった理由のことを考えれば両手をあげて喜べる事態じゃないことはわかっているのだけど、それでもクラスメイトたちと同じ場所に住むという非日常感はどうしても興奮してしまうものだった。良い風に言うとワクワクが止まらない、悪く言うと「ゲヘヘ……寮を別棟にしたり男女別にしないってことはそういうことでい〜んですよね……?」みたいな声が聞こえてくる。……いや、峰田限定だけど。

 

まぁ、といっても男子だけがそういうことを考えているわけでもない。

 

そりゃあ、ウチらだって高校生だし? それなりにそういうことに興味がないと言われれば嘘になるというか? 好きな人がいないとか言われると別というか、いやでも峰田みたいにそんなハレンチなことばっかり考えているわけではないというか…………

 

……誰に向かって言い訳してんだろ、ウチ。

 

というか、こういうことを考えているのはウチだけじゃないらしい。

 

「ラブの気配がする……!」

「今日も元気ね、三奈ちゃん」

「いつでもフルスロットルや……」

 

A組女子の司令塔。常に一歩前を進み、私たちの手を引いてくれる存在こと芦戸は、私たちを自室に招いてそう口にした。

 

「ラブの気配ですか?」

「そうだよヤオモモ! ラブ! つまりは恋! 男女が一つ屋根の下! こんなの恋愛関係に発展するしかないでしょ!」

「いや、そんなことないでしょ」

 

芦戸のセリフをズバッと斬って捨ててみるも、彼女は全く動じない。むしろウチが口を出したのをニヤリと待ってましたとばかりに受け止めた。

 

「い〜や! ラブの気配がするね! 特にこの中の数人! 耳郎! 葉隠! ヤオモモ! 麗日!」

「えっ」

「まぁ」

「え〜、えへへ」

「え!? 私!?」

 

上からウチ、ヤオモモ、葉隠、麗日の反応だった。芦戸がビシッ! と指を立てて一人ずつ指名するように名指しで人差し指を向けるのに呼応するように声を上げた。

 

「この四人は怪しいってのがアタシの見立てなんだけど?」

「いやいやいや! ウチとか全然ないから!」

「私も! ちゃうよ!?」

 

芦戸の言葉にすかさず否定の言葉を返したのはウチと麗日の二人だった。いや、自覚しているがいきなりみんなの前で公開処刑されるのは中々に気恥ずかしい。指差された残りの二人であるところのヤオモモと葉隠に目を向ける。

 

「……ラブ? 恋?」

 

あ、ヤオモモに関してはこれほとんど覚えがないやつだ。お嬢様だし実感が湧いていないんだろう。まぁ、ウチから見てもあれだけアタックしていればそりゃそうでしょって気もするんだけどライバルが遅れている分にはいいことである。

 

「えへへ〜、やっぱりバレちゃうか〜」

 

ウチ的にはこっちの方が問題だ。恋の暴走特急機関車。ブレーキが壊れてしまっていてアタックの掛け方が尋常じゃないし、どう見ても恋する乙女そのものである。

 

なんならアイツも彼女にはちょっと過激なボディタッチなども許容している様に見える。それがよっぽどまずい。何度ウチの耳がしなったことか。

 

「お! 葉隠は自覚あり!? いや〜、いいね! 相手はやっぱり!?」

「三奈ちゃんすっごいグイグイ来るね〜。……えへへ、たぶんそうだよ」

「キャ〜!!」

 

手を取り合ってキャッキャッと喜ぶ二人を見ながら肩を落とす。この手の集まりなのならばなんとかして阻止しなくてはいけなかったのに。

 

この場でウチがどんな言葉を口にするのも全部裏目にしか出かねない。言葉の全てが葉隠をアシストする結果になりかねない。

 

ここはやはりウチも名乗りをあげて、ヤオモモと葉隠に牽制を仕掛けておいた方がいいだろうか? 麗日はおそらく敵じゃないので巻き込むとしたら味方につけたい。芦戸や梅雨ちゃんはたぶんA組の特定の誰かにそういった感情は持っていないから除外、彼女たちも味方につけられるものなら味方につけたい。

 

「やっぱりゆくゆくはお付き合いとかしたい!?」

「え〜? 恥ずかしいよ〜!」

 

クネクネと体をくねらせる(シャツがそんな感じでうねってるから多分そんな感じ)葉隠を見て覚悟を決める。そしてウチはバッと手を上げた。

 

「……ウチも、……たぶ、ん、そう……」

 

勢いよく手を上げた割には尻すぼみな言葉になってしまった。彼を想う気持ちに自信がないというよりも恥ずかしいってだけなんだけども。

 

「やっぱりじゃん! え〜! やっぱりアイツ!?」

「………………うん」

 

とうとう尻すぼみを通り越して弱々しい声で肯定の言葉を口にするのに数秒を要してしまった。おそらく顔も真っ赤なのだろう。ロックとは程遠かった。

 

「どひゃ〜! やっぱり人気だよね! アイツ!」

「あいつってどなたですか?」

「え〜? ヤオモモまだわからないの〜?」

 

ニヤニヤした芦戸が首を傾げたヤオモモの顔を覗き込むようにして近づく。それがウチにとって悪手であることは理解していたので、話をすり替えるように速攻で話の軸から外れていた麗日へと体ごと話を投げかけた。

 

「それより! 麗日は誰なん!?」

「えっ!?」

 

急に裏切られた! とばかりに驚く麗日の表情に胸が痛くなる。悪い気もするが今は特大のライバルが生まれることを避ける方が先決だ。今度スイーツでも奢ることを心に決めて胸の中で手を合わせる。

 

「麗日はいつも一緒にいるし! 飯田か緑谷じゃないの?」

「ケロッ、どっちもいい子よね」

「緑谷さんは人のことをよく見ていますわよね」

「飯田も固いところはあるけど真面目だし!」

「ほんまにそんなんちゃうよ!」

 

名前まで出てきてしまうとみんなの意識もそっちに逸れて行ったようで、みんなして空に浮き始めた麗日に意識が向き始めた。それを確認してホッと胸を撫で下ろす。

 

……だけど、心のどこかで、葉隠の、照れるように体をくねらせる様が引っかかっていた。

 

 

  × × ×

 

 

「……お邪魔しま〜す」

 

今、女子会が解散し、一度自室に帰ったウチは男子寮の方に足を踏み込んでいた。

 

夜遅くにこんなところに来るのは普通に御法度なんだけど、葉隠の姿が目に焼き付いて離れず、なかなか眠れなかったウチは意を決して自身の部屋を抜け出して、一階まで降りてから男子寮の方にまで足を運んでいた。この時ほど、ウチのこの『イヤホン・ジャック』が心強かったことはない。

 

彼が眠っていることは個性を使って把握していた。ドアをゆっくりと開けてから中に入る。彼の部屋が2階で助かった。階段をこれ以上登るとなったら多分ウチは口から心臓を出すというびっくり人間に成り果てていただろう。

 

「ねぇ」

「ひゃいっ!」

 

ビクンッ! と体が動いた。恐る恐ると彼の方を見てみるとその瞳は閉じられている。どうやら寝言のようだった。イヤホンジャックから届く心音も、彼が眠っていることを伝えてくれる。

 

「……脅かさないでよね」

「ん〜……だからぁ、んぅ……」

「はは、どんな寝言?」

 

頬を突いてみる。すると彼が寝返りを打ってこちら側に顔を向けた。閉じられた状態でも睫毛は長く、色白い肌を月明かりが照らす。どう見ても、天性の美少女だ。

 

可愛らしい彼は、いつもウチらのことを助けてくれる。こんな天使みたいな寝顔をしているのに、

 

『来いよ、ヴィラン』

 

カッコよくて、

 

『ほら、笑った方が可愛いよ!』

 

キザで、

 

『歌えよ、そっちのがロックだろ?』

 

背中を押してくれるのだ。

 

「……あぁ、」

 

溢れてしまう。感情が、口から、瞳から、

 

「好きだなぁ」

 

きっとこの感情は赤くて、とめどない。赤い心が恋とはよく言ったものだと思う。嫉妬の炎も、彼のことを甘く、想えば想うほどに燃え盛る。

 

「ウチ、こんなに性格悪かったんだ」

 

苦笑する。それを恐らく無意識のうちにたくさんの人に植え付けている彼は、ウチら、1年A組のヒーロー。

 

「ねぇ、ユズ。好きだよ、多分。どうしようもないくらいに」

 

ウチの言葉に反応するみたいに彼の瞳が開いた。トロンとした顔でウチのことを見つめると寝惚けた声で口を開く。

 

「えっ」

「んぁ? ……また来たの? もぉ〜君はさぁ……」

 

モゾモゾと体を動かして彼はウチの手を取る。そしてベッドへと引き摺り込んだ。

 

「えっ、えぇ!?」

「ほら、寝るよ。明日も早いんだから……怒られちゃうぜ?」

 

口を押さえる。目の前の彼が再び目を閉じるのが見えた。彼の顔が近くて息をする。軽くて甘い香りが鼻腔をくすぐった。

 

あぁ、きっと、これは試練なんだろうと思う。腕は彼に拘束されていて動けない。このままだとウチはさっきよりも激しく暴れる心臓の音に飲み込まれて息を引き取ることになってしまう。

 

「すぅ……すぅ……」

「…………」

 

恋をしている。目の前の、彼に。

 

ウチの心はこうも高鳴るのだ。

 

「……もぉ〜、襲っちゃうぞ?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

きっと、彼はそうなったらそうなったでしょうがなさそうな顔をして受け入れてくれるんだろうけど、それを実行するだけの勇気はなかった。ただ、今はこの寝顔をウチだけが……

 

……結局、ウチの腕が解放されたのはそれから数時間後のことだった。コソコソと部屋から出て、眠りに就こうとするものの、彼の匂いと、近距離の彼の顔が目を瞑るたびに思い出されて、なかなか寝付けなかったのは内緒である。

 

「ありゃ? 響香ちゃん寝不足? 天哉にドヤされるぜ?」

「……まぁね。うん、あれは休みの日だけにするわ」

 

元気そうな彼の顔を見てホッと胸を撫で下ろす。どうやら昨日の記憶はないらしい。

 

「あ、そうそう! 夢に響香ちゃん出てきてさ!」

「……え」

「いや〜、ベッドで一緒に寝る夢だったんだけどあれって平安時代とかだったら君が僕に告白したことになるのかな? どうなると思……あっぶな!!」

「ユズ! 本当にそういうの良くないから!」

「え、なんかごめんね? ちょ、あっ、危ないから! 出久くん! 助けて!」

 

彼がいると退屈しないな、と自分の熱い頬を誤魔化すようにして、ウチは逃げた彼を追いかけるようにして走り出した。

 





やぁ、忙しさと熱発を言い訳に書かなかった波間だよ。明確な犯罪行為だよ。
皆さんの評価をありがたいと思い続けて幾星霜……気がつけばこの作品も半年ほどの年月が経ちました。未だに見てくださり、感想をくださり、評価してくださる方がいてとても嬉しいです。皆さんの顔は見えないですが、名前は、言葉は覚えてます。いつもありがとう。

さて、今回のお話はX(旧Twitter)に載せたことのあるお話であったり、Discordに投げたことのある話だったり今回オリジナルのお話であったりしたわけですがいかがだったでしょうか? サボるなって? ごめんなさい……

まぁ、こんな感じでTwitterやDiscordにも遊びに来てくれたら嬉しいです! 僕と、それからいつも絵を描いてくれている挿絵担当、んこにゃさんのTwitterIDを載せておきますのでまた是非是非遊びに来て下さいね!

https://x.com/Nkonyasabu

https://x.com/Namima_kodo

それでは、また近いうちに! これからも頑張ります!!

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