夏油傑?いえ、夏油スグリです   作:ロールクライ

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本編第二章
再び呪いは廻る


 

 

私はなにをしていたのだろうか。

私は何のために戦っていたのだろうか?

大義のため?違う。それは建前だ。快楽のため?違う。私にそんな趣味はない。

・・・本当になんのためだ?

憎しみ。怒り。憎悪。そういった感情は今はない。

夏油傑になるためにこんなことをしたのだろうか?違う。

あらゆる可能性がつぶされていく。

生きる意味は私にあるのだろうか。

先生もヒナも他の生徒たちも私を救おうとしてくれた。

キヴォトスを恐怖で染め上げようとした悪魔を。大罪人を。

救う?この私を?

・・・こんなことを考えても無駄だろう。

私はもうすでに・・・

みんなはどうなった?

そもそもなぜ私はこんな考えができる?

まさか夢の中なのか?

じゃあ、なぜ?気絶したとでも?いいや違う。気絶するようなダメージはなかった。

・・・思い出せ。思い出せ。思い出せ!

 

・・・そうか。私は撃たれたのか。

誰かはわからないけど。

それよりもここはどこだ?

 

私はそっと体を起こす。

 

「ここは・・・どこだ?うっ!」

頭が・・・痛い。

そう考えていたときだった。

後ろから声がした。

「誰だ・・・?」

「うーん。誰と言われても?そうだなー。君を撃った人だよ。」

私はそれをきくと同時に呪力を体に込める。

「・・・どうやら呪力は十分回復したらしいね。」

「何が目的だ。」

「君の体をもらうことだよ。」

声の主が部屋の奥から出てくる。

その人物は前世で見た縫い目がついている少女だった。

「・・・ははっ。転生者は私一人じゃなかったわけかい?でもまさか、それに転生しているとはね?」

私はあえて聞こえやすいように声を高くする。

「転生?輪廻転生のことかな?少なくとも私は前世どうこうはないよ。」

「・・・違うのか。」

残念のような。うれしいような変な気分だ。

「私を撃って気絶させたのならなぜすでに体を奪ってない?」

「・・・?君が対策していたからじゃないの?」

「え?」

対策なんてしていない。そもそも私以外で呪術を扱えるものを見たことがなかったから。

ミゲル?彼女も呪術は使えないよ。あくまで呪力が使えて体が丈夫なだけだ。

「君が体に強力な呪詛を刻んでいたから乗っ取れなかった。そもそも私は君を殺したはずだけど、よみがえってるじゃん?」

「・・・そっか。一度死んだのか。私は。」

「そうだね。」

「だが、そうか。乗っ取れなかった。それはまだ、私にやることがあると。そういうことだ。」

私はそういうと呪霊を取り出す。

だいぶ数は減ったとはいえ、まだ数は500体前後保持している。

まだ十分戦える。

「・・・戦いはやめておいた方がいいと思うけど。」

ドガアアアアン

 

機械がドンドン部屋に入ってくるその中には戦車や大型のロボットなどもあった。

1級の呪霊は残り2体。

特級の呪霊に関してはすでにいない。

おそらくは勝てないだろう。

「・・・まともに戦えばね?」

私は詠唱を始める。

「双眸。不知火。暁闇の時。魔炎。」

「・・・何をしている?」

やつは私が何をしているかはわかっていないようだ。どうやらあの見た目に対して呪いについてあまり知らないっぽい。

「この術式は私がうずまきを放ったとき。唯一抽出した術式。この術式は呪霊の出力が低く。そこまで強力ではなかった。だけど、それを圧倒的な出力で放てばどうなると思う?そらに言えば、これを縛りで威力を底上げする。」

「縛り?・・・まさか!させない!」

やつが指示を出すとともに大量の機械が襲ってくる。

「もう遅い。」

 

ドッガアアアアアン

 

 

 

 

ガラガラ

私が瓦礫をかき分け外にでる。

「・・・服もさすがになくなったか。」

現在の私は裸だ。さすがに前世がどうとか関係なく恥ずかしい。

服は・・・さすがにないか。

体も痛い。それもそうだろう。一部骨も見えている。全身を呪力で守ったとはいえ、さすがに完全に詠唱した自爆はきびしいな。

と思いつつ、私はどこかへと歩き出した。

 

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

後書き的なやつ

 

はい。どうしても続きを書きたくなって再始動しました!投稿頻度は落ちると思いますけどよろしくお願いします。

ちなみに詠唱は適当です。深読みはいりません。

 

 

 

 

 

おまけどんなのがいい?

  • スグリによる呪霊集めの旅
  • スグリがミレニアムにいっていたら?
  • スグリがアビドスにいっていたら?
  • 闇落ちしないゲヘナの話
  • 最後の戦いで説得できていた世界
  • なんでもいいからハッピーエンドかけ!
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