異世界道中膝栗毛   作:タイガーアイアン

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俺、使命を聞く

 

「最初に、あの劇はご覧にいただけましたかな?」

 

「はい、って言ってもあんまよくわからなかったですけど凄かったです。」

 

「ほっほっほ、それは良かった。では最初から話すとしましょうか。」

 

あっこれもっとちゃんと聞いておいたほうが良かった奴だ。

「大丈夫ですよ御使い様、村の老人以外はみんな雰囲気で聴いてるんで」

ええぇ、それで良いの?ってかウルシちゃんまで心読んでくる感じぃ?

 

「始まりは千年とも万年とも昔、神話の時代、神と魔の王の決着の際に放たれた呪い、まぁ難しいこと言っても分からないと思いますので、わかりやすく言ったら魔王のクソボケの最後っ屁を封印して回ってくださいっていう事です、どうでしょう、わかりやすくなりましたかな?」

 

「oh,大分ざっくりしましたね、いやでも!俺って本当に御使い?なんですか!?なんか空から落っこっただけなんですけど!」

 

「歴代も同じ感じで落っこってきたので合ってると思います、前の人もそうでしたし。」

 

「仮にも世界の命運を託す人間にする仕打ちじゃねえ!」

 

「落ち着いてください御使い様、御使い様に選ばれる人にはいくつか条件があるんです、空から落ちてくるってのもその一つですね。」

 

「いくつかって何だよウルシちゃんー」

 

「まず記憶喪失で、男性で、黒髪黒目、後はすごいイケメンとかですね。」

 

「えっ、イケメンって...なんだか恥ずかsじゃないわ!記憶喪失!?えっ俺記憶ないの!?」

 

「では御使い様、お名前は?」

 

「俺は!...俺は?...やっべえ分からん、て言うか親の顔も友人の名前も思い出せねえ!?」

 

「友人は最初から居なかった可能性もありますぞ?」

 

「ひでえこと言いやがるこのジジイ!」

 

「ダメですよクソジジイ、酔った拍子に好き勝手いうのは辞めてください、御使い様がボッチだった訳無いじゃないですか、モテモテリア充フィーバーですよ。」

 

「いや、そこまで言われるとちょっとハードルが...」

 

てかマジで記憶がないぞ、具体的には人間関係全般って言ったところか、俺の経歴や遊んできたゲームや面白かった漫画、2次関数の解き方は分かる、だが三次関数が分からないだと!?結構記憶に穴があるな...

 

「三次関数は元々解けなかったんじゃないでしょうか?」

 

「oh.」

 

「ちなみに全員イケメンってのは嘘ですぞ、歴代御使い様の見栄ですな」

 

「ジジイ!」

 

いやいや、そうじゃないな、大事なのは封印ってところだ、俺にそんな特技は無いんだが

 

「安心してください、御使い様は存在自体が鍵ですので何かする必要はありません。」

 

「そ、そうなのか?後ナチュラルに心読むのにはもう慣れたわ。」

 

「そうですぞ、心配しなくても過去の御使い様はハーレムを築いてましたから。」

 

「テレパシーもボケとんのか!今全然そんな事気にして無かったわ!」

 

嫌でもハーレムか、憧れるものがあるなぁ。おっとウルシちゃんからの冷ややかな視線!

 

「はい!ですので、私と御使い様で明日からこの世界を回って封印の旅に出ます。様々な困難がありますでしょうが安心してください、こう見えても私はエルフの中では二番目に強いのです。」

 

マジか!見た感じウルシちゃん結構若そうなのに実力者なんだな!ていうか1番強いのってもしかして

 

「私ですな。」

 

「長老かよ!まぁ納得だけど!」

 

「ちなみにウルシエッタは今年で40ですぞ。」

 

「「ッッッ」」

 

「い、いや、あのですね御使い様、エルフの40って人間に換算したら10代の若者ですからね!?」

 

いや、あえてだ、「それが良い。」

 

「キメ顔しないで下さい!」

 

「ほっほっほ、大分話し込んでしまいましたな、これからの事は全てウルシエッタに聞くとよろしいでしょう。明日は旅立ちです、ゆっくりとお休みくださいませ。」

 

「ちょ、クソジジイ!言う必要無かったですよね!」

 

「ウルシさんって読んだ方が良いっすか?」

 

「御使い様もやめて下さい!」

 

 

 

明日、ようやく冒険が始まる!

 

 

 




ロリコンの皆さま申し訳ございません、自分ルザミーネお母様やとあるの小萌先生みたいな年齢と見た目が一致しない女性が大好物なのでメインヒロインのウルシちゃんの年は40代にさせていただきました。
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