「なんで?」
なぜ、ここにメカ丸がいるのだろうか。
なぜ、呪力とヘイローをもっているのか。
私にはわからなかった。
ただ一つだけわかることがあった。それは、この呪術廻戦に出てきた巨大ロボにそっくりなこの機械は原作と同等・・・いや、それよりも強いということだ。
「・・・悪いね。小鳥遊ホシノ。私は逃げさせてもらう。ここは分が悪いしね。」
「いいけど・・・おじさんは逃げないよ。」
「なぜ?」
勝てない存在に挑むほどこの小鳥遊ホシノというものは馬鹿だったのだろうか。否。これは覚悟だ。
この何もない砂漠にくるということは彼女なりに理由があったのだろう。
そもそもこの場所は一応アビドスのものだ。
彼女が守るもの。彼女の活動原理がここにあるのかもしれない。
「なぜっていわれても・・・。おじさんがそれが正しいと思ったからかな。」
何かを守る、ただそれだけのために。
私にできることはない。
確かに、一緒に戦えば勝算はある。そもそも私一人でも勝算はあるだろう。
だが、呪力の制御すらままならない彼女が勝てるとは思えない。
償いの覚悟。彼女はそれをもっている。
それは私にはなかったもので、私も欲しかったものかもしれない。
「別に逃げたいなら逃げてもいいよ。ただ、おじさんは信じてるからね。何より、この土地を守るために必要だから。」
たとえ、ここで夏油スグリが逃げたとしても。
「・・・わかった。君がそこまでいうなら。今回だけだ。君の覚悟がしりたい。ただそれだけのために、今回は君を助ける。」
そうこれは私なりの善意でエゴだ。
小鳥遊ホシノもそれはわかっているはずだ。
だが、この言葉聞いた小鳥遊ホシノは笑っていた。
笑っている理由はわからない。だが、それは少し勇気がでるものだった。
目のまえの機械が動く。
腕を前に向けると同時にエネルギーを溜める。
私は小鳥遊ホシノを追い出すように遠くに投げる。
私も呪霊を使い、空に飛ぶ。
ドオオオオン
「予想以上の火力だ。」
ビームが撃たれたその場所には大きな谷ができていた。
私は空から機械の頭の部分に拳をたたきつける。
すぐさま片腕が私を捉えようとさまってくるが、小鳥遊ホシノが片腕をはじく。
「・・・その武器君がもっていたのか。」
「返してほしい?」
「いや、今は君がもっていたほうがいい。」
小鳥遊ホシノの手には二節になった游雲があった。
私は彼女に空飛べる呪霊を出す。
「そこまで移動速度は速くないから、危なくなったら捨ててもいいよ。」
「君が飼っているのに?」
「飼ってるわけじゃないさ。」
機械は荒ぶる。
そして、エネルギーを今度は空中に溜める。
そうして放たれるビーム。
私は呪霊をいくつか出し、空中に足場を作る。
その足場を乗り移りながらビームを避けていく。
一方小鳥遊ホシノはいくつかのビームを受けたり私が渡した呪霊に乗って飛行しながら避ける。
「いちいち、守らなくてもまだ似たような呪霊はいるのに。」
それなのにも関わらず、彼女は呪霊を守りながら避ける。
小鳥遊ホシノは游雲をもち、相手の足を狙い、片足を攻撃する。
巨大なロボットは片膝をつくが両手にエネルギーを溜めて地面に放つ。
ドッガアアアン
「自分で視界をつぶすのは悪手だね。まあ、君のような機械に視界があるかは知らないけどね。」
私は蹴りと拳を交互にあてる。
巨大ロボは少しだけ後ろにのけぞるも、態勢を直しそのまま頭突きをしてくる。
私は空中に無防備な状態でいたため、直撃した。
「いたた、だが思ったほどじゃない。」
格闘とはいえ、この威力なら聖園ミカの方が脅威だ。
私はすぐに立ち上がり、ロボットに近づく。
後ろからは小鳥遊ホシノが近づく。
巨大なロボはエネルギーを溜めだす。
「よけろ!小鳥遊ホシノ!」
この言葉をいったときにはもう遅かった。
ドッガアアアアアン
「まさかそのまま、自爆してくるとは。」
「ごめんね。君がくれたやつ。死んじゃった。」
「そのくらいなら大丈夫だ。」
私は小鳥遊ホシノよりもロボに距離が近かったのもあって深いダメージを受けていた。
「そっちはまだいける?結構、深手っぽいけど。」
私は小鳥遊ホシノの言葉を聞いて反転術式を回しながらいった。
「無論だ。」
私は特級の呪霊を出す。
これは先ほど捕まえた呪霊であり、砂の呪いだ。正確には砂嵐の呪霊だが。
その呪霊はロボットを取り囲むように砂嵐を形成する。
このロボットを観察した結果こいつは視界に頼っている。
サーモグラフィのようなものやレーダーのようなものはもっていないと私は見ている。
「小鳥遊ホシノ。あれの足をやれるか?」
「もちろん。」
小鳥遊ホシノはロボットに近づく。
だが、ロボットが近づいてくる小鳥遊ホシノに気づくことはなかった。
片膝を游雲で攻撃。
そうすればこのロボットは膝をつく。
もう一つも同じように。
ロボットの両膝が地面についたその目の前には呪力を溜めた夏油スグリがいた。
頭に一撃。
黒い閃光が走る。
黒閃
私も小鳥遊ホシノもこと切れたように地面に倒れる。
「ありがとね・・・夏油スグリ。」
「・・・うるさいぞ。今回だけだと言ったはずだ。」
その言葉を言った私も小鳥遊ホシノも笑っていた。
こんな砂漠になぜこのロボットがいたという謎を残して。
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後書き的なやつ
小鳥遊ホシノの口調というかなんというか。むずい。
そしてなんか高評価を増やすにはどうすればいいかな?
まあ、だいたい一部の丸投げエンドがいけない気がするんだけど。